12月31日(月):
 昨夜遅くまでだらだらiMacと遊んでいたため午前中、爆睡。
 午後、読書などを嗜んでいると辻田が来宅。中華のおせちを余計に作った分、持ってきてくれる。これで朝から一杯やるのがここ数年の正月の楽しみ。
 当然、将棋の指し納め。辻田お得意の四間飛車に、僕の急戦。右四間飛車で対抗しようと思ったが、何故か他の戦法を選んでいた。そして、狙っていた筋を先に消され、どうも指しにくい。仕掛けは成功したが優勢を確認すると今度は押え込みに入ってしまう。押え合いなら辻田の方が強い。途中、軽い捌きの手や敵玉に迫るちょっとびっくりするような手を指すも、敢無く敗れた。今年一年を象徴するような将棋。
 来年はもっと本来の、攻め重視、スピード重視の激戦で勝ち負けにこだわらず伸び伸び指そう。好きな手を指して負けるのなら納得が行く。
 皆様、今年もお世話になりました。来年、更にパワーアップしてもう一暴れ二暴れ致します。今後とも長らくよろしく御願い申し上げます。
 では、良いお年をお迎え下さい。

12月30日(日):
 今日は一日ダラダラ。午前中に起きて古いメールの整理。
 午後から散歩。最近、友人から教えてもらった本を見掛けたので思いきり飛びつく。書斎に寄ってこちらも仕事納め。
 年の瀬はせわしないのだかゆっくりできるのだかよくわからない。

12月29日(土):
 こんな夢を見た。彼女(無論、架空です)がそっと僕の胸の中に入って来ようとする。当然、僕は受け入れるべく両腕を広げているが、ふと顔を見ると前の彼女。「違う、もう終ったんだから、新しいスタートを切るんだから」と叫びながら逃げた。現実にはそんなことする相手ではなく、もっとさっぱりした人物であることだけ、注記しておく。
 午前中、文句なしに爆睡。
 午後、大掃除の真似事と年賀状の印刷。今頃やっとるんかい。
 メールをチェックしたら250件溜っていた。メルマガばかり。あぁ情けなや。

12月28日(金):
 9:00に麿から電話で起こされる。二日酔い。頭痛薬を飲んで二度寝。平田君は仕事で、もういなかった。考えるまでもなく僕は迷惑な野郎だ。11:30に起き上がり、身支度と床の片づけやあちこちのスイッチOFFを確認してからキカ先生に電話。12:30梅田で待ち合わせ。平田君の下宿の戸締まりを確認して出発。途中で駅までの道に迷うも何とか10分遅れで合流。
 トンカツを食いながらビール。昼から飲むなんてここしばらくなかった。麿とキカ先生とでカラオケ。アニソン大会。皆、詳しいなぁ。そのあとボーリングを4ゲーム。流石にしんどい。
 そして晩飯を兼ねて飲み。夜行バスが満員で取れなかったのでのぞみの最終で帰ることに麿と決めた。キカ先生も麿も僕も、今年は散々な年になったが、今日の遊びで統べて悪いことを洗い流せた気分。次に結婚するのは誰か、という話になりキカ先生が「麿やろ」。僕も「麿が一番好き者だから」と言うとキカ先生も「それは否めない」。
 大阪駅でキカ先生と別れ、新大阪で土産物を買い、無事終電に乗り込めた。麿も僕もくたくたになって帰宅。楽しかったぞ!

12月27日(木):
 朝、不愉快な電話あり。
 のぞみで新大阪へ。30分は大きい。昼休み直前にオフィスに入り、寄ってきた後輩連中と昼飯。
 チームミーティングを済ませ、月末処理をしたら何もすることがない。この秋に同じチームに異動してきた同期の女の子相手に昔話や共通の友人知人の話をして時間を潰す。
 麿から電話。今日は神戸をうろうろしているらしい。明日、キカ先生と会うという話を聞いて合流することにする。キカ先生に連絡を入れて僕は明日の昼から参加が決定。
 夕方、若手を引き連れ(付き合ってもらい?)忘年会が始まるまでボーリング。忘年会が始まるのは20:15。ボーリング場に行ったら、予約が入っていて19:30までしな遊べないと言われる。仕方なくたった1ゲームで、残りの時間を忘年会の会場の前で寒さを我慢し待つ。
 忘年会が始まるともう無法地帯。僕の座った席に新婚が二人いて、話題はもう彼らをからかうものばかり。5/7とか月3とかいう話が出る。同期の女の子が酒を注ぎに来たので結婚したら新婚当初はどちらが理想か訊いてみたら、エロ親爺扱いされた。まあ当り前だが。それでも、新婚早々なら月3じゃ寂しいから5/7の方を支持、などと答えていくのだからたいしたものだ。
 二次会も付合う。2:00散会。平田君の下宿に泊めてもらう。有難い、有難い。

12月26日(水):
 現場の仕事納め。寒い。休み前要員の気力の低下に加えて差し迫った作業もなく、勘で次の作業の準備。のついでに作品の下書きをしてみたりする。
 馬鹿なもので今朝は目覚ましではなく、自分の遠吠えで目が覚めてしまった。僕はときどき自分の寝言で目を覚ますが、さすがに遠吠えで目を覚ましたのは生まれて初めてだ。俺は本当に人間か?
 午後、麿から電話。昨夜の夜行バスで移動し、本日京都入りしたそうだ。僕は明日から大阪入り。麿は28日の夜行バスで帰京する予定らしいから、僕も付き合って29日の朝に帰京することになるのか。
 しかし。この程度のショートショートだったら1時間もあれば書き上げていたのに全然書けない。どうしてしまったのだろう。やはり夏のブランクが大きかったか。もうこれ以上何も書けなくなるのではと不安。
 荷造りをして寝る前にメールをチェックしてたら嬉しいメッセージが。出張はあまり無理せんとちゃんと帰って来よう。

12月25日(火):
 今朝は自社に出社してから現場に行くのでいつもより寝坊ができた筈なのにいつもの時間に目覚ましが鳴る。悔しいから朝食後にまた寝る。三十分ほどだが、快心の二度寝。
 自社により明後日の出張のチケットを総務の女の子から受取る。クリスマスはどうだった、と訊くと連休の頭に大掃除をして、そのせいで身体が冷えたのか風邪をひいて寝こんでいた、ということだ。可哀想に。前の所属の営業担当マネージャーと立ち話。僕が現在、携わっている分野の景気を訊かれる。結局、何のためにシステムを導入するか、目的と出したい結果を明確に語れない限り、どんな、或いはどういう方法でシステム化しても成功はしないことを話す。僕の知っている導入成功例をいくつか教えると、やはり戦略を持ったシステム化というのはかなり少ないことに同意してくれた。
 今の所属の営業さんにも御挨拶。次期四半期の僕の単価はどうなるか訊いてみた。僕がマネージメントをしているグループ全体で各々の働きと単価を割り振ると、結果的に僕の単価は180/月になるらしい。だから値上げ交渉はしにくい、とのこと。でもな。やはり単体でそれくらい欲しいもんだな。
 途中、出張用の軍資金とお年玉とその他生活雑費をおろしてから現場へ。平田君からメールが届いていて、忘年会の後、泊ってもいいよとの連絡。これはありがたい。もし28日にたく麿と遊ぶことになったら一晩分の宿代が浮く。仕事は、年内まったく身動きが取れない状態。ただいるだけ。何とか当たりをつけて先回りの調査をしておく。
 定時で退社。書斎で文体研究をして帰宅。
 妹からクリスマス(?)カードが届いていた。嬉しい、嬉しい。しかし……我が妹ながらそそっかしいことをしたものだ。定型外郵便扱いになっていた。
 夜、風呂に入っていたらショーとショートのアイディアを思いつく。「あぁ、どうしよう。できちゃったできちゃったできちゃった」などとつぶやきながら風呂上りの下着姿で部屋の中を徘徊する姿は、まさに不気味だっただろう。ストーリーのあらましをメモして、取り敢えずはコーヒーを飲み寝る。

12月24日(月):
 朝、9:30に目覚める。しかし寒いので布団から出ないでいる。
 昼食後、将棋世界の初段〜三段問題を解く。多分、これで正解だろうと思ったので次に四・五段問題を見たら……歯が立たない。どうしよう。書斎に出掛けようとしたが、偏頭痛が始まったので今日はお休み。これってちゃんと合図があるから面白い。ちょっと暗いところを見ると目の前で花火がぱちぱち弾けできれいなんだな。その後に頭痛が始まる。
 まあ最近、仕事とネット関連の諸々で体を休める時間をないがしろにしていたから、今日はまたぶらぶらしてても良しとする。
 夜、古書を検索してフランソワ−ズ・ドルト『子どもが登場するとき』を注文。紀伊国屋のWEBで欲しいと思った本を買い物籠に入れていたら8冊で5桁のオーダーになってしまった。日ごろ、しんどい思いをしている僕へ、僕からのクリスマス・プレゼント。
 そして夜中、メールの受信トレイに、クリスマス・プレゼントが入っていた。

