英語に関する本
外資系の会社に10年勤めて、この程度の英語力。めちゃくちゃ反省して、三十路を過ぎてから、奮起して挑戦を決意。でも、どうしても長続きしないんだよね。
No. タイトル 著編者 短評
01 40ヵ国語習得法
(講談社ブルーバックス)
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新名美次 仕事での必要から40ヵ国語をマスターした著者の学習法を紹介した本です。よく「外国語を2ヶ国語以上出来る人は、第3第4の外国語もたやすくマスターしてしまう」と言われていますが、本書の著者はまさにその最たる方ですね(脱帽)。内容は半分が著者の経験や思い出に基づいた勉強のコツ、後半は色々な外国語の紹介になっており、具体的なノウハウなどは書かれておりませんが、「よおーっし、これから英語(外国語)の勉強を頑張るぞおーっ!」という意気込みのある方には、そのモチベーションを加速させるのに最適だと思います。
02 TOEICテスト730点とれる「通勤時間」革命
(青春出版社)
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石井辰哉 通勤時間などの細切れの時間を活用して英語の勉強をする為のノウハウを紹介した本。でも、これらに似た本を昔読んだ気がするんだよなぁと思っていたら、資格三冠王(通訳、司法試験、公認会計士)の黒川康正氏の著作に書いてあったアイディアの英語学習版ですね。タイトルの「730点」というのは、紹介している教材がだいたいそのスコア以下の読者層をターゲットにしたといった意味合い程度しかなく、それ以上のスコアの人間にも勉強法のアイディア自体は参考になります。
03 速読速聴・英単語 Core 1800
(ビーエスエス)
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松本茂 会社に勤め始めて十数年来、毎日英語の書類やメールを読み書きする習慣が定着したのですが、年に数回の外国人との会議や数年に一回の海外出張の度に聞いたり話したりするスキルの無さを嘆き、何年か前に会社で半強制的に受けさせられたTOEICでもそのことを如実に反映する結果が。さらにIT化のおかげで、毎週のように電話会議やネット・ミーティング。もうこりゃ、逃げられません。
そこで、奮起して本書を購入。素地の無い(しかも、脳の老化が進行し始めた)にわか英語学習者はひたすら反復するのが効果的のようですね。もっとも、Coreの方は(Advancedも?)大学入試なんかの対策に使うんでしょうね。今時の高校生は恐るべし。
内容はというと、Coreでは一つの例文をSlowとFastの2スピードで読み上げます。最初は、このやり方が便利でしたが、やはり慣れてくるとFastで通して聴きたくなりますので、MDなどで編集して聴くのがいいかと思います。
AdvancedはFastのみで、しかも後半はCDに例文がなくテキストのみです。これはこれで覚えなきゃいけないんでしょうが、私はまだまだ......
04 速読速聴・英単語 Core 1800 Ver.2
(ビーエスエス)
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05 速読速聴・英単語 Advanced 1000
(ビーエスエス)
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06 Business Word Power 600
(NHK出版)
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増澤史子 聞き取り能力の欠如に嘆いている時に、ふと気付いたのが語彙力。もしかしたら、自分が思っているほど語彙力ないのかもと。
読み書きでは、特殊な文書を除いて、相手がごく一般的な分かりやすい単語を使う傾向があり、もし知らない単語があっても、場当たり的な勘でだいたい意味は推測できますが、会話などでは相手がスピードまでは気を遣っても、語彙はそこまで神経質になりませんし、分からなかったら聞き直したり、別の言い方で確認したりするので、「音の語彙力」はなかなか改善しませんでした。
そこで、「音の語彙力」強化の前に「文字での語彙力」を確認すべく本書を購入しました。
本書で問われている問題中の文例や単語・熟語などはまさに通常のビジネスで使うものばかりだったのですが、意外と知らない単語や言いまわしが多くて、「文字での語彙力」の欠如も痛感しました。
これから仕事などでビジネス英語での語彙の必要性を感じている方などがいたら、本書は実用性の観点からもお勧めです。問題の解答の解説も多からず少なからずという感じでいいと思いますが、受験書などに慣れている方は物足りないと感じるかもしれませんね。
本書の使い方としては、単語を覚えるという感じではなく、文例を丸ごと覚えた方が有益と思います。実用的な文例ばかりですし。ただ、文例集としては索引などが脆弱ですが、本の性質からしてそれは仕方ないですね。
07 Business Word Power 500 PLUS
(NHK出版)
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増澤史子
08 Business Word Power Simply400
(NHK出版)
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増澤史子
09 TOEICリスニング完全攻略
(ジャパンタイムズ)
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ジャパンタイムズ/国際コミュニケーションズ なんだかんだ言っても、いつかはまたTOEICを受けなきゃいけないよね。というわけで買いましたが、これは完全に対策本でしたので、ほとんど使い込んでいません。TOEICの設問などの癖や傾向などが分かり、対策本としてはかなりよく出来ていると思います。
私も近い将来、TOEICでリベンジをと考えているので、その時には直前対策として是非活用したいと思っています。(つまり、ほとんど使いこなしていないということ......)
10 TOEICテスト文法特訓プログラム
(アルク)
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白野伊津夫 こちらもTOEIC対策本ですが、TOEICでのスコアを直接に上げるようなテクニックを磨くというよりもTOEICで頻出されるような問題をかき集めたもので、一問一答形式になっているので普通の文法学習にも使えます。TOEIC中級者レベル向けの教材なんでしょうが、これをやっていると、(少なくとも、私の世代では)高校生レベルの文法知識で十分のようです。後は昔の記憶を取り返す作業ですね。
11 英語リスニング・クリニック 初診者コース
(研究社出版)
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篠田顕子/石黒弓美子/水野的/新崎隆子 外資系に勤めているので、外人の役員が何人かいるのですが、株主総会やBODなど重要な会議では同時通訳や逐次通訳などを社外の通訳の方にお願いするわけですが、本当に凄いなと思います。
そんな通訳、しかもNHKなどでよく名前を見かける第一人者の方々によるリスニング・レッスン本です。
通訳養成のためのトレーニング手法などを交えて、どうやったらリスニング力を向上させたら良いかを懇切丁寧に解説しています。
本書を購入したのは、通訳に対する尊敬の念とそのトレーニング方法に触れてお零れを頂戴しようと考えたからで、自分にとって本当に効果的か検証するはちょっと時間がかかりそうです。
12 英語リスニング・クリニック
(研究社出版)
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