2020/2/29~ クラッチケーブル交換、その他(26442km)
そもそも手を付け始めた原因はクラッチケーブルではありません。
実は多少の不具合発生中です。
走行中に突然エンジンストールします。
感じとしては「イグニッションをオフしたような感じ」、
全気筒一瞬でオフになる、という感じです。
すぐに復活しそのまま走り続けられる場合もありますが、
時折そうでないことも。
発生タイミングが全くバラバラで、これしたから、あれしたから
というようなものはとりあえず思い付きませんので、原因究明は厄介そうです。
ストールして瞬時に復活しない場合は、とりあえず路肩等に停めます。
その時の状態は、エンジンかける前の状態、どこかの電気がついていないとか
そういう事もなし。ですがスターター押しても無反応です。
一度イグニッションオフにして再びエンジンかけるとたいてい復活します。
一度も点検していないかな~、と思い、とりあえずあまり期待もせずに
イグニッションユニットを外し、見てみることにしました。
ただこれ、ZL1000でも経験していますが外すの結構めんどくさいんですよね。
①ビキニカウル外す
②メーター固定ネジ外す
③ヘッドライトケースを固定している横2個、下1個のネジを外す。
上写真のようにダラ~ンとヘッドライトを落とします。
するとようやく、イグニッションユニット全体が見えます。
ユニットを下から留めている2本の6角穴ボルトには、
ここまで外さないとアクセスできません。
というかこうしないと多分、工具を回すスペースがありません。
下からのボルトを抜いて・・・
イグニッションユニットが抜けました。
イグニッションの分解は室内でやりますので、
とりあえず外でやることは一段落。
そこでついでだからやろうか、と思いついたことがいくつか。
①エアクリーナー点検
②クラッチケーブル交換
です。
自分のHP見て確認しましたが、エアクリーナーは
2015年2月19日、17872km時に交換しています。
ですので今回は交換までもは必要ないと思い、清掃することに。
エアクリのクリーナーとオイルは、以前購入したものを使用。
取り外したエアクリ。
スポンジの弾力性もまだ大丈夫です。
左側にあるクリーナーを吹きかけ、もみ洗いして水で流す。
緑のバケツの中で洗う、の図です。
スポンジ直で挟むと跡が残っちゃいますので、
枠に入れて枠を挟んで吊るし、天日干し。
その他の作業している間にスポンジは乾燥、
フィルターオイルを吹きます。
「青くなるまで吹け」とのことでしたので、そうしました。
車体に戻して完了です。
さて次にクラッチケーブル。
現状、伸びきってもいなく機能的には問題ありません。
が、そこここに疲労が。
末端部、ゴムのブーツが切れており、
機能していませんので黒テープで巻いてごまかし。
ケーブル保護の一番外側のカバーが、めくれ上がっています。
被膜はがれて錆も見えます。
他の部品の例に漏れず、クラッチケーブルは絶版品です。
品番が54011-1278、B1、2、3共通部品です。
かなり前に、ヤフオクあたりに出ていた純正未使用品を
ラッキーにも落札してありました。
古い(クラッチ)ケーブルの取り外しですが、
多分大昔(20年以上前)、250SEに乗っていた頃に
やった記憶ありますが、手順は完全に忘れました。
どうしようかと、とりあえずケーブル張り最小にして
エンジン側の末端、取り外そうと試みましたが多分無理。
で、まあ結局外すんだろうなと思いつつ、
クラッチレバーを外しました。
クラッチレバーからケーブルのタイコを外そうと・・・
ああ、ここで一直線にしてケーブル外すんだと納得。
グリスまみれで汚いですが、長さ調整の2個のネジの切れ目と、
ミラー部分の本体の切れ目を合わせ、ケーブル末端のはまり込んでいる部分
をネジ部から抜きケーブルを露出させ、抜きます。
こちらが抜ければその分、露出するケーブルが増えますから、
その分をエンジン側の末端に押して露出させ、エンジン側も抜きます。
抜けたケーブル。
新品の取り付けは(多分)、取り外したのと逆の手順でOKでしょう。
まずエンジン側のタイコをはめます。ハメ後、の図ですが・・・
パズルっぽいですが、ケーブルに付いている長さ調整のネジは、
エンジンブロックから生えているブラケット上部に
開いている隙間よりも全然太いです。
つまり上からネジ押し込もうとしても物理的に絶対不可能です。
さらにそれに加えご覧の通り、ネジ両端にはそれよりも太いナットがあります。
ブラケットの隙間的には、通るのは「裸のケーブル」のみでしょう。
さてどうやって入れるでしょうか??
