神経内科とは    日本神経学会のHP

神経内科の病気は脳梗塞、脳出血、くも膜下出血などの脳卒中、パーキンソン病、脊髄小脳変性症、重症筋無力症、多発性硬化症などの難病疾患、アルツハイマー型認知症、脳血管性認知症などの物忘れの病気があります。
症状では
頭痛、めまい、しびれ、麻痺、物忘れ、意識障害、振るえ(ひきつけ)、脱力感などです。
このような症状の中には脳神経に異常があるだけでなく、高血圧、糖尿病、高脂血症などの生活習慣病や甲状腺ホルモンの異常、様々な感染症などが隠れていることがあります。このため脳神経だけでなく全身を調べ、総合的に診断する必要があります。
なお神経内科は神経精神科と紛らわしく 脳神経を扱う内科であることをわかりやすくするため「脳神経内科」と科名を変更する動きがあります(日本神経内科学会も日本脳神経学会になります)

頭痛 (神経学会HP)
女性に多い片頭痛が代表的な疾患です。ズキンズキンする拍動性頭痛が特徴です。生理・過眠・低気圧などが誘因になります。予防薬や鎮痛剤の服用で症状をコントロールします(8割以上の方で頻度の減少・症状の改善を認めています。)
またストレス、運動不足が原因となる緊張型頭痛も多い頭痛です。運動を勧め、筋肉をほぐす薬を使用します。
頭痛にはくも膜下出血 脳出血 脳腫瘍といった病気が隠れていることがあります。CT検査が必要です。

物忘れ
アルツハイマー型認知症、脳血管性認知症が代表的な疾患です。アリセプトに加えメマリー レミニールなど抗認知症薬で進行を遅らせることが可能です。また甲状腺異常、慢性硬膜下血腫、梅毒などでも認知症になることがあります。この場合は効果的な治療法があるため、早期の診断が必要です。

めまい
脳血管の血流が低下してめまいが起こることがあります(椎骨脳底動脈循環不全症・脳梗塞) 頭CTの検査や頚部の動脈を使い脳血流を調べる必要があります。

しびれ
脳梗塞や脳出血でしびれがでることがあります。この場合は早期の受診が大切です。また糖尿病、脊椎変形、末梢の血行不良、肝臓、腎臓障害、甲状腺機能異常等でもしびれます。手のひらに起こる手根管症候群や足のうらがしびれるモートン病などもあります。全身検索が必要な疾患です

瞼や顔の痙攣
    まぶた 頬がピクピクと痙攣します。顔面神経が何らかの刺激されて起こります   CTで頭に異常がない場合は痙攣を抑える薬を使用します。 


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