2024(令和6)年度の活動
石老山 702m 相模湖・道志
2025年3月23日(日)
天候:晴れ
春本番となった彼岸明け。ぽかぽか陽気の絶好のハイキング日和になった。
相模湖駅から満員のバスに乗って10分程で石老山入口バス停に。軽く準備体操の後、ゆっくりと登山口に向う。
登山道入口付近から望む石老山(中央)
春うららの道を登山口へ
相模湖病院駐車場を過ぎると、いいいよ、奇岩・巨岩を見ながらの登山道だ。
結構、傾斜がきつい。滝不動、屏風岩等の標識を見ながら岩間の急坂を登って行き、顕鏡寺山門前に。本堂の建つ広い境内からは東の方向が見渡せた。
古刹・顕鏡寺 山門前
登山道に引き返し急坂を登り、桜道への分岐は左の急坂を登る。と巨大な雷電岩を巻いて八方岩に。ここからは、これから登る石老山が良く見える。
圧巻、大岩(雷電岩)の下を登る
八方岩 石老山はあそこだ!
明るい尾根道となり、緩やかに登って行く融合平見晴台に到着。正面に奥高尾山稜を望む。左に小高いピークは陣馬山だ。
一息入れてから、頑張りどころの樹林帯の中を登って行き、上方に人影を見ると石老山の山頂に着いた。
融合平見晴台でひと休み 陣馬山が望める
がんばりどころの樹林帯を行く
石老山に到着
山頂の僅かな隙間から南西方向にのみ展望が得られる。丹沢の蛭ヶ岳、大山そして富士山がやっと目に入る。大室山の隣後ろに富士山が真っ白な雄姿で微笑んでいるかのようだ。
大室山と富士山のコラボ
山頂ベンチで昼食タイム
下山は西側、大明神方向に。篠原への分岐近くで三等三角点標石を確認してから、急斜面の尾根歩きだ。結構なアップダウンを繰り返して大明神展望台へ。
急斜面の尾根歩き 木の根っこが邪魔だ
大明神展望台
相模湖大橋 中央道と景信山
展望を楽しんだ後、コースは二つに分かれる。言わば、谷コース(東海自然歩道)と尾根コースだ。我がパーティーも希望で二手に分かれて下ることに。
谷コースは樹林帯の中、静かな沢の流れを楽しみ、尾根コース組は、明るい尾根道からの絶景を楽しんでの急坂下る。
尾根コースのハイライト ロープ伝いの急坂
相模湖を眼下に最後の下り
両コースとも車道に下り立ち箕石橋で合流。谷コース組の到着が早かった。
鼠坂(バス停あり)方面へ向い渡し舟乗り場入口で解散。
相模湖駅へ、渡し舟乗り組とバス乗り組に分かれ渡し舟組は穏やかな湖上からの景色を楽しんだ。
ここで解散 帰りは自由にどうぞ〜
渡し舟組は穏やかな湖上からの景色を楽しんだ。
好天に恵まれて、春の気持ちの良いひとときを過ごしたハイキングでした。
【歩いたコース】
石老山入口バス停…相模湖病院…顕鏡寺…八方岩…融合平見晴台…石老山…大明神山…大明神展望台…谷コースor尾根コース…箕石橋…渡し舟乗り場入口(解散)
---- 行程 約4時間50分(内、休憩60分)
同行者15名
赤城 鍋割山 1332m 赤城山
2025年2月9日(日)
天候:曇り時々晴れ間
赤城山の最南端に瘤のように盛り上がる鍋割山。スノーハイクで登頂する。
アクセスは貸切バス。関越道を走る車窓から望む赤城山は中腹部までまだ雪雲が覆うが天気は回復の兆し。前橋ICを出て赤城山へ向う。特長的な鍋割山の姿が見えてきて、山頂部は白く雪を被っている。
大鳥居をくぐると道路も雪道に。道の駅「ふじみ」に立寄ってから登山口の姫百合駐車場に8時55分到着。思ったより多く雪に期待が高まる。
防寒・滑り止め着装、ストレッチを終えて登山口をスタートした。(総勢18名)
雪いっぱいの駐車場でストレッチ
トレースを追ってコースへ入る
コース入口から積雪は深い。雪も風に飛んで時々降るが支障はない。トレースをたどって樹林の中へ登って行く。まずは荒山高原を目指す。
いざ荒山高原へ
急傾斜の登りにかかると積雪はいっそう深く、トレースを外さないよう注意して進む。雪の下は階段なのだろう。「荒山風穴」を過ぎると、さらに傾斜を増しジグザクを木って登り、上空が開けて荒山高原の一角に飛び出る。(10:18着)
雪深い登りが続く
荒山と鍋割山の鞍部にあたる稜線上の雪原広場(標高1258m)だ。青空も広がって来た。見通す先に、遠く富士山の姿も確認。ラッキー!
