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〜 第101日 〜


<人は見かけによらぬもの>

debi
と、言ってしまってはちょっと失礼かな。
写真のデビ夫人といえば、テレビで日本のお茶の間によく出ていて
(最近はあんまり出ていないかなw)
インドネシアのスカルノ元大統領第三夫人としては有名である。
どちらかと言うと高慢なキャラで、嫌いだという人も少なくない。

実は彼女、今は日本人なんですね。
しかも国際的な難民や飢餓、災害救援などボランティア活動に熱心で
昨年は北朝鮮に対する食糧の人道支援もしているとは知らなかった。
で、“同胞”を助けてくれたということで、
韓国の大韓赤十字社(韓完相総裁)から赤十字会員有功章を贈られたんです。
で、韓完相総裁との会見でこんなことを言ったんですと。↓
「ひとつお願いがあります」
「韓国人の気持ちは分かるが、靖国神社は日本人の文化、歴史、心の問題です。
合祀されているA級戦犯は死刑を宣告され処刑されており、
罪があったとしても処刑によって罪は終わっているのです。
日本人の多くはそう思っています」
「ヨーロッパでは60年以上もたって戦争などのうらみを言ってる国はありません」↓
これに対して、進歩派で親・北朝鮮的な学者出身の韓総裁は
いわゆる“A級戦犯分祀”論で反論したがタジタジだったという。
そりゃあタジタジだったろう。
てっきり“仲間”だと思っていた夫人にそんなこと言われるなんて、ねえw

しかし、こいつはいい意味でビックリだ。
純粋なボランティア活動者であれば、イデオロギー的なものには全然関係なく、
真実は真実としていつでもどこでも堂々と述べられるんだな〜。

2006.8.9




〜 第102日 〜


<オシム監督の“勝ち”でした>

昨夜、ついにオシムジャパンの船出となった。
スコアは2対0での勝利だから悪くはない。
だが、オシム監督は試合終了間際に自ら席を立ち、試合後も不満顔だった。
しかし、この試合そのものがオシム作戦の一つにすぎないとにらんだぞ。
つまり、第一戦は必ず勝つことによってマスコミやサポーターを手なづけるだけ。
それで十分だ、と。
「オシムで大丈夫かよ!?」みたいなムードをハナっから出させるわけにはいかない。
osimu
試合前には「負けた方が得るものが多い」と、言い訳も用意していたくらいだ。
それにしても普通の国なら代表監督が試合前から負けを示唆することなど許されない。
オシムは日本のレベルを認識せよと語りかけているかのようだ。
さて、その上で彼はメンバーをほぼ浦和レッズの選手で固めた。
A3チャンピオンズカップの影響でガンバやジェフの選手が召集できない中で
短期間でもまとまるチームにするにはこれしかなかったのだ。
負ける言い訳はそれとして、勝った方がいいに決まっている。曰く、
「トレーニング期間に制約があったし、選べる選手も限られていた。
 残念ながら私は魔法使いではない。
 コンビネーションの点でいえば、短期間でやるときに一番簡単なことは
 ある一定のグループの塊、同じクラブの選手を選んでしまうこと。」
つまりこの試合は4年後を見越したものではないのだった。
試合内容を分析したり一喜一憂するのはナンセンスだ。
実際、前半で2点とっただけで、後半は目に見えて運動量が落ちて追加点なし。
しかもその2点とも、4年後には33歳の三都主が取った。
坪井はまたしても両足にけいれんを起こして途中交代となった。
ジーコジャパンから進化した部分はまだ何もないのだ。
(つーか坪井、お前はダイナマイト四国か!w)

オシム監督にとっては試合の勝敗よりも試合そのものが大事だったのだ。
オシムは日本中に彼のメッセージを伝えたいだけだったのだ。
「サッカーは90分間が試合時間なのに走れていない。」
「日本人の身体的特徴を考えたら、
 長身でも筋骨隆々でもないのだから1対1に不利な部分がある。
 その分、相手より多く走らなければいけない。
 (1対1で不利なら2対1にすればいい。)
 Jリーグではそういう習慣が少ない。最も大事な習慣だと思うのだが。」
そう、代表監督になったら選手を一から育てることはできない。
スタミナぐらい各自でちゃんと養ってくれよ、というわけである。

