Vol.25

 

         発行元:破竹会世話人会

           発行日: 2015.1.1

 

=鈴木聡行代表挨拶=

 2月22日に盛大に開催した30周年記念総会&桜井学君教授就任祝賀会以来、大変ご無沙汰をいたしておりますが、皆様におかれましては、其々の地域で、其々の立場で頑張っていらっしゃることとお喜び申し上げます。私はと言えば、今年もあと10日の今、今年を振り返る余裕もなく、貧乏暇なしの年末の落ち着かない日々をすごしております。

 そんな中、「大義なき解散」と言われながらも第47回衆議院選挙の投開票が行われ、天候による影響もあるとは言え、投票率は国民の政治に対する諦めを感じさせる戦後最低の52.66%でありました。諦めと無関心とは似て非なるもので、諦めたとしても誰かがこの国を動かしていかなければいけないことは事実であり、その誰かは主権を持つ私たち国民であります。諦めるのではなく、自身の国民の権利を行使することが、諦めからの再出発ではないでしょうか。無関心は、言語道断ですが。選挙結果を見れば、安倍首相が言う「この道しかない」経済政策「アベノミクス」への国民の審判は「是」と出ましたが、「非」なる部分の国民が生活の中で景気回復を感じないという現実を払拭して、国民が感じる景気回復を是非とも実現をしてもらいたいと切願しています。

 この様な世情の中、我々歯科医師は国民の健康と生活を守る医療従事者として、少子高齢社会を見据え、医療・年金・介護・子育てという社会保障の確保と適正社会保障費の追及をして行かなければなりません。国としての喫緊の課題である2025年問題において、歯科保健医療が健康寿命の延伸、疾病重症化の抑制、食の確保によるQOLの向上等に深く関与していることをEBMを示しながら国民認知を促し、医療費の削減につながる保健医療であることを啓発し続けなければなりません。食歴もとい職歴30年の私達は、目の前の患者さんのために全力を尽くして診療に当たることはもちろんですが、次世代に繋がる歯科保健医療のことも考えなければいけない立場になってきました。つまり、政治との対峙が必要だと思います。「政治無くして、医政無し。医政無くして、医療無し。」は、真実であり、国民の健康を守る歯科医師は、政治と常に向き合って日々の歯科保健医療活動をしなければいけないと考えています。

 2016年に実施される参議院選挙の日本歯科医師連盟の職域代表候補者が、現千葉県歯科医師連盟会長の砂川稔氏(日大歯学部)に決まりました。砂川氏から歯科保健医療を通して国民の健康増進と社会保障の安定を図りたいを要旨とした「歯科が日本を救う〜歯いずる国、日本〜を目指して」と言うお話を聴講する機会があり、「国策としての歯科」を一開業医として非常に身近なものと感じることが出来ました。参議院選挙に向けて、頑張っていただくと共に私たちも支援をして行こうではありませんか。

 選挙と言えば、日本歯科医師会でも来年度の役員改選期に向けて会長予備選挙が実施されます。現在、大阪府歯科医師会会長の太田謙司先生、日本歯科医師連盟会長の高木幹正先生が立候補を表明されています。お二方とも大阪歯科大学の出身で、太田先生が同窓会の推薦を受けていらっしゃいます。日本の歯科界に大きな影響を与えてくれた大久保満男会長の後を託す人はどの様な先生方なのかを知るために、神奈川県の茅ヶ崎・平塚・小田原・鎌倉の歯科医師会と協働をしてお二人の候補者を藤沢にお呼びをしてお話をお聞きする会を12月23日に開催することとしました。今後の日本の歯科界とってのターニングポイントとなる日本歯科医師会会長選挙になると思っています。会員の私達が、無関心・無行動では、歯科界が良くなる訳も無く、自分達の生活も守れません。歯科界の将来を期待して、次世代に繋げる意味を込めて、皆様と共に会長選挙を注視して参りたいと思います。

 高倉健さんが旅立ちました。辞世の句として「往く道は精進して 忍びて終わり悔いなし」という言葉を残されました。「進むべき道において決して努力はやめない。我慢し続けて一生を終えても悔いはない」という意味だそうです。歯科医道があるとすれば、正に同じ精神ではないでしょうか?天職として選んだ歯科医師として、また来年も頑張って参りましょう。破竹会の皆様の心穏やかな年越しをお祈りいたしております。

 

【世話人会代表:鈴木聡行】

 

 =破竹会30周年記念総会並びに櫻井学君教授就任祝い報告=

記録的な大雪に見舞われた東京ではまだあちこちに雪が残る中、平成26年2月22日土曜日午後5時より日比谷公園内「松本楼」にて破竹会30周年記念総会並びに櫻井學君教授就任祝賀会が会員57名と恩師4名の参加を得て開催されました。

説明: http://www1.ttcn.ne.jp/hachiku-kai/images/DSCF1006.JPG  説明: http://www1.ttcn.ne.jp/hachiku-kai/images/DSC03324.JPG

