乙女峠〜丸岳1156m〜長尾峠 950m (静岡・神奈川県境)
2019(令和元)年9月11日 (水)
天候: 曇り
東名高速の御殿場までは、時々晴れていたが、富士や箱根は終始、雲で見えなかった。乙女トンネルの真上にある乙女峠への登山道は、緑が瑞々しい霧の中で、静かな山の気配に包まれていた。
乙女峠からは外輪山の尾根を行く。丸岳へは緩やかな小さいアップダウン。雑木林に大きな馬酔木もあり、赤みをおびた木肌は、霧の中で存在感があった。
丸岳はちょっとした広場でベンチもあり昼食休憩とした。晴れていれば眺望抜群だが、霧が深かった。
次の富士見台展望台もすべて霧。小休止して、長尾峠へ向かった。尾根道の両側は、ハコネサザとシノダケが垣根のように続くが、道幅が2〜3mで、よく整備されていた。天気が良ければさらに足を延ばして、芦ノ湖展望公園まで行きたかったが、雨模様となり長尾峠までとした。
乙女トンネル御殿場側から乙女峠へ登る登山道入口
残念、富士山は雲の中
ちょっと荒れたところもある登山道
丸岳で 後に電波塔がぼんやり
丸岳のベンチで昼食
富士見台 このデッキに立てば富士山が見えるはずが 霧でダメ
仙石原側 ゴルフ場が霧の中に浮ぶ
下り立った長尾峠 駐車場はすぐ下だ
東京は晴れの日だったのに箱根は曇天、展望には恵まれず霧の中を歩いた。山中の樹林や時折みえる近間の風景が幻想的でもあった。天候悪化とスリップによる負傷者もあり予定を途中で切り上げたのは賢明。
(参加14名 アクセス:貸切バス)
=== 2019.9 乙女峠〜長尾峠 End ===
至仏山 2228m・小至仏山 2162m (群馬県)
2019(令和元)年8月7日 (水)
天候: 晴れ
天候不順の今夏、幸いにも晴れ。日差しは強いが、標高1600mの鳩待峠は涼しかった。
鳩待峠から至仏山への道をとる。暫らくは緩い登りで、緑がまぶしいダテカンバやブナ林の中を歩いた。
植生保護の木製階段を登るようになり、これが結構長く延々と続く。何回か小休止を繰り返したが、メンバーの数名が暑さもあってリタイアの申し出。鳩待峠に戻って待ってもらうことになった。せめて眺望のよい「原見岩」や小湿原まで頑張って、ほしかったが、やむを得ずない。
樹林帯を抜けて見晴らしがよくなると、南方に武尊や赤城の山々が青空に映えて、一気に夏山の景色だ。
原見岩から小至仏山への道は、尾瀬ヶ原の緑の絨毯と奥に聳える燧ヶ岳、日光白根山や男体山、会津の山々もが望まれた。
滑りやすい蛇紋岩を手足でしっかりとらえながら小至仏山に登った。ホソバヒナユキソウやオゼソウは、残り花で、タカネシオガマ、タカネナデシコ、コバイケイソウがよかった。
目前に至仏山が迫るが往復1時間半はかかるので、断念した。夏の青空に湧き立つ積乱雲、遠雷も聞こえてきて、天侯急変の気配となり仲間が待つ鳩待峠へ急いだ。
鳩待峠の至仏山登山口 尾根を登るコースだ
樹林を抜けて原見岩へ 空が青い!
原見岩から望む尾瀬ヶ原と燧ヶ岳
左は至仏山で見られるオゼソウ 右:アザミの仲間
タカネナデシコとイブキジャコウソウ
小至仏山を目指す
やっと着きました 小至仏山頂
小至仏山頂からの眺望 眼下に広がる尾瀬ヶ原
至仏山は時間的に無理となり オヤマ沢田代に下る
積乱雲 オヤマ沢田代で
記念撮影
日帰りの至仏山登山は時間的にかなり厳しい。今回は鳩待峠を9時過ぎ出発となったので小至仏山で引き返すことになった。しかし展望に恵まれ高山植物の花々にも出会えて夏山の楽しさを味わえることができた。
次回は一泊でゆっくり尾瀬ヶ原と至仏山を楽しみたい。 (参加19名 アクセス:貸切バス)
=== 2019.8 至仏山 End ===
白駒池 2094m・高見石2249m (長野県)
2019(令和元)年7月10日 (水)
天候: 晴・曇り
梅雨前線が停滞し連日冷たい雨が続き、心配された天候であったが、上信越道八風山トンネルを過ぎると一面に青空が広がり 一斉に歓声が上がる。八千穂高原IC経由で麦草峠に着いた。
麦草峠(2120m)は気温15℃以下、ヒンヤリとした空気で、とても気持ちが良い。準備体操をたっぷりと行い、2コースに組を分かれて行動開始。白駒の奥庭、白駒池と進む。雨上がりの苔は緑濃く、時々樹間から漏れる木洩れ日が差し込み一層青苔の色彩が鮮やかに写った。
白駒池から高見石コースは、樹林帯の山道で、石がゴロゴロして登りづらい。また連日の雨で至るところ水溜まりとぬかるみで厳しい山歩きとなった。スリップに十分注意しながらやっと高見石に。小屋の裏手から岩場を登り見事な展望を楽しんだ。