ところで何故に「Jリーグではそういう習慣が少ない」のか?
それは、対戦相手も同じく「長身でも筋骨隆々でもない」日本人だからである。
ならばいっそ、外国人枠を大幅に上げてしまえばいい!
タフな外国人選手がピッチ上にウジャウジャいれば、イヤでも「そういう習慣」になる。
これしかないぜ〜マジで。

2006.8.10




〜 第103日 〜


第100日の追伸:
その海上自衛隊所属・対馬防備隊の一等海曹(45)とは別に、
海上自衛隊佐世保基地に停泊中の護衛艦「あさゆき」の一等海曹(42)が
倉庫内で首を吊った状態で死んでいたことが、今月10日に判明した。
この一等海曹(42)は、平成11年末から今年2月までに
中韓両国へ述べ16回の無許可渡航(中国6回、韓国10回)をしており
そのことで事情聴取を受けていた。

また、これとは別に民間でも
在日ロシア通商代表部員のペトケビッチ・ウラジミル(35)が、
大手精密機械メーカーのニコン(東京都千代田区)の元研究員(47)に接触して
ミサイル誘導に転用できる赤外線センサーとVOAを盗み出そうとしていた。
通商代表といってもウラジミルはロシア諜報機関・GRUの所属で
れっきとした諜報部員、つまりスパイだ。
本件は警視庁公安部の地道な調査で分かったことだが、
諜報機関に対して警察機関でしか応戦できないところに日本の情けなさがある。
警視庁公安部は先月末にウラジミルに出頭要請を出したが、
諜報部員である彼は当然これを無視して今月2日にロシアへ帰国した。

また、これとは別に、東京都の貿易会社「明昌洋行」が
生物兵器製造に転用可能な凍結乾燥機を北朝鮮へ不正輸出したことも判明
ってうおい!
どうなってんだよ最近!?
しかもほとんどのテレビが、ほとんどこれらを取り上げずに、
チャンネル回せば靖国、靖国、靖国、靖国、靖国、である。
現在と未来のクライシスには興味ねーってか?
日本のことよりも中国と韓国のゴキゲンを伺うことが大事なのか?

2006.8.14




〜 第104日 〜


今日は終戦日 <小泉首相 5年前の公約通りに靖国参拝>

815
と、いうわけで今日は朝からマスコミはその話でもちきり。
もちろん大半が首相に批判的な意向で作られている。
今後もしばらくこの批判報道は続くだろう。

だが、多くの人に誤解されがちなのであらためて言うが、
戦争とは善と悪の単純な二極構造でなされるわけではない。
中国人はすぐに日中戦争だけをヤリ玉にあげるが、
イギリスとのアヘン戦争から論じて欲しいものである。
いや、もとより中国人が中国内で知り得る情報は中国共産党の管理下にあり、
靖国神社とは日本軍国主義の聖地であると教え込まれているから、
一般の中国人を非難しても始まらないわけだ。
従って戦争に対する小泉首相の反省や謝罪の弁など中国人は知らない。
それどころか「小泉首相は軍国主義の右翼政治家で、現在のヒトラー」
とも報道されているから、世界の常識をはるかに越えたところに中国人は居る。
とは言え、日本は戦争という過去のあやまちから逃れられるわけもなく
日本人は決して謝罪と反省の気持ちは忘れてはならない。が、
“戦犯”とは戦勝国によって作られたものであり(当HP第6,55日など)、
昭和天皇でさえ“戦犯”の全員を批判したわけでもなく、
「米国より見れば犯罪人ならんも、我が国にとりては功労者なり」
とマッカーサーに対して語っておられた人も“戦犯”に含まれている。

