インパークレポート



 2002/5/15


Dポップマジックステージ裏、ウッディーとジェシーのリアクションGET物語


まずは恒例。衣装作りの苦労話から。

ウッディーとジェシーの衣装を作ろうかと思ったキッカケはDポップマジックに

ウッディーとジェシーが出ていたからでした。

私は大抵、短期間のイベントのショーやパレードのキャラクターの衣装は作りません。

せっかく作ったものがその期間しか着られないのは寂しいし

スタンダードな衣装なら、ウチは子供が男の子二人なので

長男に作った衣装を数年後に次男が着られるという「一粒で2度美味しい」が可能だからです。

でも! この1月から始まったDポップマジックは私の大のお気に入りのショー。

ミッキーやミニーの鍵盤模様の衣装は作れなくても

他のキャラクターの衣装を子供達に着せてショーを見て、参加気分を味わえないか。

そこでウッディーとジェシーの抜擢となったワケです。

ウッディーとジェシーならDポップマジックだけでなく

ディズニーオンパレードもドリームライツパレードも出ているし

上手くいけばこの3つのショー&パレードのリアクションGETが出来るかもしれない。

それに、今までも何枚か撮ってきたイメージワークスに

ウッディーとジェシーのイラストのフレームがある。

これは是非ウッディーとジェシーで写真を撮って私のイメージワークスコレクションに加えたい。

グリーティングがないキャラクターで2ショットや4ショットが不可能でも

これだけメリットがあれば衣装を作るのには充分でしょう。

まず衣装は二人ともジーパンをはいているので市販のジーパンに手を加えて作れないかと

考えました。でも市販のジーパンはほとんどに脇ポケットがついているんですよね。

ウッディーとジェシーのジーパンには脇ポケットがないんです。後ろポケットだけ。

やっぱり作るしかないのね〜〜とジーパン2本の制作が決定。

ジーパンのポケット話。

後ろのポケットはウッディーもジェシーもオレンジ色の糸でステッチが入っています。

普通の売っているジーパンの後ろのポケットにもステッチが入っていて

そのメーカーによってステッチが色々な形になっていますよね。

ポケットを作る時にウッディーとジェシーのそのステッチの模様の形が分からない。

前にDポップマジックを見た時にウッディーとジェシーの後ろ姿の写真を撮ったけれど

私のバカチョンコンパクトカメラではポケットまではしっかりと写らない。

私の苦境を察したわこさん&わこ旦那さんがステージ裏でDポップを見た時に

ウッディーとジェシーの後ろポケットを中心に一眼レフで「下半身激写」をしてくれたのでした。

これをダンサーさんでやったらヒンシュク〜〜というくらいの

前から後ろから、お尻中心の大アップ。(「前」はベルトのバックルの模様のため。)

この写真はホントに役に立ちました。お陰様で完璧なポケットを作れました。ありがとうございます!

ついでにベルトのバックル話。

ウッディーとジェシーのバックルは楕円形の金色のもの。

それについている模様がまた独特なんです。

真ん中に「牛?バイソン?バッファロー?」というカンジの角ありほ乳類のお顔。

お顔の脇にはホネ?ツノ?という模様。これは一体ナニで作ればいいワケ〜〜?

