〜 第61日 〜
ワールドカップ・ドイツ大会 組み合わせ抽選せまる!
<フォワードとはなんぞや!?>
いよいよ今月、ワールドカップ・ドイツ大会の組み合わせ抽選がある。
前回の日韓大会の時とは違って今回の日本にはシードの扱いが無い。
つまり各予選グループにはFIFAランクの上位国が均等に振り分けられ、
上位国ではない日本は必ず一カ国以上の強豪と当たることになる。
ちなみに日韓大会の時のグループは日・露・ベルギー・チュニジア。
これは楽勝と言っても過言ではなかった。もちろん楽勝ではなかったが、
ホームの利もあって日本はW杯出場2回目にして決勝トーナメントへ出た。
しかし初出場となった前々回のフランス大会では一勝もしてないわけで、
自国開催ではない次のドイツW杯でこそ日本代表の真価が問われる。
然るに先日のアンゴラ戦を見ても決定力の無さがまたしても露呈している。
いったい日本にFWはいないのか!?
高原はゴール前で落ち着きがなく、柳沢はシュートすら打たない始末。
(柳沢は最後に松井へアシストしたがそれならMFでいい。)
悲しいことにMFが得点するのは日本代表の特徴とも言えるが、ならばFWは2人もいらない。
ジーコ監督は常に3-5-2か4-4-2のシステムを使用するのだが
3-6-1か4-5-1で十分だ。
日本はMFの宝庫だ。使えないFWよりも使えるMFを投入した方がいい。
しかしそうなると問題なのは誰が1トップになるのかということだ。
通常1トップなら背が高くヘディングが強く当たり負けしない、
それでいて決定力のある、いわゆるポストプレイヤー型が最適なのだが
ではそれは誰なのか?
ポストプレイヤーと言えるかどうか別として、現状なら
背が高いとは言えないが大黒がベターだろう。
しかしベストは大久保だろう。彼の決定力は素晴らし過ぎる。
だが彼はあまりにも怪我が多い。不安定要素も多いのである。
また、背は低いが動きの良い玉田には波があるし
大久保はスペインへ行ってからむしろ姿勢が悪くなった気さえする。
平山や森本貴はもうちょっとだけ経験が必要だと思われ・・・
いや、人物評の前に、日本人に決定的に欠けているFWとしての資質がある。
それはゴールに対する飽くなき執念、ハングリー精神である。
『オレが決めなきゃ誰がやる! どんなことをしてもゴールを決めて見せる!』
というエゴイスティックでどん欲な精神である。
かのディエゴ・マラドーナは、有名な“神の手ゴール”について後にこう述べた。
「審判がゴールのジャッジを下した後もチームメイトは束の間しーんとしていた。
私がハンドをしたのを知っていたから、ちょっと戸惑っていたのだろう。
そこで私はチームメイトにスペイン語でこう叫んだ。
早く俺の所へ来て俺を抱きしめないとゴールを取り消されるぞ!ってね。」
(↑私の記憶の限りで書きましたが大体あってると思いますw)
英雄・マラドーナにしてもこうなのだ。
まあこれは極端な例だが、日本人向けに分かりやすく言うと
FWに必要なのは“サムライの精神”ではなく“カミカゼの精神”だ。
敵と刺し違えてでも決める、なんとしても決める、の精神だ。
残念ながら今のジーコジャパンのFWにはこのアグレッシブさが皆無だ。
柳沢などシュートが打てる時に誰かにパスを出したりする。
「はい、どうぞ、あなた決めて下さい」ってなもんだ。
これでは単なる責任転嫁だ。まあこれもまた日本人らしいのだが・・・。
そこでジーコさんよ!
いっそのこと2トップにするんなら三浦カズとゴン中山でいかがでしょうw
「俺にボールをよこせ」の精神のカズは、最近になって好きになった。
渡豪してゴールを決める姿など、まさにアグレッシブだ。
また、ガッツ溢れるゴンは日本初のW杯得点者だし、今もジュビロで現役だ。
どうせFWが決めないなら年齢は関係なく“FWの資質”がある者にチャンスを!