だが一方で、昭和天皇は松岡洋右元外相と白取敏夫元駐伊大使を
批判しておられたことも周知の事実だ。
先ごろ、富田メモ(一般には昭和天皇メモと呼ばれるが)が“スクープ”され、
中韓両国の様々な対日批判姿勢は日本中に報道されていたわけだし、
今の日本国民にはほぼ「戦犯許すまじ」の“土台”が作り上げられていたのだ。
こうして見てくると、首相の靖国参拝に批判的な日本人が増えてくるのも分かる。
ただ、その理由が「中韓が怒っているから」というのは情けない。
情けないが、それが国民の大多数の意見ともなれば仕方ない。
この国は健全な民主主義国家なのだから。
例えば、次期首相が安倍氏として、彼は今までずっと靖国を参拝してきた。
しかし次の選挙で、安倍首相の靖国参拝を理由に国民がそっぽを向き、
自民党が大敗する可能性大なら、果たして安倍氏は参拝するだろうか?
これは難しい問題である。
参拝しなかったとしても仕方ないのではないか。
もとよりわざわざ中韓と敵対関係を作ることにメリットはないのだ。

その上で、これだけは日本人として忘れてはならない。
中韓ではずっと、政治・教育・報道の全ての分野で反日が徹底されている。
首相が靖国へ行かなかったからとて即座に親日化に大逆転するわけがない。
それでも日本人が自国の首相の靖国参拝を批判するのもいいだろう。
それは自由だが、上記の理由で靖国参拝をしないということは
「経済的な関係などを考慮に入れて、中韓の怒りをほんのちょっとだけ静めるために
 国家としての筋を曲げ、中韓の内政干渉を受け入れるのだ」
という認識を忘れてはならない。
単純に「やめろと言われたからやめましょう」というのは恥ずかしい無知である。

2006.8.15




〜 第105日 〜


<やっぱり退行してんのか?ロシア>

今月16日、北方領土周辺海域(貝殻島付近)で日本漁船・第31吉進丸が
「ロシア領海を侵犯した」としてロシア国境警備艇に銃撃・だ捕され、
乗組員の盛田光広さん(35)が頭部に銃弾を受けて殺された。
(他に3人の乗組員がいて、無事ではあるがロシア側に連行された。)
これはどういう言い訳をしても、人道上許されるものではない。
ロシア側は「威嚇射撃をした」と言うが、威嚇で死者がでるわけがないのだ。
こんなことがまかり通るなら、度重なる中国軍による領海・領空侵犯に対して
我が国の自衛隊が何をしても当然批判されないということになる。
もちろん理屈はそうかもしれないが、それではまるで過去と同じではないか。
そんなことで簡単に戦争にならないようお互い努力するのが最も重要なのである。
しかし昨今の周辺国による傍若無人な振る舞いには恐怖を抱くばかりだ。
まるで戦争になるように挑発しているかのようだ。
悲しいかな日本だけでは心細いから、国連で取り上げてもいい状況だ。
手後れムードになってから騒いでも遅いのである。

さて、こういうケースで死者が出たのはソ連時代の1956年に一回だけある。
ロシアはKGBが牛耳っていた暗黒のソ連時代に戻っているのか?
確かに、ロシアのプーチン現大統領はKGB出身で、
これまでもおよそ民主主義とはかけ離れた言動で欧米諸国の批判を集めてきた。
つい最近、サミットのホストを無事に(?)果たしたと思ったらこれだ。
(北京五輪後に中国が暴発するという説もあながち絵空事ではない。
それでなくてもこれらの国は上海協力機構で結びつく間柄だ。)

麻生外相は、ロシアのグルージン臨時代理大使を外務省に呼んで曰く
「我が国固有の領土である北方四島の12カイリ水域内で起きたことで容認できない」
「日本人の生命が失われたことは由々しき事態だ。
 ロシア側に陳謝を求め、再発防止および責任者の処罰を要求する」
グルージン臨時代理大使(大体このふざけた肩書きは何だ)は答えて曰く
「遺族にお悔やみ申し上げる」
「日本の漁船がロシア領海を侵犯したために起きた。
 日本の漁船は停止命令に応じず、逃げようとして危険な行動をした」

「危険な行動」とは具体的にどういう行動だったのか?
ロシアによる銃殺が正当化されるような日本漁民の行動とは一体なにか?
それから、麻生外相は確かに正論を吐いているが
すぐにでもロシアに飛んで直談判するくらいの気概があってもいい。
てゆーかマスコミよ、この事件よりも
ジョンベネちゃん殺害容疑者逮捕のニュースが多くてビックリだよ!

