合併問題にまつわる日記

11月3日(水)

 リンドウのつぼみが出て来た。これからぼちぼち咲き始めるだろう。正体不明のキノコは、相変わらずあちこちにポコポコと出現する。
 ここ数日は穏やかな晴天が続くとか。

 相模原市で、相模原市と津久井郡との合併に慎重論を唱える団体が活動を始めている。労働組合が中心となって、「津久井との合併を考える相模原市民懇談会」という会を立ち上げた。
 この団体が配っているチラシの内容をページにしました。
こちら>>

 しかし、吸収合併される側ではなく、する側から住民投票を求める運動が持ち上がるなんて、前代未聞じゃないか。

 度々ここで書いて来たが、私自身は相模原と津久井郡の合併には反対の立場だ。その最大の理由は、『自治体には、超えてはいけない大きさがある』ということ。
 藤野町の場合、合併問題に関してゴタゴタした時、住民投票を求める署名を集めて住民投票実現にこぎつけたし、また合併に反対する団体は、藤野町の全戸に自分達の主張を書いたチラシを配ったりした。
 こういう事は、人口1万人で3000戸の藤野町だからこそ出来た事だ。実際、リコール等の民意の直接的な反映は、人口が3万人を超えると、成功率がぐっと低くなるというデータがある。

 藤野町の場合、ビラを配るのでも藤野駅一ケ所で目的は果たせる。しかし、人口60万の相模原市ではどうだろう。駅だって14ある。これほどの巨大な自治体では、何か住民運動を起こすにしても、それ相応の組織で無いと太刀打ちできない。
 住民の素朴な民意を反映させるには、自治体は大きすぎてはいけない。下手に大きくすると行政の自浄作用が無くなってしまう。

11月25日(木)

 例年に比べて、あまり冴えない紅葉だけど、それでも山全体が綺麗に色付いてきた。軒先きに干し柿をつるす家も出てきたが、こう暖かい気候では良い干し柿ができるのだろうか。
 ユリの種が風に揺すられる度に、ひらひらとこぼれ落ちていく写真(右下)・・・と言いたい所だけど、風がないので手で揺すって種をこぼしているヤラセ写真です(笑)。今年は本当に風が吹かないな。

 牧馬は隣町の津久井町と接しているので、津久井から選挙カーの声が時々聞こえてくる。津久井町では町長選が始まり、相模原との合併を主張する現職と、合併に慎重な立場をとる候補の二名が戦っている。
 さて、どんな結果になるだろう。

次へ