Vol.24
発行元:破竹会世話人会
発行日: 2013.12.25
=鈴木聡行代表挨拶=
今年も師走を迎え、日々「今シーズン最低の気温となりました」と言うニュースを見聞きすると、季節の移ろいと時の流れを「光陰矢の如し」として実感をしています。と、書いている内に、発行日のメリークリスマス25日は明後日となってしまいました。(汗)
今年の世相を表す漢字は、「輪」。選ばれた理由は、東京五「輪」招致や自然災害への国内外の支援の「輪」、TPP交渉での環太平洋地域の「輪」、東北楽天イーグルスへの東北を中心とした応援の「輪」などからです。「輪」と言う人との繋がりやチームの団結と言った日本人らしい人情を感じられる漢字が、今年の世相として選ばれて良かったと思っています。皆様におかれましては、どの様な1年だったでしょうか?
今年の破竹会は、念願でありました青森は弘前での総会及び懇親会が、現地幹事の角倉君の手厚い「お・も・て・な・し」の下、見事に結実することが出来、安堵しています。もちろん、同級生の「輪」「和」「話」を体感出来た素晴らしい会で有りました。角倉君をはじめ、お手伝いいただいた皆様、ご参加下さった皆様ありがとうございました。
また、4月には、櫻井学君が朝日大学歯学部歯科麻酔科教授に就任すると言う吉報が舞い込み、歓喜するとともに、6月には手配師・保坂君の「咀嚼筋系のバランスが取れた状態への顎位の誘導方法について」という目から鱗で即臨床応用出来る講義は、大変勉強になりました。
そして、国家試験合格率96.3%を誇る母校東京歯科大学は、9月には稲毛から水道橋へ大学機能全面移転を終え、名実ともに「東京歯科大学」に戻りました。
そんな誇り高き東京歯科大学を卒業した私達も来年卒後30年目を迎えます。お祝いするのは何時でしょう、「今でしょ!」の思いを持って卒後30周年をお祝いと桜井君の同級生唯一の教授就任のお祝いする会を開催します。新生東京歯科大学のこと、桜井君の教授としての近況、そして、芸歴もとい職歴30年の同級生のことを肴に大いに盛り上がりたいと思います。
天台宗の開祖最澄の教えに「一隅を照らす、これ即ち国宝なり」という格言があります。意味は、自分自身が置かれている場所や立場で、精一杯努力し、明るく光り輝くことが出来れば、その周りも明るくなり町や社会も明るく輝く、その様な人こそ、何物にも変えがたい貴い国の宝である、と言う事です。私達も歯科医師として、日々「一隅を照らす」精一杯の努力を続け、国の宝として、歯科保健医療を通して日本、そして、家庭を明るくして30年間頑張って参りました。とは言え、この節目を記念し、苦労や努力を認め合い、褒め合い、讃え合うには、自己完結型以外では実現出来ません。是非ともこのお祝い会に沢山の皆様にご参加していただき、元気なうちの笑顔に再会し、一隅を照らす話をしましょう!そして、永遠に続く破竹会の「輪」を感じたいと強く思っております。滅茶苦茶ご無沙汰の耶麻歯科医師会会長の小汲君、絶対参加して下さいね!皆様の安寧な年末と希望溢れます新年をご祈念申し上げます。
【世話人会代表:鈴木聡行】
=破竹会30周年記念総会並びに櫻井学君教授就任祝いのお知らせ=
来る平成26年2月22日(土)に破竹会30周年記念総会を開催致します。また平成25年4月付けで朝日大学歯学部歯科麻酔科教授にめでたく就任された櫻井学君の教授就任祝いを同時開催致しますので、皆さん奮ってご参加下さい。
記
日時:平成26年2月22日(土)午後5時〜9時
場所:「日比谷 松本楼」
会費:12、000円/人 同伴者10,000円/人(事前振込)
2次会参加される方は4,000円を追加して16,000円/人
- 当日会費は13,000円/人申し受けます。
- 同封の出欠の返信はがきを平成26年1月10日(金)までに投函して下さい。
- 平成26年1月20日(月)までに振込をお願いします。
納入方法 : 郵便為替
口座番号 : 00180−9−21946
加入者名 : 破竹会
(振り込み手数料は各自御負担ください)
- 尚、各銀行から「郵貯銀行」への振込が可能となりましたが、『郵便為替』への振込はできませんのでご注意下さい。
ゆうちょ銀行にネットで振込まれる方は下記口座にお振り込み下さい。
当座○一九支店 21946
記号番号 : 00180−9−21946
加入者名 : 破竹会
式次第
以上
=破竹会勉強会報告=
平成25年6月16日(日)午後1時より保坂譲治先生を講師に迎えて19名の参加者で東京駅八重洲口にあるRF4Fセミナー室にて「咀嚼筋系のバランスが取れた状態への顎位の誘導方法について」という演題で開催されました。
