日曜登高会活動記録


日曜登高会



唐松・五竜岳トピックス


八方池


夕闇迫る剱岳


朝日に輝く唐松岳


五竜岳


鹿島槍北峰北壁


高山の花


クガイソウ(九階草)


ハキサンシャジン(白山沙参)


シモツケソウ(下野草)


ウサギギク(兎菊)


コマクサ(駒草)


タカネマツムシソウ(高嶺松虫草)


タムラソウ(田村草)
葉に棘がない


カライトソウ(唐糸草)


タテヤマウツボグサ(立山靫草)


トウヤクリンドウ(当薬竜胆)


イワシモツケ

出合った花々
(五十音順)
イワイチョウ・イワシモツケ・イワショウブ・イワツメクサ・ウサギギク・オオカサモチ・オヤマソバ・オヤマリンドウ・カライトソウ・キヌガサソウ・キンコウカ・クガイソウ・・コウメバチソウ・コマクサ・シナノオトギリ・シモツケソウ・タカネコウリンカ・タカネツメクサ・タカネナデシコ・タカネマツムシソウ・タテヤマウツボグサ・タテヤマリンドウ・タムラソウ・チシマギキョウ・チングルマ・トウヤクリンドウ・ニッコウキスゲ・ハクサンオミナエシ・ハクサンシャジン・ハクサンタイゲキ・ハクサンフウロ・マルバダケブキ・ミヤマアキノキリンソウ・ミヤマアズマギク・ミヤマキンポウゲ・ミヤマコゴメグサ・ミヤマダイコンソウ・ミヤマダイモンジソウ・ミヤマタンポポ・モミジカラマツ・ヤマハハコ・ユキワリソウ・ワレモコウ







ドンテン高原トピックス

佐渡のザゼンソウが太い茎を高く伸ばし、大きな葉を笠のように広げていたのにはビックリ。


ザゼンソウ


ザゼンソウの葉


カタクリ
葉が斑入りでないのが特徴


エチゴキジムシロ
葉の付き方が違うようです


マキノスミレ
シハイスミレの変種。スミレは自然交配が激しく多くの変種あり


ウスバサイシン


オオイワカガミの白花


ドンテン〜金北山 見られた花

コケイラン・シラネアオイ・ヒトリシズカ・ニリンソウ・ユキザサ・ヤマシャクヤク・ホウチャクソウ・コンロンソウ・エンレイソウ・オドリコソウ・ミヤマカタバミ・オオイワカガミ・キクザキイチゲ・カタクリ・エゾエンゴサク・エチゴキジムシロ・スダヤクシュ・チゴユリ・サンカヨウ・ツバメオモト・フッキソウ・ナガハシスミレ・ニョイスミレ・シハイスミレ・ニシキゴロモ・ミスミソウ・ウスバサイシン・ショウジョウバカマ・ミズバショウ・ザゼンソウ・タニウツギ・レンゲツツジ・タムシバオオバクロモジ

花写真集(外部リンク)
期間限定






城山の情報 4月山行



城山 (3月下見の時の写真)



ムベ(郁子) アケビ科
林道峠で見ました。
秋にアケビのような実がなる。




唐松岳2695.9m・五竜岳2814m


2018年8月3日(金)〜5日(日)
天候:3日 晴れ 4,5日 快晴

夏山恒例の北アルプス。今年は後立山連峰の唐松岳から五竜岳へと縦走する。山小屋二泊の山行。
白馬山麓からゴンドラとリフト2本の乗り継ぎで到着した八方山荘前(標高1830m)がスタートだ。
第一日目は唐松岳まで。八方尾根を延々と辿る。八方池までのトレイルは観光客も交えて登って行く。歩く周りはお花畑。色とりどりの花が目を楽しませてくれた。八方池はビュースポットで有名だ。不帰の峰から天狗ノ頭岳、白馬三山へ連なる山が並んで眺められ、山岳絶景を堪能できた。
八方池を後に本格的な山道の登りだ。五竜岳方面は雲があったが明後日下山の遠見尾根が長く尾を引いていた。扇の雪渓でひと息入れてから丸山に登り立つ。もう目の前に唐松岳が見えるが道は険しい。岩稜帯に来るとガスも出て高山の雰囲気が高まった。狭い尾根を慎重に歩き唐松岳頂上山荘に無事到着。
チェックイン後に空身で唐松岳山頂を往復した。ガスの晴れ間に広がる景色に心打たれた。



