あじさい


下田のあじさいvs来宮の大楠の巻
6月1〜2日


その一


このコーナーも「鼻紀行」の方が多くなり、だんだんと「花紀行」が少なくなるのではとの懸念から、急きょ下田のあじさいと来宮神社の大楠を見に行く事になりました。
で、今回もあまりの長文に二部構成となっておりますので、興味のある方のみお付き合いを…



魚がし寿司 新聞を見ていたら下田のあじさいが見頃になってきたとの報!そう言えば伊豆には最近行ってない!桜を見ようとは思ってたもののついに行けずじまい!今行かなかったらまたしばらくオアズケだっ!
と前日に決めて出発したのは、昼の12時前。「いくらなんでも、下田は遠いジャン!無理があるんジャーン!」とおっしゃるハマッ地物寿司コ諸君!なーに、チャンと途中昼食を食べ、買い物をし、CDのプロモーションをしつつ、夕方の5時には着いたのジャーン!ダイビングやら釣りやらキャンプやら遊びやら仕事やらで、だてに伊豆通いはしていないのだジャーン。

という事で、東名を走っている最中も、修善寺で蕎麦でも食べるプランを変更し、一路沼津へ!沼津と言えば寿司!寿司と言えば「双葉寿司」が今までのお決まりでしたが、残念ながら今日はお休み!では手前の「魚河岸寿司」へ行大関寿司って見ることに。
ここはいつも人が一杯のお店で、お店の前には順番表が置いてあり、ここに記入して順番を待つのでありますが、なんと今日はすんなり!ちょうど良く座敷が空いており、子供にはぴったりと座って注文したのは、地物寿司¥1500と大関寿司¥2000のお決まり2つ!意外に早く出てきた地物寿司は、今が旬の生桜海老や白魚、他にも鯵、鰹、太刀魚、鰯と全部で10カン!これは安い!かたや大関寿司は、マグロやウニ、いくら、いかなど11カンと巻物2種類!更に両方にカニ汁がつくというもの!ネタも大きく味も良く、これは回転寿司屋の値段!これなら混むはずと、納得の30分でした。そう!今回はあじさいが待っているので、他のネタや刺身など注文の余裕など無く、「いやー食った食った」と30分我入道でバーっと出たのであります。ただ、個人的には双葉の方が合ってるかな〜というのと、田子の天狗寿司がもっと合ってるかな〜と言う感じでした。
で、さっきの生桜海老に未練があったので、この先の我入道ひものやさんへ覗きに行くと、ありましたありました。生桜海老1パック200g入で¥600円也!ただ、今日食べないと味が落ちるし、保冷剤が無いと2時間でOut!という事で、見るだけにしたのですが、実はここの干物は美味しいのです。下手な魚屋で生を買うより美味しいく、何より安い!干物好きの方は、沼津に着いたら漁港前の我入道ですよ。
冨久家次の「冨久家」さんは、売っているのがロールケーキのみと言うお店、1本¥1180は安いか高いか食べてみてのお立ちあ〜い!(でも美味しかったのは事実である)でもここのお店のサンゴの水槽はお見事!そんじょそこらのショップよりも綺麗なくらい!よっぽど好きなんでしょう!

ロールケーキも買ったことだし、いざ下田へと思ったら、先ほどからずーっと前を走るのが遅〜い車とトラック。「カドカワ映画の撮影用の動物を運搬中」と書いてありましたが、時には法定速度の半分くらい!追い越す事も出来ず、いらだつ思いを押さえつつも、後ろもズーッと車の列。常識的に考えて、迷惑が及んでいると思ったら、一旦停車するとかして、先に行かせるものだと思うのですが、「どうですか?関係ワサビアイス者の方々!」と声を大にして言っても見てないでしょうが…。が、実際看板を背負っている場合は、モット常識的にして欲しいものです。(渋滞の場合、原因がわからない後方はあきらめもつきますが、原因のわかってる前方の場合は、イラつくんですよね)
そんな思いをしながら走ると、右手に浄連の滝の駐車場が見えたではないですか!で、「うりゃー」とすかさず駐車!で、すぐさま“ダッシュ”で「わさびアイス“中級”」と「牛乳アイス」をゲット〜!いやいや、けっこう美味しいんですヨ!噛みながら食べるアイスなんてこの「わさびアイス」位のもループ橋んでしょう!で、この“中級”以外にも“初級”(ちょっとものたんないかも)、上級(まだ食べた事がありません)とあって、それ以外にも“夏みかん”とか“黒ごま”とか“いちご”とか多種類ありました。いずれにしても、「わさびアイスなんて食えるか〜」(昔の隊長)と言う方から「アイスだ〜いすき」と言う方まで一度お験し有れ。

