桃にキャンプに御岳山 前編

夏と言えばアウトドア。アウトドアといえばキャンプ!ということで、久々に奥多摩と御岳山に行ってまいりました。

目指すキャンプ場は奥多摩にあります「山のふるさと村」。普通は中央道八王子インターから一般道ひたすら走る訳ですが、今回は八王子を通り過ぎ、そのまま山梨県の勝沼インターへまっしぐら。勝沼と言えばワイン、ワインと言えばぶどうと言うことで、そうなんです。まずはぶどうを食べようと寄り道なのです。


ひろいぶどう園
頭上にぶどうが広がってます


インターを下りると周りはたくさんの「ぶどう狩り」のお店があり、その中の1軒に駐車しますと、「待ってました!」とばかりにおばちゃんがぶどうをかごに入れて誘うのです。普通○○狩りというと、入場料を先に払って、あとは中で食べるだけ食べ、持ち帰りは別料金と言うところを想像しますが、ここ山梨のぶどう園は違うのです。お店に入ると、まずぶどうやら、桃やらをかごに用意してくれ、「さあさあまず食べてみろ!」となるのです。そして今度は「さあさあまず飲んでみろ!」とぶどうジュースやワインなのです。まあスーパーの試食と同じでしょうが、とにかく最初にお金を払う必要がなく、試食だけして帰っても良いのです。もちろん希望者はお金を払ってぶどう狩りに行っても良いのですが、見るだけでも十分なのです。とは言っても、やはりぶどうはとても美味しく、ついつい買ってしまうのですね〜。さてここで注意は“もも”はここでは買わない!と言うことなのです。そうなんです。“もも”はこのちょっと上の塩山が良いのです。と言うことで、美味しいデラウエア1かご\1100を買って次なる“桃園”に向うのです。

用意されたぶどう ぶどうにかこまれて ツバメの子がたくさん
着いて出来たのがこれです ぶどうに囲まれて 久々にみたツバメの子供たち

勝沼から30分程で、塩山に着き、その中でも比較的山のほうにある“田辺桃園”さんに車を停車!そして、車を降りると、待っていたのは“桃”と“プラム”と“ネクタリン”の大盛とナイフ!はっきり言って「勝沼は塩山に負けている!」と言って過言ではないのです。なにせ勝沼では桃4切れとデラウエア半分だけで、けっして巨峰は出してくれないのですが、どっこいここは大ぶりの桃4切れではなく4個にプラムやネクタリンもなのです。そして食べたいと言えばもっと出してくれるのです。いや、別にたくさん試食できるからいいというのではなく、山の高低差数百メートルが、気候も変われば味も変わるらしく、本当に甘く美味しいのです。それともうひとつ勝沼の負けていたのは、お店の前の陳列されているのがジャンボ巨峰と思って見たら、ビニールの偽者だったこと!うーんぶどうの産地でこれは止めて欲しいのだ!


多い! 私のヨ! 桃園
“まず食べて”と既に試食の量が違う すかさず食らいつく我が子… 桃がたくさん(当たり前!)


しかしここの桃は最高で、実は以前ここに来た時以来のファンで、この桃以上にプラムも甘く、用意していただいた全てをペロリと平らげてしまいました。
もちろんこちらでも桃狩りはできますが、こんなにたくさん食べてしまってはその必要もなく、あとはお土産用に買っていくだけなのです。でもちょっと桃園を散歩すると、ほんと桃色の実がたわわになっているのです。全国の桃ファンの皆様、ここの桃は超がつくくらいお勧めです!結局キャンプの果物用にと、桃1箱\1600(8ケ入り)とプラム10ケ位を買い、お土産用にまたまた桃とプラムを合わせて10個以上頂戴して、更に宅配便の手配をして出発なのです。