これ、どうよ!?
(あと岩政を是非センターバックに・・・)
2005.12.1
〜 第62日 〜
<ついに決定!ドイツW杯予選組み合わせ!>
日本時間12月10日土曜日早朝6時前、
ドイツにてW杯予選組み合わせが始まった。(生放送で見たぜ)
ゴン中山がペレなどと並んでくじのボールを取るという名誉な映像が
早朝にもかかわらず私のアドレナリンを高めてくれたぜ。
日本はF組。ブラジル、クロアチア、オーストラリアと同じ組である。
なんという因縁か。
ブラジルは世界最強の蹴球国家にしてジーコの母国。
クロアチアは前々回の日本初出場の時も日本と同じ予選組に入り、
日本は引き分けが濃厚と言われたが0-1で負け。
しかもクロアチアはその大会で結局なんと3位になった強豪だった。
今ごろクロアチアでは日本は縁起のいい国として喜ばれていることだろう。
オーストラリアは三浦カズが移籍したばかりで話題の国。
それでなくとも日韓大会で韓国をベスト4に導いたヒディング監督がいるし、
ビドゥカやキューウェルといったプレミアリーグで活躍する選手も多い。
ワールドカップで楽勝なんてありえない、とはよく言われることだが
まあ比較的ひどい組でなかったのはラッキーだろうね。
ブラジルがいる上にオランダとかポルトガルがいるなんてこともありえただけにね。
で、今やどのマスコミも「日本はいかにして2位になるか」を力説している。
初戦のオーストラリアに勝って、次戦のクロアチアに引き分け、
最終戦のブラジルに負けても2位になれるとかなれないとかetc・・・
だが、やるからにはトップ通過を目指さないと2位にもなれまい。
ハナっから2位狙いで本当に2位になれるほどW杯は甘くない。
今のオーストラリアは日本と互角以上の実力だし
前々回と同じクロアチアがいる組でまた同じ失敗は許されないし
W杯以外なら日本はブラジルに勝ったこともあるわけだし
とにかく全戦必勝だぞ、ニッポン!
そうそう、因縁といえば
日本が予選で戦う順に三浦和良がクラブでプレーした国を逆行することになる。
そして予選を勝ち抜いた後の決勝T第一戦でイタリアと戦うことになったら
カズのプレーした国をコンプリートすることになるなあ。
そういうわけで柳沢や鈴木を呼ぶぐらいならカズを呼んでくれジーコ!
しかし新興FWの平山相太、佐藤寿人、巻誠一郎、前田遼一なんかも選出して
未来につなげるのもいいんだよなあ。
ま、俺が監督なら久保に「来年はマリノスを捨ててW杯だけに照準を定めてくれ」
とコッソリ言って久保と大黒の2トップをレギュラーにするなあ。
で、控えはカズとゴンの2トップw
サッカーついでのミニニュース:
我が愛媛FCがついに念願のJリーグ入りを果たしました。(祝!)
いつの日か我が鹿島アントラーズと優勝争いなどしてくれたらもうサイコー!
2005.12.11
〜 第63日 〜
→ところで具体的に日本が勝つにはどうしたらいいのか?
オーストラリアとクロアチアには身長など身体能力で劣っているのは事実。
ブラジルにはドリブルなど個人技で劣るのも認めねばなるまい。
だがそれは世界のどこと当たろうが少なからず存在する問題だ。
しかし幸いなことにサッカーはチームプレーだ。
そして幸いなことに日本人はどんな分野でもチームプレーが得意だ。
ロナウジーニョなど見ているとサッカーで日本が世界に勝つことなんて無理
といった悲嘆な意見も聞かれるが、どっこいそうでもない。
いや、そうでもないようにするのが日本だ。
日中日露戦争でも勝てないと言われた日本。
米国に負けて戦後の荒廃から日本は立ち直れないとも言われた。
しかしどうだ!