八方山荘前でストレッチ



八方池までは快適な道だ 



前方に、不帰の峰(左)、天狗岳を望む



八方池(左の下にある)北側の丘で昼食タイム



扇の雪渓でひと息 涼しい風が吹き抜ける



やっと着いた丸山ケルン 登って来た方向に展望が広がっていた



瘠せた尾根道 八方尾根はいよいよ大詰めに



山荘に荷を置いてから登った唐松岳 三角点にタッチ



山頂をたっぷり堪能してから山荘(唐松岳頂上山荘)へ戻る



山荘前で大眺望を楽しみながら至福の一パイ



山荘の夕食 窓越しの雲海の先に立山連峰と剱岳が見える



2日目 唐松岳〜五竜岳


朝から快晴。山荘前から見上げる唐松岳は勿論、剱・立山連峰、これから向かう五竜岳の雄姿が朝日を受けて凛々しい。遠くに薬師岳を始め水晶岳など裏銀座の峰々も見えていた。
7時30分と遅めの出発。ヘルメット着装。いきなり牛首の岩峰、クサリ場の下りだ。コース最大の難所、緊張感を持って慎重に足を運ぶ。目も眩む絶壁が落ち込んでいる。「おう〜怖!」 対向パーティーの行き交いにも時間がかかる。長い下りが終わり鞍部に到着、ホッとする。振り返ると急傾斜で高度差もある事を実感。
登り返しは大黒岳の西側を巻き、ハイマツ帯を通り白岳との鞍部へ。つづら折りの坂道を登り、遠見尾根分岐を経て五竜山荘に10時50分到着した。大絶景パノラマの稜線歩きだった。
目の前に大きく聳える五竜岳。12時30分に山荘を出発して往復する。登頂行程約1時間の半分は岩場を通る。八方キレット側が開けると双耳峰の鹿島槍ヶ岳がド〜ンと迫り圧巻だ。五竜岳山頂は勿論360度の超展望、黒部川源流の山々が丸見えだ。遠く槍の穂先も望めた。



目指す五竜岳 牛首付近から望む



ヘルメットを装着して岩場を通過する



クサリ場が続く



鞍部の砂礫地に無事下り ガッツポーズ



歩いてきた稜線  唐松岳(左のピーク)から五竜山荘(赤い建物)



五竜岳への登り



五竜岳から望む鹿島槍ヶ岳



五竜岳山頂に間もなく到着



五竜岳到着  ヤッター!



五竜山荘に下って登頂祝の乾杯!



3日目 五竜山荘からアルプス平(下山)


3日目も天気は上々。五竜山荘前から望む五竜岳、山頂部は朝日に輝いていた。
いよいよ下山だ。長丁場の遠見尾根をアルプス平まで下る。遠見尾根分岐から白岳山頂を横目に見て下りが始まる。すぐにクサリが付いた岩場だ。傍らは花畑が続き、ウサギギク、タテヤマウツボグサ、シモツケソウ、ミヤマアズマギク、ハクサンフウロ、チングルマなどが咲いていたがしばらくの間、気が抜けない。
五竜岳を背にどんどん下る。鹿島槍ヶ岳も大きな山容となって見上げるようになる。樹林帯に入り西遠見山、大遠見山、中遠見山、小遠見山と経由する。更に「見返り坂」「一ノ背髪」「二ノ背髪」と続くポイントでは五竜岳・唐松岳などの眺望もあって歩く励みになった。地蔵の頭を過ぎると高山植物園に入り、テレキャビンのアルプス平駅に下り立った。


朝日を受ける五竜岳



遠見尾根分岐で唐松岳を望む



遠見尾根に入ると岩場の下りが続く



西遠見ノ池で 背景は五竜岳



やっと到着したアルプス平


ゴンドラでとおみ駅に降り立ち、待っていた我がバスでさっそく麓の「十郎の湯」へ。三日間の汗を流してから帰路に就いた。バスの中では宴も始まり楽しい山の話がいつまでも続いていた。

今回の北アルプス三日間は最高の天気に恵まれましたが、歩く行程においては当然、様々な状況変化が生じます。リーダーの適切な判断、チームワークを確り保った担当の皆さん本当に有難うございました。
それに合わせ、参加された皆さんの絶大なる協力もあって無事山行を終える事ができました。
いつまでも思い出に残る素晴らしい山行でした。


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三方分山1422m〜パノラマ台1328m


 2018年7月8日(日)  天候: 曇り後、晴れ間


目的地は雁坂峠であったが、連日の降雨で沢が増水の危険があり、行先を変更。出発当日のバスの中で急きょ決定することになった。勿論、担当者は前もって天候の動きをチェックし、適当な場所を模索していた。
天気は回復基調ながらもはっきりしない中、登山口の精進湖に到着。富士山は雨雲に見え隠れしていた。
女坂峠回りで三方分山へ向う。精進集落の方に「雨が降らなきゃいいね!」と励まされ登りにかかる。1時間強で涼しい風が通る女坂峠に立つ。ここから稜線を縦走する。まずは目前に迫る三方分山へ。展望が無い樹林の尾根道だがブナが目立つ自然林はなかなか雰囲気が良い。急坂も気分よく登る。
三方分山の頂はカラマツ林の中。一部切開かれていてる精進湖側の空間に富士山を望めた。この先、同じ道をたどる大人数のパーティーと抜きつ抜かれつ、途中の精進峠で昼憩で後、パノラマ台まで一気に歩いた。
富士と樹海の大パノラマ。富士山頂の雲が飛び去るのを待って記念撮影してから精進湖畔へ下った。