12月23日(日):
 今朝も10:00に目が覚める。昨夜はメールO.K.をもらったせいか睡眠が充分なせいかなかなか眠れなかった。今日のこの様子だと後者なのだろう。
 午前中、溜めておいたメールマガジンをまとめ読み。経営とか販売とか流通とか組織運営の勉強。全体の1/3は本当に勉強になる。
 昼食後、散歩。ドラッグストアで風邪予防のためビタミン剤と、書斎用のドリンク剤を、CDショップでEGO-WRAPPIN'とZONEを仕入れる。どういう組合せなのか良くわからないが僕のアンテナに引っ掛かるのはこういうことになっている。
 書斎に寄り模写による文体研究。ほんの少しずつだけど、応用方法がわかりかけてきたような気がする。やはり毎日の勉強、研究が大切なんだな。
 帰宅後、今頃になって年賀状のデザインを開始。と言っても去年のフォームからイラストを変えるだけ。霧小舎家では年賀状を軽く見る伝統がある。どうも僕にも受け継がれつつあるのでこれは避けなければと思いながらも毎年、伝統の力に押し流される。
 夕食の途中で今日が日曜日なのを思い出しサイトの日記を更新せねば、と気付く。日頃、何にも考えていないことがこれでおわかりになろう。

12月22日(土):
 じっと日付を見ると、もう明後日がクリスマスで、10日後には正月なんだな、これが。珍しく午前中に目が覚めてノートに落書きをする。
 昼食後、散歩。コンタクトケア用品とビタミン剤を買いにドラッグ・ストアへ。マンデリンを買いにコーヒー専門店へ。商店街中、サンタだらけ。あれだけいれば世界中の子どもたちにプレゼントを渡せるだろう。
 そのまま書斎へ。効果や発展性の研究のためとある作品の模写。実験精神に富んだ傑作だとは思うが、少し雑なところも見えた。自家薬篭におさめるにはまだまだ時間が掛かりそうだが『ベンジャミン』を語る文体としてはやはり効果あり、と見なければならない。無論、僕の文体に発展させる必要は忘れていない。書斎で飲むコーヒーは今、100円ショップで買った豆を使っているが、不味い。贅沢は覚えるのが早い。
 帰宅してメールをチェックすると、びっくり。まじめな出会い系サイトでメール交換を申し込んだうちの二人からO.K.が来た。十何人に申し込みをしてことごとく振られている。結局、返事がこないのでこちらもある程度の条件を満たしている相手に片っ端から絨毯爆撃作戦に出ざるを得ない。下手をすると天秤に掛けているとか、二股とか言われるが出会い系サイトで男性が他にメール交換をしているのを知り怒っている女性の方がいらしたら、こういう事情を汲み取っていただきたい。そして、お二方からO.K.を頂戴したが、一人の方はお断りすることにした。第一に僕の出した2つの条件をクリアできていないこと。第二に同じ業界の方であること、異業種の方がベターなので。第三に、既に2つの条件をクリアした方からO.K.を頂戴していること。こちらからお断りするにはO.K.に対して御返事を出さないこと以外にできない。こちらからおつきあいをお願いして何の連絡もできないのは心苦しいのでここに事情とお詫びを申し上げる。同業の方だからひょっとしたら検索エンジンで僕の名前を拾い、この日記を見ていただけるかも知れないと思い、書いた。
 夜、妹から電話。今年こそ年賀状を書くから、と住所を訊きにきた。最近はこういう風に前向きで、来年こそはお姉さんが出来るように頑張るぞ、と告げると応援する、と励ましてくれた。ただ問題は、僕の申し込んだ相手がことごとく妹より年下、ということなのだが。

12月21日(金):
 相変わらず微熱は続いているが、二日目ともなると慣れて苦痛を感じなくなる。それよりも事務処理等があるため、今日はやや意地になって出社。取り急ぎの仕事がない分、だんだんだるさが募ってくる。
 昼休み、女の子から「髪、切りました?」と訊かれる。もう一週間になるが、実に珍しいことなので素直に「うん」と答えておく。この娘、何故か僕とすれ違うとき、3回に1度は不思議な笑みを浮かべちらっと僕の顔を見たかと思うとすぐに目を逸らす。いわくありげだが、気のせいだろう。これを称して「色ボケ」という。
 良いチャンスなので仕事の振りをして作品の下書き。定時で退社。
 帰宅して出会い系サイトを覗いたりノートに訳のわからないメモを残したり。風呂上がりにコーヒーを立てていたら僕宛に郵便が来ているとははから手渡される。志藤夫妻からクリスマスカード。つらいときってあんまり涙はでないけれど、こういう嬉しいのってちょっと、涙腺が弱るんだよね。優しくされるのって、物凄く苦手なんですわ、これが。瞼が腫れぼったくなって折角の美男子が崩れた。

12月20日(木):
 朝飯を食っている途中で気分が悪くなり、顔を洗おうと思ったら身体中が痛い。熱を計ったら37度5分。仕事、お休み。
 かかりつけの医者に行き、点滴をうってもらう。
 ひたすら睡眠。気が付いたら夜の7時。余程、身体が睡眠を欲しがっていたみたいだ。
 夕食を済ませ、まじめな出会い系サイトで希望条件を検索して出てきた女性の中で比較的気に入った7人にメール交換の申し込みを出し、コーヒーを飲んで寝る。

12月19日(水):
 朝からだるくて眠い。でも仕事。
 現場の女のこの一部でペプシのボトル・キャップを集めるのが流行っているらしい。そのうちの一人など、中身は弟に飲ませボトル・キャップだけ自分が取るそうだ。"Peanuts"に登場するかわいいキャラクターなら良いが『猿の惑星』シリーズや深海魚シリーズなど要らない、ということを言う人間がいて笑えた。実は深海魚シリーズなら集めたいと僕は思うのだが。スヌーピーと聞いて"Peanuts"の作者が亡くなったのは今年か去年か、人知れず考え込む僕は少し他の人と思考回路が違うのだろうか。
 夕方、一度帰社して来週の忘年会に向けての出張申請。会社の忘年会の日だったが、東京で酒を酌み交わしたい連中もめっきり減った。それに予定があるので用を済ませてさっさと退散。
 麿の家へ。食事中だったらしく、おかずとビールをご馳走になる。その後、麿のご希望でカラオケへ。最初はアニソンをにぎやかに唄っていたが、次第にお互いの傷に荒塩をなすりつけるような歌へ。本人はそのつもりがなくても、麿の『明日に架ける橋』は強烈にクリーン・ヒットした。今日は僕の負け。最後に、二人が卒業した母校の校歌を声高らかに唄い、参会。帰りに深夜まで営業している古本屋に立ち寄り、麿は欲求不満解消の書籍を、僕は気の赴くままに本を仕入れる。帰宅後、悪寒。風呂で暖まったら、余計に酷くなる。

12月18日(火):
 今日も仕事。作業指示を間違った解釈で受取り、思いきり精密な作業をしてしまった。もっと大雑把なもので良いと気が付いたらもう夕方。あぁ、つまらないことで残業。
 帰りに先日、徹夜で飲んだ方と駅まで一緒。途中「見栄を張らず、おねえちゃんからもらうのを待ってないで自分でマフラー買おうかな」と口走ったら大爆笑された。
 帰宅すると大覚寺さんから「星祭り」に願をかけないか、とのお誘いが届いていた。まあ一種のお布施なのだろう。星祭りが登場する小説を書いたことはあるが、まさか大覚寺さんでやっているとは、何度も写経に通った癖に知らなかった。変なところで信心深い母の勧めもあり、願いを託してみることにする。でも何を願えば良いのか、願いたいことが沢山あり過ぎて困ってしまう。

12月17日(月):
 週初めはどうも気分が乗らない。
 先週末に見つけた不具合の対策を打ってもらったが、要件的に根本解決かどうか大きく不安。
 気が進まないので作業完了報告を少し遅らせたりして、余った時間を作品の構想に回してみたりする。またこうして少しずつ、時間を作れる。
 来週末に大阪で今年最後のチームミーティングと忘年会があるので参加の意向を表明。マネージャーからすぐに出張の手続きを取るよう指示が出る。今週中に一度、帰宅途中で帰社しなければならない。面倒くさい。まあ来週の月曜日に出張費やビジネスチケットなどを取りに行けるのでその分、ちょっと楽ができる。
 帰宅してメールを見ると、金曜日の夜の悪酔いして幻聴を聞いたことにしてほしい、と思ったことが現実だとわかる。水曜日の夜に緊急出動。といっても僕にできることはただ、黙って話に耳を傾けることだけだが。

12月16日(日):
 胃の調子が良くないなどとゴロゴロしていたら一冊、本を読み終えてしまった。勿体ないような、有意義な時間を得られたような。
 夕方、散髪。予約しておいた時間に行ったら満員で一時間くらい待つと言われたので、本屋とCDショップ巡り。小松未歩の新譜とストロベリー・フラワーの例のCMソングを入手。気分転換に少しだけ髪型を変えてみた。今まで短く刈っていたのを、少し伸ばしてみる。
 小松未歩の新譜、カバーが気に入った。大好きなコスモスをあしらい、正面写真ながら俯いて微笑んでいる本人の写真も見せるような見せないような微妙なところ(例によってソフト・フォーカスがかかっている)も良い。ただ、楽曲の方はここ一年くらい、方向性に迷いが出ているような、やや無理筋が続いているような気がする。
 どうもここしばらく、休日を有効に使えていない気がする。早く忘年会シーズンよ、終ってくれ。