布で作ると素材感が違ってしまう。大体あのウシの顔はどうすればいいのよ。

悩んだ末に手にした素材は、木、銅板、紙粘土。

木は、トールペイントとかする人のための素材で、裏に小さな鏡が付いている

楕円形の木材が見つかったので

それを彫刻刀で何とかウシやホネを彫って、金スプレーして出来ないか。

これが上手くいかなかった時のために

銅の楕円形の素材も調達。2通りの方法で攻めます。

銅板に細工してアクセサリーを作る方がいますよね。ブローチとかペンダントとか。

その銅板に紙粘土でウシの顔や骨を作って張り付けてこれも金スプレー。

さて、どちらが上手く行くかな。

彫刻刀を使うのは小学校の図工(美術じゃないのよ、図工よ!)以来。

自信がなかったのでまずは紙粘土から。

ウシの顔にツノを付けても、なんだかツノを生やしたガイコツの顔みたいになってしまったけど

まあなんとかそれらしくなったのでこの方法で二つ作りました。

これは我ながら「よくやった」と思うくらい苦労したので

子供の服に付けていて取れて無くしたり、落として割ったりしたらかなり悔やまれるし

もう一度作れと言われてもその気力はなさそうなのでレプリカを作りました。

つまり金色の合皮の布で何も絵柄の付いていない楕円形を作って

ベルトに両面テープで付けたんです。

写真を撮る時だけ合皮のバックルを取って、この苦心作の「銅版&紙粘土」のバックルを付けました。

あと苦労したのはウッディーのシャツの柄。

ちょっとカラシ色気味の濃い黄色に赤のタテヨコの線が入った格子柄。

こんな生地はまずありません。「ウッディーを作る」イコール「この柄を自分で作る」ということです。

無地の黄色に赤の細いリボンを縫いつけました。

曲がってしまうと綺麗に出来ないので

あらかじめ黄色の生地にエンピツで5cm間隔に線を引いておいてその上にリボンをたたきつけます。

この生地さえ出来てしまえば普通のシャツの形なのでそんなに大変ではありません。

帽子も聞いてね。(苦労話の方が長くなりそうなインパークレポです。スミマセン。)

ウッディーもジェシーも帽子はパークで売っているテンガロンハットを使いました。

前にパークで茶色の帽子を買ったのを使っていなかったのでウッディーはそれを利用。

ジェシー用にもパークのウエスタンショップで何もキャラクターの絵が入っていない

無地の赤の帽子を売っていたので、それを加工しました。

ウッディーもジェシーも帽子のフチに紐のようなものが巻き付けてあります。

そこで帽子のフチに等間隔にパンチ穴をあけていき、その穴に細い皮ヒモを通しました。

帽子のサイドクラウンには、ウッディーは焦げ茶、ジェシーは肌色の太めのテープを

フェルトで作ってつけてあります。

話はまたジーパンにもどって、ジェシーのジーパンには牛柄の前当てのようなものが付いています。

ジーパン自体はブーツの中に入れて履くのですが

この牛柄の前当てはブーツの外に出して履くんです。

しかもこの前当ては裾の方の両脇に、紙切れのような白いものが5個ずつついている。

これはジェシーのブラウスの袖口にも3個ずつ。一体コレは何だ?

ウエスタンルックというのは理解できない〜〜。

多分ウッディーもジェシーも古き良き時代のアメリカのウエスタンスタイルを再現した人形という

アニメの中での設定で、昔こういう飾りのついたウエスタンが流行ったんでしょうね。

そして。忘れてならないのはウッディーもジェシーも人形だということです。

アニメを見た方はおわかりだと思いますが

背中の「輪っか」を引っ張るとウッディーは「オレのブーツにゃ、ガラガラ蛇〜〜」としゃべります。

パークのウッディーもジェシーもちゃんとその「輪っか」が背中についています。

これを付けなくては「ウッディーとジェシーの衣装を作った」とは言えない。

(いいんじゃない?言っても。)

ちょうどよい大きさの金属の輪っかがあったので(ブレスレット用かな?)

それを白くスプレーして糸で縫いつけました。

でもインパーク当日、あおとパパ&ママのファミリーがお子さん達にやはりウッディーとジェシーの衣装を

着せていらしてお会いしたのですが、あおとママさんはこれをゴムで付けていて

輪っかを引っ張るとまたちゃんと戻るんです。負けた。私もゴムにすれば良かった。

ジェシーは髪の毛が茶色で、後ろで三つ編みをして黄色のリボンを付けています。

この三つ編みの髪の毛を毛糸で作り、先にリボンを付けて「付け三つ編み」も用意しました。

ウッディーのベルトにはガンホルダーが付いていて

それには赤くて丸い飾りが付いているので、これも丸い銅版を赤くスプレー。

そうそう、もうひとつ苦労したのはウッディーのベスト。

これはちょっと見では牛柄の生地で普通のベストを作れば良さそうなんだけど

縁取りがあるんです。太めの黒ヒモに白のテープを巻き付けたようなものが

ベストの前から裾にかけてと袖ぐりの周りにずっとついているんです。

写真撮ってHPにアップするくらいならハッキリとは写らないから手を抜きゃいいのにね。作りました。

さ〜〜、「衣装苦労話」はこれくらいにして今度は「インパーク苦労話」。(またかよ〜〜。)

実はこの前の週の金曜日にインパークする予定だったんですけど

雨で5/15に延期になったんです。悔しかった!

