日曜登高会活動記録


日曜登高会
TOPICS


高峰山・黒斑山
(2020.2月)

アプトの道の道
エナガが囀っていた



高峰山・黒斑山


アズマシャクナゲ
花芽でしょうか


石楠花の葉 冬姿
じっと垂れて冬ごもりか


小枝の霧氷


シラビソ



三浦富士・武山


日当たりに咲くタチツボスミレ




コセンダングサ(小栴檀草)
キク科
外来植物。花季は秋だが温暖な三浦半島にはこの時期に残っていた。花の後の痩果(実)には棘があり動物や人の衣類に付着して種が運ばれる。蔓延るので駆除の対象にされることがある。


コセンタングサの痩果(実)



照葉樹の隙間から富士を見る




箱根外輪山

日当りの尾根道にはまだリンドウの花をところどころで見かけた。




リンドウ(竜胆)




三ツ峠山

下山した「憩の森公園」付近は紅葉の真っ盛り。午後の陽射し眩しく輝いていた。




樹林内のカエデ



那須 南月山

草紅葉を彩る山野草類


















鳳凰三山

タカネビランジ、ホウオウシャジンは鳳凰三山を代表する花


タカネビランジ(高嶺ビランジ)
ナデシコ科


シロバナタカネビランジ


ホウオウシャジン(鳳凰沙参)
鳳凰三山だけ固有種



ミヤマダイモンジソウ
(深山大文字草)
ユキノシタk科


コケモモ(苔桃)の実
ツツジ科

ゴゼンタチバナ(御前橘)の実
ミズキ科

キノコ類


ホコリタケ


ベニテングダケ


カベンダケ







丸岩の花

秋の花が咲いていました。


キバナアキギリ(黄花秋桐)
シソ科


フシグロセンノウ(節黒仙翁)
ナデシコ科


シラヤマギク(白山菊)
キク科


ヤマジノホトトギス
(山路の杜鵑草) ユリ科



北八ヶ岳の花

稜線では花はあまり見掛けなかったが下った笹平には夏の名残りの花が咲いていた。


ベニバナイチヤクソウ
(紅花一薬草) イチヤクソウ科
縞枯山で見つけた


イブキジャコウソウ
(伊吹麝香草) シソ科


ハナイカリ(花錨) リンドウ科


キンロバイ(金露梅) バラ科
絶滅危惧II類に指定


ハクサンフウロ(白山風露)
フウロソウ科


キオン(黄苑) キク科
キンポウゲ科


ヤマトリカブト(山鳥兜)
キンポウゲ科



高峰山(2106m) ・黒斑山(2404m)


2020年2月16日(日)〜17日(月)
天候:16日 曇り 17日 曇り→晴れ

冬恒例のスノーハイク、今年は高峰高原ホテル一泊で雪の山を楽しんだ。

一日目(16日) アプトの道・高峰山
曇天、雨模様の天気。予報でも一日青空は望めず、行動予定を変更して午前中は横川にあるの鉄道の廃線跡を利用した遊歩道、「アプトの道」をトレッキング。途中の峠の湯を出発点として鉄道遺産のめがね橋、さらに先の熊ノ平まで歩いた。この間にトンネルが10カ所、めがね橋と共に郷愁と情緒のあるコースでした。


お〜トンネルだ! 先のトンネルも見えるぞ〜。


トンネルには照明もついている



めがね橋は観光スポット



最長の6号トンネル(546m)を抜け出た


アプトの道終点、熊ノ平(旧熊ノ平駅)下の駐車場に待っていたバスに乗り軽井沢を経て高峰高原へ。
ホテルに早めのチェックイン。雨風が収まった頃合に高峰山を往復した。視界は利かなかったが積雪踏み原生林をぬってのトレッキングで冬山気分を堪能できました。