登り着いた稜線が荒山高原 標高1258m この写真の奥に富士を見る
一息入れて鍋割山に向う。ここからは稜線沿いだ。積雪はさらに深く、樹林も雪を被り落葉樹の枝には霧氷も見える。美しい風景だが歩く足は重い。
稜線沿いに鍋割山へ向う 雪はかなり深い
ルートは稜線の左側から右側と変ってから、やがて尾根中央を歩き、小ピーク二つを通過して進む。展望の良い場所だが冷たい風に乗ってくる雪雲に視界は遮られる中、黙々と雪中行だ。風が強い場所には小さな雪庇もできている。
見通しが利く稜線 鍋割山はまだ先だ
小ピーク、竈(かまど)山を通過 ラッセル気分
火起山、竈(かまど)山の二つのピークを過ぎ、樹林の中にいったん下り再び展望の尾根を進む。晴れ間の青空の下、前橋市街地が広がる。歩く先に人だまりを見ると鍋割山の山頂に。(11:18着)
大きな山頂標の傍に小さなお地蔵さんが祀られている。
(左) 鍋割山近し (右) 山頂標識とお地蔵さん
赤城山系最南端のためか? 晴れ間が多くなる。風も弱く日当りは寒くない。k雪化粧の景色を眺めゆっくりと昼食タイム。利根川対岸、榛名山塊の先に雪化粧の浅間山を望む。雄大な景色だ。
山頂から望む 浅間山
山頂での一時
登頂記録写真を撮り終え山頂を後にする(11:48)。来た道の折り返だ。雪を存分に楽しみ颯爽と ----。
。
鍋割山を後にする
竈山付近に来ると天気は急変、空は閉ざされ小雪もちらつく。風景はモノトーンの世界だ。これもまた、美しい。
鈴ヶ岳 荒山
一気に歩き約40分、荒山高原に戻り一息入れてから出発点の姫百合駐車場に無事下山。早い到着だ。(12:55)
出発点に戻る
バスに乗り込み、再び道の駅「ふじみ」に。温泉入浴を済ませて帰路に就く。
山麓から鍋割山がクッキリと見えていたのが印象的だ。
バス車中より望む鍋割山 雪の山頂に登った
天気も冬としては、まあまあ。積雪も十分、行程も3時間半ほどと適切なスノートレッキングでした。皆さん存分に楽しめた感じです。山中での雪景色はいつまでも印象に残ることでしよう。
【歩いたコース】
姫百合駐車場…荒山高原…火起山…竈山…鍋割山…(往路を戻る)…姫百合駐車場御
---- 行程 約3時間30分(内、休憩50分)
同行者18名
日の出山 902.0m 〜 御岳山 929m 奥多摩
2025年1月19日(日)
天候:晴れ
御岳山の宿坊で新年会を兼ねた山行。天気予報では曇りだが朝から青空広がる絶好の天気、今年も幸先良くスタートを切る。
武蔵五日市駅発のバスは15分ほどで日の出山登山口に。下車し、あらためて参加人員を16名を確認。沢沿いの林道の先で準備体操の後、登山コースに入る。
日の出山入口 ここから山道に
植林帯の中をジグザクを切て登って行く。新年早々の登山は身体が重く思うように足が進まないメンバーも・・・。途中一回休で明るい日差しの射す顎掛岩に到着してホッとする。
顎掛岩で一呼吸
ここからは尾根歩き。五日市たわやかに続く低山を眺めながら歩を進める。麻生山方面からの道を合わせると休憩スポットのコモロ岩に。振り返り望むピラミダルな山が印象的だ。(麻生山かな?)