しかもこの日も前日の予報では雨ということで、また延期になるかも〜〜とおそれていました。

この日は水曜日。ウッディー役の長男Mとジェシー役のかずぴょんの長女Mちゃんの学校が

4時間授業というチャンスの日です。雨は夜遅くということで決行!

Dポップマジックのステージは5時からで、場所取りは1時間前の4時からだから

4時間授業なら余裕で行けるはず。

しかも道がすいていれば3時前には着けるから、あまりいい場所では見られないかもしれないけど

3時のディズニーオンパレードも見られる!ウッディーとジェシーのリアクションがもらえるかも!

実際にはすいていて2時半前くらいには着けたので

まずはイメージワークスで写真を撮ってパレードの場所取りへ。

もう3時直前だったのでトゥモーローランドに向かい、結構後ろの方だったけど

シートを敷いて見ました。4〜5列目くらいだったかな。

パレードルートのイン側の方がすいていたんですけどジェシーはフロートのアウト側。

ウッディーはミッキーの下でフロートのセンターなのでどちらでも同じなんですけど

その両脇に、イン側バズ、アウト側ジェシーの立ち位置なのでアウト側で見なくてはいけません。

パレードが始まり、最後のフロートでジェシーが来た時

子ウッディーと子ジェシーに気が付いてくれました!遠かったのに感激!

指差ししてくれて、両頬のところで両手をピース!最後には投げキッス!やったあ!

ウッディーは座っているのも真ん中だし、いつもほとんど前しか見ていないし、視界狭そうだし

リアクションは無理だろうなと思っていたのでジェシーのリアクションGETだけで充分!

パレードが終わると早々にシートをたたんでDポップのステージの方に向かいました。

いつもDポップはステージの花道の両脇、いわゆるアリーナで見ていて

その場所がすごくお気に入りでした。でもこの日はステージ裏の「パートナーズ像の前」が目的です。

ショーの途中でミッキーやミニーは勿論、他のキャラクターもダンサーさんも

ステージから降りてきてパートナーズ像前の広場に来てくれるんです。

ウッディーとジェシーも降りてくると確認していたので、ここならリアクションGETが確実だと思いました。

1時間前になって、ステージの正面やアリーナはシートを敷くゲストで溢れかえっていました。

でもステージ裏は最前列に私達の他に3〜4組。

ショーの40分前くらいに最前列が全部うまったくらいだと思います。

この場所取りのツライところはずっと立っていなくてはいけないところです。シートはNG。

普段かずぴょんとのインパークの時は、どちらかが場所取りをして

どちらかが子供達を連れてアトラクションに行ったりするのですが

この場所で見ようと思ったらそうは行きません。カラダを張って場所取りしなくてはいけないので。

途中博子ママさんやあおとパパさんも参加でずっとおしゃべりしていたら

時間の経つのは早かったですけどね。

(博子ママさんはお子さんのお迎えが間に合わないのでショーは見ないでお帰りになりました。)

ウッディーMとジェシーMちゃんは近くのテラス席で仲良くトランプして遊んでいました。

かずぴょんの長男K君は今日はミッキーの衣装。しかもエントランスミッキー。

いつもは私が作った衣装のモデルさんをしてくれるK君は今日はかずぴょんの作品を着ています。

ミッキーの衣装で多分一番難しい「黒のモーニング」をかずぴょんが制作!