出発前、精進湖から望む富士山



女坂峠への登り 深い緑の中を行く



女坂峠 古くは御坂山地を抜ける中道往還、歴史の道だ



三方分山は山梨百名山 カラマツ林の中の山頂



山頂の精進湖方面に富士山を眺める



美しい樹林帯の尾根をパノラマ台へ



パノラマ台 ウ〜ん、もう少し。 雲がとれるのを待って記念撮影



なんと、悩ましげな? 二本の木



精進湖へと下る


山行前の数日間、全国的な異常気象でした。異例の行先変更の裏に、今回山行担当の皆さんはいろんな条件を想定して複数の行先を用意されておりました。感謝感激。

また参加の皆さんのご理解と協力のもとで楽しく山行を終えることが出来ました。


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加入道山1418.1m〜大室山1587.4m


 2018年6月17日(日)  天候: 曇り


梅雨の時期だが、幸い雨の心配はなかった。道志の湯駐車場の先、加入道山登山口からスタート。
いきなりの急登、樹林帯の中を1時間程でまずは順調に東屋に到着。富士山の眺望を期待していたが、周りは白い霧の中で何も見えなかった。気がかりだった崩落個所を無事通過して主稜線上に出ると、やはり真っ白で展望ゼロ。本来なら檜洞丸などの丹沢山塊、箱根方面、そして富士山が見えるはずなのだが。
しかし新緑のブナ林が続き、霧と森の幻想的な風景に魅せられつつ歩き、いつしか加入道山に到着した。
展望はないが雰囲気が良い山頂だ。ここから大室山までがの尾根が長い。階段が多いのには閉口したが、
美しいブナ林と、サラサドウダン、ヤマツツジが眼を楽しませてくれた。
大室山からは、急勾配の茅ノ尾根を一気に下る(標高差約1,100m)。白い森の中に白い花を付けたヤマボウシがポツリ、ポツリと現れる。ウ〜ん、なかなかいいじゃないか! しかし長い下りだ。焦らず歩く。
ようやく久保吊橋に到着。丁度下界は晴れて、道志川の渓谷美は中々素敵だった。



さあ〜 行くぞ! 元気に歩き出す



まずは東屋で最初の休憩



加入道山目指して登る ブナ林が美しい



加入道山 展望はないがホッとする山頂だ 大室山までは長い



展望なき道中を楽しませてくれたヤマツツジ



大室山西の肩は休憩ポイント 昼食タイムをとった



大室山へあと少し 最後の登り



大室山頂 こちらも展望なし 達成感はある



下山の茅ノ尾根もここまでくれば久保吊橋は近い やれやれ!


長い行程を無事終了する事が出来ました。山岳展望は叶いませんでしたが自然林の深い森と濃霧のコラボレーションが神秘的な風景となって登山を楽しませてくれました。印象に残る山行だったと思います。


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ドンテン高原〜金北山 1172.1m (大佐渡山脈縦走)


 2018年5月26日(土) 27日(日)  天候: 両日共、晴れ


両津港に現地集合して一泊二日の山行。参加予定者全員が自由なアクセスで無事、時間通り集まった。
総勢22名。早速バスに乗り込みアオネバ登山口に。初日はアオネバ渓谷を登り、ドンデン高原を経て宿泊先のドンテン山荘まで約3時間コース。緑豊かな渓谷、小滝や道端の可憐な花々を愛でながら登る。
本土では見る機会が少ないヤマシャクヤクに出合え、稜線上のアオネバ十字路では大株のシラネアオイとご対面。付近はオオイワカガミ、キクザキイチゲ、エチゴキジムシロ、ヒトリシズカなどなど、う〜ん、大感激!
美林の森から一転して大草原広がる高原コースへとう回。咲き始めたタニウツギにレンゲツツジ、眼下に日本海を眺めて歩く。360度眺望の尻立山で明日目指す大佐渡山脈最高峰、金北山を望んでドンテン山荘へと向った。



両津港に入る船上から望む金北山



アオネバ渓谷入口でストレッチ



美しいアオネバ渓谷



金北縦走路のアオネバ十字路到着 大きなシラネアオイにカメラを向ける



大展望のドンデン高原 花もいっぱい咲いていた



ドンテン高原のピーク尻立山を下ればドンテン山荘だ 前方の山は金北山



左:ヤマシャクヤク(山芍薬)  右:シラネアオイ(白根葵)