12月15日(土):
 猛烈な二日酔い。大して飲んでいないように思ったのだ不味い酒は悪酔いを呼び込むものらしい。折角、バーで口直しをしたのに効かなかったみたいだ。
 食欲もなく銀行に生活費をおろしに行く出た以外、一日中、病人のように寝ている。二日酔いも旧姓アルコール中毒だからまぁ病人なのだろう。
 夜、むーくんから週報。どうやら仕事で大変なことになるらしい。二世誕生を目の前にしてタイミングが悪すぎる。サラリーマンは女房子どもを人質にされる商売らしい。

12月14日(金):
 仕事、いろいろ。新環境のテストで色々とトラブルが発生。どれもこれもケアレスミスとドキュメント体系のちょっとフィットしない部分から生まれたもの。2週に1度、上司に提出する作業報告を書いていたら後ろからリーダーに覗かれていた。悪口書かんといて良かった。
 夕方から、今の現場を紹介してくれたお客様の忘年会。仕事とは言えしんどいものだ。飲み放題、ということでやはり酒がどうもいけない。
 今日は一次会で退散。途中、行きつけのバーで一休み。野球チームをマスターが野球チームを持っていて、メンバーが不足しているらしい。入団を打診してみると、どうやらO.K.の様子。来シーズンからまた野球が楽しめるかも知れない。
 電車を降りて家路を歩いていると真夜中なのに電話。卓麿から。常識人の彼が今頃電話してくるなんて余程取り乱しているのだろう。やはりあまり良い話ではなかった。実家に戻り、荷物も全部引き払ってきたそうだ。どうした訳か話している途中で目の前がグラグラ回りだし、強烈な吐気に襲われる。話が途切れ途切れになったのも慟哭のせいと、吐気を我慢するのと。
 忘年会の酒と同じく、不味い思いをした。

12月13日(木):
 通勤途中の乗換駅で、ヤンキー座りでタバコをふかしているおばさんを見かけた。面白い光景だったのでメモしておこう。
 電車を下りると、現場の女の子と顔を合わせる。なかなか朝から好調。後からもう一人の女の子が来て、声を掛けられる。僕からかなり離れた位置から連れの女の子に声を掛けた様子が不自然だったので問いただしてみると、「○○さん、背の高い男の人と並んで歩いているから声掛けづらくて。よく見たら霧小舎さんだった、なぁ〜んだ」とことん安全牌らしい。
 眠かったりだるかったり不調な割に仕事は好調。一定のペースが刻めるようになってきた。
 少々残業をして帰宅。そろそろそういう話があったら見合いでもしてみるかな、などとちょっとしみじみ思ってしまった。

12月12日(水):
 朝、かつての所属のマネージャー、通称「おじさん」からいきなり声を掛けられる。同じ電車に乗っていたらしいが、僕は新聞を読むのに夢中になっていた。「お前が新聞を読んでいたスペースの分だけ俺が苦しい思いをした」などと悪態を尽かれるも、これがいつものペースで笑える。
 昼休み、どうしてもタイトルが思い出せないアニメ番組があって気になっていたのをWEBで検索。あっという間に『ピュア島の仲間たち』だったことが判明。咽喉に刺さった小骨が取れた感じ。
 仕事は自分ではかなりチョンボが多く、しかも思ったほどのペースで進んでいないように思えながら、実は思ったより進んでいた。これなら今週一杯が目標の作業、余裕を残して終えられそう。
 本日は通院のため定時退社。医院は風邪の患者で一杯。何か風邪をうつされそう。
 帰宅してメールの整理をして気になるサイトを見て回って懸賞に応募してためしに出会い系サイトに書き込みなどをしてみて(結構、緊張するものだ)風呂に入ってコーヒーを淹れて飲んで、寝る。

12月11日(火):
 猛烈な寒さで体が動かない。
 朝の通勤電車で新聞を読んでいたら、突然「バチン」という音がして新聞がはじけた。どうやら前に立っていた男性の頭に当ってうるさかったらしく、この男性が指で新聞を叩いたらしい。一瞬、カッとしたがよくよく考えて見るとこれはこれでなかなかのアイディアだ。逆に感心した。ただその後、じりじりと僕から離れて行ったのはいただけない。僕が新聞を読むより迷惑だろう。
 プロジェクトメンバーに不幸事があって、あちこち連絡。今日と明後日が作業の山になりそうで大変。普段は業帯に連絡が入るのだが、業帯が塞がっていたか電波の状態が悪かったかで私物の携帯に連絡が入る。着メロは「おしえて」(『アルプスの少女ハイジ』のテーマ)。リーダーから常識を考えろと注意を受ける。なぜ「おしえて」が常識から外れるのかやや疑問に思うのだが。
 午後、珍しい光景に出遭った。コンビニの前(屋外)でシャツ一枚でアイスチョコモナカを夢中になって食べていたおっさん。感動した。よほどアイスが好きか、我慢大会が好きなのだろう。
 残業。しんどい。

12月10日(月):
 まだ金曜の夜、というか土曜の朝まで飲んでいた疲れが抜けない。あまり年齢を感じたくないが、もう無茶はほどほどにするべきと心底思う。
 仕事、ぼちぼち。もうすぐ3ヶ月が経過しようとしているのにまだ現場に慣れていない。そろそろ思いきりエンジンをふかしてみたいのだが。夜中にばかりエンジンをふかしても仕方がない。
 どうもまた最近、気分が塞いでいるのだがこれは一時的と見た。どちらかというと動きたいのに動けなくてイライラしている情況。その証拠に、書斎に入ってある作品を模写しながら今、考えていることの検証をしているとどんどん深いところまで入り、思わぬところからヒントや警告、改良点が手に入る。
 しかし食欲がないのはしんどい。一人前に食事は摂れているが、どうも口が悪い(暴言癖、という意味ではない、これは治らない)。お蔭で折角の楽しみのコーヒーも、ちょっとトーンダウン。

12月9日(日):
 三日酔い。だから徹夜で飲むのはもう止めよう。現場の人間関係がどうのこうのと気にして自分の時間と体力を浪費するのが勿体なく思えて仕方がない。何より、飯が美味く感じないのがつらい。
 午後、図書館に本を返しに行く。その足で書斎へ。気になっていた作品を再読し、ノートに模写を始める。色々と分解、分析して一度、自分なりに消化してみる価値が大いにあるように思える。

12月8日(土):
 猛烈な二日酔い。大して飲んでいないように思ったのだがほぼ10時間も飲みっ放しだと累計で結構な量になっているのかもしれない。
 昼飯もそこそこに午後も寝る。疲れた。
 夜になってようやく身体が動き出す。二日分のメールをチェックし、コーヒーを飲みながら読書して寝る。まったく無駄な時間を費やした。

12月7日(金):
 午前中、昨日からの続きで資料の修正。午後から新しい作業に入る。他のメンバーは既に終っているらしい。スケジュールでは今日から、ということになっているのだが。何か僕が大きく作業を遅らせているような錯覚に陥る。
 夕方から現場の忘年会。一次回でチーム対抗のクイズ大会があり、国語系の問題で妙な強みを発揮する。普段は現場に来ない偉いさんにこれで印象付けられたようだ。最後のじゃんけんで負けて僕のチームは準優勝。商品が出て、バッグをもらう。
 二次会に強制参加。三次会、逃げられず。四次会、諦める。朝までカラオケボックスに付合わされ、始発で帰宅。

12月6日(木):
 朝から晩まで調査資料の作成。昨日、解決した問題をどうまとめたものか、午前中丸々思案しあぐねる。
 午後、ようやく姿が見えてきて取り敢えず形にする。夕方、リーダーに事前チェックをしてもらうと、かなり大掛かりな修正が必要なことがわかった。残業。明日からまた別の作業が始まるのであまり大きく時間を割く訳にもいかない。
 何とかして作品に割く時間も作らなければ。

12月5日(水):
 無論、今日も仕事。二つの作業をパラで走らせている。明日までの作業を午後2番くらいで仕上げ、明後日にレビューする調査にかかる。これが思いも寄らないところから問題が解決。ただしこれをまとめるのに多少、時間が必要。本当のところ、どこからどう手を付けようか攻めあぐんでいた。御褒美に定時で帰宅。
 途中、書斎でコーヒーブレイク。『ベンジャミン』の文体でいくつか解決すべき問題点がある。コーヒーをすすり、昔懐かしい本を読みながらこれらをあーだこーだどーだそーじゃないと考えていたら、一つひょ っとしたらと思える策の糸口を見つける。
 段々、歯車が噛み合ってきた。再び良い方向に向かいつつある。
12月4日(火):
 仕事。ガホガホゲホゲホブハーックション、ビーッ、ビーッ(鼻をかんでいる)。愛しの仕事が山のように積んである。一つ一つ片付ける。
 残業して帰宅。メールの処理その他。
 書くことがないので今朝、見た夢を書く。どの道大したことはない。
 その1。政が仕事人から足抜けしたいと言い出す。アクリルの筒の内側にびっしりとスポンジが詰っており、これをくぐれたら足抜けが許される。何故か僕が大汗をかきながらくぐり抜けている。
 その2。登校途中、歩道橋の階段で会社の後輩I(大阪勤務)が僕のランドセルの上に、彼のランドセルを乗せてくる。思いから嫌だなぁ、と思う。