快適な尾根歩きでコモロ岩に
一息入れてから本コースのハイライト、日の出山まで続く階段登るりにかかる。
新緑や紅葉の時期でないので目に留まるものは無し。それぞれマイペース登って山頂に集結。
名物?階段の直登を行く 石垣が見えると山頂直下
日の出山に到着
人は疎らの日の出山。展望は霞がかった都心方面に比べ奥多摩の山々は青空の下、クッキリ。石尾根の六ッ石山から雲取山方面が美しい。
石尾根方面の眺望
御岳山と奥の院
眺望を楽しみ休憩後、西側に下り御岳山へ向う。冬枯れ樹林の枝越しに御岳山の集落などの風景が望めるのはこの時期ならではだ。
途中に建つ鳥居を過ぎると御岳山の登りにかかり、やがて宿坊・土産店などが建て込む御岳集落に。一の鳥居を経て石段をしっかり?上り御嶽神社に詣でる。

御岳山へ向う
御嶽神社に参拝
御嶽神社境内から日の出山方面
今年の登山の無事を祈願後、神代ケヤキ近くの宿坊藤本荘へ。
午後1時前に到着。約2時間、新年会食。時間をおいて次々と出てくる料理に舌鼓を打ち山談義を楽しむ。もちろん少々のお酒も友に。
宿坊藤本荘に到着
新年会の様子
約2時間の宴会を終え宿坊前で解散。
下山は滝本へ。ケーブルカー乗車と歩き組に分かれて下り、ケーブル下から御嶽駅行のバスに乗った。
歩いて下山の途中、ケーブルカー組に遭遇
天気も良くて距離もほどほど。宴会付きの初山行を楽しみました。幹事さんありがとう。
【歩いたコース】
日の出山登山口…顎掛岩…クロモ岩…日出山…御岳山(御嶽神社参拝)…神代ケヤキ…宿坊(新年会)*宿坊で解散
---- 行程 約3時間15分(内、休憩60分) *下山の時間含まず
同行者16名
陣馬山 855m 〜 景信山 727.3m 奥高尾
2024年12月15日(日)
天候:快晴
高尾駅北口でそれぞれバスに乗り陣馬高原下(バス停)に集合。参加者は17名だ。朝8時過ぎ、空は快晴。谷間のこの地にはまだ陽射しは来ない。
寒さの中、準備体操を入念にしてスタート。和田峠に向う狭い車道を暫らく行き新道登山口に。
陣馬高原下バス前でストレッチ
陣馬山への新道登山口
植林の中へ踏み込んで道は続く。すぐに登りとなり傾斜が増していく。冷えた身体はたちまち暖まるが息も苦しい。途中2度の小休止を入れ植林を抜けると朝の日差しが照る山頂直下の草原に飛び出す。シンボルの白馬像が待ち受けて見える。
植林の中の急登が続く
やっと白馬の像が立つ山頂が見えた
登山口から1時間強で陣馬山に。快晴の冬空、360度の眺望が広がる。富士山はクッキリと冬姿を見せている。奥多摩、道志・丹沢の山並、首都圏平野と一望だ。
富士山とのコラボで集合写真をしっかり撮ってから山頂を後にする。
陣馬山頂は360度の展望地
雲一つない青空に富士を仰ぐ
奥に連なる奥多摩の山並み 右の双耳峰は大岳山
ここからは高尾山へと続く関東ふれあいの道、東京と神奈川の都県界尾根だ。
陣馬山を少し下った草付きのところどころでシモバシラ(霜柱)を観る。思ってもいないところに突然遭遇して大感激。
尾根道は下りになり左右は樹林、しばらく展望は望めない。30分ほどで明王峠に着きザックを下ろして休憩。紅葉が終わった初秋の風景が漂うスポットだ。
休憩スポット明王峠
明王峠からは、なだらかな尾根歩きが続く。左に暗い植林、右は日差しが射し込む落葉樹林、強烈なコントラストの中を行く。空が広がると伐採地に。防火帯だろか。
日当たりの小広い場所で早めの昼食タイムをとる。
明るい伐採地を行く
本コースは小さなピークをいくつも越すが大部分は巻道もあって自由に選んで歩けるのが良いところだ。休日とあって子ども連れも多く見かける。
次のスポット堂所山へは直登コースで一気に登る。北高尾山稜が分岐する山頂は狭くベンチも空きなく、速やかに立ち去ることに。
山頂東側の急なガレ場を下り巻道と合流、次の景信山を目指す。
堂所山でひと息入れる
堂所山東の急な下り
50分ほどで多くの人で賑わう景信山に到着。三角点の標柱前だ。東側が大きく開け八王子市街から都心高層ビル群、遥か千葉・横浜方面まで一望だ。頂上近くの林内でこの日2度目のシモバシラを見つける。
賑わうな景信山
