川上川の調査
2002年 11月11日(月)

右の地図は、今回歩いた川上川の下流(北側)の範囲を図示したものです。

 今年の10月19日に川上川で行われた『水辺の野外教室』では、貴重な種類の魚が発見されました。今後の保護が望まれます。
 そこで、この機会に川上川の今の姿を確認しておこうと市民ネットワークふじののメンバーで川を歩いて調査する事になりました。以前、川上川の上流半分(川上橋から大羽根橋)を歩いて調査したので、今回は下流半分(川上橋から秋山川に合流する地点)を歩いて調査することになりました。
 朝10時に川上橋の集合場所に市民ネットワークふじのの面々が集まりました。早速、川上橋から川上川に降りていきます。幸い、良く晴れた晩秋にしては温かい日です。川を歩いてもそれ程寒くありません。
 川は一見綺麗ですが所々にゴミが散らばっています。発泡スチロールやプラスチックの容器、時には壊れた自動車やバイクといった大きなものまで見つかりました。かなり古そうな、錆ついた大きな金属管も転がっていました。これは本来は何に使わてていた物なのでしょうか。この辺りの川の流れは緩やかです。
 しばらく行くと川上・中尾地区の下水を処理する処理場のそばに着きました。ここで処理された水が川に放流されてました。処理された汚水は塩素を混入してから放流されることが定められています。たしかに放流されている水からは塩素の臭いが立ちこめています。この塩素は川の生態系にどんな影響を与えているのでしょうか。気になります。
 紅葉がちょうど色付いていました。カワセミやセキレイなどの野鳥が川の上を飛び交っています。やがて急な滝のような場所に出ました。このような小さな滝が今回の調査では幾つかありました。滑りやすいので慎重に場所を選びながら渓流を降りて行きます。所々に急な流れや、深い淵が現れるようになりました。
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