田辺さん最新情報!
2001/8/30にまたまた行って参りましたが、今年の桃は近年になく美味い!とのことで、本当に甘くてジューシーで美味かった〜!
何やらこの暑さが影響して、糖度が良くなっている反面、大ぶりの桃が出来にくくなっているとのことです。
でも、相変わらず「ハイまずたくさん食べて〜」と桃とプラムとナイフがどーんと出て、こちらも「よーし!」と気合を入れて食べまくるのですが、食べている最中に壁を見てびっくり!
何やら店先にホームページのURLが張られており、よく見ると我がHPと似ている…おや?同じプロバイダーだ…ん?…なになに?………どこかで見覚えが…何と…お星さまの贈りものホームページのURLではありませんか!!!
そうなんです。どうもこのページをご覧になった方が、何人か訪ねられたようなんです。そしてどなたかがプリントアウトして田辺のおじさんに、伝えたそうなんですが、いやいや、こういったところで我がホームページ情報を得るとはとにかく驚きでした。
まあこちらも驚いたと同時に、田辺さんも驚かれたようで、「いったい誰が…と思ってたのが、ようやくわかった!」とのことでした。
でもこの情報で“田辺秀果園”を訪ねられた方!お味はどうでした?よかったでしょう!
またこれからこの桃園にいって見ようとい方は、本当にお勧めですヨ!
場所は国道411号線を奥多摩方面から向かうと右側で、丁度ガソリンスタンドの隣になります。(甲府方面から来ると左手で、坂をだいぶ登ったところです。)
あっ!いった時に「お星さまの贈りもの」で見ました!といえば、お土産が多くなるかどうかはわかりませんが、「あ〜あの〜!じゃぁまずたくさん食べて!」とどど〜んと桃とプラムとナイフが出てくるでしょう。


真っ赤な桃 最高の景色
真っ赤な桃 桃の仕分け 本当にいい天気でした


桃でお腹がいっぱいになりあとはここから東京方面に戻る形で1時間山道を走るのです。途中の山道で、焚き木用の木材を拾いつつ、更に進むと、今度はよくあるような、道端の「きのこ」とか「山菜」とかいう看板をたくさん出しているお店があり、ちょっと寄ってみると相変わらず天然きのこがあるではないですか!でも高いし今回のキャンプには使わないので中止!。本当はとうもろこしを買いたかったのですが、この日はなくて残念!でも昨年寄った時のやつは甘かったな〜。

道沿いのお店 いのしし
良くある道沿いの売店 いのししが目印?


あとはここから5分くらいで奥多摩湖に着き、ようやく“山のふるさと村”に到着なのです。

このキャンプ場は東京都が運営している施設で、キャンプ場以外にも、クラフトセンタやビジターセンターなる施設があり、子供たち相手の工作や(もちろん大人でもOK)各種オリエンテーションやイベントが行なわれているのです。

まさに山のふるさと
山に囲まれたキャンプ場


まあキャンプと言ったら、過去はキャンプ場だろうが、海っペリだろうが、山の中だろうが、バイクに一式載せて、随分と廻ったもので、(一度だけ田舎の廃校のグランドでキャンプをしましたが、ちょっと恐かったのだ)、語り始めたらうるさいと言うことは分かっているので、誰も聞いてくれませんが、そんな自称“うるさい”が、このキャンプ場に来てからは、他には行けなくなってしまうくらい良い所なのです。
何がいいかというと自分なりに記しましたので参考にしてください。

