シクラメン(サクラソウ科)
部屋のことすべて鏡にシクラメン(汀女)
冬枯れの季節、室内や温室に置かれた、鉢植えのシクラメンの多彩な花色は、目を楽しませてくれると、言った方がいました。
日本の冬の風景にもすっかり溶け込んでいるとも。
もとは、シリアからギリシャ原産のキクラメン・ペルシウム1種のみを改良したもので、ヨーロッパで園芸種として発展してきたのだそうです。
観賞用というより薬草としての意味があったらしいのだと。
球茎にはポニン性配糖体のシクラミンを含み、実際にヨーロッパで下剤などに利用されたそうです。
薬効については、「頭の毛が抜けたら、シクラメンの草を鼻に詰めよ」とか、「妊婦が草の根をまたぐと流産する」、さらには「惚れ薬になる」など、さまざまな俗信が飛び交い、当時はかなり一般的に信じられていたとありました。
妊婦云々は絶対無理だが、今度鼻に詰めてみようかな、どうなるのかな?
「もう遅い」「無駄」、でもこういうの面白そう。