景信山で「ふれあいの道」と分かれて下山にかかる。支尾根を下り、小下沢分岐を経て、さらに下のベンチサイトで最後の小憩後、景信山登山口に降り立つ。
景信山を後に下山開始
小下沢分岐から支尾根を下る
山中での最後の休憩
舗装路を小仏バス停に下り山歩きはゴール。バス待ちの間に解散。
好天に恵まれ最高の山行でした。陣馬山から望む冬晴れの空にクッキリとした富士山、奥多摩や道志・丹沢の山々の眺望は感動的でした。
参加の皆さんが順調に行動され、事故もなく無事終えることができました。
【歩いたコース】
陣馬高原下バス停…新登山道…陣馬山…明王峠…堂所山…景信山…小下沢分岐…景信山登山口
…小仏バス停
---- 行程 約5時間55分(内、休憩95分)
同行者17名
扇 山 1138m 〜 百藏山 1003.4m 大月周辺
2024年11月17日(日)
天候:晴れ
JR中央線鳥沢駅に集合それぞれ集合。梨ノ木平行のバスに乗り込み登山口に。
前日と打って変わり、天気は晴れて暖かい。梨ノ木平を後に道はつづら折りの登りが続きたちまち暑くなる。途中のベンチからは冠雪した富士山が望め、大久保山のコル付近に来ると鮮やかな紅葉を目にする。
登山開始 樹林帯の中、気持ち良い道を行く
冠雪した富士山 大久保のコル
大久保山のコルから稜線を右へ。秋色の風景を眺めながらたどり扇山に着く。
大きく広がる富士山と対面、軽く食べて一憩後、登山客で賑う山頂を後にする。
間もなく扇山の頂上へ
扇山山頂 視線の先には富士山
扇山での富士山(ズームアップ撮影)
先ほどのコルまで戻り稜線を百藏山方面に向う。大久保山を越えると急降下が始まり滑りやすい粘土質の道を注意して下る。宮谷分岐からは一転、コタラ山に向けて急登、登り切った後、南に向きを変え進んだ先で扇山の大きな山容を望む。
ホッとしたのもつかの間、続く百蔵山への急登がなかなかキツイ。
扇山を後に気持ち良い尾根歩き 百藏山へ向う
大久保山を過ぎて長い急坂を下る
登山口への分岐点でようやく平坦になり、ほどなく百蔵山に到着。逆光の中、まだ見えている富士山と再会。
百藏山頂 雲海に浮ぶような富士山が
百藏山頂で昼食休憩の後、西側の鞍部から猿橋駅に向けて下る。植林帯の中で暗いが歩きやすい。途中、一カ所の開けた見晴ポイントで最後の絶景を望み山里に下り立ち、車道を歩き猿橋の分岐点で解散。登山を終える。
百藏山の下り 見晴しポイントからの風景
下山して仰ぐ 百藏山(左) と岩殿山
解散後、希望者は日本三奇橋の猿橋へ。紅葉と渓谷美に彩られた猿橋に魅了された後、猿橋駅から帰途に就いた。
下山後立寄った猿橋
今回の山行は、扇山から百蔵山の間の急登、急降下が思いのほか大変だったが、
これも思いのほか、晴天・好展望に恵まれ、美しい紅葉の中を気持ちよく歩くことができた。
全員怪我も無く、完登できて何よりでした。
【歩いたコース】
梨ノ木平(登山口)…扇山…大久保山…宮谷分岐…百藏山…百藏山登山口…猿橋分岐点
*希望者は猿橋へ。
---- 行程 約6時間05分(内、休憩85分)
同行者18名
2024/10月
一切経山 1949.1m ・ 東吾妻山 1975.1m 磐梯吾妻
2024年10月20日(日)-21日(月)
天候:両日共 晴れ
一日目 吾妻小富士・浄土平散策
一泊二日の貸切バスによる山行。西東京市を6時過ぎ出発、東北道経て高湯温泉から磐梯吾妻スカイラインへ。紅葉は見頃。行楽渋滞の中、つばくろ谷、天狗の庭を巡り、浄土平駐車場に11:50に到着した。
道路渋滞、バスの外に出て紅葉を堪能 奥の山は吾妻小富士
浄土平は多くの人とクルマ。レストハウの屋根越しに望む一切経山、荒々しい斜面から勢いよく噴気が上がる。吾妻小富士に登る散策路も混雑気味だ。
まずは、レストハウスの2階で昼食をとってから、身軽な服装で吾妻小富士の火口巡りに。階段を10分で火口壁上に。すり鉢状の大きな火口が目に飛び込む。
観光コース 吾妻小富士の火口巡りに
吾妻小富士の火口
素晴らしいパノラマ展望の中を右回りで火口巡り。小高いピーク付近からは福島盆地を眼下に阿武隈山地、南に安達太良山地から東吾妻に続く山々もクッキリ。
火口壁に沿って時計回り一周のスタート
あれが頂上かな?
