桃にキャンプに御岳山 後編

翌朝は鳥の鳴き声とともに5時に目がさめ、まったくもって気持ちのいい朝が待っていました。山の朝というのは久しぶりで、ビルの谷間で暮らしている身としては、改めて自然の谷間の素晴らしさが伝わってくるのです。

朝食はトーストにサラダとコーヒーといった普段と変わらない食事なのですが、いつもより美味しく感じるのは、自然と言うスパイスが効いているのですね。

朝食 山の朝 朝の散歩
さすがにキャンプではあまり塗れません!
わかるかな〜?
山の朝は気持ち良い 散歩は気持ち良い

キャンプ場の下のクラフトセンターやビジターセンターでは、いかにも子供たちの興味をそそられるような体験コーナーや、資料などがあり、まさにここは自然の宝の宝庫!外にも大きな丸太のシーソーなどがあって、ほんと飽きないのです。またここから少し下ったところには奥多摩湖が広がり、湖面に青い空を映し出していました。

森の事務所 ジャンボシーソー
山の事務所です 長〜いシーソー

さて昼過ぎからコンサートの時のメンバーの斎藤さん一家と白石さん一家も続々到着!まずは腹ごなしにとお手製ソーセージのホットドッグにポークビーンズでお出迎えなのですが、やっぱり男の子たちは真っ先に火の側にやってくるのです。火って不思議なものですよね。大人だろうが子供だろうが自然に集まって来るのです。そう言えば以前ここにきた時は、火の側で何時間も飲んでいたときがあったのだ…。

さあお昼だ 川は楽しいのいだ やはり火に集まる
みんなでまずは昼飯 川でも大騒ぎ! さっそくかまどの側に集まるチビッコ

本日の夕食は、作り始めて4日目に突入したビーフカレーと子供たちも手伝ってくれた鶏のダッジオーブン焼き、そしてスープに飯盒飯とフルーツ。昼は思いっきり遊んで、夕食は自分たちも手伝ったせいか、お代わりの声がこだましていました。この鶏のオーブン焼きなどはいたって簡単なもので、鶏1羽のお腹に、ハーブやら岩塩やらを突っ込み、表の皮にも塩コショウやハーブを塗り、あとは蓋をして、下からは炭火、蓋の上にも炭をおき、上と下から、ジワジワやるだけ!。まあ出来上がるまでは不安なのですが、蓋を開けた時は,思わず「おおーっ」なのです。

地鶏なのです 楽しい夕食
鶏1羽なのだ 仲良く夕食

食後はこのキャンプ場で催されるナイトウォーク!夜の山を観察しに、子供たちにとってはドキドキワクワクの最高のイベントでもありました。
この日だけは子供たちも皆起きていたそうでしたが、さすがに昼遊んだ為か、程なくダウン!後には残った大人達の笑い声が響いていたのです。
翌朝も5時前には明るくなり、同時に目が覚めるといういたって自然な朝を迎え、朝のコーヒーに散歩!そして短いキャンプ生活の食材を柔軟に使いこなすということで、この日の朝はなんと焼きそばに鶏のスープという、二日酔いには極めてこたえる朝食!あまった野菜に肉を炒め、13人分の焼きそばをエイヤっと作るのですが、いやはや大人数分は大変なのです。でも子供たちは残さず美味しそうに仲良く食べてくれたのでした。
我々にとっては2泊3日、他のメンバー家族にとっては1泊2日という短い時間でしたが、いつもの倍以上堪能したキャンプで、後片付けもすんだ後は、下のクラフトセンターで工作なのです。ここは材料費を払い好きな工作物を自分たちで作るというところで、木工、石工、その他蕎麦打ちなどがあるのですが,今回は全員木工にチャレンジ!慣れない手つきで糸鋸を操ったり、ノコギリを使ったり、我が子にいたってはいっちょまえに金づちを打っているのです。

白石さん 斎藤さん一家 釘打名人?
白石さん 斎藤さん一家 我が子もまけじと…

こうして奥多摩のキャンプは無事終了なのですが、我が家は今度は御岳山行きとなるのです。まあ山の生活をもう一日と、キャンプの炊事から離れたいということなんですが、途中山道を走りながら、今度はここに来よう!ここも見ようというポイントがたくさんあるのですね!
途中、旧家を改造したというお店で昼食をとり、いざ初めての御岳山なのです。とはいっても、ケーブルカーを使ってビューンと登り、別に登山ということではなく、軽い気持ちで行ったのですが、いやはや我が子が眠くなることは想定しておらず、駅から宿までの15分の山道が1時間にも感じてくるほどでした。