2006.8.21




〜 第106日 〜


第104日の補足:
8月15日の夕方、自民党の加藤紘一議員の実家にて
右翼団体の男が放火の上、割腹自殺を図るという事件があった。
加藤氏はこれ以前から当日に至るまで、あらゆるメディアに登場して
小泉首相の靖国参拝を徹底的に批判していたから、それが原因かと言われる。
もちろん、テロ的な暴力行為は許されるものではないし、
当然、この件に関してのマスコミの論調も概ねそういうものだった。
しかし、それだけでは決定的に欠けている視点がある。

すなわち加藤氏の危機管理能力に対する疑問。
あれだけの言動をしておいて、右翼団体の行動を予測もできなかったのか?
性善説に基づき、この世に悪い人間はいないと思い込んでいるのか?
自分が発言力ある政治家だという認識を持った上で行動しているのか?
発言するだけなら誰でもできる。
発言の結果を予測して、あらゆる想定から対策を行うということができないのか?
そういえば、加藤氏は6年前にいわゆる「加藤の乱」なる
中途半端な政治行動で世間をお騒がせした(相方は谷垣氏だったなw)。
少しは進歩の跡が見られてもよさそうなものだが。
私は、加藤氏の靖国に関する主張に対して賛成も反対もしないが
自分の実家さえ守れなかった政治家に国家を任せたくなどない。

2006.8.24




〜 第107日 〜


<日本人よ。A級“戦犯”にこだわらず未来へ行こう!>

「加藤氏の靖国に関する主張に対して賛成も反対もしない」と書いた↑ので
では、それに関して私は今どう思っているのかと言うと
実は私、いわゆるA級“戦犯”を靖国神社に祀ってあることに反対です。
なぜなら彼らは決して“英霊”などではないからです。
しかし、加藤氏の主張と同じではありません!

まず、これまでに当HPで“戦犯”について述べてきたことは
条約や法の上での事実であり、その意味では今でも肯定する内容で、
日本人として(特に対外的に)持っておくべき見識だと思っています。
しかし、それらは前提として相当の知識が必要で、特に外国人には分かりづらい。
しかも日本のお粗末な教育のせいで、外国の意見を支持する日本人がいる始末です。
ならば、より単純に考えた時、閃いた!
対外的にもA級“戦犯”を否定し、かつ日本の未来に本当に役立つ理想的な理論!
中韓が批判するから批判する加藤紘一氏や朝日新聞とは、似て非なるものです。
あくまで日本人として納得できる日本人の理論!
A級“戦犯”を否定するだけでなく、「その先」まで言える理論です。

そもそも“戦犯”とは、日本が太平洋戦争で米国に完敗し、
その結果として東京裁判で定められた概念です。
その意味では太平洋戦争こそ議論の出発点です。
当時の日本の指導者たちが米国の力をみくびって、
ただ刹那的な意地と誇りのためだけに暴走した戦争であったから、
無数の同胞を殺すハメになり、指導者たちはA級“戦犯”となったのです。
米国は所詮日本が勝てる相手ではなかったのです。
避けるべき戦争をしてしまったら国家は滅ぶ、当たり前ですね。
この意味では本当の戦犯は、一般に言われている“戦犯”よりも
前段階にこそ隠れて存在していたとも言えます!
当時の日本の指導者たちが、国家百年の計も持たずに
米国に対して何の情報も分析もないまま突っ走った結果がアレなら
無知だった指導者たちが“戦犯”と言われても仕方ないでしょう。
国家として敗戦よりひどい末路は無いですからね。
刹那的な意地と誇りなど捨てて、勝てない戦争は避けるべきでした。
この意味で、A級“戦犯”を擁護することにこだわるのはやめましょう。
大切なのは過去から学び未来を模索することです。

さてさて、国の指導者にとって情報・分析力がいかに大切か、という当前のことを
敗戦という多大なる犠牲を払って学習したはずの日本・・・
しかし戦後占領下にあって、ことごとく牙を抜かれた日本人は
大切な学習の機会を完全に奪われ、それは今も続いています。
即ち無知こそが最大の悪魔だったのに、日本人そのものが悪魔だったと教育され
いまだにその影響をディープに受けている日本人がたくさんいます。
そういう教育によって、米国が広島・長崎に原爆を投下したこと等に
日本人が恨みを持ちづらくなるのです。
日本人に過去の加害者意識だけを植え付ければ、外国は非常に接しやすいですね。
こういう「見事な」教育戦略を見ても、米国の方が格上だったことが分かります。
ともかく従順な日本人は、米国の「植民地的な独立国」の国民として
経済活動だけにひた走る61年間を送ってきました。
まあ、世界の全ての国家が平和で豊かなら、それでもよかったのですが・・・