高峰高原ホテル横から登りつめた粒ヶ平で一憩



山頂手前の大岩を巻く



溶岩散らばる高峰山頂上



ゆるい尾根上の雪原 シルエット状の樹木が印象的だ



ホテルの夕食 旨かった〜。 ワインも最高。


二日目(17日) 車坂峠〜黒斑山
ホテルでの朝、曇天の空が、雲が動き出し急回復。青空が広がり始めた9時過ぎ車坂峠の登山口を出発。
表コースをたどる。暫く樹林帯だ。雪道のトレースを踏み外すと50センチ以上脚が潜る。要注意で進む。
トーミの頭までのほゞ中間地点、溶岩原の展望地では大眺望が開けた。昨日登った高峰山、その後ろは篭ノ登山、湯の丸山と続く。四阿山も立派で優雅な姿だ。


我がバスの前で登山準備 ちょっと風が冷たい



樹林帯を行く   スノーシューもアイゼンも快調だ 



青空広がる この先がコマクサ展望台



昨日登った高峰山 奥に北アルプスも開けてきた



四阿山も近くに見える


コマクサ展望台からは再び樹林の中を行く。枝葉の霧氷が奇麗だが急傾斜の登りが続き頑張りどころだ。
避難シェルターを過ぎると前方に待望の浅間山が見え第一外輪山の縁、槍ヶ鞘に。大展望の始まりだ。
ここから黒斑山までが本コースのハイライト。外輪山に沿い急登15分でトーミの頭に。吹き付ける風の中、眼下に広がる湯ノ平、Jバンドから浅間本山の大パノラマを堪能した後、さらに黒斑山まで、途中アイスバーンの坂もあったが全員無事に登頂を果たした。



槍ヶ鞘で浅間山と記念撮影



外輪山の縁を急登 トーミの頭へ向かう



トーミの頭 風が強いが眺望は一番



トーミの頭からの眺望 眼下は湯ノ平 奥はJバンド



黒斑山山頂



トーミの頭まで戻る


黒斑山で昼食タイム。たっぷり展望を楽しんでからトーミの頭まで戻り、安全な中コースを車坂峠へと下った。
全行程4時間30分。天候が回復し素晴らしい展望と雪山を堪能した山行でした。(完)



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三浦富士(183m) ・武山(200m)


2020年1月19日(日)
天候:快晴

2020年最初の山行は三浦半島の代表的なハイキングコース、三浦富士〜武山を歩いた。
アクセスのバスを京急長沢駅前で降りる。北側の坂を上がった住宅地の外れがハイキングコース入り口だ。
山道は照葉樹林が鬱蒼と茂る中に続いている。昨日の雨で濡れた斜面は滑りやすく慎重に歩を進める。
ロープもかかる急坂を登り切ると三浦富士に。浅間神社奥宮の祠が並び信仰の厚さがうかがえる。西に展望が開け相模湾越に富士山と雪を被った箱根の山々が望めた。
尾根通しに進み古い道路に合流、砲台山(別名大塚山)に。旧海軍の砲台設置跡が大きな穴を開けている。歩いてきた広い道は旧軍用道路だったのだろう。珍しい遺跡の中に入って記念撮影となった。
ハイキング道を一旦下って軽く登り返して武山の一角に出る。コンクリートの休憩施設の上が展望台だ。大島、房総半島、横須賀から横浜への海岸線が眺められた。クリアーな空なら日光連山も望めるという。
山頂のもう一角が武山不動。参詣して本殿の後ろに回ってみたが木立深く富士山は望めない。
展望台で記念撮影してから津久井浜観光農園に下りハイキングを終えた。(歩程2時間50分)
ハイキングの後は正月企画のお楽しみ。バスで三崎港へ。自由時間2時間半、各々マグログルメとショッピングを楽しんで帰りのバスに乗った。