山のふるさと村 民間のキャンプ場 海っペリ、山の中、湖畔
(野宿とも言います)
施設使用料 大人1泊\200 大人1名一泊\500〜 そんなものありません
テント持込料 無し 1張\500〜\2500 そんなものありません
駐車料金 無し 1台\2000とか そんなものありません
テントレンタル 比較的良いのが1日\2000 結構ボロイのが\2000〜\5000 そんなものありません
テントサイト 非常に広くゆったり ひどいところは区画整理されてます 自分の気に入っただけ
トイレ 綺麗なトイレ棟が3棟 普通は1棟 自分できちんと処理すること
炊事場 綺麗で大きいのが7棟 普通は1棟とあとは蛇口 自分で考えるのみ
電源 炊事場に2箇所あり あまりない バイクや車のバッテリーのみ、あとは自販機とか…
火の問題 かまどがたくさんあり、100人でもOKなようなキャンプファイヤーも2箇所あります。 中には直火禁止というところもあります 自分で判断するべし
シャワー、風呂 コインシャワーがあります(お金は戻ります) 中には風呂付きと言うところもあります 海なら海、川なら川、温泉なら温泉
売店 氷から食品や結構揃ってます あるところないところいろいろ 自分で買ってから来るべし
4人家族でかかるお金 \600(全て持ち込み)
\2,600(テントのみレンタル)
\5,000〜¥8,000(全て持ち込み)
\7,000〜\13,000
ただです

まあ野宿が一番安上がりで気楽ではありますが、それは独身時代のこと!
ここはとにかく安く、設備が充実していて、何よりロケーションが良いのです。よく混んでいるキャンプ場ですと、すぐ1M隣がお隣さんのテントというところがありますが、ここは広々として、お隣さんもいないのです。唯一の難点は、車を横に停めることが出来ず、荷物を置いたら駐車場に持っていかなくてはならないと言う点ですが、逆を考えれば、子供たちには車がこなくて安全なのです。

今回は2泊の予定で、テントは持参の為、大人二人分の料金\800を払ってチェックイン。(ほんとうに払ったのはこれだけです)

我が家です 厨房 カレーを煮込むべし
まずはテントと屋根を設営 厨房も広〜い とりあえずカレーを煮込むべし


まずは着いて一番最初に始めるのがテントの設営で、(我がテントは山岳登山や強風にも十分耐えられると言う自称テント界のベンツ!が、果たしてここでは必要はあるのか?)そしてテーブルと椅子とタープ(簡易屋根)をセットしてすぐさま厨房に入るのです。今日は3人でのキャンプですが、明日は4家族がそろう為、軽く30人前は作れそうかというような大鍋に夕食用のカレーを煮込むのです。せっかっくのキャンプと言うことで、今回はスープから鶏ガラで出しを摂った本格的なビーフカレーなのです。

紋黄蝶
かわいい紋黄蝶

まわりは鳥の鳴き声が響き、吹く風も
心地よくここは別天地。都内のジリジリ、ムシムシが嘘のようなのです。夜は夜で、星空がいっぱいに広がり、久々にCDのジャケット以上の天の川を見たのです。そんな手に取れるような星空をみて我が子は「えいっ」といって、星を手にとりパクパク星を食べていました。

観る      ☆は満足度★は子連れ安心度
奥多摩 ☆☆☆☆☆ やっぱり緑はいい
楽しむ
勝沼のぶどう園
☆☆☆☆
★★★★
やっぱりおいしいのだ
道路に注意

塩山の ☆☆☆☆☆
★★★★
食べて,見て,買ってよし
桃の木の散歩は最高!道路に注意
田辺秀果園
山梨県塩山市小田原111
0553-32-0566

国道411号線を塩山から奥多摩方面に
向い左側(ガソリンスタンドの隣)
泊まる・休む
山のふるさと村大人1泊200也 ☆☆☆☆☆
★★★★★
本当は教えたくないほどいい所!!
子供にとっては最高
山のふるさと村キャンプ場
東京都西多摩郡奥多摩町川野1740
0428-86-2324
買う
勝沼のぶどう・1かご\1100 ☆☆☆☆ プチプチ美味い
田辺秀果園の桃・1箱8ケ\1600 ☆☆☆☆☆ 何も言うことなし!
だまされたと思って買ってみるといいのだ
田辺秀果園
山梨県塩山市小田原111
0553-32-0566
田辺秀果園のプラム・1kg\900 ☆☆☆☆☆ これも甘〜い 同上
奥多摩の道沿いの店のとうもろこし1本\100 ☆☆☆ 安くて甘かった 国道号線奥多摩湖の先

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