総会では鈴木代表から早い物で破竹会も30周年を無事に迎えたが、みんな元気で40周年、50周年、60周年と末永くこの会を続けて行きたいとの挨拶があり、その後以下の報告・議題が協議され承認、可決されました。

破竹会総会議事録

1.会計報告(会計担当:原良子)

破竹会概算報告(平成26年2月22日)

(1)残高報告

渡辺会計からの引き継ぎ時

・みずほ銀行普通預金   2,473,416円

・ゆうちょ銀行       797,930円

・小口現金          29,423円   計3,300,769円

現在残高(2月21日現在)

・みずほ銀行普通預金    2,016,300円 

・ゆうちょ銀行       2,016,300円 

・小口現金          123,301円    計4,222,318円

______________________________

           差額 921,549円(30周年会費649,000円含む)

(2)収支状況

収入としてはそのほとんどが会員からの年会費である

クラス会参加費など入金後にキャンセルされた場合寄付金として計上し収入の一部としている

平成24・25年年会費納入状況

 89名 会費納入計726,000円

会員数は148名、約60%の納入率

今回は多年度未納者からの納入があり、延べ121人分の納入

支出

FAX通信費、破竹会通信発行、破竹会30周年記念にかかる費用、慶弔費等

本年は特別会員の坂田三弥名誉教授、金光秀明名誉教授の両先生にご仏前を送った

決算報告は後日破竹会通信にて行う

2.議 事

  • 第1号案 大川由一君、君教授就任祝いにする件
    君にし教授就任祝いとして各々祝い金として破竹会会より10万出する事が定した
  • 第2号案 世人の任期にする件
    破竹会会には世人の任期は4年とする旨記載されているが、最後に信任の採決がとられたのは平成18年でその後そのまま継続となっている。
    在、世人会はお手い出来る人が出来るにやるというスタンスでやっているので、状を承してもらった
  • 第3号案 次回地方会にする件
      期:2年後

  場  所:神戸(有馬温泉)
  現地幹事:村岡光明君

  • その他

 ゴルフ委員長嶋田君から預かっている委員会費の残金10数万を破竹会会計に返却したい旨要望があり了承された。総会の締めくくりに昨年9月に亡くなられた金光秀明名誉教授と坂田三弥名誉教授のご冥福をお祈りして黙祷が捧げられました。総会後、まず東京歯科大学学長 井出吉信先生による特別講演が開催され、水道橋移転がほぼ完了した現在の母校の様子とこれからの展望について熱く語って頂きました。 続いて櫻井學君に教授就任記念講演として就任先の朝日大学歯学部の様子についてお話して頂きました。

説明: http://www1.ttcn.ne.jp/hachiku-kai/images/DSC03377.JPG  説明: http://www1.ttcn.ne.jp/hachiku-kai/images/DSCF1039.JPG

全員で記念撮影後、懇親会に移りました。

再び鈴木代表の挨拶に始まり、ご来賓の井出学長、仁田原先生、斉藤力先生、森田先生の紹介があり、来賓を代表して井出学長にご祝辞を賜りました。

 

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続いて櫻井學君に教授就任の御祝いとして佐久間さんから花束の贈呈と鈴木代表より御祝いの贈呈が行われました。

 説明: Macintosh HD:Users:tdc01:Pictures:iPhoto Library:Previews:2014:02:13:20140213-081516:F514703D-88FE-4071-ACA0-2A9331C0771D:P2220030.JPG 説明: Macintosh HD:Users:tdc01:Pictures:iPhoto Library:Masters:2014:2014/02/22_3:DSC03410.JPG 

まず乾杯は今回山口県萩市から参加してくれた登城宏司君にお願いしました。

しばらく歓談した後、仁田原先生、斉藤先生、森田先生にご挨拶を頂き、さらに故金光先生と坂田先生の奥様からのお手紙が紹介されました。

そして、今回本来なら櫻井學君と一緒に教授就任祝いを行うはずだった大川由一君からの写真とメールが紹介され、教授に就任した千葉県立保険医療大学の様子が紹介されました。

その後、破竹会30周年記念DVDが上映されました。内容は 2011東京総会とその時秋元君が報告してくれた東日本大震災直後の福島県いわき市の被災状況、2013弘前総会で、このDVDは今回の総会の模様を加え て再編集した物を次回の破竹会通信で皆さんにお配りする予定です。

最後に会員の近況報告を中島君を皮切りに十数名が指名され行われました。

今回の総会では進学課程のクラスごと、または学部の班毎にまとまって記念撮影が行われ、中でもA班は独自に班旅行を企画することが決まったようです。

説明: Macintosh HD:Users:tdc01:Pictures:iPhoto Library:Previews:2014:02:13:20140213-081516:89A23084-E62F-422F-8E39-B84DA3A93E2C:DSC03456.JPG  説明: Macintosh HD:Users:tdc01:Pictures:iPhoto Library:Previews:2014:02:13:20140213-081516:F94BBD82-3C2E-45B7-9050-724636EB96AF:DSC03508.JPG