中間地点を過ぎ、南に回り込むと下り坂。正面に一切経山のダイナミック風景を望みながら火口一周を終え浄土平へと戻り、約1時間の行程を終える。
半分を過ぎた辺り
浄土平へ下山の方向 正面に一切経山のパノラマ
浄土平から望む一切経山
残りの時間、浄土平で自由時間。ビジターセンターに寄ってから各自、湿原散策を楽しむ。草紅葉はほぼ終わった湿原にジュータンのような緑の苔が目を引く。
道路を隔てた先の桶沼まで足を延ばす。沼に映る紅葉・黄葉、戻る道では吾妻小富士麓に広がる草紅葉の風景が素晴らしい。
浄土平湿原
桶 沼
吾妻小富士麓の草紅葉
浄土平を十分楽しんだ後、今宵の宿、土湯温泉の旅館へバスで移動。
地下源泉からの温泉と自慢の料理、地酒を大いに楽しんだ。
二日目 一切経山・東吾妻山へ
土湯温泉の宿を8:30出発。バスは土湯峠経由で浄土平に45分で到着。快晴の空が広がる。
ビジターセンター前で準備を整え9:30行動開始。湿原から登山道の坂道に入り、分岐を一切経山方向に。右手に、大穴火口の噴気を見ながら岩ゴロ・ガレ場の斜面を登る。吾妻小富士の火口を上から望む付近で小休止。足元にはシラタマノキの白い実が目に付く。
スタート点のビジターセンター前
小休止で衣類調整
暫らく登ると木道を辿るようになり、前方が開けて酸ヶ平湿原(分岐)に。北に道をとり、避難小屋を過ぎると一直線の急登だ。下って来る人も多く、すれ違いながら、踊り場のような場所に到達。返り見る酸ヶ平湿原の先に鎌池を望む。
ここから山頂へ600mとの標示。火山礫の道をさらに登り、前方が開けると緩やかな道になり、奥に見渡す山頂に心がはやる。
避難小屋を過ぎて急斜面を登る
火山礫の平坦な道を行く
あるく先に山頂が見えてきた
スタートして90分、11:時に一切経山到着。西吾妻方面も開け、360度の雄大な展望に目を奪われる。そして、少し先からは眼下に「魔女の瞳」と称される五色沼が紺碧の湖面を見せる。素晴らしい景観に皆さん大感激。
一切経山 山頂
山頂の先で五色沼をバックに
立ち去りがたい頂だが、ゆっくりして居られない。東吾妻山に登る時間が迫る。15分ほどの滞在で山頂を後にする。来た道を休みなく、一気に酸ヶ平の分岐に戻る。
吾妻小富士と大穴火口の煙を見ながら下る
酸ヶ平の先に鎌沼を望む
酸ヶ平分岐で既に時間は正午に近い。ここで、予定通り東吾妻山へ登る組と鎌沼散策組に分かれ東吾妻山登頂組は急いで出発する。
酸ヶ平 東吾妻山登頂組は足早に出発
鎌沼散策組はゆっくり鎌沼めぐり。昼食後、沼畔の木道を歩き、秋晴れの下に広がる素晴らしい景観を楽しみながら姥ケ原分岐を経て浄土ビジターセンターに戻る。
鎌沼と東吾妻山
吾妻小富士が見えたら浄土平は近い
一方の登頂組、鎌沼沿いの道を抜け、姥ヶ原から東吾妻山頂をピストン。浄土平に散策組との差、30分遅れで到着。早い早い!。
東吾妻山頂では湧き出た雲で視界が遮られたが皆さん満足感たっぷりだ。
東吾妻山への登り
東吾妻山をピストン後、姥ヶ原を浄土平へ向う
レストハウスで全員合流。帰り支度をして、名残惜しいが14:40 帰路に就いた。
2 日間とも好天に恵まれて本当に気持ちが良かった。特に磐梯吾妻スカイラインの紅葉の美しさはピークを迎えていた。また、「魔女の瞳」にも完全に魅了された。
温泉宿もなかなかのものだった。参加された皆さんもそれなりに満足できたと思う。
【歩いたコース】
一日目 浄土平 吾妻小富士火口巡り・浄土平湿原。桶沼コース散策
---- 行程 約2j時間
二日目 浄土平… 酸ヶ平…一切経山…酸ヶ平…鎌沼… (登頂組16人 東吾妻山往復…姥ヶ平)…姥ヶ平分岐… 浄土平
---- 行程 登頂組 4時間50分(内、休憩約30分)散策組 4時間10分(内、休憩40 分)
同行者22名
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