トップ・アイコン Special Walk Vol.10-2
フィラデルフィアの旅:その2
Last Update 2000/12/01
さて「自由の鐘」「独立記念ホール」の「2大アトラクション」?が終了し、近所の散策へと繰り出します。
(「2大アトラクション」を訪ねた前編はこちら!!)

<「調印者」像> <元第二国立銀行> <最初の「大陸会議」
(議会)が開かれた場所>
調印者 第二国立銀行

国立銀行構想は、浮上しては
消滅を繰り返したそうです。
Carpenters' Hall

大工さんの「互助会」の建物。
1774年に各植民地(現在の州)の
代表が集合しました。


「ベンジャミン・フランクリン」(1706〜90)
彼はフィラデルフィアが誇る初期アメリカの「偉人」。
<フランクリン・コート>
彼の元住居は、1ブロックある広大な
もので、彼の一生を見ることができる
「テーマ・パーク」になっています。

フランクリン・コート

彼は、ボストン生まれですが
若い頃にフィラデルフィアに転居。

青年期は「印刷」と「新聞発行」業。
壮年期は雷が電気であることなどを
凧を使った実験で発見するなど「科学者」。

そして「行政家」となります。
写真は郵便局。本物です。
彼の行政功績の一つに、米国での
「郵便の父」であることが挙げられます。
少し離れた墓地には、
フランクリンの墓があります。

フランクリンの墓

彼は、老年期において、外交官そして
政治家としての手腕を見せます。

英国と対立する米側の「外交官」として、
英国の宿敵フランスに赴き(1776)、米側への
援助を約束(1778)させます。そして独立戦争
終結の「パリ条約」(1781)批准。

また晩年には、米側の若い指導者達のまさに
ご意見番として、その死の3年前の憲法制定
(1787)も含め、数々の助言を行いました。


さて、フィラデルフィアの古い歴史を物語る場所を二つ。
<ベスティ・ロス・ハウス>
未亡人ベスティは、ここで
裁縫で生計を経てていました。

Besty Ross House

ある日、彼女にアメリカ国旗の
作成依頼が来ました。

ここが、アメリカ国旗が最初に
作られた場所です。
<キリスト教会>
1727-54年に建てられた、
エピスコパル=英国教系教会。

Christ Church

Christ Churchというシンプルな名に相応しく、
中の装飾もほとんど無い、質素な教会です。

新大陸に渡った人々の敬虔な生活が偲ばれます。


<第一国立銀行>

Besty Ross House
馬車観光

古い歴史地区に馬車が通ります。
なかなか粋ですよね。


<独立記念ホール>

独立記念ホール

再度、南側から拝見。
<宣言の家>
Declaration House

馬車観光

この場所で、トーマス・ジェファーソンが
「独立宣言」の草稿を書きました。
彼はそのときわずか33歳!!

アメリカ建国の町並みが残され、また改築、新築の建物も古い建物に溶け込むように
色合いがデザインされている、という印象でした。

その後、新市庁舎あたりをぶらぶら歩いて、アムトラックでNYに帰りました。



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