日曜登高会活動記録


日曜登高会



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2017年4月〜7月までの記録

鳴虫山(4月)

黒川鶏冠山(5月)

雨乞岳(6月)

高尾山納涼登山(7月)

双六岳・三俣蓮華岳(7月)

双六岳 2860.4m・三俣蓮華岳 2841.4m


2017年7月28日(金) 〜30日(日) 


天候: (3日間)曇り/晴れ間 時々小雨


本年度のメインイベント、山中2泊の北アルプス山行は総勢20名。予定通りのコースを無事走破しました。

一日目は新穂高温泉から鏡平まで。標高差1200mを登る。冷たい雪解け水を落とす秩父沢を渡ると、数々の高山植物を目にする。いくつか雪渓を渡り、登り一本の道が延々と続くが、足元の花々に励まされながら一歩一歩登る。雪渓付近で咲くサンカヨウ、林内ではキヌガサソウが多く見られ疲れを忘れさせてくれた。
午後4時過ぎ鏡平小屋到着。さっそく名物の「かき氷」に飛びつくメンバー。左党は勿論生ビールで乾杯。



標高1725m 秩父沢で 上流には雪渓が



雪渓を渡るメンバー



待ってました「かき氷」


二日目はハイライト、双六岳・三俣蓮華岳を目指す長い行程だ。
天気はなんとか持ってほしい願いを込めて5時30分、鏡平を発つ。稜線上の弓折乗越(標高2560m)に立つとガスの中から鎗ヶ岳が姿を見せ、感動した。
ここからは花の稜線歩き。ハクサンイチゲ・クロユリ・シナノキンバイなどの花々が咲き乱れていた。
稜線上の2622mピークを越えると前方遥かに双六小屋を確認する。右に双六岳、前方奥は鷲羽岳も覗く。


鏡池に影映す鎗ヶ岳連峰  7月29日 5:18



さぁ〜頑張るぞ! 鏡平小屋出発 5:30



オー凄い 鎗・穂高のシルエット 5:53



お花畑の稜線  左は双六岳 奥に鷲羽岳を望む



「クロユリ」ベンチ  ミヤマクロユリを見た



双六池までは下り この時は双六岳の頂まで見えていた


この日投宿の双六小屋に不要な荷を預けてから双六岳へ向う。
残雪を乗り越え、広大な頂上草原を縦断して立った山頂はガスで展望皆無。しかし達成感がわいた。
続く三俣蓮華岳へもガスが消えず道端の花々を愛でながらのひたすら歩く。
山頂を極めて下った雪渓際で5〜6羽のライチョウに遭遇、全員が確認、ラッキー。
双六小屋へ戻るトラバース道の2時間は時折小雨が降り。雨具を着たり脱いだりを繰り返しだった。
行動時間9時間。長かったがメンバーの足は揃っていた。旨い夕食とビールのサービスが嬉しかった。



双六岳山頂まであと少し



三俣蓮華岳もガスの中



ライチョウに出合う この画面に3羽いる


三日目はいといよ下山。上下雨具を着けて5:35.双六小屋を出発。昨日登って来た道を下る。
鏡平まで下ると雨は止みかけ、ガスもとれて回りの風景も見えてきてやれやれ!
シシウドヶ原の雪渓でメンバーKさんがしたためていた「かき氷タイム」。雪渓から掘り出した氷にコンデンスミルクをぶっかけて…。旨〜い。冷た〜い。 寒〜い! いっぺんに汗が引いた。
わさび平小屋で昼食をとった後、バスが待つ新穂高温泉へ下った。近くの温泉で3日間の汗を流した。

真夏の天候には恵まれなかったが残雪と数々の高山植物に巡りあえて想い出が深い三日間でした。(了)


双六岳・三俣蓮華岳の花アルバム


左:  キヌガサソウ(衣笠草)  右: サンカヨウ(山荷葉)



      ミヤマクロユリ(深山黒百合) タカネヤハズハハコ(高根矢筈母子)



ハクサンチドリ(白山千鳥)  ハクサンイチゲ(白山一花)



キバナノコマノツメ(黄花の駒の爪) オオバミゾホオズキ(大葉溝酸漿)



  シナノキンバイ(信濃金梅)  ミヤマダイコンソウ(深山大根草)


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高尾山 納涼登山 599.3m


2017年7月15日(土) 天候: 晴れ

暑い日続く梅雨明け間近の週末。高尾山頂での暑気払い「納涼登山」に20名のメンバーで行ってきました。
午後2時に高尾山口駅集合。気温30度を越える中、樹林と沢筋の6号路でいくらかの涼感を得て山頂に。
見晴園地近くのベンチを確保し盛大な納涼パーティー? 冷蔵工夫して背負ってきたビールやリカー、女性陣用意のオードブル等などがテーブルに盛られる。売店閉店時に、あわててビールの追加購入するシーンも。
宴の終盤はお茶会。有志の点てたお茶を頂戴してお開きとなった。気がつくと山頂広場に人影は疎ら、日暮れを迎える丹沢連峰の右に薄く富士山の姿もあった。

下山は安全な1号路をケーブル山頂駅へ。人影は途絶えた薬王院や通り慣れた参道にも、普段見慣れない光景があり新鮮さを感じた。


涼しげな6号路を行く



山頂での納涼会



いや〜 豪勢だね



満足!満足!



