合併問題にまつわる日記

5月24日(月)

 不順な天候が続く。晴れは一日ともたない。今朝はようやく晴れた。
 ジャガイモの花が咲いていた。

 先日、市町村合併問題に関する勉強会が、町の有志の手によって行われた。


この無気味な生き物、知人に聞いたら『クガビル』というそうな。ミミズを食べるが、人の血を吸ったりはしないとか。

 ノンフィクション作家で、元川崎市議の経験も持つ前川清治氏を招き、市町村合併が市民に齎す影響や、国が市町村合併を強引に押し進めようとしている実態などを話してくれた。

 人口が3万人を超える規模になると、もはや住民による自治は不可能になるという。決して町は『大きければ良い』というものではない。

5月26日(水)

 大変な事になった。晴天の霹靂のように、藤野町の相模原市との合併の是非を問う住民投票の日程が決まったのだ。

 6月20日に告示、27日に投票。それまでに住民への情報の提供は講演会1回だけ。こんな貧弱な下準備で町の将来を決めようというのだ。相変わらずこの町は、民意を下から積み上げて物事を決めようという態度が無い。

 4月12日で紹介した牧里ラボで、6月5、6日にイベントがあります。

 がたがたする町の惨状をよそに、野イチゴにはアリが群がり、オトシブミは若葉を丸める。

 ほんと、こんな貧弱な下準備で行われた住民投票で、果たして住民の正しい判断が得られたのかと思うと、疑問です。それにこの時期は、合併を推進する団体が『藤野町の財政は破綻寸前だ』とか『合併しなければゴミの回収に来てくれなくなる』とか、恐怖を煽るような情報ばかり幅を利かせてたし。

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