照葉樹林が茂る山中を行く



僅かながら急登 ここを登れば三浦富士山頂だ



浅間大社奥宮が祀られる三浦富士に到着



三浦富士から望む富士山 左は箱根火山



三浦富士〜砲台山の間にある展望台 三浦半島沿いの東京湾を遠望



砲台山の砲台跡で記念撮影



武山にある武山不動 春は花の行楽地だ



武山展望台



待望の相模湾越しの富士山 武山から下山途中で



津久井農園付近のキャベツ畑から望む砲台山 


昨日降り続いた冷たい雨が上がった快晴の下、里山低山の軽ハイキングと三崎港のグルメに買い物。楽しい正月企画の山行でした。 (完)



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箱根外輪山 乙女峠・丸岳(1156m)


2019年12月8日(日)
天候:快晴

天気は快晴。青空にクッキリと富士山の大きな姿を眺めながら箱根外輪山の稜線を乙女峠〜丸岳〜長尾峠〜湖尻峠手前の芦ノ湖展望公園まで縦走した。

乙女トンネル御殿場側の登山口から一気に乙女峠に。写真スポットの展望台で望む雪を被った大きな富士山にまずは感激。仙石原側は神山など箱根火山の中央火口丘群を一望。大涌谷の白い噴気が目立つ。
乙女峠を後に南へ向う。右に落葉した雑木林を通して富士山、左は仙石原から芦ノ湖が見えてくる。
丸岳は電波塔の建つピーク。芦ノ湖方面のパノラマが開けていた。展望の稜線を下り富士見台過ぎるとハコネササと樹林の道となり長尾峠に。観光道路箱根スカイラインが接近してくる場所だ。トイレあり一憩する。
縦走路に戻り一ピークを越すと富士山の大展望地に。カヤトの広場で素晴らしい眺望が広がっていた。箱根で一番のスポットだろう。ランチタイムで絶景をたっぷり堪能した。
さらに一ピークを越し、こんどは芦ノ湖のパノラマを眼下にする展望地に。湖面には「海賊船」が行き交い、モーターボートの集団が白波を立てていた。外輪山縦走はここで終えバスが待つ湖尻水門へと下った。



アクセスのバスから望む 東名、松田付近 道路は事故渋滞だった



左は富士山写真撮影用の展望台



乙女峠休憩所 中央火口丘を望む 大涌谷に噴気があがる



丸岳に到着 芦ノ湖が大河の様に見える



外輪山が続く 右手には駿河湾も望む



デッキに上ると富士山と芦ノ湖を同じ場所で見えるスポット



すご〜い! 富士山丸見え 富士見ヶ丘 左奥には南アルプスの銀嶺があった



ハコネササのヤブを下る 奥に芦ノ湖が光る



芦ノ湖を見下ろす「芦ノ湖展望公園」


朝の道路渋滞で登山開始が遅れたが皆さん順調に歩を進め下山時は予定の30分遅れまで戻していた。
あきらめていた温泉入浴もできて幸いでした。コンビニで飲料等を調達して帰りのバスの中は忘年会気分で盛り上がっていた。
令和元年の締めくくりの山行は、最高の天気に恵まれ、富士山の絶景を一日中堪能できました。皆さん素晴らしい写真が撮れたことでしょう.。 (完)



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三ツ峠山(開運山1785.2m)


2019年11月17日(日)
天候:晴れ

11月の定例山行は久しぶりに好天に恵まれた。御坂側の裏三ツ峠コースから登り、展望広がる木無(けなし)山・開運山へ。下山は屏風岩の基部を経て達磨石へと表コースを下る約8.2Kmを歩いた。

バスの車窓から雲ひとつない富士山を眺めながら御坂側の登山口下まで送られる。足慣らしで登山口に。
裏登山コースは古い林道だ。展望はなく荒れた道を1時間20分、尾根に登り立ち「展望地」で富士山に再会。ここから木無山を往復した。草原の先に大きな富士山が印象的だ。
展望地からいったん下って登り返すと三ツ峠山(開運山)だ。登る背後、御坂山塊の奥には冠雪した南アルプスがずら〜と並ぶ。その右は八ヶ岳だ。山岳展望を楽しみながら山頂に立った。もちろん富士山の絶景と河口湖・山中湖の山麓風景も見事。切り立つ屏風岩にはロッククライマーの姿があった。
山頂付近で昼食タイム後、下山開始。屏風岩の基部を巻くように道が続き樹林の中に入る。八十八大師、股のぞきなど要所で富士山を望む。長い山中の下りも達磨石で終り、憩の森公園に入るとちょうど紅葉の真っ盛り。午後の陽射しを受け眩しく輝いていた。迎えのバスが待つ公園入口で山行を終えた。