ことごとく国内外の試練を乗り越え勝ちをおさめてきたのだ。
日本が世界に挑む時、そこに世界の基準があってはならない。
日本人は日本人らしく世界に挑み勝ちをおさめてきたし、今後もそうするべきだ。
サッカーで言うならこうなる。
↓
まず攻める時:
中田英の言う前線のポジションチェンジで相手のマークを混乱させる。
これは、いざボールを奪われた時にも
相手守備陣が通常ではない状況にさせることもできるので有効だ。
また、一人が極力ボールをキープし、次の一人へとパスを回す、つまり
ONE for ALL・ALL for ONEの精神で前へ前へとボールを回すのだ。
そして相手ゴールネットへの『パス』を最終的な目的とする(文字通りゴールだ)。
フォワードは駅伝で言うアンカーだ。
こう言うと前述の<FWのエゴ>とは矛盾しているようにも思えるが
ゴール直前で相手DFが最も激しい時にこそ
「有難うみんな、俺が決めてやる」というエゴが求められる。
だがそこで高原みたいに気持ちだけ焦ってGK正面にシュートを打ってはいけない。
あくまでGKもDFの一人とみなして相手ゴールネットへ『パス』をあげるのだ。
またセットプレーの時には低くて速いボールも有効だ。
背が高い大型DFを相手にしては足下の速いボールで対抗するのだ。
もっとも中沢以外に平山・岩政といった大型選手を召集するならば
高いボールも有効になりバリエーションも増えて得点率もアップするだろう。
↓
次に守る時:
1対1で負けるなら、一人が突っ込み残りはカバーリングに回るというように
常に2〜3人で相手を囲まねばならない。
しかしもちろん相手は一人だけで攻めに来るわけではなく、パスも出す。
ならばこちらのFWとDFとの距離を極力コンパクトにまとめるのだ。
そうするとこちらの選手間の距離が狭まり、相手のボールエリアも狭まる。
つまり味方がカバーリングに回る距離も短く、カバーも速くなるのだ。
勇気の要ることだがバックラインを高く保つことが有効なのだ。
だがバックラインを上げるとこちらのDFの裏をつくパスも出されるだろう。
そん時はどうもこうもねえ。
DFは死に物狂いで戻り、GKは死に物狂いで前に走るだけだ。
クラブチームならいざ知らずW杯なら心臓破裂で死んでもいいと心得よ。
それと東大のアメフト部のように相手を研究分析し尽くすのも重要だろう。
勤勉は日本人の美徳だ。
現在の豊かな日本があるのは勤勉のおかげだということを忘れてはならない。
2005.12.12
〜 第64日 〜
→しかし韓国はうらやましい!
韓国のいるG組はフランス・スイス・韓国・トーゴである。
フランスは前々回の自国開催の時に優勝こそしたものの
前回では予選で1点も取れずに敗退。
それ以降ずっと調子が上がらず、ジダンという大ベテランが復帰して
やっとW杯出場を決めたという感じである。
もし若くないジダンに怪我でもあったらどうなることか?
(余談だが現在、移民問題で揺れるフランスの代表選手は
このジダンをはじめとしてほとんど移民の血筋である)
スイスはFIFAランクで36位と、強豪ひしめく欧州勢の中では有難い存在であり
トーゴは初出場だしFWのアデバヨール以外にこれといった有力な選手もいない。
つまり守りを固めれば最低でも勝ち点はゲットできるだろう。
実際、予選組み合わせを生中継で見ていた私は
「日本よ、G組に入れ!」と念じていたくらいだw
G組で2位だったとしても決勝Tにはスペインと当たる可能性が高く、
しかも韓国はスペインには前回大会で勝っているのだ。
韓国は今回、なんともうらやましい組み合わせになったもんだ。
しかし今回、真価が問われると言えば日本よりも韓国だろう。
前回ベスト4になったとはいえ、
対ポルトガル・イタリア戦では頻繁に韓国びいきのジャッジが下され
ポルトガル・イタリアの選手に対してはカードも乱発された。
(私の好きなトッティはなぜか退場になったくらいだ)
そして対スペイン戦ではなんとスペインの2ゴールもが取り消された。
このおかげで韓国による審判買収疑惑が世界中で高まり
FIFAは『異なる大陸から審判を起用する』という慣例を変えて
準決勝以降の試合は全てヨーロッパの審判で固めた。
つまり疑惑の審判は欧州人ではないから買収の標的になるということで、
実際韓国はその『慣例』変更後の準決勝以降では勝てずに2連敗した。
(余談だがその疑惑の対イタリア戦の後に韓国FWのアンジョンファンが
所属していたセリエAのペルージャを解雇されたのは有名な話だ。
またこれ以降、韓国選手のセリエAやリーガでの活躍の場は閉ざされてしまった。)
そして韓国は現時点でFIFAランク29位(日本は15位)という評価から考えても
世界的にはW杯ベスト4の国として認められていないことがうかがえる。
さらにはW杯ベスト4の快挙にも関わらず当時のヒディング監督は
韓国代表監督の続投を辞退し、オーストラリアの監督になったのはどういうわけか?