で、現在。
北朝鮮のミサイルや、中国の領海・領空侵犯(あるいはその真意)に対して
日本の指導者はどれだけの情報力で対処しているのでしょうか?
なんと、重大な情報はほとんど米国からの「おさがり」です。
そんなに米国を信頼する理由は何なんですかと聞きたい。
米国に都合の悪い情報までわざわざ日本に教えてくれないでしょ?
私にとっては、産経新聞的な日米同盟至上主義も、朝日新聞的な媚中韓主義も
その意味では全くのナンセンスです。
どちらも「神国・日本」を信じて無謀な太平洋戦争に突入した時と変わらないのです。
それこそ過去のあやまちを繰り返しているんです。
つまり無知。
客観的情報も、ましてそれを分析することもないまま、ただ米国を、中国を信じる。
よくもまあ61年も平和を謳歌することができたもんだ。
ハードな情報なくして防衛も外交もあったもんじゃない。
情報こそ、過去のあやまちを二度と繰り返さないアイテムじゃないか!
日本の警察・公安は優秀ですが、それはあくまで国内レベルなのです。
かと言って内閣情報調査室なんてどれだけの規模だっていうのよ!?
日本人よ、もう情報の重大性に気付いてもいいころでしょ?
第二次大戦後の米ソの冷戦構造を見ても分かることです。
CIAとKGBの暗闘があればこそ、二大国による全面核戦争などという
破滅的なホット・ウォーをお互いに回避できたのです。
どちらか一方が無知に突っ走ったらと思うと、冷戦の方がはるかにマシでした。
そして、そのための要がお互いの諜報機関だったのです。

結論;
日本独自の対外情報機関(CIAやKGBのダークな部分は見習う必要はないが)、
これこそ平和のために、過去のあやまちを二度と繰り返さないために
今の日本にどうしても必要なものである。
つい最近、安倍官房長官が次期首相就任を見据え、その手の構想を立ち上げているが
誤解のないように国民に説明して確実に作り上げることが肝要である。
日本の対外情報機関と聞けば、どうしても反対する勢力が国内外にいるが
「やっぱり先送りしました」なんて言われるのはもう沢山だよ!
また、得た情報を正しく分析して日本の進むべき道を行くことも
平和のために、過去のあやまちを二度と繰り返さないために必要であり、
そのためには政治家のレベルアップも必要だと自覚して欲しい。
安倍首相として靖国神社へ行くかどうかなど、
先にも述べた「刹那的な意地と誇り」に過ぎないと私は思う。
靖国参拝はしません、と言ってせいぜい反日勢力を喜ばせてやってもいい。
その間に、過去のあやまちを二度と繰り返さない日本を作るんだ。
これこそ戦争犠牲者への最大のはなむけでしょ!

2006.8.26




〜 第108日 〜


<渡嘉敷島集団自決に見る「見事な」教育の成果>

先ほど第107日で、『「見事な」教育』と書いたが
その教育が日本に染み渡っていることを物語る件がまた一つ明るみになった。
teruya
昭和20年・第二次大戦末期の沖縄戦の際、渡嘉敷島で起きた住民の集団自決について
戦後の琉球政府で軍人・軍属や遺族の援護業務に携わった照屋昇雄さん(82・写真)が
産経新聞の取材に応じ、「遺族たちに戦傷病者戦没者遺族等援護法を適用するため、
(集団自決を)軍による命令ということにし、自分たちで書類を作った。
当時、軍命令とする住民は1人もいなかった」と証言した。