中央道河口湖線を走るバスから望む三ツ峠山



裏登山コースを行く 紅葉はすでに終わっていた



尾根に出て富士山を拝む 木無(けなし)山を往復した



三つ峠山(開運山)への登り 背後は南アルプス、八ヶ岳など山岳展望が広がる



開運山山頂(三ツ峠山の石碑がある)



山頂からの富士山



八十八大師から望む



素晴らしい富士山を撮ろうとカメラ(スマホ?)の放列



「股のぞき」 スポット 松の木の股から富士山を望むのです!



明るい「黄葉」の道を下る


今回のコースは登り2時間弱、下り約3時間と下山の方が長い行程です。一日中安定した好天で富士山を始めとして素晴らしい眺望に恵まれました。遥か彼方、甲斐駒ヶ岳と八ヶ岳の間に北アルプスの槍・穂高連峰が見通せました。下山口の紅葉も美しく大変印象深い山行でした。  (完)



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那須  南月山1775.7m


2019年10月27日(日)
天候:曇り時々晴れ

天候不順は10月下旬も続き、秋晴れの空はほど遠い状況の中、アクセスのバスは那須高原に向った。
那須湯本を過ぎて車窓に望む茶臼岳はなんと雲がなく頂上まで見えていた。期待を胸にRWに乗換えて山頂駅に下り立つ。青空も見えるが、雲は忍び寄るかのように上から岩稜を隠し始めていた。
PW山頂駅前は標高1690m。ここを出発点に牛ヶ首を経て南月山を目指す。観光客も混ざって茶臼岳南裾をトラバースする牛ヶ首への道を行く。姿をとどめる花はドライフラワー化し、草紅葉も見ごろは過ぎている。
左前方を望むと、たおやかな尾根が南月山へと続いている。



RW駅前を出発 前方の丘が牛ヶ首



牛ヶ首への道  こんもりしたピークが南月山


牛ヶ首には20分ほどで到着。荒々しい岩肌、無間地獄の噴気が上る。大きく望む茶臼岳岩稜は下って来た雲に見え隠れしていた。ここからは那須連峰主稜線を南にたどる。低灌木帯を通り小ピークの日の出平を越え黒い溶岩帯を突きぬけるように緩く登ると南月山だ。振り返れば茶臼岳を中心に那須火山の大パノラマが望むところだが、残念、茶臼山はすっかり雲隠れ。


牛ヶ首 噴気が上っている



牛ヶ首を後に那須主稜線を南下日の出平へ向う



日の出平を過ぎた付近 振り返ると茶臼岳が大きい



黒い溶岩帯を通る



ハイマツのあるたおやかな尾根を行く 前方が南月山頂上


山頂の一角で昼食タイム。空が晴れるのを待ったが叶わなかった。
下山は沼原へ。火山礫の道は一転、灌木と樹林の道に。白笹山を越え、長い下りだ。眼下に発電施設の沼ッ原調整池を見てから更に一時間半も費やしてバスが待つ沼ッ原駐車場に下り立った。



南月山を過ぎると山の雰囲気も変わる 前方の白笹山の登りにかかる



一時空が晴れ南月山を望む



沼原への長い下り 残り紅葉の谷でひと息いれる


那須火山の南部から沼原までは地形、植生、コースの雰囲気など変化に富むハイキングでした。
花の季節、紅葉の最盛期に再度歩いてみたいところです。 (完)



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鳳凰三山 薬師岳(2780m)・観音岳(2840.7m)・地蔵岳(2764m)