というかホントはその前に「どうやって抜いたか?」なんですがね。
これはですね。
写真のケーブルネジ、左側のナットを外れるところまで緩めます。
ナットでブーツを押してネジとナットの間に裸のケーブルを露出させます。
(実はそのためには、エンジン側のケーブル末端タイコ
はまだハメません。写真はハメてありますが。)
その裸のケーブル部分をブラケットの隙間から入れて、
通ったケーブルにネジをかぶせてナット締めればOK、です。
自慢げに言う事でもなし(笑)
その後にエンジン側のタイコを入れました。実際は。
そしてレバー側もケーブル入れて、完了。
(クラッチスイッチを折らないように注意!!)
しかしちょっと違和感あり。
確かUSB電源と一緒の場所這わせてあったような・・・
ライトと三つ又の間から下に行っていたような??
無理くり下向いてないか??
作業前の図。マーカーで印しましたがやっぱりそうでした。
いったん外してもう一度這わせ直しました。
ようやくこれにてケーブル交換終了。
グリップ部根元と、エンジン部近くのネジにべっとりとグリス塗っときました。
雨も降ってきた翌日は、家の中でIGNユニットばらし。
下半分の黒いプラ部分に端子やら接触部が詰まっていて、
上半分の金属部はシリンダー機構で分解不可能。
こんな感じに分解され、黒い方はさらにプラスチックの爪部分を用心深くこじり外すと、
回転する突起がある部分と、それを配線に分配する部分に分かれます。
こちらはケーブルが付いている、電源分岐パーツ、
こちらがキーによって回される突起部です。
突起部が回って接触箇所が変わることにより違った種類の電源供給状態
になる、と。(OFF、ACC、ON など)
あんまり汚れていませんね。う~ん。
一応きれいにしますが、この部品の接触不良によるミスファイヤとか
あまり考えにくそうですね・・・。
一応きれいにしました。
ひととおりきれいにして元に戻すしかないですが、
一応全配線の端子間の抵抗も測っておきました。
どれも問題ありませんでした。
イグニッションユニット終了。
さてもう一つ。
成り行き上取り外したヘッドライトユニットですが、
こんな機会もそうはなかろうと、こちらも掃除などすることにしました。
オカマの底にあるネジを外し、ステーからオカマを取り外します。
こちらも家に持ち込んで掃除します。
(実は取り外し時に、オカマの裏側の2個に分かれた開口部、
ケーブルで引っ張って2個の間の細い部分を折ってしまいました( ;∀;))
警告灯部を取り外してみました。
白い方のプラスチックのパーツ、裏側にT5の豆球(警告灯)が入っています。
裏返してその部分見ると、何やら黒い粉がバラバラと落ちてきます。
黒い粉は警告灯ハウジング内部にも落ちています。
これ、田の字様に黒くなっている密閉用(光漏れ防止用?)のスポンジが劣化して、
粉となり落ちているのです。
これは交換するしかありませんね。
両面テープで貼ってあるだけの物ですので、
剥がすのは簡単です。
以前にZL1000のエアフィルター収納部のフタのスポンジを
交換した時に利用した隙間テープがまだまだたくさんあります。
ので切って利用。
適当に合わせて切り、貼ります。
まあいいとこ遮光が目的でしょうから、こんな出来で充分でしょう。
ザブザブと水洗いした後ですので、全体的にキレイになりました。
ちょっと話それますが、
オカマの方、ザブザブと洗うのにとにかく全てのネジ等外したくて、
上の警告灯ユニットを留めるためにオカマに付いている金属パーツ(ブラケット)
のネジ外そうとして、やっちまいました。
赤丸部(左下の方です(笑))と、対称で右側にも付いているブラケットですが、
プラスチックのオカマに付いている金属パーツです。
これをも外そうとしてネジ回しましたがとても固く、
エエイ回れと力入れていたら挙句の果てに、
「ポキッ!!」
プラスチックの、オカマ側のネジがはまり込んでいる方を
折ってしまいました。嫌になって写真も撮っていませんが・・・
