08.09.10(WED) 鹿島槍ヶ岳(二日目) 北アルプス


 同宿した佐久のご夫婦の奥さんは”こんなに天気がいいのにねえ”と、旦那さんをテラスに残して岩小屋沢岳の方へ散歩に行ってくるとのこと。二人とお別れして、鹿島槍に登る人達の一番後について爺ヶ岳を登る。

 コース(二日目):種池山荘6:15→爺ヶ岳南峰7:15-7:25→冷池山荘9:00-9:30→布引岳10:45→鹿島槍ヶ岳南峰11:55-12:30→布引岳13:30→冷池山荘14:30 (所要時間8時間15分)
 爺ガ岳南峰 2660m
 鹿島槍ヶ岳南峰 2889m
 標高差 492m 
 登り累計 781m 
 距離 8km
 コースタイム 5時間40分
種池山荘の朝
東に爺ヶ岳があるのでご来光は見えない。


 ちょっと歩いて尾根に出れば、もう言うことのない大展望である。昨日も終日雲ひとつないといえる好天で、会う人が”こんなことってめった無いんじゃないの”と言っていたが、そんなことが二日も続いていいものだろうか、後は幸運に感謝し、展望に励まされて登るだけである。




種池山荘から爺ヶ岳を越えて冷池山荘へ
大満足のおすましポーズ
来年の年賀状用に
朝日に向って爺ヶ岳へ
振り向くと宿泊した種池山荘の赤い屋根が印象的。
バックは剱岳


針ノ木岳
後ろに薬師岳が見えてきた。
7:00時
ダイヤモンド爺ガ岳です。



爺ヶ岳山頂

爺ヶ岳南峰山頂
爺ヶ岳中峰と北峰
真の山頂は中峰で南峰より10m高い。
無理せず巻く。


遠く槍・穂高も見える 眼下の安曇野、そして遠くの富士山




冷池山荘へ




 昨晩のテレビの立山の天気予報で、台風13号が発生したが立山は快晴で、湿度が30%近くまで下がると言っていたが、本当に乾く乾く。脱水を警戒して昨日よりずっと余計に水を飲んだが、唇ががさがさで腫上がりそうだった。重くても頂いたペットボトルの水を持ってきたのは正解だった。
遠い鹿島槍を目指し爺ヶ岳を下る。


鹿島槍ヶ岳 冷乗越付近から
手前赤岩尾根、名前の通りだね。
冷乗越


ひえ〜あんなに下って登り返すの
だから冷〜乗越、さぶ(ほんとはつめたのっこし)
冷池山荘着





冷池山荘から鹿島槍ヶ岳へ






 冷池山荘で受付を済ませ、ザックを預け必要なものだけナップザックに入れて鹿島槍ヶ岳を目指す。まずは布引岳の山頂へ。
布引岳への登り


布引岳山頂
いよいよ残すのはあの頂のみ
疲れきった足を引きずりながらとぼとぼ登る。もう皆山頂に着いちゃってるのに。


道はだんだん急になる。
足はますます前へ出ない。
そしてついに鹿島槍ヶ岳南峰山頂到着
やりました、見てくださいこの雄姿




山頂の展望

五竜、唐松、白馬岳 鹿島槍北峰


今日歩いてきた道が全部見えます。
一番遠くは槍・穂高岳


剱岳のアップ 山頂の様子




後は転ばないように注意してゆっくり下る。肩先に疲れが出てるね。お互い良く頑張ったな。 冷池山荘のナナカマド
お疲れ様


 山頂は一番先に下り始めたのに、全員に早々と追い抜かれて一番最後に冷池山荘に戻る。預けたザックは既に二階の部屋に運ばれていた。サービスいいなあ。部屋は10人部屋に3夫婦6人で楽々。一組は扇沢の登山口で一緒だったご夫婦で、少し若そう。ほぼコースタイム通りで歩けるという。同じ山に登っても楽しいだろうな。旦那さんは体重を落とすと凄く楽だとのこと。一番難しそうだけど確かだろうな。奥さんは例のタイツが効果抜群、下りもルンルンとのこと。いいなルンルン。旦那さんも明日の下りで始めて試すと言っていた。もう一組のご夫婦は我々と同年輩と思うが、同じコースを冷池山荘一泊で登るという。皆強いなあ。宿泊は60人ほどで5時からの食事は二回に別れていた。週末の予約はもう一杯とのことだった。




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