白駒池一周コースは、静かな湖面と深い緑の調和が美しい池畔散歩である。「もののみの森」は、濃い緑と青い水がとても印象的だ。季節によってヨーロッパのリゾート地に来ているような感覚になると云われている。
帰りは緩やかな下り道を選び、白駒池の分岐迄戻った。その後は、ダケカンバ、シラビソ、白樺など背の高い樹林帯と、背の低いハイマツ類、シャクナゲなど緑濃い森の木道を楽しみながら両コースともに無事、麦草峠に到着した。
麦草ヒュッテの前から白駒池に向い出発
草原に自生のスズランとマイズルソウ
白駒の奥庭を通り抜ける 溶岩とハイマツの広場だ
奥庭を歩く
高見石への道
高見石
白山石楠花を見る
奥庭に戻り麦草峠へ
最後に全員揃ったところで記念写真
梅雨の晴れ間に恵まれ初夏の気持ち良いトレッキングだった。
帰路、佐久南まで戻り「穂の香乃湯」で露天風呂を楽しんだ。 (参加25名)
=== 2019.7 白駒池・高見石 End ===
三国山 960m・生藤山991m (山梨・神奈川・東京)
2019(令和元)年6月5日 (水)
天候: 晴・曇り
梅雨前線が西から延び、心配された天候であったが時々薄日が差す絶好の登山日和となった。
JR上野原駅からバスで井戸まで向かい、軍刀利神社を経由して登山道に入った。
適度な登りと歩き易い道が続く、20分程で奥の院へ、わき枝が無数に絡みつき高く伸びる「カズラの巨木」を観察する。その後、枝打ちされた杉の樹林帯をゆっくりと進む。鎌沢から登る稜線と合流すると、高い桜並木を通り抜け、ひと登りで三国山に到着した。
樹間から雪が残る富士山が見えた。ベンチもあるのでちょっと早いが富士山を拝みながら昼食とした。
三国山からは急登を15分で生藤山に。山ツツジが鮮やかな色彩で新緑と溶け合い大変美しい山頂だ。
全員揃って記念写真をパチリ・・・
ここからは、急坂を下って登っての連続となる。特にコース最高地点茅丸(1019m)辺りから岩混じりの危険箇所30分程続く、まづは安全重視、慎重に時間を掛けて連行峰へと下った。さらに乾いた落ち葉に足を取られながら醍醐丸・和田分岐の鞍部に。歩く前方に丹沢山を眺めひたすら下って行く。
民家の屋根が見えくると、沢井川に沿って美しい山里を通り、和田バス停に無事着いた。
軍刀利神社前でしっかりと準備体操
105段の階段を本殿に向う
この先から登りだ
奥の院 「カズラの巨木」
登山道に入る 杉林の中へ
女坂と男坂の分岐付近 落葉樹の緑も濃くなる
三国山の樹間を通して冨士を望む
生藤山で記念撮影
足場が悪い危険箇所 慎重に下る
急坂の下りも一段落 やれやれ 最後の休憩
今回は全員同じコースを歩き後半は厳しい登山であったが、皆で達成感を味わうことも出来た。
帰りは藤野駅前で楽しく打ち上げを行った。 歩程約6時間 (参加22名)
=== 2019.6 生藤山 End ===
皇鈴山 679m・登谷山 668m (埼玉県)
2019(令和元)年5月8日 (水)
天候: 快 晴
昨年は雨天中止だった皇鈴山、今年は快晴の天気に恵まれてた。
気温は22度とまさに春爛漫、新緑の山一面に咲くツツジと果てしなく広がる関東平野、その中にスカイツリーも遠望できた。重なり合った秩父連山、気持ち良いハイキングとなった。
打出バス停から歩き始める。川には川魚が群れ、のどかな山村風景の中をウグイスの声を聴きながら登ること1時間で二本木峠に。目に染みるような新緑と色鮮やかなツツジにみんな大感激、息をのむ美しさであった。
愛宕山(654m)を経由して30分で皇鈴山(679m)に到着。山頂のあずまやでゆっくりと昼食し、記念写真を撮る。次に登谷山へ。前半は満開のツツジ。その後は、秩父連山、美の山、両神山、甲武信ケ岳、金峰山、関東平野、日光男体山などが望まれ眺望景観に大満足の山旅となった。
下山は釜伏峠を経て秋山バス停に下った。
登山前に入念な準備体操
新緑のトンネルを行く 気持ちイイ〜!
二本木峠に到着
ツツジが新緑に映える
満開のツツジに感動
蜜を求めて飛来したアゲハチョウ
皇鈴山で記念の一枚
外秩父の里山の春をたっぷり味わった山行でした。
(参加28名)
=== 2019.5 皇鈴山 End ===
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