3.検証・節電の有効性

震災前 日平均使用量 震災後 日平均使用量 日当
前年比
特記事項
2010.04 13.7 2011.04 11.9 86.9% 減少しているが、室内が混乱し、電気を使う余裕がなかったというところ。
2010.05 10.8 2011.05 9.9 91.7% 食器洗い機、衣類乾燥機など使用を控えるなど、使い控えの段階
2010.06 9.4 2011.06 8.3 88.3% 部屋中の白熱灯を蛍光灯に交換するなど工夫を増した。1割程度。
2010.07 10.2 2011.07 7.1 69.6% 冷房を使用しないことにした。以後、劇的な節電効果。計3割程度に。
2010.08 9.7 2011.08 7.1 73.2%

気温の上昇に応じて上がった前年の使用量に比較して減少が目立つ。

2010.09 11.5 2011.09 6.9 60.0% 同上 
2010.10 10.2 2011.10 6.5 63.7% 気温が下降に転じたことから、前年比でやや戻る。 
2010.11 9.2 201111 4.9 53.3% スイッチ付コンセントを導入し、待機電力削減に着手。
2010.12 9.6 2011.12 3.5 36.5% どうしてもつないでおかないといけないものを絞り込み、待機電力削減強化
2011.01 13.6 2012.01 9.7 71.3% エアコン暖房開始。元の木阿弥への道?
2011.02 14.1 2012.02 12.5 88.7% 気温が下がるとともに、使用量が増大。
2011.03 12.0 2012.03 10.5 87.5% 同上
2011.04 11.9 2012.04 9.2 77.3% 気温の上昇とともに、暖房にかかる電力が減少に転じる。
2011.05 9.9 2012.05 6.9 69.7% 初旬、暖房終了。前年は、まだ節電のつもり程度だったことがわかる。
◆10月以降行った、スイッチ付のコンセントによる待機電力の削減は、意外に効果があった。年間を通じての節電となると、これがもっとも効果的で、暖房の必要な季節でも使用量が減少を続けたのは、その成果だと思われる。
◆ただし、つないでおく必要があり、切れなかったもの(冷蔵庫、時計、パソコン2台、留守電2台、FAX、TA等)もあったが、絞り込めば絞り込むほど成果が数字になって現れてくる。
◆これにより、暖房を入れる直前には、1段料金(120kwhまで)のみの月が出現した。単身生活20余年にして、こんなことは初めてだった。また、3段料金(300kwh超)の月が、前年の8カ月から3カ月に激減した。
◆今後の課題は、今夏冷房をいれるかどうか、入れるとしたら設定温度や入れるタイミングをどうするかだ。また、次の冬の暖房をどう節電につなげるかも残された重要な課題。

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