今回、韓国が不様に敗退するようなら
世界中から「やっぱりな!」と言われ続けてしまうだろう、
という観点からも今回の組み合わせ、韓国は超ラッキーだぜい!
2005.12.13
〜 第65日 〜
→昨夜のフジテレビ「すぽると!」のフローラン・ダバディのコーナーで
韓国スポーツ誌が“韓国ベスト8”の予想を立てていたことが分かった。
私の予想と同じくG組を2位で通過して決勝1回戦でスペインに勝ち
続く2回戦でブラジルに負けてベスト8という構想だ。
(ちなみにその韓国スポーツ誌によると日本は予選で敗退するらしいぜ)
組み合わせ優位であれ、他国開催のフェアジャッジでベスト8に行ったならば
私もその時こそ韓国に惜しみない拍手をおくるつもりだ。
ところがそんな矢先、韓国で世界を欺く事件が発覚した。
ソウル大学のファン・ウソク(黄禹錫)教授<写真>が世界で初めて
クローン技術を使ったES細胞(ヒト胚性幹細胞)の作製に成功、
という論文を去年2月にアメリカ科学誌「サイエンス」で発表し
ノーベル賞も夢ではないと韓国内ではファン教授を英雄視していたが
その研究が捏造であると告発されたのだ。しかもそれは
その論文の共同執筆者のノ・ソンイル(盧聖一)ミズメディ病院理事長が
「論文はすべて虚偽だ」と言ったのだから尋常ではない。
もともとファン教授の研究にはいくつかの問題が指摘されていた。
「サイエンス」に発表してから三ヶ月後にイギリス誌「ネイチャー」において
論文には倫理的欠点があると指摘されていたし、実際先月、
ファン教授が研究チームの女性2名から卵子を提出させていたことが判明し
同教授は先々月に創設されたばかりのES細胞バンクの所長を辞任した。
(ES細胞バンクとは先々月に世界で初めてソウルに出来た細胞バンクで
ファン教授はそこの初代所長となったばかりである)
そして今からつい数日前にそれらの問題が“爆発”する事態となる。
ファン教授と共同研究していた米ペンシルベニア大学のシャッテン教授は
今月13日までに「サイエンス」に掲載した共同論文から
自らの名前を削除するよう異例の要請をしていたことが明らかになった。
シャッテン教授は「研究の正確性に疑問が生じた」としているが
共同研究者による論文の名前削除要請は異例中の異例だ。
そこで万事休すと思ったのか、ノ・ソンイル氏の涙の告発会見があったのだ。
「ファン教授は科学者としての資格がない」とか
「論文に掲載された写真はファン教授が部下に強制的に捏造させた」など
発言の内容からは苛烈な批判しか聞こえてこない。
韓国では先進国の証として科学分野でのノーベル賞がなんとしても欲しいらしい。
それが国を挙げての一大イベントのようになってしまったのだ。
韓国政府はファン教授に必要な資金を出すとし
今までに分かっているだけでも2600万ドルもの支援金を出している。
また研究員卵子問題の後には「自主的に」卵子を提供する女性の会が作られた。
だが、そもそもまだ受賞もしていないファン教授が英雄扱いであることがおかしいし
大体ノーベル賞なんてものは受賞してから有名になることがほとんどだ。
実際、ノーベル賞をもらわなくても有名な文化人はいっぱいいる。
ある分野のために全身全霊を捧げてきた結果として
たまたまノーベル賞をもらうに過ぎない、そういうものではないか。
ノーベル賞をもらうためにあれこれ画策するのは本末転倒も甚だしい。
今や世界の目は韓国に対して厳しくなっている。
頑張れよ、ドイツW杯。
(しかしやっぱりいいなあ、G組・・・)
2005.12.17
〜 第66日 〜
→などと言っていると結構あっさりファン・ウソクは捏造を認めたね。
つい先日、捏造をファン自身が否定した時に韓国では
「ファン教授を信じよう」のムードが大半を占めていただけにキツイね〜。
テレビで記者会見するファンの後ろの韓国人が泣いていたのが印象的だ。
詐欺罪で告訴されてもおかしくない人の何を悲しんでいたのか?
