合併問題にまつわる日記

6月25日(金)

 このところ猛烈な暑い日が続いている。熱帯夜とはいかないまでも、朝でも25度に近い蒸し暑さがある。

 夏の山は濃い緑ばかりで、案外目立つような木の花が無い。その中でもネムの花は、見ていて清々しい。
 やはり牧馬は、ふもとの町に比べるとネムの開花は少し遅れるようだ。

 アカメガシワの花も咲いていた。色は地味だけど近くに寄って見ると、なかなか繊細な造形をしている。蜜や花粉が採れるのだろう。蜂が沢山群がっていた。

 ある人から『藤野町は合併しないでやっていけるのか』と質問されたが、最近、この問題は『今後町はやっていけるか』ではなく『今後町をどうするか』について考えるべき問題だと気付いた。

 従来型の、右肩上がりの時代の開発・発展型のやたらハコモノを作りたがる町政であれば、いくら合併してもお金は足りないし、必要最小限の『素朴な』町政を目指せば、必要とされる金額も少なくてすむのだ。

 『素朴』。これは今でも、私が合併問題に限らず、町政について考える時のキーワードです。

6月27日(日)
 オカトラノオの花が、そこかしこに咲いていて、蝶が蜜を吸いに来ている。
 今日は藤野町の合併の是非を問う、住民投票の日。参院選のポスターも貼り出された。

 この住民投票、意外と住民の関心は高かったらしく、期日前投票(不在者投票)を行った人の数が、けっこういたらしい。

 さて、どんな結果がでるのだろうか。

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