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2015年の夏に旧国立競技場が取り壊されたことにより、富士山が姿を現しました。 作図による調査では、絵画館前の広場状の道の中心線が、正確に山頂の中央に向かって伸びており、 これが偶然とは考えにくく、計画的な意図を推定せざるを得ません。 神宮外苑の絵画館と銀杏並木による軸線の方向が、どのように決定されたのか、これまで厳密には考察されて来ませんでした。 しかし目下のところ、 神宮外苑は、この富士山への眺望ラインに基づいた都市計画(造園、建築、都市設計)により、 絵画館や銀杏並木等が配置された可能性が極めて高いと考えられます。 旧競技場は惜しまれつつも壊されてしまいましたが、予想外の結果として外苑は、 かつて富士が見えていた本来の姿を取り戻しています。 更に遡れば、江戸期以来、広重や北斎の絵にも描かれ、富士塚も築かれた、青山一帯で親しまれてきた、富士のある風景です。 外苑という比類のない環境の中で、都心で唯一山頂と両翼が望める姿を、再び覆い隠すようなことは避けなければなりません。 絵画館からの富士山を「期間限定」としないよう、新国立競技場計画は、富士山との共存を図って修正される必要があります。 |
2016年1月10日撮影 | 2017年10月26日撮影 |
2017年10月26日撮影 |
2枚は2016年2月4日のダイヤモンド富士に集まった人々 |
2017年11月4日16時28分 | 16時29分 | 16時30分 | 16時31分 |
2017年11月5日16時28分 | 16時29分 | 16時30分 | 16時31分 |
2017年11月6日16時27分 | 16時28分 | 16時29分 | 16時30分 |
2017年11月7日16時26分 | 16時27分 | 16時28分 | 16時29分 |
神宮外苑絵画館前の位置:緯度35度40分40秒,経度139度43分5秒(WGS84),標高31m地上高2mで計算
国土地理院数値地図50mメッシュ(標高)データを使用 富士見坂眺望研究会が景観描画ソフト「カシミール3D」により作画。 |
神宮外苑ホテル計画シミュレーション図 |
神宮外苑ホテル計画イメージパース |
出典 『(仮称)神宮外苑ホテル計画』 第61回 新宿区景観まちづくり審議会 報告1 資料 2016.11.8 |
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※出典 桐敷真次郎「天正・慶長・寛永期江戸市街地建設の景観設計」(東京都立大学都市環境整備研究報告24 昭和46年8月) |
(広重 名所江戸百景 する賀てふ(駿河町))
広重の絵には上掲の桐敷氏の景観計画図で、赤丸(♂)の地点(現在の日本橋三越脇)から見た富士山が描かれている。 |