(「こういうことがあるから審判もなあ」と思われても仕方ないのでは?
すなわち、北朝鮮のことは詳しく知りようもないが、
世界中で中国と韓国だけは『愛国無罪』の土壌にある、ということだ。
『愛国』がかえって私のように感じる外国人を生み出しては『売国』に等しい。)
この件では当然、韓国野党ハンナラ党はノ・ムヒョン(盧武鉉)政権に対して
血税のずさんな使われ方を厳しく問うそうだが、ノ・ムヒョンの出方が心配だ。
またぞろ靖国とか反日政策で国民の興味をそらしはしまいか?
そんな国民もどうかと思うが、反日教育・報道が徹底しているからしゃあないか。
しかし靖国がいかに反日の口実に過ぎないかを物語る典型的な例が先頃あったね。
日本の民主党の前原代表は
「A級戦犯が合祀されている靖国には参拝しない」と明言していたが
小泉首相と同じように中共首脳は前原氏との会談を回避した。
なぜか?
前原氏が「中国は軍事的脅威である」と発言したからだ。
つまり媚びへつらう日本人は認め、反逆的な日本人は排除する
という至ってジャイアン的な幼稚な思考回路の中国共産党の証しだ。
言い換えれば“普通、もしくは強い日本人は叩く”の構図だ。
靖国参拝なんて単なる反日の口実だという何よりの証拠だ。
媚びへつらわない日本人が台頭すると、それで日本軍国主義の復活をでっちあげ
自政権を無理矢理正当化させるお決まりの構図だ。
もう飽き飽きだよ。
2005.12.23
〜 第67日 〜
以前に述べた件だが最近またしても新聞などでよく見かける記事をひとつ。
中国が強力に推し進めている『東アジア共同体』構想、
いいかげんにやめろっての。
うまくいく要素が一つも無いし、実現した時のメリットも見当たらない。
よくEUを例に出してそのメリットを説こうとしているが
アジアとヨーロッパは違い過ぎている。
ヨーロッパは各国とも同じような規模(人口・面積など)であり
民主主義国家であり、白人社会であり、キリスト教社会だ。
ゆえにトルコがEUに加盟しようとすると問題になったりするわけで
決して全体主義的な左翼共同体ではない。
まとまれる要素があり、まとまった方が経済的に有利だからEUが発足したのだ。
しかるにアジアはどうか?
まず中華人民共和国だけでも爆発的な人口であり、
各国全てが民主主義ではなく、異民族社会であり、多宗教社会だ。
それどころか中華人民共和国は宗教そのものを禁じている珍国だ。
やはり推し進めている中国が一番の問題で、他国への内政干渉はもとより
最近のことだけでもSARSや河川汚染の情報隠蔽など
こんな国と共同体になるなんて考えられない話だ。
また、中国高官は事あるごとに
「中国は他国に対して申し訳ないことをしたことは一度もない」
と臆面もなく世界にうそぶくが
朝鮮・ベトナム戦争、チベット・ウイグル問題、
春暁ガス田問題、度重なる日本への領空・領海侵犯をどう説明するのか?
