2. 神戸市電 

    明治43年(1910)から昭和46年(1971)まで市民の足として活躍しました     

東洋一の市電が街から消えて34年 0ゲージ (1/45)ペーパーモデルで甦りました 禁無断画像転載

市電の前身神戸電気鉄道
A車 明治43年

昭和6〜7年車体を新製して331〜380に変身した。

日本初の婦人専用の路面電車
神戸市電C車 
大正6年日本初低床ボギー車
昭和7年車体を新製して601〜610に変身した。
神戸市電D車 大正9年
昭和6年車体を新製して400型に変身した
神戸市電E車 大正10年
昭和9年〜11年車体を新製して700型ロマンスカーに変身した
神戸市電F車 大正11年 このF車は残された写真が大変少なく模型化に大変苦労しました。
D車と同様昭和6年車体を新製して400型に変身した
神戸市電G車 大正11年 
日本初の鋼製車両昭和9年車体改造して200型になった
神戸市電H車 大正12年G車同様昭和9年車体改造して200型になった
屋根が厚く全体にぼってりした感じ。
神戸市電I車 大正12年E車同様車体を新製して700型ロマンスカーに変身した J、K、L車は複雑な改番を経て500型になった昭和34年車体更新してワンマン車になった。J車は屋根が厚くL車はリベットがなく一番スマート。
改造を免れ原型を留めていたのは581、582、588、589の4両のみ
ワンマン車は広島電鉄で活躍した。
神戸市電J車
神戸市電K車大正15〜昭和2年 上沢4丁目
並走するのはコルト1500
J車の原型まま581号リベット楕円窓は大正期の雰囲気が漂う 神戸市電L車
神戸市電300型  昭和6年351号昭和42年尻池2丁目 神戸市電400型 昭和8年
神戸市電500型
遠くに神戸タワーがそびえています。
神戸市電500型 
昭和34車体更新

上沢7丁目マツダキャロルが懐かしい

神戸市電600型 昭和7年昭和42年兵庫駅前
車体は300型に比べ窓が2ケ多い他は酷似している。
右後方は山陽電兵庫ターミナル

神戸市電700型 ロマンスカー戦後はロングシートになった
大きな窓薄い屋根神戸市電のスタイルを確立した東洋一の市電
昭和10〜13年
日本一の市電
神戸市電750型 
昭和24〜28年
戦後のロマンスカー700型に比べややショーティ

神戸市電800型


 昭和12年 昭和22年
戦後急造車は満足な図面がないままに屋根のカーブはぼってりとしており700型の優雅さがない。805,806,815.816号
神戸市電900型 

昭和22〜23年
 もとは3扉車であるが中央扉は4枚折り戸を大きな一枚扉で埋めている

1000型は全車中央扉は完全に埋めてそのあとがわからない。
神戸市電1000型 
昭和24〜25年
昭和46お別れ飾り

808号車内

神戸市電1100型1101〜1103までは従来車のイメージを踏襲している。
昭和29年

1104〜1105までは窓のコーナー部は角ががとれて
所謂バス窓でイメージが変わった

神戸市電1100型 昭和35年
本山交通公園にて 神戸市電1150型(実物)PCCカーとして誕生したが使い勝手が悪く
下記大阪市電の台車を履き替えて直接制御に
性能を落として晩年は稼働した。

昭和37年の路線図15系統あった 昭和37年当時の路線図 
料金一覧


クリックすると拡大されます阪急三宮立体模型
神戸市電100型
元大阪市電900型
単車を淘汰すべく導入したが安全上問題がありスタイルが神戸にそぐわないこともあってはやばやと廃車されてしまった。

神戸市電200型
元大阪市電800型 そのスタイルは無骨の一語に尽きる。おしゃれな街には似合わなかった。
神戸市民は驚いた。なかには神戸市電と認めない市民もいるほど。
せっかくお助けマンとやってきたのに嫌われた哀れな車両であった。

昭和43年花電車ロッテガーナ号
鉄道ピクトリアル1961.9  NO122より
        懐かしい風景

女子車掌さん 昭和42年11月23日940号5系統石屋川行 運転席に車掌さんの姿が見えます/80 鈴木城氏製作立体模型クリックすると拡大されます
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花電車
10月のみなとの祭の日前〜当日の数日間電飾された花電車が3から5両昼夜各1回市電全路線と阪神国道線の一部を走りました。
祭当日にはミス神戸が添乗し華やかさは最高潮になりました。沿道には一目見ようと市民であふれかえりました。
市電のよき時代でした。
ふり向けば港の灯り    
港といえば、神戸は早くから「みなと祭り」を催して、花電車が市中を走り、夜は電飾の目も鮮やかな電気の輝くキラキラ電車、港の船がこれまた電飾。
夜空には花火。この「みなと祭り」はさながらカーニバルそのままに市民の仮装行列が市中を練り歩く。
        日本随筆紀行 ”ノスタルジア神戸” 淀川長治著 より

     昭和十一年観艦式祝賀の花電車  (管理人所蔵写真)
神戸青少年科学館でご覧になれます
 (Oゲージ)
フリーランス(昭和40年代をイメージしたデザイン)。

      
モータリゼーションの波に押されて昭和41年から路線の縮小が始まって、昭和44年3月にはかなり大幅な路線縮小が実施されました。
  昭和44年 1969   みなとの祭    昭和45年  1970   みなとの祭   最後の花電車となりました

モービル号。
スポンサー モービル石油です
赤いペガサスが特徴です。

王冠号
スポンサーは神戸百貨店協会
(阪急百貨店、大丸、、三越)
この車両にはミス神戸、海の女王が添乗し
沿線の市民に手を振って喜びあいました。

万博号
スポンサーは神戸バス協会と神戸デパート
翌年に控えた大阪万博のPRをしています
2010.2  神戸青少年科学館にて