12月3日(月):
  風邪が抜けず有休。昨夜、解熱剤を飲んで汗が出てきたタイミングを見計らいゆっくり風呂で大汗を流したら、あっという間に6度台まで下がった。気分爽快。しかしまだ全快には程遠い状態でもあり、また仕事の面でも仕切り直しの良い機会と捕らえた。
 午前中、かかりつけの医者へ。治りが遅いため点滴を受けてきた。
 午後、フル睡眠。
 膝くらいまでのコンクリートの壁が同心円上に幾重にも幾重にも張り巡らされている。壁の間は一つ置きに水が張ってある。同心円の中心には直線的なサグラダ・ファミリアを思わせる塔が立っている。遥か彼方に見える塔はもっと大きいらしい。
 もう二度と会うこともないだろうと思っていた友人が、実は仕事で使う大事な機械を我が家に預けていたことがわかった。いずれ取りに来るのだろう。まだ僕に付合う気があるのだろうか。ならそれも良し。
 という二本立ての夢を見た。

12月2日(日):
 本日も熱が下がらず。
 夕方、やや気分を持ち直しネットのフル活用について思いを巡らす。ノーリスクでできることは全部手を出してみようと思う。さてそれがどの程度、期待に応えてくれるか、損得抜きに僕が実験台になって実感してみたい。今まで色んなことに手を出してきたがまた更に手を広げようとしている。どんな失敗も喉元過ぎれば、僕は学習できない体質のようだ。

12月1日(土):
 身体中が痛い。多分そうだろうと思って体温計を挟むと38度。これはいけない。
 一日中、蒲団に籠って本を読んだり居眠りしたり。

11月30日(金):
 昨夜、薬を飲んで早く寝たのが良かったのか今朝は調子が良い。
 と思って出社した途端にだるくなった。ふぅ。午前中に予定されていたレビューは延期か中止か欠席裁判か。またいい加減な仕事、と言われないように祈るばかり。
 昼食をとって自社オフィスへ。残業代が出ない代りに月末処理はえらく簡単になった。さっと済ませて東京チームミーティング。あるプロジェクトに関して、ちょっとリーダーを差し置いて余計な嘴を挟んでしまった。ありゃ、もう少しリーダーのフォローをしてやんないとな。まぁ問題の発生しそうなプロジェクトへの対処策を見せるのも一つのリーダー養成か。
 夕方、急にしんどくなってミーティング終了後、とっとと退社。これで初めて裁量労働制の恩恵を受けたことになる。しかし、早い時間に退社した喜びで本屋の梯子。どうしても欲しかった本が見付かり、買ってしまう。自宅もより駅の一つ手前で降りてそこでも本屋漁り。帰路、あまりに疲れて自宅よりも近くにある書斎に寄る。コーヒーを一杯。その間、懐かしい本を読む。この作品を手に入れた当時、訳もわからず凄い作品だ、と思っていた。あれから十五年。本当の凄さが最初の20頁でわかってきた。あれは作者が語った通り若い人ではなく中年以降のサラリーマンに読んで欲しい作品だ。
 帰宅して、メールの整理、創作ノートの下書、その他。明日から二日間休めるので今晩は多少の無理ができる。

11月29日(木):
 最近、夢の面白いところで目覚ましが鳴り、はたと記憶が消えてしまう。これが残念。
 大体、夜遅くまでメールマガジンなどに目を通しているから寝不足で疲れるのをわかっていながら止められない。特に産業系のメールって案外、面白いんだな。今までシステム開発に携わってきた業務が産業〜流通〜販売にかけてのものが多かったからなのかも知れないけど。
 仕事、しんどい。900mlのペットボトルコーヒーを午前中で空けてしまった。大抵、風邪薬には無水カフェインとかいう成分が入っているからコーヒーは風邪に効く、と頭から信じている。本当は今日までルール違反になるのだが、これ以上悪くするともっとしんどいと思い、何とかこれならノルマ達成だろうというところまでで仕事を切り上げ通院。
 熱が37度2分あった。ふーん。咽喉が乾く以外、あんまり症状がないんだけどな。主治医から、どこかで大きな休みを取れと言われるが、今となっては大きな休みを取ったところで何も面白いことはない。どうせ図書館通いか書斎に籠るだけだろう。いつもと同じ。
 今日の夕食は肉じゃが。最近、我が家ではシラタキの替りに吉野葛を入れるのが流行っている。母の思いつき一発で、父はシラタキファンだがどちらもほとんどノンカロリーで持病の糖尿病には悪くないため、文句を言わない。そして僕はシラタキがあまり好きではなく、文句なしに葛派だ。肉やジャガイモではなく葛を選って食べる僕の様を見て母が一言「人間のクズは葛が好き……」……。
 やはり自分で淹れたコーヒーの方が格段に美味い。マンデリンのくせに100gで400円の豆だし。

11月28日(水):
 昨夜、一晩中夢を見ていたような気がする。
 身体中がだるくて仕事へ。はかどらなくてイライラ。残業。
 少し早めの帰宅。しんどいぞ。帰宅途中の電車で、色んな作品の構想が断片になって目の前を舞い散る。お互いぶつかり合い砕け散る様など、キラキラと光ってとても美しかった。書きたい、けど今書いたら目先の仕事に差し障りが出る。うぅ。
 今日一日待っていた連絡が来ない。やはりな。
 明後日の午前中まで身体が持てば何とかなる。頑張れ。僕を応援する夜のコーヒーを飲んで早めに寝る。

11月27日(火):
 昨夜、どうも上半身を一度、起こしたらしく今朝、あまりの寒さに目が覚めた。綺麗に掛布団が二つ折りになって下半身に掛かっていた。
 そして風邪をひく。それでも仕事を頑張る。
 夕方、うちの会社のマネージャーとリーダーとでお客様のところへ。先日の「飛ばす」問題について協議。お客様のところでは僕の評判はまずまず、また前任者や他のメンバーからリーダーの言動にやや問題があることは知っていたから、僕には特に御咎めなし。むしろもっと積極的にプロジェクトに関与して、お客様のメンバーを引張って行くくらいのことをしてもらいたいと要望を受けた。多少の無茶は目を瞑るし、逆にクレームが来たら徹底抗戦してくれるそうだ。これで明日から、好き放題に仕事ができる。
 とここで帰って寝たかったのだが営業さんがお客様を酒の席に誘い、結局今日は僕のためにわざわざお時間を割いていただいたのだから僕が座を外す訳にもいかず、飲む羽目に。しんどい。
 帰宅途中、この件はもう終っていたんだなと一つ、気付く。
 帰宅してメールをチェックすると、就職斡旋業者からの転職先リストが届いていた。そこの一番最初に載っていた会社……義弟の勤先。よほど人に困っていると見える。

11月26日(月):
 誰かが酷い苛めにあっている。何人かで彼を囲んで殴る蹴るしている。それを僕は見ている。何故か胸がすっとする。僕は彼を知らない。とうとう苛められた彼は死んだ。そして皆に死体を引きずり回されている。彼のために良かったと思う。こんな夢を見た。こう書くと随分と気味の悪い夢に思えるが、見た本人は非常に安らかな気分なのが不思議。
 木曜の飲み会の時に営業さんからアドバイスを受けて、業務報告と称するSOSをマネージャーに送ったところ、もう明日の夕方にはこっちに来て、今の現場を紹介してくれたお客様と対策を協議することになった。もっともマネージャーはどっちにしても別件で東京に来ることになっていたのだが。
 で、今の現場を紹介してくれたお客様の統括責任者に営業さんがアポをとってくれた。この言い回し、いたく勉強になる。
「○○社様のリーダーの方が随分とユニークな采配を振るわれるそうで」
 僕が戸惑っているから相談の機会を、ということだそうだ。結局、一番の当事者の僕も業後に同席することになった。明日は何があっても定時で帰宅したかったのだが。まあ現場のリーダーの残業縛りがありどっちにしても定時退社は夢のまた夢。
 現場のリーダーとプロジェクト責任者を相手に、先日リーダーから不評だった資料の説明。プロジェクト責任者からよく調べてくれた、と誉められると突然、リーダーの僕に対する態度が変る。ちょっとだけ自慢すると、あのプロジェクトでこのくらい緻密に利点の他、問題点や限界までをくっきりと浮び上がらせるような資料を作れるのは僕意外にいないだろう。ITコンサルタントとして当り前の仕事をしたまでだ。
 このミーティングのせいでただでさえ苦しいスケジュールがまた押してきた。無論、残業。明日は残業ができないので更にスケジュールが苦しくなる。と苦しがっても何とかなるものだ。
 明日は仕事が無事でも大変な日。

11月25日(日):
 今日はわざと午前中、寝ている。
 大学女子駅伝をテレビ観戦しながら昼食。我が母校、戦力的には不利ながら健闘してくれた。あと1人、大砲がいてくれたら十年以上遠ざかっている優勝に手が届きそうなのだが。
 午後、とんでもないことに気付いた。売るつもりのなかった本まで古本屋に売ってしまっていた。もう一月近く前になるから遅いかと思ったが、売った先の古本屋へ急ぐ。しかし声もなければ姿も見えず。アウト。新刊でまた買い直そう。ちょっと痛い。肩を落して、それでも別の本を見付け買ってしまう。馬鹿か。
 書斎に寄り片付け。これでようやく執筆に入れる最低限のものが揃った。試しにちょっと『ベンジャミン』を書いてみる。あぁ、いかん。しばらく書いていないと酷いものしか書けない。また一から出直しだな。
 明日から一週間、色々と整理することが続く。実は僕が知らないだけでもう整理されていたりすることもあるかもしれないが。しかし少なくとも現場で癇癪を起こして、会社から整理されるようなことは何があっても避けなくては。
 と一昨日の忘年会の案内のメールを見ると、宛先にはっちーが入っていない。代わりに変なアドレスが入っている。しまった。メーラーが一度、こけたとき多分、リストのチェーンがおかしくなっていたのだろう。はっちー夫妻には申し訳ないことをしてしまった。

