合併問題にまつわる日記

3月24日(木)

 今年始めてのシュンランの花を見つけた。この花、食用になるそうだが。このところ天気はぐずつきぎみ。

 昨日、藤野町議会で、相模原市との1市1町法定協議会設置案が7:6の賛成多数で可決された。以下は議会を傍聴に行った「藤野町を愛する会」の代表の話。

『同時に、慎重審議を求める付帯決議が議員提案され、合併推進派議員より、「これでは法定協設置案が骨抜きになる」と取り下げを求める声も上がるなか、この付帯決議もまた7:6で可決されました。付帯決議によって、7月の町長選挙までは事実上、法定協の動きが縛られてしまった形になったのです。今後の焦点は町長選挙に移っていくでしょう。

予算は相模原市2000万、藤野町2000万の計4000万円です。
その内訳は、会議費  …14,420,000
      広報広聴費…20,520,000
      事務局費 … 4,889,000
      予備費  …   171,000    

藤野独自に2000万使うわけではなくて、プールして使うみたいですね。

当日、説明に立った担当課長が「藤野の都合でくるのだから」財政規模のちがう相模原市と同額負担になった、と発言したので、議会はしばしどよめきました。担当課長は交渉当事者なので、つい本音がでたのでしょう。  』

 今回、合併推進派の団体は、バス1台を貸し切って議会に傍聴に行ったとか。いつもは合併反対派の議員が発言する時は傍聴席からヤジを飛ばす人達だが、今回は合併反対派の傍聴者も多数いたので静かだったそうだ。

 この団体、最近になって活動の仕方が妙に過激になっているらしい。議員の家に、合併に反対しないように言いに夜に押し掛けたり電話攻勢をかけたり。それも一度や二度ではないそうだ。
 こんな迫力に圧されて合併賛成派にまわる議員もいるというから大変だ。あの団体の意見を藤野の住民の意見の代表と思われては困る。
 その事を証明して、合併に対して迷っている議員に
『藤野の住民は、決して性急な合併を望んでないよ。』
という民意を伝えて、元気になってもらおうという目的で行われた例の署名なのだが。

 この『合併を見直す会』の行った署名。会の立ち上げに手間どって全町を署名してまわる事が出来ず、不本意な結果に終わったらしい。特に町の南半分に関しては、ほとんど手薄だったとか。この署名が、実際に4000人分集まったら、今回の法定協議会設置案は通らなかっただろう。
 合併に対する町の雰囲気も、昨年とはだいぶ変わってきてるし、きっちりと予定を立てて確実に署名を集めていたら、それくらいは集まっていたと思うんだけどな。

 (今からでもいいから、署名しても良いと考えている方は署名をお願いします。22日までの期限は切れても、結果的に多くの署名が集まれば、それは力強い民意になり、今後の議会へも影響を与えますから。)

 面白い話を聞いた。この署名活動に神経を尖らせた合併推進派のあの団体(「あの」と言っても藤野に合併賛成派の団体は一つしか無いが)が、この『合併を見直す会』を誹謗するビラをまいたらしい。

 そうしたら、『合併を見直す会』がカンカンに怒って、
『ばらまいたビラを、各戸にまわって全部回収して来ないと許さない。』
と詰め寄ったそうだ。
 あの団体、今までやりたいほうだいだったからな。今回が始めてじゃないかな。本気で人を怒らせた経験は。

 『合併を見直す会』の行った署名は、この時は時間が足らずに不本意な結果に終わりましたが、この会はその後もこつこつと各家をまわって署名を集め続け、住民ひとり一人と話し合う地道な活動を続けました。

4月23日(土)

 山を行けばツツジの花が盛り。ツクバネカズラ(右上)の花も咲き始めた。ムラサキケマン(右下)の花も。

 本日、ふじみ野交流センターにて、シーゲル堂店主のコンサートがあります。

 この土日は気持ちのいい天気になりそう。たぶん行楽の人達も沢山やってくるだろう。もうじき連休だし。

 藤野町の町議の一人が辞職願いを出したそうな。今度の町長選に出るつもりだとか。この人、先月の相模原市との1市1町法定協議会設置案に賛成票を投じた人なので、私は支持する気になれないな。
「合併なんかするよりも単独で行った方が、この町の良さは活かせるのに。」
そう言っていろんなアイデアをポンポン出す人が私の周りには沢山いるけど、何で町政の現場にはそういう人がいないんだろう。

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