日曜登高会活動記録


日曜登高会
TOPICS



富士山二ツ塚
2024/5

ハルリンドウ


フジハタザオ




ハルリンドウ


可憐なスミレ





都留アルプス
2024/4


ミツバツツジ


ミツマタ


キブシ


ヤマツツジ

2024(令和6)年度の活動


2024/5月

富士山 二ツ塚(双子山) 下塚1804m  上塚1929m 富士山


2024年5月11日(土)
天候:快晴

快晴の空の下、貸切バスで総勢24名、御殿場口新五合目に9時過ぎに到着。富士山頂は、寄り近くクッキリ望め、最高のコンデション。登山口でのびやかにストレッチの後、9時15分スタート。


出発前のストレッチ

歩くコースは大石茶屋〜下塚〜上塚〜四辻〜幕岩〜新五合目の周回コース。
五合目(標高約1450m)は森林限界付近だ。カラマツの低木が目立ち新緑が眩しい。歩く道は、いきなり砂礫(スコリア)に踏み跡を追い大石茶屋へ。前方に富士山頂、左手に地肌の宝永山、歩くにつれて二ツ塚(別称:双子山)の上塚、下塚も現れる。


スタート直後 前方に富士山頂部と宝永山(左の山)を望む


左から二ツ塚下塚、上塚、宝永山、富士山頂部

大石茶屋から二ツ塚ハイキングルートへ。遥か前方に、目指す二ツ塚を望み砂漠のような大空間を行く。足が潜って歩き難い。踏み跡をたどるのが得策と実感する。


道は全てスコリア(砂礫)を踏んで雄大な空間の中を行く

下塚分岐は上塚と下塚の鞍部となる所だ。ひと息の後、一気に下塚に。意外に広い頂。振り返ると上塚、宝永山、富士山頂が大きく迫る。目を転じれば山中湖と御正体山・丹沢山塊、箱根連山、近くに愛鷹山など大パノラマだ。


下塚分岐


広い下塚の頂 富士山山頂と宝永山が迫る


ハートマークの先、上塚・宝永山・不意山頂と並ぶ


山中湖方面

次に上塚へ向う。上塚は一般ルートからは外れるので道標はない。下塚頂きから西側に道下る。正面に大きく上塚を望みいったん暗部に。ここから上塚へ標高差150mの直登だ。砂礫(スコリア)層の踏み跡をたどって奮闘、30分弱で全員登り切る。


上塚へのトレース               砂礫の傾斜懸命に登る


もうすぐ上塚に登り切る

正面に富士山と宝永山が双子のように並ぶ。ここでしか見られない絶景に圧倒される。振り返ると眼下に下塚、奥は御殿場市街と箱根に愛鷹連山、高度感もあって素晴らしい眺めだ。上塚に登って良かったと実感する。


上塚 上部は宝永山と富士山頂


愛鷹山を望む

富士山から吹き下りる風を南斜面に避け、絶景を望みながらの昼食タイム。
下りは楽な砂走り。15分ほどで鞍部に下り着く。


上塚を下る 下に見えるのは下塚

上塚を下山し、二ツ塚正規ルートに戻り西進、上塚の山陰で見えなくなっていた富士山が見えだすと四辻(二合)となり、ここを左に幕岩を目指す。標高を徐々に下げ道は森林帯に入って行く。富士山とは暫らくのお別れだ。


四辻を過ぎた付近 背後は上塚のピーク


しばらく展望はお預け、樹林の道に入る

溶岩が流れ落ちた幕岩上を左に見てから、樹林の中の小高い丘を越えて広い谷へと下り立つ。幕岩の前だ。荒々しい崖下の空間、吹き抜ける風が心地よい。
ここからは樹林コースを下るのみだ。
溶岩床の沢筋を下ると歩道は左の樹林帯の中へ。日差しを受けて輝く新緑、野鳥が囀り、オオカメノキやミツバツツジの花も散見、歩く道端には可憐なスミレの群生を見る。