11月24日(土):
 気分良く目が覚めると既に昼飯時。
 昼食を済ませ少し休んでから書斎の家賃を払いに外出。そのままあっちこっちほっつき歩き、書斎でコーヒーを飲みながら一休みして帰宅。
 先日の「飛ばす」の件、万が一に備えて上司に報告書を出しておく。単なるこけおどしだろうが、実現したときに上司が何も知りませんでしたでは話にならないだろう。着任早々、人間関係のごたごたに大きく巻き込まれて迷惑な話だが、逆にここで前任者の汚点を挽回できたら、これは大きなプラスになる。経験上、ゼロからプラスへの評価より、マイナスをゼロまで持ち上げる方が評価が高い。そこからプラスへ転じるようなことができれば、大成功だろう。
 そして就職斡旋業者から来たアンケートメールに返事。案外、早い時期にお世話になるかも知れない。掛けられる保険はできるだけ多く掛けておく。あと1〜2回のメールのやりとりで専任のコンサルタントが付くらしい。まあできれば近い将来、この会社から裏切り者扱いされる方が有難いのだが。
 内部事情がややこしいので報告書作りにもそれなりの時間が掛かってしまった。本当はもっと勉強したいことが沢山あるのに。あぁ。

11月23日(金):
 午前中、二日酔い。
 昼食後、寝る。はっと目が覚めるともう出発の準備をしなければならない。慌てて家を出る。
 17:30の定刻に待合せ場所へ。今日はむーくん夫妻と妹夫婦を交えての忘年会。無論、話題の中心はむーくんの間もなく誕生する二世だ。どうやらお嬢ちゃんらしい。妹が既に勝手に名前を付けてしまう。恐らく、誕生してきちんとご両親が名前を付けても、このままで通してしまうのだろう。まあ生まれたときから芸名があればいつでもタレントデビューできるだろう。義弟がカメラを語り出し、むーくんもカメラ好きなので話が興に乗る。僕はチンプンカンプン。しかしよくぞここまで色んなことを知っていると思うと、話を聞いているだけで面白い。義弟はもうしばらくしたら仲間と共同で個展(?)を開く予定だそうで、一体どういう作品が見られるのか今から楽しみ。
 一度、店を出て本屋で一休み。二次会は喫茶店。ここでは妹夫婦の部屋のフィギュアが話題に。お客さんが「ここはオタクの家だ」と呆れ顔で帰った話など、義弟と妹を知る人間にとってはさもありなんといったところか。妹がチョコエッグに凝り、かなりの分量を食べたそうだ。それが現在のヘビー級に直結していると、義弟の判断。まあ、何とかまだチャンピオンベルトはぎりぎり締められそうだ。
 むーくんの奥方とはしばらく会えないのでむーくん夫妻を改札まで送りそれから帰宅。おかゆが美味そうに炊いてあって、一杯。風呂上がりにコーヒーを一杯。
 むーくん夫妻と妹夫婦の様子を見て、早く僕も女房の淹れてくれたコーヒーを啜りたいものだと心底、羨ましい気持で一杯になった。もっともこういう話を妹なんかにすると、きっと僕のことだから豆の量がどうの蒸らし加減がどうのとうるさいことを言って結局は自分で淹れる、というオチをつけられてしまう。

11月22日(木):
 昨夜の残業で眠いのを我慢しきちんと現場に出社。
 午後、ポルトガル対応のミーティング。眠気に対抗して、太股に軽くシャープペンの先を当て、ペンの尻に手を当てる。居眠りしたらペン先が腿に突き刺さり血が滲み出る仕掛けだ。これで寝ずに済んだ。
 残業。中途採用の新メンバーを歓迎する会社の飲み会が終る寸前に参加。僕が来られたので一時間、延長してくれた。ビールをジョッキ3杯とそこそこの料理を追加して食えた。助かった。そのかわり一本丸ごと取られたが。
 あまりにしんどいので皆と別れて、途中下車して行き付けのバーへ。一年振りでも覚えていてくれてた。しかも僕の好きな銘柄まで。そして開店7周年のイベントで籤を引かせてくれ、A賞が当りWild Turkey柄のZippoライターをもらった。美味しい酒で少し羽を休めて、タクシーで帰宅。店に入った時点で終電がなくなっていた。

11月21日(水):
 最悪。
 昨日から着手した作業を継続していた。突然現場のリーダーから声が掛かる。一週間前に提出した調査資料の不備を突然今頃になって指摘される。仕事の優先順位はこちらの方が高く、昨日から着手した作業に遅れが出る。こっちの指示を出している担当者に相談をしてしばらく経つとリーダーから再び声が。ミーティングルームに呼ばれて、資料の不備は僕のチョンボだ、昨日からの作業が遅れるのをどう責任取る、などなど詰問され、残業でカバーする、できればリスケをしてもらいたい、と僕の考えうる善後策を提案する。帰ってきた返事は……
「グループ作業なんだから他のメンバーが全員帰るまで帰宅するな、もし共同作業者の誰かより早く帰ったりしたら『前任者と同じように』『飛ばす』からね」
 あのね。確かに調査資料に穴があってそのせいで今の作業を遅らすことになったのは僕の責任。これは残業でも何でもして始末付けなきゃならんわな。ところが、次の作業に何が待っているかもはっきりしないでしかも1日(実際はスケジュール作成者が作業ボリュームを見誤っていて3日の延びになった)延して欲しいと頭を下げたんだよ。行程が1日遅れただけで飛ばされちゃ、割が合わない。
 どうせおどしだろうが。本当に飛ばされるなり捨てられることになったら、単なる労働力の計算だけでも近い将来、不足になるだろうし、何より前任者を飛ばしてすぐに僕も飛ばす、となるとリーダーの管理能力までもが上から疑われることになるだろうし。あまり妙な脅しが続くようなら飛ばされる前に飛んでやろう。
「飛ばす」と怒られたとき、心でニヤニヤして、こっそり机の下で人指指と薬指を曲げて「飛びます、飛びます」とやっていたのがばれていたら、本当に飛ばされていたろうな。ははは。

11月20日(火):
 いつ僕の癇癪玉が破裂するかと思うと恐くて、現場に赴く足取りが重い。前任者が抜けて気が楽になったと思ったら肝心の現場リーダーがこの調子だ。一難去ってまた一難とはまさにこのこと。果たして僕の言うことが問題提起として受けとめられるか、批判・非難・苦情と取られるか。機嫌の良いときは前者、機嫌の悪いときは何を言っても後者となれば、タイミングがちょっとずれただけで大事になる。
 と思いながら次の作業の準備に取り掛かる。この作業も帯に短し襷に長し、皆、何を目論んで作業を手掛けているのかまるでわからない。ひょっとして誰も段を踏むことを考えずにただ「やることをやれば良い」と思っているのではないか、と一抹の不安が過る。
 実は一昨日、某就職斡旋業が無料で行っているキャリアの無料査定に僕の業務経歴を出してみた。この業界で僕の年齢の平均年収は残業手当抜きで607万。僕は残業代込みで追い付いていない。希望年収の欄があったので最低500万〜750万とちょっと贅沢を言ってみたら、僕の業務経歴なら最高の方も非現実的な話ではないらしい。しかも、大抵は現在の職場より良い待遇を用意してくれている場合が多いようだ。心がぐらつく。以前にも書いたが、10月からは残業手当がつかなくなった。この分は業績によってはボーナスに大きく反映されると言うがそのボーナスも、来年の6月から。4月に昇進がなく6月のボーナスの伸びも希望の半分に満たなかったら真剣に転職を考えてみる良い機械かも知れない。
 とここまでの可能性を家族に話した。僕が一度言い出したら聞かない性格は両親も良く知っているし幸い、女房子どもといった転職リスクもまだないため、むしろ能力を高く買ってくれるところがあれば良い機会かも知れないと応援してくれる気配だった。
 いざとなればこういう道もあると思えば、辞表片手に(無論、心の中での話)一暴れ出来そうだ。僕の我慢は次の反撃の準備でしかない。
 最近、作品の方にもやる気が溢れてきた。

11月19日(月):
 朝、お客様のところに行き、そこで待機しているうちのメンバーの様子見と、営業さんや東京担当リーダーを交えてお客様の責任者の方とのミーティング、チームミーティングなどをこなす。僕の参加しているプロジェクト、特に現場のリーダーの発言などを報告すると、実はやばいプロジェクトにまわされたのではないかとの指摘を受ける。そんなもの、今さら。ははん。今は何を言われても忍の一字、と言うとメンバーの一人が苦笑しながら「ネコ被って、その下には大きな虎がおまっせ」。
 午後、現場へ。何故かリーダーからは一言も声を掛けられない。この人、好き嫌いが激しいらしく僕も人間性云々はともかく、仕事の内容だけは嫌われないように、チームの中出の居場所がなくなると毎日の通勤がつらくなるので気を付けているのだが。まあ、向うが攻撃に出てくれば、ここ数年は我慢、我慢を通してきたからそろそろまた将棋と一緒で攻めに向かおうか、などと悠長に構えている。
 特にこの一年、色々と考えた結果、他人のアドバイスを受け入れることの大切さを実感もしたがそれにふりまわされて自分のペースを失っていたことにも大きく気付かされた。僕はどちらかというとユングの語る内向的な、すなわち外的環境に合わせて自分を変えるのが苦手でむしろ自分のペースを刻み、齟齬を感じる外的環境を変えて行く方だし。また元の僕に戻っても良いという気がしてきた。
 妹から携帯メールが届く。今度の金曜日にむーくん夫妻と会う約束があるからこれを忘年会にしないかと。反対する訳がない。そう言えば妹とも3月以来、会っていない。共通の知人の消息を訊かれる。妹もしばらく連絡をとっていないらしい。僕もここ半年、連絡がとれていないことを告げると「あらま、あたしの営業みたい」。どういう営業をしているんだ?