照屋さんは昭和20年代後半から琉球政府社会局援護課で
旧軍人軍属資格審査委員会の委員を務めた。
援護法に基づく年金や弔慰金の支給対象者を調べるため、渡嘉敷島で聞き取りを実施し
この際、琉球政府関係者や渡嘉敷村村長、日本政府南方連絡事務所の担当者らで
集団自決の犠牲者らに援護法を適用する方法を検討したという。
同法は、軍人や軍属ではない一般住民は適用外となっていたため
軍命令で行動していたことにして「準軍属」扱いとする案が浮上。
村長らが、終戦時に海上挺進(ていしん)隊第3戦隊長として島にいた
赤松嘉次元大尉(故人)に連絡し、「命令を出したことにしてほしい」と依頼、
そして赤松元大尉の同意を得たという。
これにより集団自決の犠牲者は準軍属とみなされ、
遺族や負傷者が弔慰金や年金を受け取れるようになったという。

照屋さんは「今まで隠し通してきたが、もう私は年。いつ死ぬかわからない。
うそをつき通してきたが、もう真実を話さなければならないと思った。
赤松隊長の悪口を書かれるたびに、心が張り裂かれる思いだった。」
「大尉は、自ら十字架を背負ってくれた」と話している。
照屋さんは、自分のついた「うそ」で
赤松元大尉が長年非難され続けてきたことがつらかったという。

さて、これまでも渡嘉敷島の強制集団自決は信憑性が薄いとする説が有力だったが
じゃあ何故、現在も多くの歴史教科書で「強制」とされているんだ???
300人以上が亡くなった渡嘉敷島の集団自決は、
昭和25年に沖縄タイムス社から発刊された沖縄戦記「鉄の暴風」などに
軍命令で行われたと記されたことで知られるようになった。
島民が年金や弔慰金を受け取れるようにするために名前を使われた赤松元大尉は
一部のマスコミなどから「残虐な指揮官」というレッテルを張られてきた。
作家・大江健三郎氏の「沖縄ノート」(岩波書店)では、赤松元大尉が
「命令された」集団自殺をひきおこす結果をまねいたことのはっきりしている守備隊長
と書かれている。
おいおい、大江健三郎ってノーベル文学賞とった人じゃん。
つまり日本が世界に誇る日本人であるはずの“進歩的文化人”だ。
おそらくその辺の理由で、多くの歴史教科書で「強制」とされてきたのだろう。
だが事実は違った。
少なくとも一部のマスコミや大江氏など進歩的文化人は
自分たちの言動に責任を持って謝罪するなり再検証するなりするべきだ。

日教組、朝日新聞などの左派新聞、進歩的文化人を非難するつもりはないが
もう一度、第107日から繰り返して書いておこう。
無知こそが最大の悪魔だったのに、日本人そのものが悪魔だったと教育され
いまだにその影響をディープに受けている日本人がたくさんいる。
外国では最近、日本のナショナリズムに警鐘を鳴らす声が聞かれるが
これで私がナショナリストとか右翼的とか言われるのであれば間違っている。
私は、日本人の中にも悪魔はいたと思っているし(同様に外国人にも)、
何よりも無知なまま盲目的であることが嫌いなだけである。
「敗戦国・日本に、事実の知識は必要ない」と言う方が明らかに間違っている。
事実ではない知識を教えようとする“教科書”なんか言語道断でしょ。

2006.9.2




〜 第109日 〜


<誰か次期首相に伝えておくれ>

先ほど第108日で
「外国では最近、日本のナショナリズムに警鐘を鳴らす声が聞かれる」と書いた。
今春来日した国連のアナン事務総長(その直前に韓国を訪問していた)は
公明党の神崎代表に対して、日本と中韓との険悪な関係に懸念を表明し、
「日本が(過去の戦争への)反省や遺憾の意を表明すればいいんじゃないか」
と発言したというから驚きだ。
もちろん、反省や遺憾の意は日本歴代の首相が繰り返してきた。
国連の事務総長でさえこの状態である。
そう、事実の知識を持っていない人々に対して
“何らかの理由”により反日ムードは中韓からジワリと世界へ広がっている。
まさに本日付の東京新聞によると、ドイツ有力紙で
イランのアフマディネジャド大統領と安倍氏がそっくりだと批判されていた。
アフマディネジャド大統領といえば、核開発で西側から非難を受け
なおかつホロコーストは存在せずなどと言った対イスラエル強硬派の超タカ派である。
つまり、まだ首相にもなっていない安倍氏に批判ムードが出始めているのだ。
しかも同じ民主主義の先進国でも。

中韓が反日的なのは日本人も慣れっこなんだが、それが世界へ広がると話は別。
なぜなら戦後の日本人にはアイデンティティがほぼ皆無で、
それゆえに外国、特に欧米からどう思われているかということが
辛うじて日本人のアイデンティティの基盤になっていると言えるからだ。
(非常に情けない話だが事実だろう。)
安倍氏への西側からの批判は、日本人の心理としては聞き逃せない。
中韓はともかく西側からも批判される“安倍首相”の支持率はどうなるか?
ひいては総選挙で負けて早期退陣ということにはならないか?

