この講演は、藤野町が相模原市との合併の是非を問う住民投票を間近に控えた2004年6月16日に、「藤野町を愛する会」の主催によって行われました。この記録は、講演者である松島貞治村長と、「藤野町を愛する会」の許可を得て、ここに転載させてもらったものです。 この講演記録は、やや長い文章ですが(15ページに分けました)、講演者の語り口を活かしたかったので、できる限り編集も省略もしませんでした。なお、文中、赤いかっこの中は、聴衆の反応です。 この講演記録の簡単な要約は、「藤野町を愛する会」のホームページにありますので、そちらをごらん下さい。こちら>> |
司会 松島貞治さんのご紹介の方をさせて頂きます。松島様は、長野県泰阜村の村長さんでいらっしゃいます。役場の職員を経まして、村長さんになられ、現在三期目でいらっしゃいます。先日出演されたテレビ番組の『サンデープロジェクト』ご覧になった方いらっしゃいますでしょうか。泰阜村は、飯田市の南に位置していまして、人口2200人ほどの村でございます。在宅福祉の村・自立を目指す村、それから長野県の田中康夫知事が住民票を置いている村としても有名です。松島村長さんの自宅が、知事の住民票の所在地になっています。週に内、何日かはそこから県庁に通っておられると言う事です。 松島村長さんは「村の皆さんが安心して幸せに暮らすためには、合併では無く自立の道だ」とおっしゃっております。しかし、国の交付税は三位一体の改革で更に減らされるばかりで、道は決めても、厳しい財政難の許、様々な工夫と努力をなさっていらっしゃいます。そのうちの一つであります、都会の皆さんに財政的に村を応援してもらう、「サポーター基金制度」のお話もあるかもしれません(結局この話はこの講演では時間が無くて話されませんでした)。それでは松島村長さんに、自立を選択されました背景、泰阜村の行政改革、これからのあり方等について お話しして頂きたいなと思っております。宜しくお願い致します。(拍手) |