11月18日(日):
 午前中、目が覚めることなし。
 午後、東京国際女子マラソンを観戦。女子マラソンでの僕の御贔屓は旭化成の後藤郁代選手。大崩れもせず、そのかわり確か優勝経験もない。こういう地味な実績を積んできた確実な選手がいつか大舞台で優勝する場面を見てみたい。こういう夢を見させてくれる。
 午後、書斎の整理や買物。ドラッグストアでビタミンCと整髪料とヒゲそりの替刃。百円ショップでコーヒードリッパーとドリップ・ペーパー、マグカップ、粉末だし用のタッパー。これは書斎でコーヒー豆を保存するため。コーヒー豆の専門店を見付けて、試しに家用と書斎用に二百グラム買ってみる。CDショップで買っちゃったよ。ENYAとMean Machine。ええ、ええ、そうですとも。
 帰りに書斎に寄って片づけものをしながら買ったコーヒーを試飲。うーん。立て方がまずかったのか、思った通りの味が出ない。くぅぅ。
 帰宅してメールをチェックする。弟子から昨夜アップしたノートについて批判的な意見をもらう。まあそうだろう。僕も興味が移って他のことを書きたかったのだから。誤解されているところも多いが、そのうちの7割以上は誤解されても仕方がない書き方をしている。もっとも彼も煮詰まっている状態らしいから、そういうときは視野が狭まって普段では考えられない見落とし、文脈で解釈する能力の低下が起ることもある。まあ弟子とはいっても僕が心配するほど弱い男ではないし、まったく放任で勝手に育ってくれるのだからこれに越したことはない。
 書斎で懐かしい手紙を発見。ノートで予告した手法への言及と、今までのテーマを考えるための橋渡しに一役買ってもらおう。

11月17日(土):
 珍しく午前中に目が覚める。わずかな時間だったが多少は雑事を片付けられた。やはり休日は丸一日使いたいものだ。蒲団の誘惑にはなかなか勝てないが。
 昼飯後、エアコンの掃除。一応エアコンなのだが、消費電力が大きすぎて我が家では暖房には使えない。すぐにブレーカーが上がってしまう。
 書斎第二弾に向かって机の引き出し代わりになりそうな収納箱や物置に使えそうな台を探しに、近所で最大の百円ショップへ行ってみる。そしたらそこは妙な服屋に変っていた。うーん。他に、書斎用にコーヒードリッパーと、安いコーヒー豆と、ドリップ・ペーパーなんかも買おうかと思っていたのだが。その近くの本屋に寄っても、あまりぱっとしたものが見付からず。残念。
 夕食後、創作ノートがまとまったのでアップ。今夜、一気に形となった。長期間どうしようもなかったもので、実に不思議。
 JUDY AND MARYや小松未歩やENYAなど女性ヴォーカルが好きなのは皆さんご承知のことと思うが、最近ではZONEが射程距離に入ってきた。アルバムが出たら買おう。

11月16日(金):
 朝、目が覚めて何となく現場に行きたくない。
 悪い予感は当るもので、ネットを見ていたら現場のリーダーから小言を言われた。Yahooで仕事関連の辞書を探していたのだから文句を言い返そうと思えばできないことはない。しかし普段から株価を覗いたりしているのでそう大きい口も叩けない。大人しく非を認める。でも良い歳してあんなものの言い方はないのではないか。それだけが口惜しい。
 午後、ブラジル人のコンサルを囲んでレクチャーを受ける。少しずつ英語に、耳が慣れてきた。ポルトガル語訛も少しだけ、慣れた。あと一月も頑張れば昔、バンクーバーで仕事をしていた頃の7割くらいまでは戻りそうな気がする。
 オフィスのレイアウト変更のため机の片づけなどをしてさっさと帰宅。途中、週頭から動かなくなった懐中時計を診てもらいに時計屋に寄る。どうやらただの電池切れだったようだ。生産量が少ないから大切に使えとアドバイスを貰う。良い機械を使っている、と前に電池を取りかえたときと同じことを言われて機嫌を良くする。
 帰宅後、月に煙草一箱分くらいの小遣いが貰えるバイトを始めようと準備を開始。労力の割には儲からないことがわかる。まあ何を始めるかはそのうちわかるだろう。

11月15日(木):
 凄い夢を見る。小泉総理のブレーンになって外交から官房まで一挙に諸問題を解決してしまうと言うとんでもない内容だった。日本国、というところでスケールは小さいが、現実ではほぼ間違いなくあり得ない話だから、実に良い経験をした。
 国内の諸問題を解決したせいか現場に出ても眠くて仕方がない。だらだらだらだらと資料に手を入れたりミーティングに参加したり居眠りしたり喫煙所で若者をからかってみたりして過す。
 帰宅して、メルマガを読み漁る。一時期、かなりセーブしていた。思うところがありITコンサル関係、販売や組織管理、心理学、ネット・ビジネス、出版者の新刊案内、相場系のレポート、妙なものに至る、とにかく目に付くもの全部に購読を申し込んでいる。2/3はクズだが、残り1/3はなかなか有益だったりする。無料だからといって侮れない。
 と喜んでいたら、母が突然、家の名義を変える、などと言い出す。父が1/3、僕が2/3の権利なのだが、5分5分にしたいのだそうだ。理由は、僕が結婚して、子どもが生まれて、今のままの安月給だと生活が苦しくなり、嫁がこの家の名義の2/3は僕のものだからと両親を追い出す、なんてことにもなりかねないからなのだそうだ。一応、ローンの名義は僕になっていて、僕は毎月それに相当する分の金を家に入れているが、食費や諸雑費をさっ引くと、実質は両親がローンを払っていることになるそうだ。実際に頭金を多く出したのは両親の方だし、僕がこの家の持ち主だと主張するのが非常に耳障りなのだそうだ。僕は、ここが自分の住居、という意味以外で自分の家という言い方はしないように心掛けているつもりだが。父と名義を共有して、ローンは年齢的な問題で僕名義になっているし、毎月ローンの金額を僕の給与口座から振込んでいるのは間違いないが、その他の生活費は払っていないので大きな口をきいた覚えもないのだが。金にがめつい両親に似ると苦労するものだ。

11月14日(水):
 今日は県境を越えて研修を受けに行く。顧客満足度を向上させるためのケーススタディということで、常にお客様の身になり、隠れた要望を掴み、更にそれを計画として明示した上で行動に移し、それが本当にお客様にとって満足できるものだったか確認をとる、という一連のプロセスを習ってきた。お客様の会社にとってのメリットの裏に、お客様の担当者個人の要望も隠れていてそこを掴むのがビジネスチャンスを逃がさないポイントだという。だから接待がなくならないんだな。そして双方にとってメリットになる話など滅多にない。どう転んでもお客様に分が多いような筋書きしか残されていなくて、煮え湯を飲まされる。そういうリスクは避けよ、と色んな人や本は教えるが、そうしたら何にも商売の話がまとまらず、そのまま倒産してしまう。お客様と地頭には勝てないことが良く理解できた研修だった。
 夕方、以前の同僚サトーちゃんと待合せて飲みに行く。他に何人か声を掛けておいたのだが僕の連絡ミスで、上手く集れなかった。二人で盃を交わす。今後の進むべき道や業界、誰々は元気か、などなど話しているうちに何故かアメリカの対外政策と日本の位置付けや、大東亜戦争における日本の採るべきだった戦略なんて話題になる。将来書きたいと思っている小説の仕掛けで、大いに参考になった。
 乗換のJR駅からタクシーで送ってもらい帰宅。楽なんだな、これが。そしてコーヒーを飲んで寝る。

11月13日(火):
 いつも、仕事前に近所のコンビニで、900mlペットボトルのブラックコーヒーを買う。大体、これで終業時間までに空になる。別に美味いと思って飲んでいるのではない。他にブラックのペットボトルがないからだ。スタイニーボトルだと缶臭い。ところが昨日と今日は腹の具合を考えて、1リットルのお茶にした。コーヒーは寝る前の一杯だけ。これがもう実に美味。あぁ、幸福を感じる。
 仕事は順調と言うか、順不同と言うか。調査を頼まれても最終的にどこらへんを落しどころにするのか目標がないとただ手広くするだけで深みに欠ける代物になる。軽い読物で良いのならこれで充分だが。
 帰宅途中、本を探すが見付からない。どうしてだ。と思って帰宅すると、出版社を間違えていた。これでは見付かるはずもない。
 そしてコーヒー。うぅぅぅぅうぅぅぅぅぅ。美味い。

