2003年8月、「近所の縄張りパトロールだけでは,なんだか欲求不満になりそうなプジョー猫。
というわけで、4日間1,200Km、みちのく散歩に出かけた206SWであった。


▼「西吾妻スカイバレー」
断崖絶壁、標高1,500mの西吾妻スカイバレーに挑むプジョー猫。
山坂道もなんのその、スイスイと疾走するはずだったが、さすがに4人と一匹+テンコ盛荷物では、ちょっとキツイようである。
「今日は、プジョー亀ね!」
それでもなんとか松井君並みの走りをKeepしてたのだが、そこに現れたイチロー君ことSUBARUインプレッサWRX(250馬力)
「ブオ〜ン・・・」。簡単にぶっちぎられたプジョー猫ちゃん・・・。

「何だか、高学年対抗リレーで抜かれちゃった気分。206RCだったら・・・」と悔しがる高所恐怖症ドライバーくら子であった。

▼「日本海Route7」
プライベート高速こと、「これじゃぁ税金の無駄遣い山形自動車道」を抜け、
日本海沿いを気分爽快に走るプジョー猫。「ドライブはこうでなくっちゃ」と・・・

「初期インプレッションでは、手綱を緩めても日本車のようにポンポンとはシフトアップしてくれず、
逆に減速した時、細かくシフトダウンしてエンブレを効かせるATに違和感があったのだが、
田舎道では、これが妙にしっくりくるのだ。つまり政・官・財の不埒な悪行で、
加減速の連続を余儀なくされる都会の道路事情の方に問題があるわけである。」
ガラにもなく道路問題に想いを馳せていると・・・
爽快ドライブの行く手を阻む「そんなに積んだら重くて走れないだろう妊婦トラック」参上。

当然、「加速装置ON、ワープモード作動」したはずの206SWであったが・・・
そこは加速装置の踏み込み量が大きいとギヤを維持しようとするラテンAT。
なかなかシフトアップしないことに不安を覚え、アクセルを戻すことを忘れた右肉球
おかげさまで目出度く、未知の赤さんZONE初体験へ。(6千回転)

「気をつけよう!夏場の肉球、急に離れない。」

▼プジョー名物・薬丸印「猫鳴き」

WRCのDNAが目覚め、ますます調子を良くなってきた206SW。
しかし、もう一つの悪しきDNAも同時に目覚めたのであった。
「キィキィ、キイイイイイイィ〜」ブジョー名物・薬丸印「ブレーキ猫鳴き」がついに発症。

ソフトタッチのブレーキを踏むと、不協和音を轟かせて止まるのである。
その音量ハンパでない・・・喩えると、発情期を迎えた猫かしら?まったくラテン車と付き合うのは、テンションが高くて大変だわ・・
と言いながら、何故か喜んでいるように見えるくら子であった。

▼増殖するプジョー猫
ラテン車不毛の地、ここ春日部にも明らかに変化の兆しが・・・。そう、プジョーが明らかに増殖しているのだ。

「わたしが宣伝してるから・・・」と語るくら子。
プジョーのオーナーはきっと皆、思っているのだろう・・・じゃぁ。