まずは顎位と姿勢に ついて説明があり、「気」の流れの解説と実際の訓練方法「合掌行気法」について解説があり、全員で「気」のイメージ訓練を行い輪になって気を送る練習をし ました。初心者には中々難しいのですが、身体の中を温かい物が移動するような感じがして、私はその場で肩のこりが和らぎ、前日から寝違えて回らなくなった 首が動く様になってちょっと驚きました。
それから、顎位のズ レから来る症状と診断方法を実際の症例写真を見ながら解説してもらい、緊張してずれた顎位をニュートラルの位置に戻す方法をデモンストレーションしてもらいました。その後2人一組になって交互に実践してその方法を体得し講演会は終了しました。保坂先生からの提案で、この様な症例をメーリングリストで集めて 学術的なエビデンスを持った治療法の一つにしたいとのことでした。
今回、大変興味深い講演会をしてくれた保坂先生に感謝します。
事後抄録
変な内容の講演ネタでしたが、たくさんの方々がお集まりいただきありがとうございました。 大学では一切教えないネタであり、歯科医師になってからも超コアな人しかやらないネタに興味を持っている変わった視点からお話させていただきました。 歯科麻酔が専門の私としては、全身をしっかり診るのが歯科医師の仕事であり、口腔、それも下手すれば一歯しか診ないのでは、歯科医師としてヤバいのではないかと思っています。 ブラキシズムは、日常診療で診ればわかります。でも、症状を訴えなければ見逃しているのが歯科医療の現状です。(特に予防関係には保険点数がないから興味ない?)しかし、この時点でブラキシズムを把握しておくと顎関節症の予防になるのではとさえ思っています。
歯科口腔保健の推進に関する法律の第二条の一では、「国 民が、生涯にわたって日常生活において歯科疾患の予防に向けた取組を行うとともに、歯科疾患を早期に発見し、早期に治療を受けることを促進すること。」と なっています。今回の勉強会でお話させていただいたものが、これに少しでも貢献出来たとしたら私にとって本当にありがたいと思っています。
【勉強会担当:保坂 譲治】
=第13回破竹会弘前総会・懇親会報告=
台風18号が日本列島に大きな爪痕を残した1週間後の平成25年9月22日青森県弘前市の岩木山を望む百沢温泉郷にある「アソベの森いわき荘」に会員21名が飛行機・新幹線、中には東京からはるばるバイクでと思い思いの方法で参集し、第13回破竹会弘前総会懇親会が開催されました。
総会では鈴木代表から今回の会は本来平成23年9月に開催される予定だったが、東日本大震災の影響で2年間延期になった事、その間に一番参加を望んでいた副代表の渡邉武之君が亡くなった(平成23年11月29日没)事、また、同級生の櫻井学君が朝日大学の教授になった事等の報告がありました。そして来年は卒後30周年の記念総会を東京で開催する事が決定しました。
総会後記念撮影が行われ、一番遠方の広島から参加した川口慶子さんの乾杯の発声で懇親会が始まりました。久々に会う友もいましたがそこは学生時代を一緒に過ごした仲間だからこそで、すぐうち解け合い大いに盛り上がりました。
一次会の後ロビーにて津軽三味線の力強い生演奏を聴き、その後二次会用の部屋に全員が集まり、地元幹事角倉君から地酒の説明があり再び乾杯。時のたつのも忘れて膝をつき合わせて語り合いさらに親交を深めました。
翌日は晴天に恵まれ、全員で屋上に上がり津軽のシンボル岩木山をバックに記念写真を撮りました。その後チャーターした観光マイクロバスを利用してほぼ全員で市内観光に出かけました。弘前りんご公園では試食したりんごの美味しさに感動し早速お土産にする者が続出。禅林街にある藩祖津軽為信の菩提寺である長勝寺では山門から真っ直ぐに延びる通りの両側に32件ものお寺が整然と立ち並んでおり、ここでしかみられない光景に驚きました。また、ねぷた村では弘前ねぷたのその大きさと前面に書かれた武者絵の勇壮さ、後面の津軽の短い夏に別れを告げる美人画の妖艶さに圧倒されしばし見入ってしまいました。最後は地元の新鮮な海産物たっぷりの昼食を頂き解散となりました。
現地幹事の角倉君の細部にまで行き届いた正に「お・も・て・な・し」いっぱいの配慮に一同大感謝し、弘前の街に後ろ髪引かれながら、来年の東京総会での再会を約束して帰路につきました。
【黒田美智代】
=訃報=
平成25年 1月21日 丸島 勝様(丸島 徹君の御尊父)享年83歳
平成25年 3月31日 保坂 親男様(保坂譲治君の御尊父)享年84歳
平成25年 8月29日 佐野千與子様 (松田(佐野)香代子さんの御母堂) 享年87歳
平成25年11月30日 平井 正一様(平井基之君の御尊父)享年90歳
ここに慎んでご報告すると共にお亡くなりになられた方のご冥福を心よりお祈り申し上げます