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~ŠEVČÍK OPUS 8~
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SEVCIK OPUS 8 |
このエチュードの解説は、イワモト ヴァイオリン教室での指導に基づいています。 詳細な使い方や効果的な練習法を直接学びたい方は、ぜひレッスンをご検討ください。 詳しくはレッスン方針をご覧ください。 教室の詳細を見る |
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ŠEVČÍK OPUS 8 はポジション移動の基礎練習のために用います。 レッスンでは 『ŠEVČÍK OPUS 1 PART 1』と同様に 学習者毎に学ぶべき課題を状況に応じて選び出し 番号単位ではなく小節単位(時には半小節など)で範囲指定しながら その練習方法を詳細に指導しています。 理由は 『ŠEVČÍK OPUS 1 PART 1』のページでも書いたように ŠEVČÍKは、その学習者が学習すべき箇所を抜き出し、それを活用しながら練習する いわば「辞書」のようなものだからです。 従って ŠEVČÍKを、番号順に学び進める…などという使い方は、 あたかも国語の授業で辞書を あ ア ああ あああ ……… などと読み進めてしまっているようなもので そのような使い方では、つまらなく辛いだけではなく、指導の効果も得られません。 ですから 国語で辞書を引き、単語の使い方を説明したり活用しながら授業を進めるのと同じで 学習者毎に学ぶべき課題を状況に応じて選び出し 番号単位ではなく小節単位(時には半小節など)で範囲指定しながら その練習方法を指導する必要があるのです。 そして ブログの記事の 『粒粒審区? ヴァイオリンを正確に演奏するための唯一の練習方法』 で書いたように指導することによって、初心者は無理なく上達できるだけではなく そうした手法を御存知ない先生方に、他の教本も含めて活用方法をお伝えするレッスンも行っています。 その際に このŠEVČÍK OPUS 8では 移動に際しては左指を指板上で跳躍させるのではなく、ズラしながら移動する点や そのようにズラしながら移動する際の経過音についても十二分に考慮しながら ポジション移動を行う点や どの指を指板上でズラしながら移動させるかという点にも留意して学習します。 また 移動し終えた状態で、奏でるべき音の指の位置だけでなく それ以外の指の配列が正しいかどうかということや 移動する位置において 例えば 第3ポジションでは左手首が 第5ポジションでは左親指が、それ以上のポジションでは左手全体が 所定の位置や形状になっていることにも十二分に留意します。 そのため この教本では特に 譜面通りに演奏したり、音を奏でている音にだけ注目するのではなく 既述のような その音を導くための準備音や その音の背後にある運指などについても体系的に学ぶことで 実際の楽曲演奏において確実にポジション移動が出来るように レッスンを行っています。 また このŠEVČÍK OPUS 8では 冒頭の課題のNo. 1やNo. 2 後半の音階のNo.57やNo.58に おいて スラーのなかにソステヌートが印刷されていて ヴァイオリンの指導者だけではなく、学習者においても、その意図するところはわかる筈です。 ところが それ以外ではNo.35(旧版ではNo.35と36)にのみ同様の表記が施されていて その表記からNo.35(旧版ではNo.35と36)においてのみは このŠEVČÍK OPUS 8の他の課題には全く見られない運指の訓練方法が必要であることがわかり ヴァイオリンの指導者としては、そうした点にも十分留意して指導する必要があります。 |
( ポジション移動に際しては 上記のような機能的な点に留意した練習が ヴァイオリンの音楽的な表現に直結しますが 既出の 『ŠEVČÍK OPUS 1 PART 1』の項目でも書いたように この教本の練習方法については 『鷲見三郎/ヴァイオリンのおけいこ』(音楽之友社)の第一部に その一部が掲載されています。 そして 特に鷲見三郎先生はŠEVČÍKそれ自体については、ドヴォルザークの弟子でもある ヴァイオリンのヨゼフ・ケーニヒ先生からN響の前身の新響時代に学ばれつつ、 ŠEVČÍKを単に譜面通りに練習するだけではない方法の数々は 歴史的名奏者・名教師を多数輩出したレオポルト・アウアーの高弟であった ニコライ・シフェルブラット先生から鷲見三郎先生と四郎先生が受け継いだ方法 でもあります。 そうしたことから私のレッスンでは 鷲見先生から学んだ基礎的なアプローチを踏まえた上で 生徒さん一人ひとりの状況に合わせた学習範囲や学習方法の選択も行うことで 確実な基礎の習得を目指しています。) |
なお このŠEVČÍKの表紙の写真については ブログの記事の 『音大生(音楽大学生)がレッスンを受けに来る理由 ヴァイオリン指導における専門性とは?』もご覧ください。 |
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この解説を効果的に活用するためには、適切な指導が欠かせません。 もしこの記事に共感し、さらに確かな技術や深い音楽表現を追求したい とお考えなら、当教室での指導をぜひご検討ください。 詳細は以下のページからご覧いただけます。 教室の詳細を見る |
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