赤い帽子      43×60       04007

 25年ほど前の、初春の赤城山スキー場である。社宅の子育て仲間3〜4世帯で子供をそり遊びに連れて行った。十分遊んで”そろそろ帰りましょう”という声の聞こえる頃、その声を背にもう一度滑ろうとスロープを登る娘である。だぶだぶの赤いダッフルコートが良く似合っていた。彼等を見下ろしていた4本の木々は今はもう無い。今は広々としたアスファルトの駐車場に変わっている。



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