「夏だば、海さ山さ行って、うめもの(美味しいもの)いっぺ食べでなぁ。」
ということで、みちのく-ぐ〜たらの旅へ出発です。

▼日本海-象潟海岸編

「象潟や雨に西施がねぶの花」。芭蕉が訪れた最北の地で有名な象潟。
遠浅の広い砂浜と、海岸の近くに聳え立つ出羽富士こと、鳥海山の景色は気分爽快。
埼玉育ちのわたし、もちろん、は・じ・め・ての海。
海といえば、砂浜を走る愛犬と飼い主・・・お決まりのシーンへ。となるはずだったが・・・
「くらら〜、いきなりウンチかよ〜。」
「んだごと言ってもはぁ〜、でるものでるべなぁ。波こさ、こへし、うしろさ〜むいで、するはぁ。」
(フランス訛りの東北弁?になるくららであった。)

「夏浜や、兵どもがウンの跡」
解説:磯臭さに対抗しようと、ウンするわんこの健気さを詠った駄作。

▼平泉中尊寺‐新東北見聞録
「五月雨の降りのこしてや光堂」。奥州藤原家の栄華を伝える金色堂で有名な中尊寺。
クラコポーロの「新東北見聞録」によると、黄金の国ジパングには、
雪洞お尻を有する黄金犬がいることが伝えられているそうなのだ。

金色堂に現れたある親子の会話。
「めんけ子:ねぇねぇ、さっきのあの犬、尻尾なかったよ。」
「母:んだらことねべ〜。尻尾がねぇのは犬でねぇ。」
「めんけ子:嘘じゃないよ。本当に尻尾がない金色の犬だったよ。
「母:んだが〜。そりゃぁ、金色堂の狛犬でも見たんだべ〜。」
新東北見聞録より

わんこ連れ、食うに食えない、わんこ蕎麦」
解説:岩手訪問の一つの目的だったわんこ蕎麦。
犬連れが故、店を目の前にしても食えないクレヨン家の無念さを表した駄作。

▼くららの一人言

「どごさ行ってもめんけ(可愛い)、めんけ〜って言われて、ちょっと、しょし(=恥ずかしい)がったけど、
東北は自然がいっぺあって、空気も食べ物もうめし、いがっだよ〜。
んでもなぁ。犬だば、泊まれるどごろなくて困ったべ〜。」

今回お世話になった宿。
「裏磐梯-ペルメル」
手作りビールがGoodな、気を使わんで良いペンション。
「わんこがチッチしても怒らないでね。」と貼り紙がしてあったので、
オーナーのご好意に甘えて、部屋でお漏らしたわたし。なのに、
「さっき散歩に連れて行ってチーさせたのに〜。このバカ犬!」
と怒られたのは何故?
「裏磐梯-フットルース」
天然温泉露天風呂がGoodな、お洒落なプチホテル。
オーナーに「川平家の人間ですか?」と聞けなかったのは、
今も心残り・・・


くららの田舎」

「ここが私の故郷よ。道路と、河川敷は年々、立派になるのに街は寂れるばかり・・・。
でも空は普通に蒼い。それがなんだかとても新鮮・・・
春日部、今日も光化学スモッグ注意報発令だって・・・。」
あれ?やっと、標準語に戻ったみたい。まずなぁ。(=じゃぁ)