読売新聞社の世論調査によると『中国人を信頼していない=72%』だし、
言うまでもなく彼の国は彼の国で反日一辺倒だ。
結論:
東アジア共同体とは中国がアジアの覇権を握りたいだけのプロジェクト。
実現する可能性もメリットも(少なくとも日本には)皆無。
アジアの覇権を握りたいと言えば、姑息なりノ・ムヒョン。
(北)東アジアのバランサーなどと自称して
何とか存在感を世界にアピールしようとしているが
一体いつバランサーの役割を果たしたというのか?
日中関係が最悪な今こそ“バランサー”の出番のはずだが
中国と一緒にジャパンバッシングしているだけじゃないか。
曰く「日本が悪い」。
じゃあ最初からバランサーなんて言わなきゃいいじゃないか。
大人の成熟した外交こそがバランサー国家の素養だろうが。
マジやばいぜ最近の韓国。
米共和党ではなく米民主党リベラル派のクリントン夫人でさえ
「韓国人は恩知らず」と発言していたくらいさ。
中国の属国でよしと言うのはマズイぜ?
(勿論そんなこと言ってはないが結果的にそうなっている。)
2005.12.24
〜 第68日 〜
日本人への宿題:『インド>中国』を認識せよ
政治評論家の屋山太郎氏も述べていたが
爆発的な人口を持つ市場としての魅力から中国関係を重視する声もあるが
それなら同等の人口を持つインドでいいんだよ。
しかも民主主義国家で、しかもアジアきっての親日国だ。
昭和天皇崩御の際に日本は二日間喪に服したがインドは三日間だったという。
インド独立の父・チャンドラボース氏が日本にかくまわれていたことに
インド人は深く恩義を感じていたのだという。
また戦後の東京裁判においてはインド人のパル判事だけが
“勝者の正義”に異を唱えた。
同じくネール首相はサンフランシスコ講和条約調印を拒んだ。
おいおい日本人、なぜインドを見ない!?
日本のニュースや新聞で見る犯罪人、なんと中国人・韓国人の多いことか!
A:「捕まったのは中国人の(韓国人の)○○○・・・」
B:「捕まったのはインド人の○○○・・・」
どっちがよく聞くフレーズだい?
Bなんてほとんど聞いたことがないぞ?
いやいや、別に中国人と韓国人をバッシングしようと言ってるんじゃないよ。
“他国に対して申し訳ないこと”をする国と
無理矢理仲好くなる必要があるか?ってことを言いたいのさ。
政治・教育・報道が反日である国に対して費やす時間・お金・労力と
その真逆の国に対して費やすそれと、どっちも同じってことさ。
なのにテレビじゃ中韓が日本に文句を言うニュースばかり。
インドとの歴史的な友好関係だってもっと取り上げてもいいはずじゃないか。
英連邦のように、必ずしも隣国だけを見ない友好関係もあるんだぜ?
そう考えると実に未来が解放された気分になるんだがね。
隣だから仲好くならなければならない、という考え方は間違っている。
現に“隣”がそうあろうとしていないではないか。
(ここで第58日も読んでいただきたい)
2005.12.25
〜 第69日 〜
当HP一周年記念:日本人が記憶すべきこと
ところでそのサンフランシスコ条約とは何だったのか?