2019年9月28日(土)-29日(日)
天候:28日 曇り 29日 曇りのち晴れ

また台風が発生し早くもその影響か、天候は下り坂で雨も覚悟の山行かと不安の中で当日を迎えた。
一日目は曇り空ながら天気は持ち直し、二日目は雲もほころび青空を望むまでに回復。2日間の登山行程は順調にこなすことが出来た。お天気に感謝の山行だった。

一日目 夜叉神峠登山口〜薬師岳(薬師岳小屋)
芦安からタクシーで登山口へ。タクシーの運転手さんから「今年はクマが多いので気を着けて!」と言われた。先ずは樹林の中、クマを気にしながら1時間の登りで夜叉神峠に。曇り空ながら北岳、間ノ岳が望め天侯回復の兆しを感じる。
ここからは樹林帯の中、長い稜線を延々と登ることに。広葉樹がかすかに色づき深い森に明るさもあるが展望はまったくない。途中休憩を入れ1時間半ほどで杖立峠に到着、ここで昼食タイムとなった。
更に稜線を登る。途中、雨もポツリと来たが影響は皆無、ひたすら進む。標高2200mを越え黄色く色づいた木々も多くなり、単調な登りの中で気を紛らわしてくれる。苺平を過ぎ、やっと傾斜も緩み辻山分岐からは長い登りから解放さホッとする。やがて南御室小屋に到着。なんといい場所に小屋があるとは、オアシスだ。
旨い水をいただきトイレ休憩の後、砂払までの最後の登りに。樹林も薄くなりナナカマドの葉は真っ赤だ。
やがて森林限界を過ぎてすぐ砂払岳に到着。巨岩の後ろに北岳をはじめ南アルプスの山々が顔を出す。後方には雲がかかってはいるが雄大な富士山がくっきり。長く、厳しい坂を上ってきた辛抱が報われた。
思い思いにゆっくりと展望を堪能してから宿泊の薬師小屋に到着。荷を置いて薬師岳も往復した。


夜叉神峠登山口  さぁ、登りますよ〜。



夜叉神峠 意外と天気持ってるね 北岳・間ノ岳など眺望



樹林の尾根をたんたんと登る



やっと着いた南御室小屋で一憩 小屋の前の水が旨かった



南御室小屋を過ぎ最後の登り



森林限界を越えると見事な眺望が現れた



砂払岳 これを越すと宿泊の薬師小屋だ



砂払山頂から冨士山を望む


二日目 薬師岳〜観音岳〜地蔵岳〜青木鉱泉
薬師小屋で5時ごろ起床。空に雲が広がるが雨の心配はない。各自思い思いに朝食弁当を食べて6j時15分に薬師岳山頂に集合。山頂は視界が広がり360度の眺望。雲間からこぼれる日の光に映えて富士山が青く静かに鎮座し、北岳、八ヶ岳も独特な山容を見せていた。
展望の尾根道を観音岳に向う。観音岳は鳳凰三山の最高峰だ。岩稜の山頂で、ここも360度見渡せる。早朝の空の下に広がる絶景、少し時間をとり皆さん心ゆくまで展望を楽しんだ。
次は地蔵岳だ。観音岳の急斜面を慎重に下る。北岳の山頂部の雲がとれ南アルプス南部の峰々が見えてくる。北東方向には甲斐駒ヶ岳、仙丈ヶ岳もクッキリと姿を見せる。天気はどんどんと回復、青空が広がった。
アカヌケ沢の頭まで来ると目前に大きな地蔵岳のオベリスクが迫る。賽の河原に到着してフリータイム。
岩場の砂礫地に咲くタカネビランジに感激。せっかく来たからと11名がオリベスクの岩登りに挑戦。頂上の大岩はさすがに登れなかったがその下の銘板まで全員が到達して満足、満足!とにんまり。
すっかり晴れ渡った青空の下、去りがたい思いを残しながら下山に入る。
樹林帯に入り、途中の鳳凰小屋で休憩、更に五色滝で昼食の後、長いドンドコ沢沿いのルートを延々と青木鉱泉まで下る。有名な南精進ヶ滝は見応えがあった。


