クラスのめあて・係り決めー3日目ー

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 1日目,2日目とクラスのお仕事について聞いたり,どんなことがあるのか,どんなことがしたいかたずねていた。
3日目のこの日の朝には,2人が自分からミニじょうろで草花に水をあげていた。

1.朝の会でたずねる。

(1) 係についてのお話をする。「どんな係がしたいかな。」

(2) 先生の話で係について考える。(1日目,2日目と同様の形で簡単に話をしてきた。)

 1,緑ガメの水槽を持ってくる。

 2,「これはなんでしょう。」と全員によく見えるように持ち上げて聞く。

 3,水槽からカメを出して全員の近くで見せたり,机の上を歩かせたりする。

 4,「このカメを教室で飼います。カメのお世話をしてくれる人,カメにえさをあげたい人!」

   言葉のない児童が一人近づいてきて眺めた。

 5,特にやりたい様子が見られなかったので,また後で聞くことを伝える。

 6,「お花に水を上げるお仕事もあります。」と言ってプランターの花と100円ショップで購入したミニじょうろを見せる。

 7,実際に水をあげる様子を見せる。

 8,水やりたい。という児童が1人,2人,3人と出てきた。

 9,「3人にお願いしたいと思いますが,もう一度帰りに聞きます。考えておいてください。」と伝えておく。

(3) クラスのめあてを「なかよし」にしたいことを伝える。

2.帰りの会で確かめる。

(1) 1人1人の係りを決める。

6人の児童のうち

3人は自分のしたい仕事を先生と話しながら決めることができた。

3人の児童はクラスの仕事というまでの意識はもてない。
しかし,クラスの中で自分の役割を持つことは,

○クラスに自分の存在を意識つける
○隙間時間を少しでもなくす
○他の児童に存在を意識つける

という点で大切なので,先生が残り3人の得意なことが生かせる役割をお願いする形を取って決める。

こうして6人の係が決まった。

(2) クラスのめあてを決める。

3年生から4年生と合同のグループ学習が始まること
クラスに自閉的な児童が多い(友達と一緒に遊ぶことが苦手)ので
かかわりを多く持ち,仲間作りをしていきたいので,
「なかよし」をクラスのめあてにしたいと考えた。
子供たちに何度かたずね,その上で先生からということで提案し決めた。