上、ついでにちょうど良く写っていますが、
折ってしまったオカマ後方の穴も写ってますね。(上部赤丸)
あそこ本来、黒点線でプラスチックがつながっていましたが、
オカマ外したらどこかに無くなっていました。
で、ブラケットの方は無理かなぁと思いながら瞬間接着剤で接着、
穴の方は形だけつながっていればいいかと、
テープで下敷き敷いて、グルーガンでつなげときました。
ついでにブラケットの方も周囲にこれでもかとグルーを流しておきました。
ところで壊すやいなやオークション検索し、
もうスペアは入手してあります。250SE用。多分合うと思います。
これで安心です。一応。
で、警告灯の続きです。
警告灯部の配線は、ご丁寧に配線色の指示がきちんとしてありますので、
一度外してもまず間違えずに元に戻せます。
Gray/BY・・・灰/青黄
G/BY・・・緑/青黄
RB/BY・・・赤黒/青黄
Lg/Br・・・薄緑/茶
LR/Br・・・薄赤?/茶
さて、LED交換マニアの私としてはこの機に、
警告灯の豆球もLEDに交換したいものです。
で今回使ったのはこちら。
孫市屋のLED T5、アマゾンにて6個で1,200円ほど。ちょっと高め。
こちらを5個使用。
実は違うT5↓も持っているのですが、端子部が太くて入りませんでした。
LEDのこういう小さい球は極性があり、
反対向きに入れると光りません。
家の中で試して、全部点く状態にしてから外に持ち出し、
装着するのみにしたいところなんですが、
AC電源に直繋ぎできない配線(六極ソケットで、
どこをどう繋げばいいかイマイチわからない)ので、
面倒ですが車体に戻す作業時についでに球入れをすることに。
再び外へ。
まずイグニッションユニットを戻します。
さほど汚れていませんでしたが、プラメッキのカバーも洗いました。
球の点灯試験。全部点きました。
まあ仕方ないですが白っぽい光です。
警告灯としての役目果たしてくれさえすればいいのでOKです。
球入れたユニット、の図。
普通の球よりも少し長いので心配でしたが、大丈夫でした。
あ、これは点灯試験ちゃんとした後にソケット差し込んだ、の図です。
握りながら押し込むソケットの出し入れは、
球にもソケットにも負担大きそうなんで
あまり多い回数はやらないほうが得策かと。
比べようがないですが、確かに少し白っぽい光です。
さて全て終わり、各部取り付け終了、と。
あれ?
ビキニカウルが変だ??
こんな位置か??
どう見ても前すぎる(笑)。
そうです。ビキニカウル取付に使う、ライトステーに共締めする部品、
左右逆につけてしまいました。
↑この付け方は間違いです。
正解はこちら↓
というわけで、一度締めたライトステーなどをもう一度取り外してカウル部品の
位置を直し、ようやく終了。
と、
と、思ったんですが。
余ったネジが一つ。
そしてライト下部分、よく見てみるとなんかおかしい。
ここ、浮いてちゃまずいんでないかい??
ライトステーの一番下のネジです。三つ又下部に本来留められる部分。
ここのネジが止められずに残っていたんです。
あまり長くないネジですので、これだけ開いていると締めようがありません。
これはどうやら、締める順番を間違えてしまったようです。
ですんで、あああ~ めんどいったらない。が、
もう一度メーター留めている部分まで外してやり直しました。
まずメーター部のネジは軽く仮止めし、
ステー一番下のネジ穴を合わせ、そこを締める。
こんな風に合わせる。そして先にこちらを締める。
その後にメーターの方の袋ネジ本締め。
これでピタリと合いました。
ようやく終了しました。
本来の主旨の、「エンジンストール問題」はどうなりますかね~。
多分あそこ掃除しただけでは完治しないような気もしますが・・・
また症状出たら、その時にまた何か考えるとしましょう。
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