薬師岳から望む雲海上の富士山



薬師岳 ここから一日のスタート



薬師岳から観音岳へ向う 展望の稜線歩き



こんな岩場もある 慎重に



観音岳 富士山がシルエット状にクッキリ見えた



賽の河原 地蔵岳の標識はここに立つ



地蔵岳オベリスク



地蔵岳でのグラデーション



タカネビランジが咲いていた




ドンドコ沢は滝が美しい  左:五色の滝 右:南精進ヶ滝


今回の山行では天気の崩れと両日とも歩程が長いことが心配であった。幸いにも天気は予想に反して山登りには最高の日和となった。それだけに秋晴れの青空が現れた地蔵岳のオベリスクは感動的であった。
長い歩程は1日目の登りと2日目の下り、ともに予想以上に厳しかった。無事山行を終え感謝感激。(完)



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八ッ場ダム工事見学・丸岩1124m


2019年9月8日(日)
天候:晴れ

建設中の八ッ場ダムの見学と、午後は近くの山、丸岩に登るちょっと変わったセット山行。

ダム建設のため新しく付け替えられた国道145号の雁ヶ沢・茂四郎、両トンネルを抜けると「見放台」というダムの好展望台だ。駐車場にバスを止め、ダム(吾妻川)左岸からダム湖となる広大な景色を眺めた。八ッ場大橋の奥手には後ほど登る丸岩もその特徴的な姿を現わしていた。
ここからは徒歩で八ッ場大橋を渡り、ダム見学の待ち合わせ場所「やんば資料館」へ向った。
あらかじめ予約していた湛(たん)水地区巡りだ。ダム概要と注意事項等のレクチャーを受け、ヘルメットを着用してバス(実は我がバス)に乗り込み、上流側の展望スペースで下車してダムサイトなどを見学。次いで再びバスで下流側、吾妻川左岸に回り、許可なくては通れないJR吾妻線跡(新線はトンネル化されている)を通り、放流側ダムに接近、の重力式ダム(ほぼ完成)を見上げながら説明を受けた。
ダム下流の吾妻峡は自然のまま残るとのことでした。線路跡を戻り見学コースは終了。


見放台 水が入ると沈む旧国道や線路跡などの風景・八ッ場大橋を望む



ダムに架かる八ッ場大橋(全長494m)を渡る

橋の中央ではバンジージャンプをやっていた。



八ッ場大橋からダムを望む 下の風景は湛水になると水没する



ダム右岸から現場を見学 説明員の話に納得する



見学のハイライト JR吾妻線跡を通りダムサイトへ向う



ダムサイト放流側の見学 ガイドさん(右)の説明を受ける


---- 丸岩登山 ----

丸岩はベレー帽をかぶったような形の奇峰だ。昔は城(砦?)があったという。長野原方面から望むと垂直な岩で囲まれとても登れるとは誰も思わないだろう。
ダム見学を終え、バスで丸岩登山口に向う。道の駅「やんばふるさと館」に立寄ってからR406号へ。須賀尾峠の手前の登山口にバスを横着した。
山頂までは30分で行ける。全山落葉樹の樹林に覆われている。山頂も展望はないが樹林の美しさに心をひかれた。山頂で昼食タイムをとってから往路を下山した。


道の駅「やんばふるさと館」から望む丸岩  誰かの頭に似てる?



丸岩登山口を出発



蒸し暑い日だ 風通しが良い鞍部でひと息 あと10分で山頂だ



ハイ ここが山頂ですよ!


八ッ場ダムは来年3月に完成する。水が入ると見られなくなる景色を皆さん食い入るように見ていました。
丸岩登山は付けたしたようなものだったが古い城跡といわれると興味を持って山中を歩きました。土塁の跡などは分かりませんでしたが秋なのに清々しい緑が美しく感じました。なかなか面白い企画の山行でした。



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