説明: http://www1.ttcn.ne.jp/hachiku-kai/images/DSC03517.JPG 説明: Macintosh HD:Users:tdc01:Pictures:iPhoto Library:Previews:2014:02:13:20140213-081516:E28A4809-D8E9-4D61-B7C2-41B604322648:DSC03528.JPG 

総会お開き後2次会会場となった「さくらさくら 有楽町店」に49名が参加しさらに盛り上がり、その後カラオケ店、寿司屋へと4次会まで続いた様です。

皆さんの元気な姿と笑顔に会えて本当に楽しい一時を過ごせました。皆さん深夜までお疲れ様でした。

説明: Macintosh HD:Users:tdc01:Pictures:iPhoto Library:Masters:2014:2014/02/22_3:P2220150.JPG  説明: http://www1.ttcn.ne.jp/hachiku-kai/images/P2220151.JPG

今回も多くの会員の皆様に遠方からもご参加頂き、世話人会一同大変感謝致しております。

最後に、2年後の地方総会を村岡君が現地幹事をやってくれるという事で神戸(有馬温泉)に決まりましたので、また多くの会員の皆様にご参加頂けますようにお願いしてご報告を終わりにします。

=破竹会30周年記念DVDについて=

今回、破竹会30周年を記念してDVDを製作し、同封させて頂きました。内容は2013年の東京総会の折りに秋元君がいわき市の東日本大震災の被災状況を報告してくれた時のスライドショー、東京総会のアルバム、弘前総会のアルバム、そして今回の30周年記念総会の模様を収録したアルバム、それぞれをスライドショーにしたムービーが収録されています。どうぞご覧下さい。

【世話人:堤 正幸】

 

 

 

=平成26年破竹会決算(H25,4/1〜H26,3/31)報告=

・みずほ銀行残高    2,385,688

   収入  前期繰越金      2,433,240

30周年祝金    60,000

寄付金

        青森大会残金   15,672

破竹会ゴルフ残金  132,000

利息           383  

支出  大川先生教授就任祝  100,000

庶務費        100,000

事務費(小口現金)     50,000

 FAX通信費        5,607

 

・ゆうちょ銀行残高     1,415,781

収入  前期繰越金       1,718,930

支出  小口現金         300,000

振込手数料等        3,149

 

・小口現金残高           100,796

収入  前期繰越金       14,801

30周年特別経費   300,000

事務費(みずほBから)  50,000

雑費(ゴルフ寄付金)   669

支出  30周年特別経費    211,250

( 櫻井学先生教授就任祝 ) 100,000

(お車代他) 111,250

       慶弔費           29,837

通信費             4,608

雑費              4,178

 

総計残高  3,917,066

【会計担当:原 良子】

 

 

 

=平成26・27年度分会費納入のお願い=

 平成26・27年度の2年分の会費6,000円を同封の郵便為替にて3月末までにお振込をお願い致します。尚、払込取扱票に記載されている金額は今期会費及び未納会費分の合計金額となっておりますのでご確認ください。

また、今回から年会費の振込みによる納入方法を追加しましたので、合わせてご利用下さい。

ご不明の点等ございましたら原 良子miyamaodamaki@nifty.com)までご連絡ください。

何らかの理由で未納会費が発生している会員の方へ

いつもご協力下さいまして大変ありがとうございます。

お手数おかけして申し訳ございませんが、分割払いをご希望でしたら6000円(2年度分)を1単位として、その倍数(例:6,000×3)を納入頂きますよう御願い申し上げます(納入された金額は古い年度から充当されます)。

 

納入方法 : 郵便為替 または銀行振込 

 郵便為替の場合     

  記号番号 : 00180−9−21946           

  加入者名 : 破竹会

  振込額  : 6,000円 (振り込み手数料は各自御負担ください)

銀行振込の場合

  口座番号 :ゆうちょ銀行

        当座 〇一九店 21946

  振込先  : 破竹会

  振込額  :上記同じ

【会計担当:原 良子】

 

=訃報=

平成26年 2月 4日 小枝 泰司様(小枝義典君の御尊父)享年88歳

平成26年 2月11日 佐野 健儀様(松田(佐野)香代子さんの御母堂)享年89歳

平成26年 5月20日 内山 賢吾様(内山公男君の御尊父)享年94歳

平成26年 6月 8日 佐藤 聖子様(佐藤 剛君の御母堂)享年82歳

平成26年 7月23日 鈴木 裕 様(鈴木育也君の御尊父)享年88歳

平成26年 9月18日 伊澤 節子 (黒田(伊澤)美智代さんの御母堂) 享年85歳

ここに慎んでご報告すると共にお亡くなりになられた方のご冥福を心よりお祈り申し上げます

 

 

 


 
            

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