エリミネーター400SE メンテナンス記録


2015/12/1 チョーク移設&なんか変です(19153km)



@まずチョーク移設

手持ちの250SEのパーツを移設して、( 前回移植時の記事はこちら
なんとか機能を保っていたチョークレバーですが、
ここんとこ結局以前と同じように、勝手に戻るようになっていました・・・。


スイッチ開けてみればご覧の通り。


中心部右にあるネジの右下、黄色っぽく横に二つに割れたように見える物体、
これがスイッチを摩擦で止める物体ですが、硬化して割れてしまっています。

冬ともなればさすがに始動時にチョークは使います。
どうしたもんか。
オクで中古スイッチ落とすにしても
「チョークレバーの樹脂パーツ生きてますか??」
とわざわざ聞くのもなんだか、と思い、
結局今回、オリジナルを外し、レバーを移設することにしました。


家のガレージ脇に吊るしてあった、いつ購入したかも定かでない
中古のチョークケーブルを使います。
方針としてはZL1000と同じように最短距離で、チョーク機構の向きに
無理に逆らわないよう、エンジン左脇に出すことにします。

となると、手持ちのチョークケーブルは長い。
いつものようにこちらの登場です。


キタコのケーブルエンドセット。
ケーブルエンドと、芋ネジとレンチのセット。
非常用との表示ありです。まあ切れても構わない用途で使いますのでヨシと。


便利なケーブルカッターで
チョークケーブルと被覆を適当な長さに切り詰め、
先頭にタイコを付け取り付けます。

チョークノブの位置はどうしようか、というところですが、
ここなんか良いかなと思いました。
というかあまりいい場所がないです。


二―レスト(なのか熱よけなのか?)の樹脂部品を、
エンジンに留めてある箇所、のネジ。

ただ、反対(エンジン前側)の同じような箇所にもネジがありますが、
どうもエンジン内に入っていそうな感じ。
場所的にはカム周辺の部品を押さえていそうな感じがします。

外していいものかと思いパーツリストをあたると、
あまり外さない方がいい(と思われる)ネジの中に
さらにネジが切ってあり、そこにこのボルトは取り付けられているよう。

要するに外してもよさそうなので、外さない方がよさそうなネジには
17mmでロックをかけ、こちらのネジは二―レストと共に外しました。


こんな感じです。


ここに、元々チョークワイヤーに付いていたステーを削って小さくし、
共締めして留めました。あまり良い場所とも言えない感じですが。




少し下向いてるんですがこれには事情が・・・。

実は長さ調整でワイヤーを切る際に、
ちょっと短くし過ぎてしまったんです。足りることは足りるんですが。
となると必然的に被覆も少し短くしなければいけなくなり、
ワイヤー全体が予想より少し短くなってしまい、
取り回しに少し無理が出てしまったのです。

途中の角度をなるべく無理させないための窮余の策としての、下向きです。


また時間見て違ったケーブルを入手し、作り直すかもしれません。




A不 調 発 生 !!!

この作業が終わって数日、2日位後のことです。
出先から帰宅中、新宿付近の山手通りを走っていた時の事、
交差点で突然エンジンがストールしました。

信号待ちで停車し、アクセル離したところ、
アイドリングせずにそのままストール。

それまでは何の問題もなく、1200回転くらいでアイドリングしていたものが、です。


慌ててセル回しましたが、すぐにはかかりそうもない感じ。
すぐに交差点避けて止め、もう一度エンジンをかける。

クランキング長いな、とは思いましたが、
特に問題なくかかりました。
その後家まで無事走れましたが、
どうも1気筒不調な感じ・・・。



その後数日乗りましたが、どうも不調。
クランキング異常に長すぎ。かかりはしますが。
バッテリーが上がっちゃうよ。
アイドリング、うまくせずにすぐ止まる。
更に吹けあがっても1気筒うまく吹けず。


で、まず
@プラグを新品に変えてみた
DR9EA→DR9EAに。
1気筒不調、変わりません。
アイドリングも変わらず不調。
特に4番(最もブレーキペダル側)が煤けてます。

次に
Aプラグコードを疑う
一応プラグから火は出ていましたが、
コードを入れ替えてみました。
変わりません。

たまたま通りかかった、このバイク自体買った
ショップに寄って尋ねてみたところ、
「プラグの番手落としてみたら?」と。

言われるがままに、「9番→7番」
まで落としてみました。
駄目です。変わりません・・・。

素人的にはかなり壁にぶち当たった感じです。

実は「自分でOHした」キャブを疑うべきでしょう。
キャブの詰まりって、突然来そうですし・・・。

でも待って待って。他に何かない??
チョークケーブル移設後に発生の不調。
その時に何かした??

「タンクを外した」
くらいなんですよね・・・


「あ!」と少し思ったことは、
「ガソリンタンクからのドレンホースがひどく折れていたこと」
です。


まあ一応、と、も一度タンクを外し、
ドレンホースをタンクから抜いて、まっすぐに伸ばしてみました。

するとなぜか?ホースからガソリンが垂れます。
タンクと繋がっていないのに??

どうもここは詰まっていた可能性大です。
折れてでしょう。でもなぜガソリンが?
折れていた場所はタンクまで数センチの場所なんですが。
そこにたまっていた分、としか考えられませんね・・・。

とりあえず、ホース外して試走してみます。
すると。
しばらくはあまり変わりませんでしたが、
数キロも走ると完全に復調しました。


アイドリング、セルスタート時とも。



ガソリン供給不足、だったんですね。
こんなもんですよね。原因は意外に単純なもの。
って解決したから言えますが、
キャブでなくてホントによかった・・・。



で、もう一度ドレンホースを取り付け、
タンク戻してから下に引っ張り曲がりをなくし、
またこれならプラグ変える必要はないな、
と9番に戻しました。

替えてももちろん好調は維持しています。



外した7番、交換直後ですからきれいなのは
もちろんですが、真っ白。あまり気持ち良くはない色でした。



 
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