乗鞍・上高地 スノーシュートレッキング
2018年3月2日(金)-3日(土) 天候: 両日共 快晴
先月に続き、厳冬期を楽しむ山行の第二弾は待望のスノーシュートレッキング。沢渡のおしゃれなペンションに一泊。山岳ガイドさん同行で素晴らし景色を眺めながら2日間を楽しんだ。
一日目は午後、乗鞍高原へ。雪に埋まった牛留池を散策後、スノーシュー慣らしを兼ねて氷瀑の善五郎ノ滝を巡る。樹林の冬景色と午後になっても青空にクッキリと見える乗鞍連峰に魅せられた。
二日目は上高地へ。この日も快晴。釜トンネルと次の上高地トンネルを徒歩で抜け出てスノーシュー着装。
すぐに絶景が展開する。大正池に姿を映す焼岳、前方は穂高連峰と明神岳、青空の下、冬景色の眺望に心がわくわく。歩く傍ら、スマホやデジカメで写真撮影も大忙しだった。田代橋付近では猿軍団の歓迎?も受け恐る恐る昼食タイム。休憩後は梓川に沿い雄大なパノラマを目にしながら目的地の河童橋に到達した。
一日目の乗鞍 牛留池(氷の下) 乗鞍岳を望む
善五郎の滝 氷結しているが氷の下に水の音も、春の兆しか
明日に備えてスノーシューの小手調べ
2日目上高地へ 上高地トンネルを抜けてスノーシュー出発
大正池手前で一憩 見る目は穂高連峰 背景は焼岳
大正池と穂高の銀嶺
大正池に影映す焼岳
スノーシューも慣れて順調に、雪原を田代橋へと向う
田代湿原でのひと時 気温も上がり小川の水面に春を感じる
着きました ! ! 河童橋 穂高ぼバッチリ見えて幸せ
河童橋から望む上流の絶景
勿論 下流を彩る焼岳も忘れていません
帰路 まもなくトンネル、穂高・明神の絶景とお別れの一枚
河童橋からの帰路はアイゼンに履き替えてバス道(もちろん積雪に覆われている)経由。大正池で一憩の後、トンネル手前で山岳絶景を見収め、足取り軽く?二つの隧道をぬけ出発点へ無事戻った。
2日間、好天に恵まれ素晴らしい山岳風景をたっぷり堪能できた山行でした。
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雲竜渓谷
2018年2月4日(日) 天候: 晴れ
日光市の稲荷川の上流が氷瀑と氷の殿堂、雲竜渓谷だ。寒さをものともせず冬の絶景を求めて訪れた。
登山口へ向う道路は冠雪で渋滞、バスを予定地の滝尾神社まで行かずに降りることになり、林道歩きをスタートした。アイゼン、Wストックの装備で雪の林道をひたすら歩き洞門岩に。ここでヘルメットを装着、沢ルートに入る。流れを何回か渡ったり、崖をよじ登って一旦、「渓谷入口」の高台に立ち、再び沢に下り、上流へとつめて行くと氷瀑の素晴らしい景観の中に入って行った。
両岸の崖に張り付く氷の壁、滝壺まで凍った滝、青白いガラス色の太い氷柱など、自然の芸術作品は見応え充分だ。皆さん寒さを忘れて見入ったり、カメラに収めていた。
予定地の手前から歩くことになった
積雪の林道を延々と歩く 奥の山は赤薙山
さあ いよいよ雲竜渓谷に入るぞ
ところどころ、流れを渡りながら上流へ
氷の芸術 氷瀑・氷柱の中を行く
神殿のように広がる氷柱
アップダウンもあります
見事な青氷の標柱 アイスクライミングをする人も見えた
素晴らしい景観を楽しんだ帰路は再び長い林道を下山にかかる。途中の林道ゲート(タクシーがここまで入る)で一憩、あと30分かと思われる場所に我がバスの姿を発見。入れるところまでと迎えに登って来てくれた。
嬉しい! 助かった〜。ドライバーTさんに感謝・感激でした。
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筑波山 877m
2018年1月14日(日) 天候: 快晴
会にとって久しぶりの筑波山だ。青空の下にくっきり見える筑波山の雄姿。アクセスのバスは順調に我々を筑波神社の前まで運んでくれた。登山準備を整え、さっそく神社に参拝。今日の無事を祈願してから出発した。
登りはケーブルカー沿いの御幸コースをたどる。樹林の中を行く歴史のある道だ。登りの後半は傾斜が増すも元気に歩く子供たちに負けじと一気に登り御幸ヶ原に登り着く。日光連山の銀嶺を仰ぎ一憩の後、双耳峰の一峰、男体山を往復する。山頂の神社からは関東平野の大展望、富士山を始め甲信越の山並みを一望した。
御幸ヶ原に戻り、かたくりの里で昼憩の後、最高峰女体山へ。山頂はたくさんの人で埋まっていた。混雑の中、集合写真もあきらめ、各自で大パノラマの風景を俯瞰して、すみやかに山頂を後にした。
下山は、ツツジヶ丘へ。大岩が重なる道を下る。大仏岩・出船入船・母の胎内くぐり・弁慶七戻りなど名所を楽しみながらバスが待つケーブル駅前Pへ下った。
御幸ヶ原コースの後半は岩の道を急登
登り着いた御幸ヶ原 すごい展望が待っていた
日光連山がずらりと並んでいた 中央は男体山
まずは、背後の男体山(871m)へ登る
御幸ヶ原から女体山への道 ガマ岩、口に小石を投げ込むと幸せが?
