自作 1/2ドラえもん



(’99.5.16黒澤さん撮影)

諸  元  

機   長 650mm
翼   幅 400mm
飛行重量 475g
翼   型
モーター ヒロボー400+QRPギヤダウン2.25:1
バッテリー 7セル500AR
プロペラ slimPROP9×5
スピコン JES14conpact
受 信 機 Futaba R115F
サ ー ボ ユニオンUM−9G(エレボン2個)

 


自作の板飛行機です。一応1/2スケールで作ってみました。
主材料はホームセンターで売っているデコパネです。ニクロム線でドラえもんの形に切り出し、垂直尾翼とモーターやメカ、リンケージを付けてほぼ完成です...と書くととても簡単そうですが、ここに行き着くまでは大変でした。

苦悩の経過を書くと、
まず最初に10mm厚発砲スチロール板をドラえもん型に切り抜き、フリーフライトで重心位置を探りました。これが意外と良く飛んで、"ドラえもんタケコプターで飛ばそう計画??"に弾みがつきました。
次のステップから苦悩が始まり、姿勢のコントロール方法に悩みました。ドラえもんの手と足を動翼とするのはいいのですが、うまくコントロールが出来ません。手をエルロン、足をエレベータとしたり、右手右足と左手左足をそれぞれ同じ方向に動くようにリンケージして、プロポのエレボンミキシングでテストしました。しかし、ピッチ方向の安定性、操作性はいいのですが、ロール方向は安定しません。その後、舵面を2割ほど大きくして、何とかコントロールが効くようになりました。
次にコントロール性に不安は残りましたが、モーターを付けて高度をとれば何とかなる!などと強引な考えにより、7セル500ARとヒロボー400モーター+京商ギヤダウン改2:1+9×6ペラを付けて、いざ飛行。仲間に勢い良く手投げしてもらいましたが、手投げ後一気に急上昇して、その後一気に急降下して地面に激突... コントロールする間もありませんでした。(T-T)
重心位置の詰めが甘かったようです。良く分からないのですが軽量なフリーフライトとモーターやRC機材付きでは、重心位置も変化するようです。
その後、デコパネという発砲系でしかも色つきの材料があることを知り、発砲スチロールに捻れを気にしながらフィルムを張るより楽なので、主材料を変更、いろいろな方からアドバイスを頂きながら、コントロールは足のみをエレボンで可動としてシンプルな構造としたり(手にはプロペラ後流が当たらないため動かしても余り効かない.)、ダウンスラストの調整や、プロペラの変更、舵角の変更やリンケージの強化を行い、やっと安心して飛ばせる様になりました。
いや〜永かった。とりあえず飛ぶようになるまでに半年、気持ちよく飛ぶようになるまでにもう半年かかっています。

で、現仕様での飛行は、苦労した甲斐あってなかなかいい感じです。板なのでスケール感?はあまりないのですが、迎え角を大きくとった飛びはギャラリーに結構うけます。飛行はほとんどスロットル中速以下ですので7〜8分は飛びますし、風があればホバリングも出来ます。でもあまり風が強いと煽られまくってホバリングどころではありませんが..。
ドラえもんの空中散歩!楽しいですよ。
 

しっかりとしっぽが付いてます。
垂直安定板は1mm厚透明プラ板を切り出し、赤いフイルムを貼ってしっぽにしてみました。 
リンケージロッドも竹棒にて強化しています。
 モーターの取り付け
バルサでマウントを作成し、マブチ純正取付金具にて固定しています。
後でナットを噛ましてダウンスラストを調整しています。
サイドスラストはモーターマウントを0度で付けてしまったため、ギヤユニットを90度回して取り付け、プロペラ推力線が左側を通るようにしています。(ヨシオカスラスト!?)
 試作ドラちゃんと私。
このときは発泡にフイルム張りの真っ白オバケ状態でした。「空飛ぶひょうたん」?とも言われました。

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