今のほとんどの教科書はあまりにもざっくりとしか教えていないので
なんとか簡潔に、しかし真実を教える文面はないものかと思っていた。
するとノンフィクション作家の上坂冬子氏が
実に適切な文面を発表していたので勝手ながらここに転載する。
日本人なら記憶すべし。
↓
(日本の)戦犯に関する取り決めはサンフランシスコ平和条約第11条にある。
1つは戦犯裁判の判決を日本が受け入れること。
つまり裁判がどんなに無茶なものであっても結論を取り消せとは言わないこと。
もう1つは、当条約によって晴れて独立した日本にとっては
すぐにでも拘禁中の戦犯を釈放したいだろうが
裁判を担当した他国の了解を求めるべし、ということであった。
(1つめの取り決めは、正論でも敗者の言うことなら却下ということであり
2つめの取り決めは日本が結局本当の独立は勝ち得なかったということを意味する。
インドのネール首相が不自然な国際講和条約と感じたのも無理はないが
もちろん日本は真面目にその通りに従った。)
ところでもう1つ重要な条文は第25条だ。
当条約に署名・批准していない国には
「いかなる権利、権原または利益」も与えない、また
当条約に署名・批准していない国によって日本の利益が
「減損され、または害される」ことはない、とまで書かれている。
そして署名・批准している国は日本を含め実に49ヶ国に及ぶが
そのなかに中国と韓国は入っていない。
そう、署名・批准国に入っていないのである。
↓
では中国と韓国が激しく抗議する靖国問題やつくる会の教科書問題とは何なのか?
答えは単純明快だが、中国と韓国の外交カード、
そして中国・韓国民の自国不満を逸らすための反日の材料に過ぎない。
中韓と朝日新聞がなんと言おうがそれが明白な事実である。
即ち彼らは現在、「国際条約を無視する国家と新聞社」ということになる。
(まあ中国で言えば国際ルールは当然のように無視されているがねw)
政治家と官僚と普通のマスコミよ、なぜこれを国民に知らしめないのだ???
2006.1.4
〜 第70日 〜
言ってるそばから中国による国際条約無視の事件がまた発生した→
今後とも忘れてはならない事件:
中国の『遺憾な行為』で在上海日本人領事館員が自殺
昨年末に国内各紙が一斉に報道した事件を要約すると以下のようになる。
中国・上海の在上海日本総領事館に勤務していた40歳代の男性館員が
一昨年5月、中国側から外交機密に関連する情報の提供を強要されていた
とする遺書を残し、総領事館内で自殺していたことが分かった。
外務省は館員が死亡したことは認めているが、
「遺族の意向があり、詳細については話せない」としている。
複数の政府関係者らによるとその日本人館員は総領事館と外務省本省との間で
やり取りされる公電の通信技術を担当する「電信官」だった。
自殺後、総領事や家族などにあてた遺書が数通見つかっており
このうち総領事あての遺書の中に、
中国人の男から(中国人女性との)交友関係を問題視され
総領事館の情報を提供するよう求められたという趣旨の内容が記されていたという。
要求された項目は、総領事館に勤務する館員の氏名や
外交機密に属する文書などを上海から日本に運ぶ際に利用する航空便名など
だったといい、男は中国情報機関関係者だった可能性が高いとみられている。
遺書の中に、「国を売ることはできない」などとも書かれており
館員は外交機密に関する情報は男に伝えなかったとみられる。
鹿取克章外務報道官によると
「背景には外交官の身体の不可侵などを取り決めたウィーン条約に違反する
中国公安当局による『遺憾な行為』があったと見られる」
で、昨年12月29日の産経抄にも書かれていたが、
米映画「レッド・コーナー」で有名になったことが中国公安のやり口だ。
中国情報機関による諜報活動とは罠を仕掛けて次に脅迫することである。
ある男が中国にいると、ある日突然セックスしようと誘う綺麗な女性、
単細胞にセックスして次の朝、目が覚めたらベッドの隣でその女は死体になっている。
ハレンチな行為の上に殺人までおっかぶせられるのである。
もちろん中国情報機関はそれら一部始終を監視して動かぬ『証拠』を手にしている。
こうなるとターゲットになった男を脅迫して木偶にするのは容易いというわけだ。
ちなみにこの重大な事件は
外務省内部だけで報告が止まっており、後任の外務大臣にも引き継がれていない。
ということは外務省のお偉方もみんな木偶だったのかと思われても仕方ない。
公表するかどうかは別として首相官邸まで報告があってしかるべきだからだ。
(朝日新聞内にも木偶がいっぱいいるだろうと思うのは私だけではないはず。)
2006.1.5
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