女体山頂上(877m)は大勢の人で超満員
つつじヶ丘コースを下る 大岩をぬったり、越えたり。
「弁慶七戻り」の岩を通る
男体・女体両峰からの大展望は勿論。登り・下りルート共に、大きな岩が見られ、名所・旧蹟も多く、また植生も豊かで大変変化に富んだ山であることを実感。登り下りの急傾斜も大して苦にならず。楽しく歩くことが出来ました。おまけに行き帰りのアクセスに渋滞は皆無、車窓の風景も素晴らしく快適なドライブでした。
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御岳山初詣 820m 麻生山・日の出山
2018年1月6日(土) 天候: 快晴
2018年初詣山行は昨年と同じ御岳山へ。今回は白岩ノ滝・麻生山を経由するコースをとった。
天気は快晴。つるつる温泉行きのバスを「白岩滝」で下車。タルクボ沢に沿って登ると白岩滝に。いくつかの滝があって清流を落としていた。更に沢に沿った道を小尾根まで登り展望が開けた道を登り切り麻生山に到着。山頂からは雄大な関東平野に首都圏湾岸・都心部まで一望。青空に筑波山の双耳峰がクッキリと見えたいた。次の日ノ出山へは金比羅尾根、クロモ岩を経て、お馴染の急坂(階段)を登るルート。ここの頂は大賑わいだ。ひと息いれてから御岳山へ。隋神門から石段を登り武蔵御嶽神社に初詣。この一年の安全登山を祈願。
お待ちかねの新年会は宿坊「藤本荘」で行う。美味しい料理とお酒で新年を祝い、和気あいあいに山談義を楽しんだ。
白岩滝 今回が初のコース 「おぅ〜と声が上がる」
大きな切り株がある麻生山
麻生山 素晴らしい大展望に見入った。
麻生山を下り金毘羅尾根を行く
冬の日差しが眩しい 楽しい尾根歩き
武蔵御嶽神社 一般参拝者より登山者の方が多かった。
宿坊「藤本荘」で新年会
素晴らしい料理 お酒も美味しかった。
白岩の滝から麻生山のコースは会にとって初めてたどる道でした。新鮮さを感じ、変化に富んだ山の風景に皆さんお気に入りのようでした。3年続きの藤本荘での新年会も満足いくものでした。
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生籐山 990.3m
2017年12月10日(日) 天候: 快晴
2017年最後の山行は快晴の天候に恵まれた。上野原駅からバスで石楯尾神社に。晴れ渡った青空の下、ピリッとした冷気を感じつつ山懐の登山口へ向った。まだ日差しが届かないいつづら折れの急登を元気いっぱい登り佐野原峠に。後はなだらかな道が三国山へと導かれた。待望の富士山がクッキリ遠くに南アルプスの銀嶺も。生籐山の頂で富士を望んで早めの昼食。その後、この日の最高峰茅丸(1019m)から連行峰、醍醐丸を経て和田峠まで笹尾根の延長線を縦走した。右に道志・高尾、左は奥多摩の山なみを望み、緩急の登り下りを楽しく歩いた。
急登で登り着いた朝日差す佐野原峠 やっと休めた
三国山に到着 富士山がクッキリ
生籐山 山頂で富士を望んでランチタイム
茅丸への登り 北側斜面は雪の跡が
連行峰手前の伸びやかな尾根を行く
連行峰 ひと休み
醍醐丸は八王子市の最高峰(867m)
和田峠 14:00到着 後は車道を陣馬高原下バス停へ下るだけだ
一日中、好天に恵まれて、初冬の山の雰囲気を十分楽しめて、素晴らしい山行でした
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十二ヶ岳 1683m
2017年11月12日(日) 天候: 晴れ
西湖の北に聳える十二ヶ岳、当初計画は毛無山からの縦走だったが季節的要因などから西湖畔からの直登往復コースに変更して実施した。