私と出会わなかったらこんなの一生作るコトなかったよね。おほほ♪

制作に半年。しかも私に内緒で作っていたと聞いた時には大笑いしましたわ。

K君がミッキーならウチの次男はドナルドね。ドナルドもステージの裏に降りてきてくれるハズだし。

長男が幼稚園の時に作ったエントランスのドナルドを次男が着られるようになっていたので

今日はこれを着せます。やっぱり定番デザインの衣装はこれが出来ていいですね。

さて、ステージが始まってミッキーやミニー達が次々とフロートからメインステージに

移ってきたのですが、今日の私はハッキリ言ってBIG8は目に入らなかった。

パートナーズ像の前から見ると、メインステージの向こう、遠くにフロートが見えて

ウッディーとジェシーはショーの始めの方はフロートの上やパレードルートが「持ち場」なので

なかなかこちらには来てくれません。

あおとファミリーは先頭のフロートが止まる場所のアウト側でシーティングして見るとのことでした。

ウッディーがフロートからパレードルートに降りる時に

ゲストに向かって何かしているのが遠目に見えました。

「あ、あおと君がリアクションもらっている〜!」と、離れた場所の同志の成功を私は喜んでおりました。

さて。ウッディーとジェシーがメインステージに上がって踊り

いよいよステージ裏に降りてきました。

ウッディーとジェシーが喜んでくれたこと!もう「リアクション」通り越して

「一緒に遊んでくれた」ってくらいです。

ジェシーは子供達の頭を帽子の上から両手で挟み込んで「も〜〜、かっわいいわね〜〜!」と

言うようにくりくりとなでてくれたし

ウッディーも踊りながら「一緒に踊ろう!こうやるんだよ」というように子供に振りを教えてくれたり。

何度かハグしてくれたり肩をたたいてくれたり、子供達もにっこにこ♪

私達は最前列の真ん中に立っていたので、そこがちょうどウッディーとジェシーのポジションだったらしく

結構長い時間、目の前で踊ってくれました。

長男が「ウッディーって大きいね!」とびっくりしていました。

そう言えばウッディーやジェシーと同じ地面に立つなんて初めての経験です。

私も初めてこのショーをステージ裏で見たのですが、ここで見るのはすっごく楽しい!

ミッキーやミニー、ドナルド、マックスなどはステージから降りてきても

あっという間に通り過ぎてしまうのですが、

(でもステージから降りてきたミッキーがベンチでちょっと一休みしたのはかっこよかったなぁ。

ミッキーとミニーのcyu!も目の前で見られたし〜〜。)

ペンギン達、ウッディーやジェシー、3匹のこぶたは結構長く裏に降りています。

ペンギン達は横に6匹ならんで、ゲストに指示を出して「ウエーブ」させていました。

ウッディーとジェシーと3匹のこぶたが縦1列にならんで

曲に合わせて「とぅもろっ!」でパッと左右に分かれて顔を出したり

横一列にならんでいて「とぅもろっ!」でポーズを取ったり、

(他の曲だったかも〜〜。よく覚えていなくてごめんなさい。)

決まった振りなのかアドリブなのか分からないダンスがとても楽しかったです。

ステージ裏でのダンスを終えてメインステージに戻って行く時も

ウッディーとジェシーはこちらを見て手を振ってくれました。大満足。

ところがこれだけでは終わらなかった。

ショーが終わってキャラクター達がフロートに戻り、フロートが動き出した時にも

ジェシーが背伸びしてこちらを見て、大きく手を振ってくれたんです。

パートナーズ像前のゲストの最前列とジェシーのフロートはもう結構距離があり、

メインステージ越しにこちらを見ているという感じです。

そのとき子ジェシーちゃんはすでにジェシーの帽子を脱いでいたのですけど

「帽子はどうしたの?」という合図。子ジェシーちゃんが急いでかぶると「OK!」

かなり遠くなので両手で双眼鏡をしているようなポーズでこちらを見てくれて

その後となりにいたチップ(かデール)に「私があそこにいるのよ!」みたいに話しかけ

チップも双眼鏡のジェスチャーをしてから「小さくなったジェシーだね!」と

会話していたのでした。もう最高!私はすっかりジェシーのファンになりました。

興奮さめやらぬ私達でしたが、夕食を済ませて今度はドリームライツに挑戦。

こういう時は、ゲスト席が片側しかなくてキャラクター達がみんなこっちを向いてくれるトゥーンタウンへ。

ドリームライツでもウッディーは高いフロートでブルズアイ(馬)に乗っていて

ゲスト席を見るのは無理そうです。でもその脇にいるジェシーなら

ゲストの方を見てくれるのではないかしら。

ドリームライツのトイストーリーのフロートがやってきました。

予想に反してウッディーのリアクションGET!!

ブルズアイから体を乗り出して、こちらを見て指をさしてくれたのでした。

ジェシーは残念ながらはっきりと分かるようなリアクションはありませんでした。

でもディズニーオンパレードでジェシー、ドリームライツでウッディーのリアクションをもらえれば

これは大成功と言っていいでしょう。Dポップも含めて3連勝です!

いや〜〜、作って良かった、この衣装。

ホントに大満足の大充実のインパークでした。楽しかった〜〜!


  

この写真、一枚は大ウッディーが目つぶり、もう一枚は大ジェシーが目つぶり。あらら。




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