花1苛立ちも美味しさで収まったところでまたまた下田方面へ!このあたりから山々は緑が濃くなりほんと「新緑」とはこの事だと思いながら、ぐるぐる廻るループ橋を越え、河津に来た所で「ペンションファンファーレ」さんへご挨拶。ここは昔から何度もお邪魔しているところで、この10数年来一見華やかそうに見えるても不況が吹き荒れるペンション業界の中で、いつもお客さんが一杯というペンション業界七不思議のペンションなんです。とは申しましても一度泊まれば、納得でしょうが、ママさんが鉄人ルーテーズのような顔ではなく、体力と知力と気配りの持った方で、オーナーが頑丈そうな大きな体で、せっせと、器用に自家製のさまざま花2な料理を出してくれたり、庭の周りを作ったりといった方々なのです。(この日も周りには綺麗なお花が一杯でした)で、我々のCDのプロモーションで訪れてみたのです。ファンファーレにお泊りの皆様も、「お星さまの贈りもの」よろしくお願いいたしま〜す。
オーナーと話をしていると、やはり下田公園が良いとの事、でも5時で閉まるかもとの事で、ファンファーレさんをいそいそと失礼して目的のあじさいへ!

花5下田市内の細道ををすり抜けると、ようやく下田海中公園が見え海にはイルカの姿も。が違う違う!今回はあじさいなのだと思ってると閉園のアナウンスが聞こえるではありませんか!南無参…が、よーく見るとその裏手の山がそうかも?しかも門や鎖も無く自由に入れそう!という事で車を停め、登ってみる事に!
が、あじさい公園といっても、入り口に多少あるだけで、登り道には、様々な木と何やらモニュメントの像が立ち並ぶだけで、あじさいなんてありゃしない!おまけに「近道」なんて看板の通り行って見ると、そこは急な斜面に木の階段が延々と続いているではありませんか。こりゃ女子供にはきつかろうと思いつ花3つも、せっかく来たんだからと思い登ると、子供は枝を拾ってなんか楽しそう?でも止まったまま!せっかく登った階段をまた降りて、だっこして、また止まって登っての繰り返しでヒーヒー。「これでも近道か〜」「これであじさいに囲まれてあじさいがなかったら下田を恨むぞ〜」「やはり今回も花は早すぎたのか〜」などと思いつつやっと登ること200段。ぜいぜい言いながら歩いて行くと、「いや〜あじさいって本当にきれいなもんだ!」と口に出るほどの光景でした。細い道一面に咲き並び、あじさいだけあって、青にピンクに白階段にと様々な色、あじさいに囲まれながら歩くなんてことはなかなか無い経験で、眼下の下田湾も色が澄み、とても良いところでした。まあ、東京から慌てて出発し、ゼイゼイと弐百段も登ったかいがあったと言うもんでしょう!6月一杯までは見頃との事ですが、この小山ももともとは下田城があったというだけあって、とても大きい!で木々が一杯!ほんと一度来てみる価値はありますね!

6時をまわったところで、今度は右手に海を見て一路伊豆高原へ。しかし平日は空いていますな〜。伊豆高原までものの30分でいっぱいした。昔ダイビング通いをしていた頃は、下田、白浜、伊豆高原と渋滞のポイントを避ける為、いつも裏道街道まっしぐら人生だったので…

夕食は最近出来たと言う、ちょっと伊豆高原っぽくない居酒屋へ行こうという事で、着いてみると「うーん…小屋っぽい…」中に入ると平日なのにカウンターは一杯でアラと竹の子、予約した座敷に座るも「うーん…やっぱり小屋っぽい」「でもカウンターや椅子はなぜか立派だ!」「メニューが安い!」で生ビールを注文すると「おおっ!凍ったジョッキだ!」出てきた料理が「うむ?案外おいしい!」で器を見ると「こりゃこの場所にはもったいないくらい(失礼)イイ器!」お店の名前を聞くと“じゃぁじゃぐじゃあ”(こちらの言葉で“いいかげん”)という事でなんか納得!で、あーっというまに生を5、6杯飲んで、良い気持ちで温泉入ってバタンQでした。




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