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~ŠEVČÍK OPUS 9~
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ŠEVČÍK OPUS 9 |
以下は イワモト ヴァイオリン教室(岩本浩一)で使用する このエチュードに対する私の考え方を記述したもので このエチュードの使い方が学べるものではありません。 イワモト ヴァイオリン教室のレッスンを申し込まれる判断材料として レッスン方針・レッスン形態のページなどとも併せてご覧ください。 |
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既出の 『ŠEVČÍK OPUS 8』は ポジション移動の基礎練習のために用いたのに対して 『ŠEVČÍK OPUS 9』では ポジション移動の音程を重音で取ることを学習しますが 『ŠEVČÍK OPUS 1 PART 1』と同様に 学習者毎に学ぶべき課題を状況に応じて選び出し 番号単位ではなく小節単位(時には半小節など)で範囲指定しながら その練習方法を詳細に指導しています。 理由は 『ŠEVČÍK OPUS 1 PART 1』のページでも書いたように ŠEVČÍKは、その学習者が学習すべき箇所を抜き出し、それを活用しながら練習する いわば「辞書」のようなものだからです。 従って ŠEVČÍKを、番号順に学び進める…などという使い方は、 あたかも国語の授業で辞書を あ ア ああ あああ ……… などと読み進めてしまっているようなもので そのような使い方では、つまらなく辛いだけではなく、指導の効果も得られません。 ですから 国語で辞書を引き、単語の使い方を説明したり活用しながら授業を進めるのと同じで 学習者毎に学ぶべき課題を状況に応じて選び出し 番号単位ではなく小節単位(時には半小節など)で範囲指定しながら その練習方法を指導する必要があるのです。 そして ブログの記事の 『粒粒審区? ヴァイオリンを正確に演奏するための唯一の練習方法』 で書いたように指導することによって、初心者は無理なく上達できるだけではなく そうした手法を御存知ない先生方に、他の教本も含めて活用方法をお伝えするレッスンも行っています。 その際に このŠEVČÍK OPUS 9では 既述のように重音における音程を学習するので ヴァイオリンの旋律と和音では 求めるべき音程が異なる点も十分に配慮しながらレッスンをしています。 |
(ポジション移動に際しては 単にその機能的な面に留意しただけでは精緻な音程が得難い面もありますが 既出の『ŠEVČÍK OPUS 8』が ヴァイオリンの、専ら旋律的な表現に直結するとすれば この『ŠEVČÍK OPUS 9』は ヴァイオリンの、主に和声的な表現に結びつく課題が掲載されています。 そこで そうした両面からレッスンを行うことで ポジション移動に伴う音程が常に安定することを目指しています。) |
そして このŠEVČÍK OPUS 9において重音の音程における基礎をある程度学習した後には ブログの記事の 『バッハ/無伴奏にはシャツ?! ヴァイオリンのキチンとしたレッスンが受けられているかどうか』で書いた バッハ/無伴奏ヴァイオリン・ソナタ&パルティータの練習にも役立つ 別の重音の練習教材であるエチュードを用いるようにしています。 |
なお このŠEVČÍKの表紙の写真については ブログの記事の 『音大生(音楽大学生)がレッスンを受けに来る理由 ヴァイオリン指導における専門性とは?』もご覧ください。 |
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