幕岩前で一息         溶岩の上を歩き樹林帯へ

小一時間で樹林帯を抜け再び砂礫地に出る。再び仰ぐ富士山頂部、まだはっきりとした姿を見せてくれていた。


再び砂礫の道に出て登山口に

バスが待つ新五合目駐車場に下りて無事山行を終える。
好天に恵まれ、素晴らしい富士山腹の景観をたっぷり味わった山行でした。

【歩いたコース】 
新五合目登山口 … 大石茶屋 … 下塚 … 上塚(往復)… 四辻 … 幕岩上 … 幕岩…新五合目P

  ------ 行程 4時間 30分(内、休憩約 80 分)   同行者24名


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2024/4月

都留アルプス 最高地点713m 道志山塊


2024年4月7日(日)
天候:晴れ

富士急行線東桂駅に集合。総勢18名で9時35分にスタート。R139号を渡り、桂川に流れ込む鹿留川の名所、おなん渕に。小滝の回りにゴミが浮くのはいただけないがサクラも満開で良い景観だ。すぐ上流の橋を渡り民家の脇から都留アルプスのコースに入る。樹林の坂を僅かに登ると神社の前に。最初のピーク古城山だ。昔、烽火台である城があったと言われている。


おなん淵


住吉神社がある古城山

神社の裏側から急な傾斜を下りきり、上り返して鉄塔に。さらに杉林の山中をアップダウン。明るい落葉樹林が現れホッとする。芽吹き始めた木々が美しい。


アップダウンの連続で歩く


芽吹き始めた樹林の中をを行く

田原の滝方面の分岐を過ぎ、山裾を行くと右側の崖上にミツマタの群生地が現れる。鉄塔が建つ場所に上り、あたり一面黄色く染まり甘い香り漂うミツマタ畑を観賞する。


ミツマタの群生地

ミツマタ群生地で昼食タイムの後、道は次第に小さな尾根に乗り、尾崎山への分岐を過ぎると都留アルプスの最高地点(標高713m)に到着。標識にはストレートに都留アルプス山と記してある。山頂の雰囲気はあまり感じない。雑木林を通して望む山は道志山塊最高峰の御正体山だろうか?


都留アルプス最高地点

最高峰からは松林の急な斜面を下り切るとサクラも咲くなだらかな尾根道に。視界が開けると千本桜植栽地だ。苗木が白い布で覆われている。数年後がお楽しみというところか。下に都留の市街地が広がり、背後の山並は、三ッ峠山、本社ヶ丸、鶴ヶ鳥屋山、高川山と続き、その奥には、滝子山、雁ヶ腹摺山なども望む。


最高地点からの下りは松林


なだらかな尾根はサクラを愛でながら


千本桜植栽地から都留の街並みを望む 右のピークは高川山

「友愛の森」という施設を抜け、天神山のピークを過ぎて下ると四つ辻の鍛冶屋坂分岐に降り立つ。コース中のポイントの一つ水道橋「ピーヤ」が目に入る。大正9年に造られた建造物でレトロな風格がする。今も谷村発電所へ水を通している。ピーヤとは橋脚を意味するようだ。


水道橋ビーヤ

一息入れて崖の急坂を登り尾根筋に向う。左手奥にもう一つのピーヤを見て坂道を上ってた先に送水管沿のサクラ並木が今や満開、前方の芽吹きの山肌と絶妙なコントラストに皆さん足を止め、しばし写真撮影タイムに。


サクラの枝越に鶴ヶ鳥屋山を望む

さらに登り詰め尾根上のパノラマ展望台に到着。富士急・国道139号沿いの街並み、杓子山、倉見山、三ッ峠山を一望する。富士山は雲の中だったが、立て看板のイラストによると頭の僅かな部分しか見えない。


パノラマ展望台 富士山は倉見山で隠れる位置になる

ここから再び尾根歩きとなり、長安寺山、白水山とたどり、最後のピーク蟻山(烽火台跡)に。電波中継施設が建つ蟻山山頂、狭いが展望はなかなか良い。北側に南大菩薩連山の峰々も望める。
後は発電所に下るのみ。途中、富士山展望台の道標を見る。路をそれ立寄ると、正に此処は富士山を大きく望める場所だ。


蟻山からの下りで越える大岩

発電所導水管沿いに下る道も大きなサクラの木が多くあって目を見張る。青空をバックに咲き誇るサクラを眺めながら谷村発電所登山口に降り立った。


サクラ満開 花見をしながら下山


谷村発電所に無事下山

都留市駅近くの「より道の湯」で解散し山行を終えた。

心配された天気も奇跡的に快晴となり、今年度最初の山行を楽しむことができた。都留アルプスは低山ながら、かなりのアップダウンがあり、思いのほかハードであった。

【歩いたコース】 
東桂駅 … おなん淵 … 古城山 … ミツマタ群生地… 都留アルプス峰  … 天神山 … 水道橋ピーア…パノラマ展望台…長安寺山…白木山…蟻山…富士山展望台…谷村発電所…都留市駅

------ 行程 5 時間 25分(内、休憩約 95 分)   同行者18名




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