じゃんがらの取材記録

その3 


1991年8月8日(木)

 夜7時半から練習と聞いていたので、菅波の集会所に伯父に連れて行ってもらう。
・・・が、誰もいない。
しばらくしてから会長が到着。鍵を開けて入れてもらうが、会長はナイターを見始め、準備をする様子もなし。
その後、前会長が来て、Cさんが着いて、太鼓を締めたりし始めたので太鼓のスケッチをする。
まだ名前が全然わからなかったので、誰が来ていたかあまり覚えていない。
夏井さんも写真を撮っていた。 

 太鼓を持たせてくれるというのでお願いした。
バチの持ち方や構え方、前傾姿勢など、自分でやってみてよくわかった。
そのうち一緒にやってみようという話になって、あれよあれよといううちに踊りが始まってしまい
15分近いじゃんがらを ひとガラ(一回)踊ってしまった。(もちろんみようみまねでやるだけ)
それでこの日の練習は終わったのだが、伯父はずっと巨人戦のテレビに向かっていたので、私の勇姿は見ていなかった。


1991年8月9日(金)

 夜、『今日は鉦だ〜』とわくわくしながら行くと、会長と前会長ともう1人が
ワープロを前に真剣な顔で予定表を作成していた。
庭で練習していたのはBさんとCさんくらいで、Cさんは必死で太鼓の練習をしている。
誰も鉦を出さなかったので、鉦を持たせてはもらえなかった。
 日程表が出来上がり、帰りに前会長が渡してくれたが、同行するのは私なのに
なぜか伯父にばかり説明していた。
保護者とはいえ、なんだか面白くない。そういえば大会の日も父に向かってマイクロバスの話をしていた。


1991年8月10日(土)

 今日は練習がないので、伯父と従姉と伯母Tと、いわき踊りを見に平駅前の60m道路まで行った。
いわきの人たちのパワーはすごい。本当に驚いた。
生演奏に生の歌というのもすごいが、市長自ら踊り出すのも立派。

その4


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