11月12日(月):
 昨夜、腹痛で何度も目が覚める。朝、家を出るまで何度手洗に通ったことだろう。
 従って、現場に出ても役立たず。午前中、居眠り頻り。現場のリーダーが急用で休みだったこともあり、気合が入らない。
 昼飯を食っても、食欲がなく何だか砂を噛んでいる感じ。
 午後、ようやくエンジンがかかってきた。調査資料の手直しと、そこから見付かった新しい課題に挑戦していたのだが、定時の鐘がなると気が萎えた。
 今週は公私共に忙しくなりそうなので用心して医者に行く。どうも先週の頭頃まで流行った風邪らしいが、今日からまた流行り出したようだ。今日一日で僕と同じ症状を訴えて来院した人が10人を超えているらしい。「かなり疲れてますから、ゆっくり休んだ方が良いですよ」と忠告を受けたのも、今週はちょっと忙しいのを見破ってのことだろうか。
 帰宅して、のんびり週報やノートのまとめをして、早めに寝る。

11月11日(日):
 午前中、爆睡。
 午後、書斎へ。父から貰ったホットカーペットを敷きに行く。すると……荒れ果てた無惨な書斎が。引越しだ引き上げだと大騒ぎした結果がこれだ。さて、どう修復したものか。書斎第二弾が始まる。
 外出ついでにぶぶちゃんのところへ。京都で買った土産のキャラクターグッズを渡しに。"ANPANBON"や"ドラエぼん"、やっぱりぶぶちゃん、気に入ったようだ。むしろ"ANPANBON"はジェニファーの方が気に入った様子で、額に入れて飾っておく、などと言い出した。とうとうジェニファーもぶぶちゃんの病がうつったか。
 ぶぶちゃんの弟、まーが現れ、前回会ったとき、僕の顔が酷く疲れていたのを心配してくれていたようだ。そういえば、去年の今頃だったかもしれない。あの頃は最悪だった。というようなことは微塵も見せず、馬鹿話に花を咲かせて、無論、美味い酒も強奪し(その場で飲んで)、御機嫌さんで帰宅。
 夕食後、ゴロゴロしながらテレビを見ていたら居眠りをしたようだ。やっぱり疲れてはいるようだ。

11月10日(土):
 午前中、何の迷いもなく寝倒す。
 雨が降り寒いので、蒲団に籠って読書。薄い本だったため晩飯までに二冊も読んでしまう。また病気が始まった。
 父が書斎で使えと一疊敷のホットカーペットを供出してくれた。明日、天気が良かったら一度引き上げてきた毛布なんかと一緒に、このホットカーペットも持って行こう。
 あちこちから100gずつコーヒー豆を買って試しているが、母が上野だか浅草だかの松屋で買ってきてくれた千円近くするやつがやはり一番美味い。家の近所であまり美味いところが見付からなかったら、また母が浅草に行くときに、お願いしておこう。

11月9日(金):
 最近、よく夢を見る。昨年の夏から今頃のあたりだったら、目が覚めたとたん、胸が詰って動けなくなるような内容だ。今は、若干の懐かしさが伴い、何か良い感じがする。だんだん、気持の具合も戻ってきたようだ。
 朝から調査資料の修正作業。午後、ブラジルから来たコンサルを囲んでのミーティング。これ、大変だった。何しろ英語でレクチャーを受けるし、ブラジルの税制なんて初めて触るものだし。しかもブラジル人コンサルの英語はポルトガル語訛が凄くて、ただでさえ英語に不自由な上にこれでは先が思い遣られる。例えば「IPI」という税を「イーぺ−イー」と発音され僕はしばらく「イーペーコー」がどうした、とすっかり麻雀のことばかり考えた。その他にも、ミーティングの前に「ピリン」がどうのこうのと声を掛けられ、うーん頭でも痛いのか、非ピリン系の薬が欲しいのか、と悩んでいたら何のことはない、ソフトが日本語環境で書類の「プリント」の仕方がわからない、というものだった。
 夕方、残業をしていると現場のリーダーから声を掛けられる。「あれくらいの修正なら、俺だったら今週中にできる」などと言っていたので嘘だろ、と思いながらも気合を入れて作業を続けていたが、やはり今日中には出来そうもない。これを報告したら「そりゃそうだろう、昨日はちょっとプレッシャー、掛け過ぎたかな」だと。何か馬鹿にされたような気になりながら、しばらく作業を続ける。
 帰りの電車で面白いものを見た。僕の隣に座っていた女性が、ちょっとした美人で、僕の後ろから乗ってきた若い男がこの女性の真正面の席に座った。で、何か落着かない。ときどき隣の女性に目を向けたかと思うとすぐに逸らしニヤニヤ。また女性に目を向け、慌てたような感じで目を逸らしニヤニヤ。ときどき顔を赤らめたりしている。三十年くらい前の喜劇映画を見ている気持がした。

11月8日(木):
 体調、乱調。昨夜、腹が痛くて夜中に何度も目を覚ました。お蔭で寝不足。
 睡眠が不十分だと平時でさえ癇癪持ちが、もうイライラの塊になる。現場のリーダーから調査資料の昨日の指摘をいつまでに反映できるかと問われ、こういう資料はいくらでも深追いできるからという思いで逆に期限を決めてもらった方が調査範囲と精度が決め易いと答えたら「そういう意識はやめてくれ、いついつまでに何を納品、っていう契約じゃなくて、いる間にやることさえやってくれればそれで良いんだから」といいう言葉が返って来た。カチンと来たね。そういう言い方をするならいつまでいることになっていてどんな作業が必要か、今すぐamountを出ししてくれ、と口から出そうになった。なるほど、表向き皆が従っているのとは裏腹にあまり評判が良くない訳だ。
 腹を立てているのも勿体ないので、自社のリーダーから依頼を受けたお客様先の担当偉いさんとのアポ取りや宴会の段取りの助け舟や諸々社内裏方仕事をこなしながら、資料の改訂に励む。お客様への作業報告についてどうするかを営業さんと相談するため帰社する予定の時間になっても、資料が気になって現場から動けない。電話して遅れる旨、謝ってり待っててもらう。何か今朝みたいな言い方されたら、向うが思った以上の成果を出さなければ気が済まなくなってきた。本来なら相談が終っているはずの時間に慌てて現場を出て営業さんに連絡を入れると、急ぐ話じゃないから別の機会にしようと言われた。だったらもう少し資料作りを続けておくんだった。しかも現場にコートを忘れてきたし。
 母が叔父の家に泊りに行ったため、夕食はコンビニの惣菜。今日はいろいろとやりたかったのだが、こういうところでも時間を食ってしまう。勿体ない、勿体ない。

11月7日(水):
 犬の夢を見る。父の亡くなった友人が飼っていた犬が、死んで野晒しにされている。ここ家の人が何度も通り過ぎるが、放って置かれっ放しで、そういう僕も大阪にいて何も手出しをできない。
 午前中、昨日レビューを受けた調査資料をどう改善するか、現場のリーダーとミーティング。作業を依頼する方は好きなことを言うものだ。呆れるものの、しかし逆にやる気は出るものの。メンバーが作った資料を、僕がチェックしてコメントを入れる、なんていう仕事もまわってきた。前任者が技術監督のような位置にいて、僕がすんなりそこに居座ったらしい。本格的なコンサルタントの仕事はこれが初めてなのに。武者震いがしてきた。本来なら、現場のプロパーが後を継いで僕はぺ−ぺ−からスタートしても不満を言える立場ではない。
 帰宅して、母に今朝の夢の話をした。夕飯を食っているとき丁度、女の子が像の子どもを育てる体験旅行を終え、子憎と別れるシーンで思い出した。どうやら死んではいないもののおじさんが亡くなってからは、一度もらわれて他所で暮したり、家族そのものに大きな動きがあったりして世話がお座なりになっているらしい。おじさんが亡くなって代替わりしてからは、以前のように犬を借りに行きにくい雰囲気になって、かなり言訳がましいが、ほとんど僕も遊んでやっていない。この犬の、現在の主人が言ってもきかないことを、僕がたしなめるとちゃんと良い子になる。家の庭がもっと広ければ引取りたい。
 いや、引取れない。死なれると、寂しくて寂しくてたまらなくなる。小学生の頃、飼っていたインコが猫にやられたときのことを思い出すともう動物は飼えない。

11月6日(火):
 夢。自宅の部屋に次々と友人が遊びに来る。その合間を縫って机に向かい執筆している。やがて全員が一堂に集った。どうやら僕の誕生日だったようだ。
 久し振りに見た楽しい夢を目覚し時計に邪魔される。夢のせいばかりでもないだろうが、眠くて仕方がない。持病の薬と間違えて睡眠薬を飲みそうになる。危うく、無駄に休みを取り損ねた。
 午前中、調査資料の最後の仕上げとレビュー。注意すべき点が多すぎてまとまりきらなかった。困ったぞ、こりゃ。
 昼飯を食ってからは睡魔との格闘。かなり激しい戦いが続く。今朝、父が風邪気味だと言っていた。うつされなきゃ良いが。何しろこういう季節の変り目で、新しい環境になれてほっとして、眠くて居眠りが出るときが一番、危ない。
 寝る前のコーヒー、何が良いかわかった。身体が適度に暖まる。だったらホット・ドリンクなら何でも良さそうだが、やはり好きなものの「匂い」が相乗効果をもたらすのではないかと思う。