快晴の朝、河口湖岸で目指す十二ヶ岳の凛々しい姿を眺めてから、我がバスは登山口の桑留尾に到着。
西湖を後に、いきなりの急登、樹林の中の紅葉にも目もくれず標高差で約300mを一気に登る。平穏な尾根に乗ると、今度は木々の紅葉や、背後の樹間を通して望む富士山を楽しみながらゆっくり高度を上げる。
標高1700m付近、葉を落としたブナ林を過ぎると、本コースの核心部、岩とザレ場の急傾斜に。富士山と西湖の展望が開けるも、ロープ伝いの連続する難所を3点確保で慎重に登った。
辿りついた十二ヶ岳山頂、富士の上部は早くも雲隠れだったが西湖、青木ヶ原樹海、本栖湖から天子山塊の山並み、富士裾野の東には山中湖も望めた。たっぷりパノラマを楽しんでから往路を戻った。
河口湖を通して望む十二ヶ岳の鋭鋒
美しいブナ林の尾根を行く
ロープが架かる岩場で望む富士山と西湖
連続する難所を慎重に登る
十二ヶ岳山頂 我がパーティーでいっぱい
山頂を少し戻った毛無山分岐で昼食タイム
岩場の下降 一層の注意が必要だ
難所を過ぎて、たおやかな尾根を下る
登山口のすぐ前が日帰り温泉。ゆっくりと入浴し、風呂上がりのビールで無事下山を祝した。
好天に恵まれ河口湖湖畔の紅葉と青空に輝く富士山を十分に楽しむことができ、最高の山行となった。 (了)
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赤城山 地蔵岳 1674.0m
2017年10月15日(日) 天候: 雨時々曇り
紅葉を期待した赤城山は生憎の空模様だったが地蔵岳の登山口、新坂平に着くと雨は一時的に止んでいた。全員雨支度で山頂へ向う。紅葉が始まった樹林の中を登ること、約40分で地蔵岳山頂に立った。
ガスに巻かれて展望は皆無、登頂の記念写真を撮っただけで東側の八丁峠へ下った。雨が降り出し、予定していた小沼〜長七郎山コースは中止、小沼畔から鳥居峠へのショートカットコースに入る。付近の紅葉は見事でつい足を止める。幸い小雨になり、ガスも消えて覚満淵から大沼までが幻想的な光景となって見えてきた。
鳥居峠から覚満淵を散策。山肌の錦の紅葉、それを映し込む水面、幻想的な風景があった。
ビジターセンターに到着してトレッキングを終了した。
新坂平の駐車場でストレッチ
「クマ出没注意」の表示を横目に地蔵岳へ向う
明るい林の中を登る
地蔵岳山頂 残念、展望は無かった
小沼に向って下る
紅葉真っただ中
覚満淵と奥に大沼
覚満淵を行く
一日雨空の下であったが、一時的な雨上がりに思わぬ紅葉の絶景を目にすることが出来た。
コース変更で時間も余り、道の駅での温泉タイムもたっぷりとなり、打つ上げ飲食?や農産物買い入れ?を皆さん楽しんでいました。 (了)
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戸神山 とかみやま 771.7m
2017年9月9日(土) 天候: 晴れ
上州武尊山山行の前日、足慣らしを兼ねた軽登山で戸神山に登る。沼田IC近く、端正な三角形が気になる山だ。低山ながら岩場もあり、頂上は360度のパノラマが楽しめる。
絶好の晴天。南側の虚空蔵登山口をスタート。ところどころに置かれた木彫りの動物を探しながら楽しく歩く。岩場ルートと、う回ルートの分岐になり、ためらうことなく直登の岩場ルートに。手も使って連続する岩をよじ登ること約40分、大眺望の山頂に飛び出した。「すご〜い」の声。明日登る武尊山に先ず目が行く。長い裾野を引く赤城山、榛名山、谷川連峰、浅間山などが見えていた。
南側から望む戸神山
この山のハイライト 岩場を登る
もうすこしだ ガンバレ!
