第十四回 鞠村奈緒のやぎと麦まき初体験

実

10月の思いっきり秋晴れの朝、我が家に新鮮なお野菜を送って頂いている“はなおか農場”さんの《収穫感謝祭》に元気に出発!!お天気の良いGoodな気候なので、行楽の人も多いらしく高速道路は混雑し集合時間にちょっぴり遅れて到着!
入り口にはなぜか“やぎ”が1匹「メーェ」とトラックに乗って出迎えてくれたのです。(あとでご一緒するとは…)
収穫感謝祭の会場には朝収穫されたばかりのサニーレタス、ピーマン、みどりのギザギザ葉っぱのきれいなニンジン、なす、大きくごつごつした冬瓜、大根、がぼちゃにかぶなど新鮮な野菜が並び、隣ではお米の入った大釜をマキで炊く準備がされていました。

やぎさん 新鮮野菜 大釜
やぎさんのお出迎えです 新鮮な野菜さん達 マキで炊くお米


さっそく「さあ〜麦をまきに出かけましょう〜」と声がかかり、「自分の車で行きますか〜?それともトラックに乗っていきますか〜?」との問いに、みんなそろってトラックのほうへ!ナ、ナ、ナント「メーェ」と鳴いている“やぎ”さんが乗っているトラックで畑に行く事になったのです。確かに在団中は色々なことを経験しましたし、色々な乗り物に乗ってきましたが、“やぎ”さんといっしょのトラックには初めて!でもこんな体験も楽しいもので、他の家族の方々と賑やかに畑へGo!畑までの5分程、すれ違う対向車は、荷台に人がたくさん乗っているのにびっくり!さらに“やぎ”さんの顔がでているのにまたまた“アレレ!”の表情で、こっちも大笑い!畑の真中を突き進む楽しい“やぎ道中”でした。

大人と子供とやぎ! 進むトラック にこにこ顔
大人と子供とやぎさんと 畑をゆっくり!突き進む? みんなにこにこ楽しそうな顔


畑に着き、さっそく麦まきのレクチャーがはじまり、1家族が長〜い1列を受け持って麦を撒くという初体験!まずクワで(初めて手にした!)土に溝を作り、その中に種を蒔いて行き、その上に栄養たっぷりの良い土をかけ、更にクワで掘った土をかぶせて、足で踏み固めていくというやり方。私は、“畑仕様”にと、くるぶしより上までのスニーカーを履いていましたが、他の人は、皆くつを脱いで裸足になり、童心にかえったように大人もはしゃいでいる様子!みんな「土ってこんなに柔らかいんだ!」とびっくりしてました。
お母さんも子供も裸足

小学生のお子さんなどは、両親のやる事に忠実に従って楽しそうに種を蒔き、一生懸命踏み固めている様子。娘の優海(ゆうみ)はというと、太陽の下、畑に居ることだけで満足そうで、年上のお兄ちゃんの後を追いかけて虫を見つけたり、土をいじったり、隣の畑にトコトコと入り込み、ネギ娘と化して、畑散策に大忙しにゴキゲン!。私も他の家族グループに負けじと「この溝にパラパラ蒔くのよ!」と種をわたしたものの、そんな事聞いちゃいない風で“パーッ”と空中散布!クワを持たしたらあっちへ行ったりこっちへ行ったりで、これは私がやらねばと、腰をかがめ麦を蒔き、「よく踏んであげると下から水が上がるので良い」と耳にして、しっかり踏み込み、足腰には久々の大運動会のようようでした。後で聞いたらなんと畑の長さが70mもあったと聞いてまたびっくり!


初体験の麦まき行程で〜す。
1.レクチャーを受けて 2.こんなに広〜い畑 3.まずは裸足になって溝掘り
1.レクチャーを受けて 2.こんなに広〜い畑 3.まずは裸足になって溝掘り
4.娘もクワを持って参加のつもり? 5.長〜い溝が出来たら 6.少しずつ麦を撒いていく
4.娘もクワを持って参加のつもり? 5.長〜い溝が出来た! 6.少しずつ麦を撒いていく
7.これが麦 8.しっかり踏んで 9.やっと終了
7.これが麦です 8.養土をかぶせ、しっかり踏んで 9.やっと終了!なんと70m!
終わってみて、「これが麦踏みかー」と感心していたら、麦踏みとは出てきた芽を踏んで強くする事だそうで、 12月に麦踏みを行うそうです。また参加しなくっちゃ!更に来年は私達が蒔いて出来た小麦でパンを作るそうなんです。今から楽しみ!!


麦まきもようやく終わり、またまた“やぎ”と一緒に別の畑へ移動し、今度は普段食べているチンゲンサイやルッコラやサニーレタスがりをさせてもらう事に。ここのお野菜は一切農薬など使っていないので、そのまま新鮮なままちぎって食べても美味しく、まさに空気がドレッシング。私は初めて手にする“鎌”の感触にビクビク!本当に初めてづくしでした

またもややぎさんと一緒 畑のレクチャー おくらの花
またもや“やぎ”さんといっしょ 畑の説明を聞いてメェ〜す おくらの花なんです
チンゲンサイにルッコラ 畑の中 鎌を持ってサニーレタス刈り
チンゲンサイにルッコラがり 畑の中でうれしそう 鎌でサニーレタスを刈ってま〜す


2時間以上の農作業でお腹を空かせて帰ると、まきで炊いたご飯のおにぎりと、新鮮な野菜のサラダに鉄板焼き、冬瓜のカレースープや差し入れの黒豆の豆腐、自家製りんごジュースなど、心づくしのお昼ご飯が待っていました。
太陽の下で体を動かした後の食事の美味しい事っていったらありませんね!どの家族の顔もほころんで、美味しそうに気持ちよく頂いてる様子で、子供達は初めて会った子供同士で、石垣を登ったり、“やぎ”さんを取り囲んだり、柿の木に登って柿をもいで食べたり、裏庭の“うこっけい”というにわとりの小屋に入ったりと、とても楽しんだ様子でした。


元気な野菜さん
元気やさいさんたち 鉄板焼き 畑でかがんでここでもかがんで
おこげが美味しかった ワイワイ 柿の木や岩に登ったり
おこげが美味しかった みんなでワイワイ 柿の木や岩にに登ったり!
かわいい“うこっけい” おしゃれな竹の器 柿なんて皮ごとガブリ
かわいい“うこっけい” おしゃれな竹の器持参の方も 柿なんて皮ごとガブリ!


もちろん我が子もお兄ちゃんたちに負けじと活動的に動き回り、あまりの楽しさに帰ることも忘れ、夕方になり満月も出たころ最後に焼きそばを食べてお腹いっぱいになったのか、30秒でパタンとダウン!そして両手に抱えきれないほどの野菜を頂き家路につきました。

満月のもと 月夜の焼きそば
満月のもと「まだかまだか!」 最後の締めは焼きそばでした

娘の離乳食を探して出会った“はなおか農場”は太陽と土の香りがいっぱいに詰まって、やさしい畑と皆さんで、ほんとうステキな1日でした。

しみずさん
オーナーの清水さんスタッフの皆さんお疲れ様でした!




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