08.10.03(FRI) 白駒池・高見石 北八ヶ岳


 白駒池のドウダンツツジの紅葉がきれいだと言う。妻の希望で見に行くことにしたが、それだけではちょっと物足らない。ニュウか高見石かどちらかによってこようと出かけた。結局高見石になったが、気軽なハイキング気分のつもりだったのに、この道結構大変だった。

 コース:白駒池駐車場9:45→白駒池10:00-10:10→高見石11:05-11:15→白駒池12:00-12:25→白駒池一周13:10→白駒池駐車場13:25 (所要時間3時間35分)

 駐車場:白駒池駐車場(有料500円)、大雑把に約100台位? トイレあり(有料50円)
白駒池
白駒荘前のベンチから
 高見石 標高 2270m
       標高差 120m 

参考:高崎IC 7:20→佐久IC→八千穂経由、麦草峠白駒池駐車場 9:25

 麦草峠はどちらから車で行ってもクネクネの走りにくい道で、前橋から行くには浅間側の車坂峠や地蔵峠に較べると、遠い感じがしてあまり行ったことがない。行ってみると道が良くなってきたこともあって、時間的にはそれ程遠くはなかった。
 駐車場の前が白駒池入口で、苔むしたツガ、トウヒ、シラビソなどの森の中の、玉砂利で整備された歩き易い道をすこし登って下ると白駒池、白駒荘の前に出る。 
白駒池駐車場
広くて全面舗装で係員も居るから
安心と言えば安心


 駐車場のおじさんは、白駒池の紅葉は8日辺りが最高だろうと言っていたが、既にカメラマン(最近はウーマンも負けていないが)が大勢来ていて、池が見えると、めぼしい場所にはずらりと三脚の列が並んでいて吃驚する。しかしそこまで行くとコンパクトデジカメで写真を撮るくらいの隙間は充分ある。テレビの取材と思われるビデオカメラのチームにも会った。
白駒池


 白駒荘は大きな立派な建物で、前にお土産売りの屋台を出していたりして賑やかである。写真を撮る場所としてはそれほどではないのか、前のベンチはわりと空いている。一休みして紅葉と広々した池の風景を楽しむ。赤城大沼の半分くらいの広さだろうか。
白駒荘と右上の山の上が高見石
対岸の青苔荘の桟橋から


高見石への道 高見石小屋
建物の右上が高見石


 高見石へは白駒荘の先を案内に従って右折して登る。出だしは広い板張りの舗装路で、整備された歩き易い道なんだと思ったのは束の間のことで、だんだん怪しくなる。昨日も晴れていたはずなのにぐしゃぐしゃの水溜りに、整然とはしていない放り込まれた感じの腐りかけの丸太の道になり、いかにも滑りそうに苔とぬかるみの泥の付いた岩だらけの道になる。虫の居ないのだけが救いである。高見石小屋までまったく気が抜けなかった。高見石小屋はひっそりしていた。丁度反対側からは子供連れの若い夫婦が到着したところだった。


 高見石はまるでケルンのように崖の上に積みあがった岩の累積である。乾燥していて滑りにくいが、大岩の間は隙間だらけで落ちたら只じゃ済みそうもない。白駒池側はことさら切れ落ちていて、一番上の岩の上に立って下を見ると足が震える。
高見石


高見石からの展望




 高い山の間のわりには展望がよくて、誰も居なければコーヒーでも入れて、のんびりするのに居こごちの良さそうな、平らなテーブル状の岩も幾つかあるが、次々人が登ってくるし、狭いし、長居は遠慮して写真だけ撮って早々に岩を降りた。
浅間山


眼下の白駒池
赤城の小沼に似てるかな
丸山


左、蓼科山と茶臼山


雲間にちらりと見えた木曽駒? 目の前の堂々たる中山


 また気の抜けない道を白駒荘まで下って、白駒荘の前のベンチであったかいキノコ汁とおむすびでのんびり昼食。白駒池を一周して駐車場に戻った。ニュウへの登山口も確認、今度来た時はニュウへ行ってみよう。


池を周回する道は歩き易い。 青苔荘の桟橋、後ろはニュウ。


青苔荘付近の紅葉 青苔荘




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