トピーの地道な財務省説得工作が実を結び、クレヨン家、10年に一度の巨大
プロジェクトX「車を買ってもいいでしょ?お願い」が極秘に開始されたのでした。



「輸入犬選定編」

早速、「2003年-庶民に買えない犬まで全犬種モデル紹介」本を購入し、
犬種の絞込み選定作業に入るくら子。調査はもちろん経済性の高いmade in Japan犬。
しかし、あれもこれも、どの子も決め手に欠くのであった。全ての原因は、
「どうして日本犬って〜、デザインが皆同じなのかしら?」てなわけで、当初、全く頭になかった輸入犬のCheckへ。
こちらは、何ら迷うことなく2台の犬種がリストアップされたのでした。
(何故って?財務省に許可されるお手頃価格の犬は数が限られているからよ〜。
なんせ、ベッカム様の愛犬マイバッハの1/20の予算なのだ。)

候補1.ドイツ犬「フォルクスワーゲン ゴルフ E(最安グレード)」選定理由:トピーが若い頃、外犬=ゴルフだった。&後姿が素敵。
候補2.フランス犬「プジョー 206SW」選定理由:マミーは「おフランス」と言う言葉に弱い。&お洒落なデザイン。

フランス犬206SW


「抱っこ調査編」

3月某日:フォルクスワーゲン越谷「ゴルフ E」
ゴルフのお顔が嫌いだったトピーであったが、実物を見るとその態度が一遍、
「思ったより室内は広いし、お顔もそんなに悪くないねぇ・・でも1.6リッターのSOHCじゃ・・」
そこへよく鍛えられたディーラーNちゃん、殺し文句一言、「それじゃ〜、抱っこしてみますか?」
というわけで、大雨の中、学生時代の憧れゴフルとデートが始まったのでした。
「おお、この確信犯的なエンジンの煩さ、Bodyのしかっり感、・・廃価グレードといえゴルフはゴルフだ〜。」

ドイツ犬 Golf
試乗後、更に感想を求められたトピー、そこで一言。「今日、雨でよかった。??」解説しよう。
外犬はウインカーとワイパーの位置が日本犬と逆なのであり、
外犬など運転したことがなかった一般庶民のトピーは、
左折/右折の度、ワイパーが速くなったり遅くなったりするのであった。情けな〜。
・・・
プジョー柏「206SW」
最近輸入犬業界で大躍進を遂げているプジョー、206、307が並ぶ店内は圧巻。
マミーちゃん、307シリーズの室内の広さに多少未練を残しつつも、「やっぱり206がフランス犬って〜感じ・・・」
と〜、日頃縁のないブランド品のお買い物に眼を輝かせている状況を
目ざとく察知した抜け目のないディーラーSちゃん登場、伯母ちゃん殺し文句一言、
「奥様には206がとてもお似合いだと思います。おめしになってみます?」
というわけで、強風の中、206SWとデート開始。
「おお、よくできたシート、この高派なハンドル・・・走った感じは、まさに、The街乗りスポーツシュ-ズって感じ・・・」
と、2台のワンコを抱っこして満足したクレヨン家の人々であった。


どっちに決めたかって?もちろんPEUGEOTよ。
街を走る外犬をCheckすると、フォルクスワーゲン、ベンツ、BMW・・・ドイツ犬ばっかりじゃない。
ドイツ犬が優秀なのは知ってるけど、へそ曲がり署の刑事犬としては納得いかないわ。
それにあまり知られていないと思うけど、WRCにおいてプジョーは大活躍で、無類のタフネスさを誇っているのだ。
(そんでもって、赤の206モデルはセンス抜群。)

それに決め手はやっぱり、日本犬、ドイツ犬には決して真似できないそのお姿と、
いつ壊れるかわからないフランス車のドキドキ感。
加えて、新女子校生「マッツ〜&シブヤ」にも人気のド派手「BLUE LIONさんのエンブレム」。
右ハンドルCOMPACT車ながら、100メール先から外車とわかるのは、とても大切なことよ。


「206SWを選んだ本当の理由?(へそ曲がり署 調査報告より)

ある夜、マミー:「ねぇ、くららの乗る(=寝る)スペースないんじゃない?」
(前任車10年物の三菱RVRは、後部座席足元Spaceにケージが設置できるのであった。)
トピー:「そうだ!Golfだとワゴンでないと駄目じゃん。
206SWだと・・・むむLuggage Speceにケージが縦に入って、更に荷物置けるじゃん。」
「これでプジョーに決定ね。」これが206SWを選んだ本当の理由だったらしい。

わたしの専用シートは、荷物室?うっそ〜。