そんなことを踏まえた上で、次期首相としてほぼ当確の安倍さん、
お忙しいとは思いますが当HPの第107日と合わせて読んでいただけないでしょうかw?
色々とやりたいことはあるでしょうが、国民の支持率あっての話ですよ。
仕事がやりにくい、あるいはやれない状態になる前に
バランスを考えて公約実現をするべきでしょう。
不必要な“敵”はなるべく作らずに真にやるべきことをやって欲しいです。
今の日本に最優先で必要なのは対外情報機関です。
それさえスムーズかつ確実に機能するように作り上げられたら充分です。
靖国参拝や憲法改正や教育改革などは、とりあえず後回しでいいです。

首相の靖国参拝に関しては第107日で述べた通り。
「刹那的な意地と誇り」のために仕事をやりにくくする必要はありません。
憲法は改正しなくても一応機能しています。
集団的自衛権などは喫緊状態なら政治判断でも出来ましょう。
今までの教育も最悪とは思っていません。
なんせ私のようなスバラシイ人間も育っていますからw(おい!)

しかし、情報機関だけは違います。
明らかにこの国に存在しないのです。
これをしっかり作り上げるだけでも大変な困難が待ち受けているでしょう。
法整備と人材と設備をどうするのか、それも問題ですが何よりも問題なのは
その過程で国内外に多くの批判勢力が出ることでしょう。
やれ右翼的だの好戦的だの秘密的だの超タカ派だのと言う勢力は少なくないでしょう。
先述のように日本人は外国の意見に非常に左右されますから、
主権者たる日本国民が安倍首相に嫌悪感を抱いたらもうオシマイです。
短命政権として退陣したら大事な仕事は出来ません。
いっぺんに色々とやるのは無理です。
情報機関の創設を最優先でやるべきです。

最後に、「韓信の股くぐり」について:
中国秦末期、韓信は老婆に飯をめぐんでもらうほど貧乏だった。
しかし韓信は常に剣だけは身に付けていた。
ある日、彼はごろつきたちにからまれ、「勇気があるならその剣で俺を刺してみろ」
と挑発されるが、「罪を犯してもいない人を殺すわけにはいかない」と断った。
するとごろつきは「臆病者め。それなら俺の股をくぐれ」と、さらに挑発した。
すると韓信は言われるまま男の股をくぐった。
その後、出世を重ねて故郷に帰った韓信は、あの時の老婆とごろつきを呼びつける。
そして老婆には屋敷と大金を与え、ごろつきには
「あの時おまえを斬ってしまえば罪人となり、私の人生も終わっていただろう。
大志を抱くものは小さなことでつまずくわけにはいかない、
おかげで我慢することを覚えた」と言って感謝し、警備役に取り立てた。

↑って次期首相にお手紙だしたら読んでくれるかしらw?
つーかどこにお手紙だすんでしょうねw?

2006.9.4




〜 第110日 〜


<数少ない学者に任せきりでいいのか>

まあ、「指導者」へのメッセージはこれくらいにしましょうw
この国が民主主義である限り、まずは主権者たる国民が賢くならないとね。
いい政治家が生まれないのは国民のせいでもあるのです。
なんせ学校や塾では教えてくれない大切なことはいっぱいあります。
それどころか教えられていることが実は非常に「?」だったりもします。