山頂到着 背後に聳える子持山
武尊山の全容が望めた
楽しませてくれた木彫り 後は三峰山
下山は北側へ観音寺に下る。秋の田園風景のいなか道をバスが待つふれあい広場へと歩いた。
途中のブドウ園で試食に引かれるなどしてのんびりと鋭気を養ったハイキングだった。 (了)
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武尊山 ほたかさん 2158.0m(沖武尊)
2017年9月10日(日) 天候: 晴れ
上州武尊山と称し前武尊、川場剣ヶ峰、家の串、中ノ岳、沖武尊(主峰)、剣ヶ峰山、獅子ヶ鼻山、西峰の8峰から立ち並び一大山群を形成している。今回の山行は宿泊先の送迎を利用してオグナ武尊口の上部、標高1700m付近をスタートに前述の8峰中、7峰を縦走(2峰は巻き道)する長時間コース。
昨日に続き朝から晴天。登山口に向う宿のクルマから朝日を拝み、スキー場最上部まで送られた。
それでも前武尊まで小一時間。稜線は素晴らしい展望が広がっていた。川場剣ヶ峰の岩峰巻き道、スリルある岩稜線を通って家の串を越し、中ノ岳南をトラバース、最後の登りで沖武尊山頂に無事到着した。
さすが百名山の頂、朝から多くの賑わいだ。360度の展望を楽しむ事が出来た。
標高1700m付近からスタート
前武尊を過ぎ前方の川場剣ヶ峰に向う 右奥は至仏山
家ノ串でひと息 左のピークが沖武尊 右は中ノ岳
狭い岩峰を行く バックは主峰、沖武尊 まだ先は長い
三ッ池を通ると山頂は近い
沖武尊山頂から登って来た峰々を望む
下山は遥か先の剣ヶ峰を越えねばならない
下山のルートで剣ヶ峰を登る一行
剣ヶ峰を越え西峰でホッと一息できた
下りルートは剣ヶ峰を越え西峰から高手新道を川場スキー場の先まで長い距離だ。厳しいアップダウンは西峰で終了、あとは木洩れ日の射す樹林の中を高手山下の駐車場まで延々と歩いた。
山岳展望に恵まれ武尊山の全容を知ることができました。岩峰も緊張感をもって歩き通し全員無事、山行を終えることが出来ました。 行動時間9時間40分と長時間、皆さんご苦労さま。 (了)
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水ノ塔山 2202m〜東篭ノ登山 2227.9m・池ノ平
2017年8月27日(日) 天候: 晴れ
8月に続いた天候不順な天候もやっと回復、気持ち良く晴れ上がった空の下、高峰温泉口から水ノ塔山〜東篭ノ登山の縦走コースに入った。たちまちマツムシソウの群生に出合う。高山蝶が盛んに蜜を求め舞っていた。他にもオヤマリンドウ、ツリガネニンジン、ハクサンオミナエシなど、夏から秋にかけて咲く花が目に飛び込む。
アルプスを思わせる岩場の稜線、展望も素晴らしく眼下に高峰高原、池ノ平が箱庭のようだった。
最高峰の東篭ノ登山は360度の眺望。八ヶ岳や遠方の北ア方面は白い雲が閉ざしていたが浅間山連峰はよく見え、浅間本山の火口壁(山頂)がせり上がって望めた。
兎平に下山し、時間の関係からコース変更、池ノ平の散策を最後とした。ヤナギラン、ウメバチソウ、ワレモコウ、ノハラアザミ、マルバダケブキ等など、たくさんの花が咲き、ここでも高山蝶のベニヒカゲやアサギマダラが乱舞していた。
水ノ塔山に向う 左は東篭ノ登山
岩場の上から皆さんを撮影
一列で登る 爽やかな風が気持ちいい
ちょっとした岩場の通過 アルペン的です
展望の稜線を歩く 赤ゾレ付近
東篭ノ登山で眺望を楽しみながら昼食タイム
東篭ノ登山を下る 前方は池ノ平
池ノ平 お花畑を行く
マツムシソウにとまるクジャクチョウ(左)とベニヒカゲ(右)
手軽に登れる標高2千メートルクラスの高原の山、天気に恵まれたのが幸いでした。夏の残り花に秋の花、
結実した草花の実、花を求めて舞う高山蝶、素晴らしい自然の営みを感じた山行でした。 (了)
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