お手前は!  お任せあれ  抹茶のサービス



人影途絶えた展望園地 我がメンバーだけで  バックは丹沢山塊



静かになった山頂を後にする


高尾山もいろいろな登り方がありますね。全員で大いに楽しんだ半日でした。
イベントの事前準備や食品などの調達・運搬と、担当された皆さん、ありがとうございました。(2017.07了)



雨乞岳 2037.1m


2017年6月11日(日) 天候: 晴れ


山梨県北西部、富士川源流釜無川流域に位置する大きな山体の山。山梨百名山に選ばれている。

南アルプス前衛の山で甲斐駒ヶ岳の展望台と言える。整備された平久保池からのルートで山頂を往復した。
登り約3時間。しばらく展望はないが、新緑萌える森に木洩れ日が差し込む美しく清々しい雰囲気の中、エゾハルゼミの合奏、小鳥の囀りを耳にしながら登って行く。やっと展望が開けた稜線に出ると、白ザレの雁ヶ原をかかえる日向山が目に飛び込んできた。高度を増すと森の雰囲気も一転、ダケカンバやブナの古木も混ざる深い原生林に。ガレ気味の尾根の急登を過ぎ芽吹いたカラマツ林の中を抜けるとやっと山頂に到着した。
開けた南側に甲斐駒が凛とした姿を見せていた。山頂で昼食を摂り往路を戻った。下りは約2時間かかった。


さあ〜 山頂に向って Go



眼にしみる若葉の森を登る



稜線上の展望スポットで 見えた〜 懐かしの山が!



ハイ 日向山です ちょうど一年前に行きました



おもしろい形の倒木に眼が止まる



最後の急登を一気に登って立った山頂です



山頂から望む甲斐駒ヶ岳の雄姿



ユキザサ(左)とシロバナノヘビイチゴ


長いながらも歩き易い道、新緑の下、山の瑞々しい植生を楽しんだ山旅でした。(2017.06 了)




黒川鶏冠山 1716m


2017年5月21日(日) 天候: 晴れ



隣接する黒川山と鶏冠山を一つの山域と捉へ称している。地理院2万5千図は「鶏冠山(黒川山)」と標記。
今回は青梅街道(R411)の落合から岩峰の鶏冠山〜黒川山とたどり、六本木峠を経て柳沢峠に下る周回ルートを歩いた。
目にしみる若葉の新緑、瑞々しい空気に満ちた林内、鳥の囀りを耳にして気分よく歩く。ちょっとスリリングな岩をよじ登って立った絶壁上の鶏冠山、大菩薩嶺が凛々しい姿で迎えてくれた。三角点の黒川山を経て展望台の岩塊で望む多摩川源流域のスカイライン、すっかり春の装いを整えた景色があった。
柳沢峠まではちょっと長めだがアップダウンは少なめ。新緑の林を抜ける涼しい風が心地よい。道端に咲く可憐な花、点在する苔むす岩に庭園を想い、青空に映えるブナの大木に魅されているうちに柳沢峠に到着した。



新緑の雑木林を行く



こんな岩ゴロの道もまた楽しい



鶏冠山はこの岩場をクリアーした先だ



鶏冠山山頂 下は切れ落ちた断崖 「見ないでね〜」



黒川山山頂では三角点にタッチ



二つ目の展望台 柳沢峠途中の多摩川源流域展望台



ブナの新緑にも癒される



イワカガミ(左)とヒメイチゲ


標高1500〜1700mを歩くハイキング、すっかり新緑の魅力にとりつかれた山行でした。またコースも落合からノ周回としたことで変化のあるコースとなりました。 (2017.05 了)



鳴虫山 1103.6m


2017年4月23日(日) 天候: 快晴



鳴虫山は日光市街のすぐ南にそびえる山。
サクラ満開の市街公園で残雪の表日光連山を眺めながらストレッチの後、すぐに山道に。まだ芽吹き前の雑木の枝越しに男体山、大真名子・小真名子、女峰山とお馴染の山を眺め、ほころび始めたアカヤシオをや日当りの草地にカタクリを愛でながら長い尾根道を登った。
この山の名所?、木の根に覆われた急登をクリアすると鳴虫山の山頂に。日光連山と、ただ一本花付けてアピールしているアカヤシオを眺めて昼食タイムはすばらしいひと時だった。

下山は長いアップダウンを含満淵へ。並び地蔵の小道を抜け、サクラ咲くストーンパークでハイキングを終えた。


登山口近くのみゆき街区公園で準備体操



樹間から望む女峰山



張り出した木の根っ子の尾根道



山頂の北面に男体山など表日光連山が並ぶ



一本だけ早く花を開いていたアカヤシオ 山と花、豪華な眺望


芽吹き始めたカラマツ林と男体山



長い下山も終わって含満ヶ淵へ向う


山中で見かけたカタクリとアカヤシオ


お目当てのアカヤシオには少し早かったですが、思いがけない満開の桜を見られたこと、また何より男体山・女峰山等の展望が素晴らしかったことで十分満足できた山行でした。  (2017.04 了)  

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