亜細亜大学の東中野修道教授に関する話:
これまで、南京大虐殺の証拠とされてきた『戦争とは何か』という本があります。
著者は英マンチェスターガーディアン紙中国特派員のハロルド・ティンパーリー。
約70年前の話になりますが、彼が南京在住の「匿名欧米人の報告」を編集し、
南京陥落(1937年12月)の7カ月後に英米で出版した本です。
この中に「四万人近くの非武装の人間が南京城外または城壁の付近で殺された」
などという記述がありまして、「大虐殺」の証拠とされてきました。
さてさて、時は流れ今春、亜細亜大学の東中野修道教授による著書・
『南京事件 国民党極秘文書から読み解く』(草思社)が出版されました。
それは70年の時を経て対日プロパガンダのウソを見破る珠玉の一冊です。

東中野教授は三年前、台湾の国民党党史館で
南京陥落直後から約三年間の中国国民党の宣伝工作を記録した
「中央宣伝部国際宣伝処工作概要」(1941年)を発掘しました。
この中に『戦争とは何か』が、「本処(中央宣伝部国際宣伝処)が編集印刷した
対敵宣伝書籍」であるとする記述を発見(!)したそうです。
それ以降、東中野教授は『戦争とは何か』と「工作概要」を付き合わせ
矛盾点を洗い出す作業に没頭しました。
その検証の結果、2点の大いなる「?」が浮かび上がります。
先ず、中央宣伝部は南京陥落前に漢口に事務所を置き、
1937年12月1日から翌年10月24日まで外国人記者を対象にした記者会見を
約300回開いていましたが、「南京大虐殺」は報告されていないこと。
次に、『戦争とは何か』に記載されている四万人不法殺害の報告が
同時に出版された漢訳版『外人目撃中の日軍暴行』では削除されていること。

これはおかしな話ですよね。
当時、憎むべき「悪魔の日本軍」が南京で大虐殺をしでかしたと言うのなら
即刻日本ヘの罵詈雑言を浴びせてしかるべきでしょうに。
この大いなる「?」に対する答は一つしかないのではないでしょうか。
当時、南京に住んでいる者や南京の事情に通じている者が
「四万人近くの非武装の人間が南京城外または城壁の付近で殺された」と知れば
すぐにウソだとばれるから報告していない、こう考えるのが自然です。
他に理由が見当たりません。
「この研究によって、『南京大虐殺』の根拠は突き崩せたと思う。
次は英語版を作成し、研究成果を海外に発信したい」と東中野教授は話しています。
いやはや恐れ入ります。

が、しかし今の日本で「南京大虐殺はなかった」と言おうものなら
残念ながら即刻右翼主義者の烙印を押されることでしょう。
では、そういう烙印を押す側の人々は何を理由に烙印を押すのでしょうか。
問題は事実を知りたがらない国民にあるのではないでしょうか。
勉強することは面倒臭いことです。
「みんな勉強しないなら私も勉強しない」という精神はいかにも楽チンです。
しかし楽チンでありたいがために、
“大虐殺をした民族”の烙印を押されてヘラヘラしている姿はいかにも悲劇です。
謝罪すべきは謝罪し、反省すべきは反省し、ウソはウソだと言う。
この当たり前のことを理解できない日本人があまりにも多くないでしょうか。
確かに東中野教授個人の研究だけで歴史を決めることはできないかもしれません。
でも「南京大虐殺には大きな疑問が残る」と言うのは可能ですよね。
それすら言わずに70年前の先祖を悪魔だと思い込む姿勢は正しいでしょうか?
当然ながらナチスドイツ軍は日本軍ではないのです。

近年、中国側は「南京大虐殺」で四十万人が犠牲になったと主張しています。
あれ?
いつのまに「犠牲者」が10倍になったんだ?
おそらく日本人がヘラヘラしている間に、でしょうなw
そんな今の中国を支配しているのは中国共産党です。
そう、約70年前に支配していた国民党ではないのです。
戦後の国共内戦により共産党に負けた国民党は台湾へ逃げ延びましたからね。
共産党は国民党に勝っただけなのですが、「我々は鬼の日本人に勝った!」と喧伝して
(もちろん日本に勝ったのは米国です。
国共内戦でさえ、それぞれを米国とソ連がバックアップした戦争でした。)
“南京大虐殺”をはじめとする歴史カードで日本には高圧的な態度をとり、
中国国内ではそれを不満分子のガス抜きに利用しています。
・・・これくらいは誰もが知ってるかw 失礼しましたw

2006.9.10




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