11月5日(月):
 現場の仕事は、前任者が抜けて厳しくなった半面、楽になった。前者は技術的なサポートがなくなり僕の作業効率が俄然、悪くなったこと。後者は、人間関係の軋轢がなくなり、伸び伸びと動けるようになったこと。現状の方が実に有難い。前任者の技術レベルと比較されると非常に厳しいが、それだけ僕の今後に期待が高いと考えれば、つらくはない。そもそも技術的に苦しいのは入社以来、一日たりとて例外はない。何せ会社に入るまで、漫画や小説でしかコンピュータを知らなかったのだから。
 ブラジル人コンサルと少しずつ、会話を交わすようになる。耳が慣れなくて何を言ってるんだかさっぱりわからない。それでも何故か用は足りてしまうところ、恐ろしい。
 業後に帰社。年末控除の書類を作成。帰宅途中、久し振りに本屋に寄ってみる。行き慣れた本屋が2件とも、模様替えをしてしまった。勝手がわからない。結局、一番欲しかった本が見付からず退散。これでは口惜しいので古本屋にも寄る。ここで見付かった。資料で使いたかった本がわずか百円で手に入る。小説は足で書くものかもしれない。
 夕食を採りながら討論型のテレビ番組を眺めていると母が脇から言う。「教科書で『人の話を聞きなさい』と言っている人たちが、他人の話の途中で割り込んでくる。あれじゃ子どももおかしくなる」 常日頃、あまり賢くないと思っているのだがときどき、こういう鋭い突っ込みが入る。

11月4日(日):
 朝、目を覚ましたら熱田神宮〜伊勢神宮の大学駅伝をやっていた。テレビ観戦。我が母校の粘り、箱根でまた見せて欲しいものだ。
 と最近、どうも仕事の話ばかりで自分でも詰らない。何かもっと面白い話はないものだろうか。
 といろいろ考えてはみたが、そういう面白い話が思い浮んだらもっと作品が沢山あるはずだし。実は最近のイライラもここ数カ月、思い通りに作品に没頭できる時間が取れない、少なくとも作品に向かいたくなるような精神的環境にいない、というところが原因だろう。出張は気分が浮つくし、独身寮の部屋は作品を書くのにフィットしない。ちゃんとした机がないからか。
 大きな移動があると新しい環境に慣れるのに比較的時間がかかる。大阪から帰って来て、現場も変り、書斎のごたごたがあって正直、机に向かう気もなかった。
 ようやく落着いて来て、そろそろ机に向かおうかな、という気がしている。後一月後には、また書斎に籠って失敗作を書いては捨てる生活にもどるのだろう。
 図書館に行ってのんびり。読みたくなるような本、買いたくはないが資料で使いたい本が山のよう。まるで図書館にいるみたい。二冊ほど借りてくる。むーくんが岩波書店云々と週報で語っていたが、最近は新潮社も役割を終えたような気がして来た。ほんの2〜3年前までは文庫本でももっと骨のある新刊が出ていたような気がする。

11月3日(土):
 倒れている誰かに向かってダイビングで飛びかかる夢を見る。目が覚めたらやはり俯せで、ドキドキしていた。何となく起きたくなかったのでまた寝る。昼飯までじっと眠り続ける。
 一週間が終って気が抜けるせいか、毎週土曜日になると片頭痛が始まる。頭痛薬を飲んで、将棋の勉強とノートの整理。そろそろノートを公開しよう。
 大阪で付いた癖、やはり直らない。就寝前のコーヒー。帰京当初はインスタントで我慢していたが、また最近、豆を買って来てドリップしている。普通、寝る前にコーヒーを飲むと眠れなくなるものらしいが、僕の場合は非常にリラックスして寝付きが良くなる。幼い頃から湯呑みの底が見えないくらい濃い緑茶を飲み続けているから、カフェインが効かなくなっているのだろう。
 最近の不思議なこと。会社から携帯電話を貸与され二機を持ち歩くようになって以来、急に間違い電話が増え始めた。業帯の方だけならまだ納得できるが、私物の携帯にも間違い電話がしょっちゅうかかってくる。二日に一回のペースで、これは電話嫌いの僕には経験のない出来事だ。

11月2日(金):
 いらいらすることの方が多いが、通勤電車は色々な人間が眺められて面白い。今日はとてもここには書けないようなことをして遊んでいた、高校生のカップルを見掛けた。将来作家を目指す人に僕は会社員生活の体験を是非お薦めする。無論、実社会体験が後の作品に良い影響を与える、という意味もあるが、満員電車の人間博覧会は見物だ。厭でも毎日見られる。
 午前中、現場のリーダーと調査資料のレビュー。僕のコンサルタントとしての、初めての仕事とありかなり緊張した。ポイントを絞り込んだ点、問題となりそうなところをピックアップしている点が評価されたようだ。追加調査とケアレスミスの修正を指示され、公式資料として保管されることになった。まずは一安心。
 午後、帰社して社内チームミーティングに出席。プロジェクト・リーダー、或いはリーダー補佐としての役割が思いきり減った。仕事が楽になり、また若手のやる気を喜ぶ半面、頼りにされてないことがわかりがっかり。要は若手から支持されるような実績をまだ残していない。
 月末の事務処理をして、営業さんにお客様に提出する作業報告などの相談をする。ついでにマネージャーから対お客様リーダーの任を受けたが、マネージャーと僕と営業さんしかこれを知らず、ミッションとのギャップが大きいこと愚痴を零す。僕がこういうことで心を曇らすのはおかしい、もっと現場で何も気にせず(良い意味で)暴れて大きな実績を作り、大手を振って将来若い連中を引張って行くことしか考えるな、とアドバイスをもらった。担当のお客様について、裏情報交換。また、勤務関係で社内システム管理側の不手際があり一部、期日に間に合わない点をリーダーに先駆けてマネージャーに事後処理の指示を仰いだり。結局、メンバーの目に付かないようなところでサポートする、こういう仕事が好きなんだな。確かに評価は他人がするものだから、人目に付かない仕事をしたところで誰も気付かなければ評価もされることもないし、また誰かが気付いたとて思ったほど有難味がなかったりして独り善がりで終ることも多いが。しかしいつか誰かがやらなければならなくて早く片付けた方が良い性質のことが多いから、続けてしまう。
 以前の部署で僕を可愛がってくれたマネージャーに声を掛けられ、つい長話。二人とも、どちらかというと参謀タイプで表に立つよりも裏方仕事が好き、しかしマネージャーがプロジェクトを統括し僕がリーダー、部下は皆、二人がお飾りとしか思わなかった、精神的にタフな仕事を背負った仲だ。現在の部署に異動するきっかけを作ってくれたある意味、恩人でもある。目立つところはエースで4番ばかり集めたメンバーに任せて、裏にまわって駆けずりまわった想い出でしばし談笑。久し振りに一杯飲みたくなり誘ったが、マネージャーはまだ仕事が残っていると言う。気が付くともう9時をまわっている。しまった、また迷惑を掛けた。
 世間態とか見栄とかは恐ろしいもので、自分の得意な仕事を犠牲にしてまでこれらを得させようと僕を誘い掛ける。当分はこういうものに引きずり回されてすったもんだ足掻くのだろう。
 帰りの電車で不謹慎なことを思い付く。タリバンとピップ・エレキバン、肩凝りを楽にするのはどっち?無論、タリバンに命を狙われたら肩凝りなどものの数に入らなくなる。あぁ、書いちゃったよ。

11月1日(木):
 朝、満員電車で握り飯を食っていた馬鹿がいた。迷惑この上ない。いつ飯粒が落ちて来て服にくっつくか、ヒヤヒヤした。そして漫画に夢中になって他人の足を踏んでいるのにも気付かない馬鹿も。ところがその漫画が手塚治虫作品集とわかるや、急に知的に見えて来るから思い込みというのは恐ろしい。
 今日からブラジル人のコンサルタントがプロジェクトに参入。これで停滞気味だった仕事が荒波と化してどっと押し寄せる訳だ。これからはブラジル関係のミーティングはすべて英語。楽しみ半分、不安半分。
 午前中、昨日の続きで調査資料の作成。明日、現場のリーダーとレビューをすることになった。
 ということで資料作りに猛ダッシュ。明日の社内ミーティング用の資料も同時平行で作成。ついでに現場に提出する作業報告も書く。これらが全部、三文SFだったらさしずめキルゴア・トラウトといったところか。
 何故かは知らぬが、どんな仕事をしても、最初の飲み会までは誰からもあまり声を掛けられず近寄られさえしないのに、一度飲み会に参加すると翌日から急に、馴れ馴れしく声を掛けられるようになる。飲み会さえなければ「近寄り難い魅力」という名のマジックが通用するのかな?
 今日は残業をしたかったのだが、野暮用で定時退社。
 地下鉄を降りて乗換駅で地上に出たら、ヤクの売人が大勢でウロウロしている。どうやら末端価格一袋¥500−で売っているらしい。買物帰りの主婦が取引をしている。高校生や中学生らしき子どもまで手を出している。色んな製品の詰め合せらしい。優勝記念セールだろう。無論、「ヤク」とはヤクルトの略である。我が家ではずっとこう呼んでいる。
 持病の通院と、書斎の契約のため不動産屋に寄り帰宅。家で明日の仕事の準備と、本業の続き。いづみさんのサイトに書評を再開。ご結婚おめでとうございます。ここでも改めて御祝い申し上げます。しかし書評の内容は早速、悪口でまあ僕らしい御祝いの仕方ではあると思う。

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