奥多摩駅 旧家 岩魚定食 山頂に到着
風格の有る奥多摩駅 旧家を改造したお店 岩魚定食也 こちらが山頂駅

今回お邪魔したのは「駒鳥山荘」さんで、ホームページを見てて調べた御宿なのです。http://www.hkr.ne.jp/~komadori/komadori%28j%29.htmlオーナーの一問一答と、山の様子と値段と、宿の名前で決めた宿でしたが、予想以上に良い所で、部屋からは鳥の声が絶え間なく聞こえ、遠くには山々の間から八王子の町が見えまさに絶景、お風呂は広〜く丸い木のジェットバスで子供と遊ぶには最高!(時間帯によっては貸切で利用できます)食事も家庭料理で美味しく、まさに3杯飯!これで\7500はビックリでした。

駒鳥山荘さん 窓からは山山山 ゆったりとしたお風呂
駒鳥山荘さん入り口 部屋からは山山山!そして遠くに街 広〜くゆったりしたお風呂は貸切

3日目の朝もまたもや鳥の声と共に5時に目が覚め、今回のもうひとつの目的であります、自然の鳥の声の録音なのです。これは次の「お星さまの贈りものコンサート」の時に使おうと思っているもので、まさにじっとしているだけでさまざまな鳥の声が聞こえてきて、やっぱり自然の音の方が作る方は気合が入るのです。

大きな杉 あじさいが満開 虫が鳴いていました 狭い参道
こんな木がたくさん あじさいが満開でした 虫も鳴いていました 参道は狭い道

またもやたくさん頂いた朝食のあとは見晴らし台まで1時間の散歩。やはり山はいいもので歩く足取りも心も軽かったのですが、3歳の子供にはやはりまだ早かったようで、抱っこだけは重かったのだ。
でもお参りだけは、なぜか5分もしていたのだ。いったい何をお願いしていたやら…

双眼鏡が反対です お参り 茅葺
双眼鏡が反対です 何をお参りしているやら かやぶきの家もけっこう残ってました

こうして昼過ぎには山を降り、4日間の山暮らしにお別れなのですが、走るごとに増す暑さと、少なくなっていく緑にはがっかりでした。
それにしても楽しいキャンプに御岳山。あまりの楽しさに帰ってからまたもや次なるキャンプの決定なのです。

ごつい車 山頂駅 山にお別れ
こんな車で荷物の運搬らしい 山頂駅 山にお別れ
観る      ☆は満足度★は子連れ安心度
御岳山 ☆☆☆☆☆ やっぱり緑はいい 御岳インフォーメーションセンター
0428-78-8836
創る・楽しむ
山のふるさと村クラフトセンターでの木工
我が子はおもちゃ箱\500也
☆☆☆☆
★★★★
大人も子供も楽しいのだ
かなづちはちょっと注意
山のふるさと村クラフトセンター
東京都西多摩郡奥多摩町川野1740
0428-86-2551
クラフトセンター他の工作など ☆☆☆☆☆
★★★★★
石細工や蕎麦打ち教室なども楽しそう
子供たちには最高!
    同上
食べる
キャンプでのビーフカレー、鶏の1羽オーブン焼き、スープ、焼きソバ、他 ☆☆☆☆☆
★★★★★
なにも言うこと無し
とにかくよく食べた!
丹三郎屋敷の岩魚定食\1450
雉子わっぱ\900
☆☆☆
★★★★
きびご飯は久々
座敷で広々
東京都西多摩郡奥多摩町丹三郎260
0428-85-1870
泊まる
山のふるさと村大人1泊200也 ☆☆☆☆☆
★★★★★
本当は教えたくないほどいい所!!
子供にとっては最高
山のふるさと村キャンプ場
東京都西多摩郡奥多摩町川野1740
0428-86-2324
御岳山「駒鳥山荘」 ☆☆☆☆
★★★★
景色もいいし風呂も良い!
子供も大騒ぎでした
東京都青梅市御岳山155
0428-78-8472

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