合併問題にまつわる日記

8月19日(木)
 町が最近出した広報のおしらせ版では、
『来年3月31日に予定されている相模原市・城山町・津久井町・相模湖町の1市3町の合併の枠組みに、藤野町も加わるように努力している。が、既に合併に関する協議が相当進んでしまっている枠組みに、今さら一から藤野町が参加して、1市3町が進めてきた合併協議を停滞させるわけにもいかない。
 この際、任意協議会の設置もせずに、藤野町は合併に向かおう、そのためにはどんな手法でも形態でも使う・・・』
といった事が書いてある。
 いろんなキノコが生えてきます。私には名前も判りませんが。

 お役所の文章だから雰囲気は優しいが、言っている事は『とにかくどんな手段を使っても合併に参加する。合併相手との協議や合意は無くてもいい。合併に関して、藤野は何の主張もしない。』と言うのと同じだ。
 こんな合併で藤野町の住民は幸福になれるのだろうか。わたしは、こんな合併はしないほうが遥かにマシだと言いたい。

『藤野町は合併しないとやっていけない。相模原と合併すれば住民へのサービスは向上して減税もできる。』
と言って相模原との合併を推進するために、やたらと『藤野町は破綻寸前』と不安を煽った連中は、この流れをどう見ているのだろうか。

 藤野の住民が不幸になるような酷い合併になれば、責任をとってもらうぞ。

 一度、相模原市と津久井郡の1市4町の枠組みから離脱してから、改めてもう一度合併の仲間に入ろうというのですから大変です。藤野町は、結局これ以降、既に出来上がっている1市3町の合意事項をそのまま飲むやりかたで、話がどんどん進んで行きました。

8月25日(水)

 8月19日の所で書いた内容の続きになる。
藤野町は、どんな手段を使おうとも、相模原・津久井・城山・相模湖の1市3町の合併の枠組みに参加しようと躍起になっていたが、ここへきて、相模原市長の方から『それはムリだ』と言われてしまった。小川市長曰く、
『とりあえず1市3町の合併が成功してから、その後で藤野町と(新)相模原市とで1市1町の合併という形を採りたい』とのこと。

 ただでさえ来年3月までに合併が間に合うのか不透明な状態で、ここで藤野町を加える事で不安定要素を持ち込みたくない、というのが市長の気持ちなのだろう。

 相変わらず蝉が朝から鳴く。ヤマホトトギスの花が咲いていた。小さい可憐な花だが、近寄って見ると非常に繊細で優美な形をしている。
右側の写真は左の写真の花のアップ。

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