二日目(27日) も晴天、ラッキー。登山ガイドと合流して朝7時山荘出発。大佐渡山脈縦走で金北山を越えるこの日のコースは7時間半の行程と長い。歩き出しから花だ、ガイドさんの説明に耳傾ける。シラネアオイ大群落地に立ち寄ってから縦走路に入る。美林が続く樹林帯を登りマトネ(937.5m)頂上に。ルート一望、金北山に向って大縦走の始まりだ。ツンブリ平、真砂の峰、イモリ平、天狗の休場と大展望の中を行く。
金北山に近づくと残雪を踏む。ショウジョウバカマ、オオイワカガミ、カタクリ、キクサキイチゲなどがまだ沢山咲く。
あやめ池を過ぎ、頂上直下の山腹ではロープ伝いで残雪の斜面をトラバース。
やっと着いた山頂は旧レーダー設備の建物が占めている。でも最高峰に登った感劇はひとしお。



ドンテン山荘での朝 両津湾、加茂湖、国仲平野を望む



今日も快晴 さっそうと出発 後の長い山並みをこれから歩くのです



縦走路に入る前に立寄ったシラネアオイ群生地 これはすごいぞ!



マトネ(937.5m)を越えて大眺望の縦走路へ



ツンブリ平を過ぎて真砂の峰へ砂礫地を行く 前方の金北山はまだ遠い



金北山の山腹に取り付くと残雪に阻まれる 慎重にトラバース



残雪の難所を通り抜けて ヤッター!



金北山頂上から両津方面を望む 弥彦山も見えました



左:オオイワカガミ(大岩鏡)  右:キクザキイチゲ(菊咲一華)


金北山登頂でやれやれと思いきや、まだゴールの白雲台は先で、山頂直下から防衛省管理道路を4.4Km、
歩くことに。待たせてあるバスの約束の時間は過ぎていた。半分砂利の道路を皆さん懸命に、なんと50分で歩き通して白雲台に到着。皆さん早い!最後の力を出し切った健脚ぶりでした。
バスで両津港に無事戻り解散となった。この日帰る人、もう一泊する人、それぞれ自由に散って行った。

天候に恵まれ長い距離を無事こなせたことが第一、そして花と展望を大いに楽しめ大満足でした。
参加の皆さんご苦労さまでした。



花の写真集(外部リンク) 今回の山行で撮った写真です。  期間限定


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城山342.3m・葛城山452m・発端丈山410m (伊豆三山)


2018年4月22日(日)  天候: 晴れ


新年度最初の山行は若葉に萌える伊豆の低山。狩野川畔に聳え立つ奇岩の城山(じょうやま)から葛城山、発端丈山と、伊豆三山をたどり西海岸の三津までを歩き通すコース。富士の展望が楽しみなルートだ。

定員満席27名を乗せたバスは狩野川左岸の道に分け入り城山登山口へ横付け。時間的に大助かり。
準備体操で身体を和らげてから、岩の道へ。すっかり緑になった樹林の枝越しにロッククライミングの岩壁を望みながら登る。城山峠を経て城山山頂にまずは順調に到着。青空に浮ぶ富士山が迎えてくれた。
眼下に狩野川、箱根や天城連山のパノラマ展望も素晴らしい。ゆっくり休憩とはいかず次の葛城山へ向う。
緩い尾根道、山腹のトラバース、複雑な地形を経て林道から急登して葛城山に。山頂一帯は公園、ツツジが咲き誇り観光客で賑わう。もちろん内浦湾越しに富士山を望む絶景が待っていた。花と展望の中で昼食。
最後の発端丈山へちょっと距離がある。来た道を鶯谷という所まで戻り尾根をたどる。最後の急登で相模湾も望める開けた頂に。富士山はまだ付き合ってくれていた。
絶景は海側に少し下ったスポット。内浦湾に浮かぶ淡島、と富士山のコラボレーション。お見事。



城山登山口で準備体操 空気が旨い

 


50分程で城山山頂に到着 岩の山頂は狭い

 


城山での富士山 幸先いいぞ!



葛城山の登りはちょっとハード でも、休まず一気に登った



お〜う 葛城山頂からの富士山  手前の山は鷲頭山



葛城山で昼食後、ウッドデッキに集合



本コース最後の山頂、発端丈山



この景色が観たかったのです (発端丈山の下り始めのポイントで)


発端丈山の下り際でコース随一の絶景を眺めてから急降下の道をバスが待機する三津へ無事下った。
予定を遥かに早めた褒美は伊豆長岡温泉での入浴。風呂上がりのビールで無事下山を祝した。


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