≪シャトー グリュオー・ラローズ≫

SARGET de Gruaud Larose
サルジェ ド グリュオー・ラローズ 2007
グリュオー・ラローズの≪セカンド≫



≪プピーユ≫

シャトーは、 カスティヨンの北西に位置し、サン・テミリオンから尾根がつながっている丘陵地帯の一角にあります。
岩盤はサン・テミリオンからつながった石灰層で、その上に粘土層が覆っている、地質学的にはサン・テミリオンと同じ土壌です。

オーナー:フィリップ・カリーユ氏
カリーユ家はサン・テミリオンを拠点に、1790年にはワイン造りを始めていました。
現オーナー、フィリップカリーユ氏は、若い時からその実力を発揮し、ギリシャや南アフリカといった各地で醸造技術者として請われ、海外のワイナリーでも活躍してきました。
その彼が一族のシャトーを継いだことで、シャトーは大きく向上。より自然な栽培方法、より厳格な収穫時の選別、樽熟成中に澱とワインが均一に接触する為の回転式樽ラックの導入…など、不断の改革を進め、年々その品質を向上させています。


清潔でこじんまりしたタンク室

樽の回転装置

 オーナーのフィリップ・カリーユ氏は若く情熱あふれる生産者です。現在オーガニックに移行し、正式には2007年ヴィンテージから名乗れる予定です。
 オーガニックは単体で行えることではないので、近所の生産者合わせて40haの区画をオーガニックに移行するように、彼の情熱で説得しました。

<ワインへのやさしさ>
 樽には今2004年ヴィンテージのワインが入っています。
樽は回転装置に乗っていて、樽を開けることなくバトナージュ(攪拌)できるすぐれものです。このおかげで、空気に触れることなく攪拌でき、酸化防止剤(SO2)を少なく抑えることができます。スティラージュ(澱引き)も1回しか行わず、空気との接触を最小限に抑えています。
またワインの移動にもポンプ等は使わず、移動用のタンクを使っています。

<樽へのこだわり>
樽にはかなり気を使っていて、友人の樽メーカーに依頼し、樫の木の栽培地域も指定して樽を造ってもらっています。その品質だけでなく、ワインとの相性も年毎に計算していて、例えば、97年には7年乾燥の特殊な樽を使い、ワインに少し力を与えるようにしました。

カリーユ氏のワイン作りには大変細かな気配りがなされていますが、その味わいは非常に柔らかく、おおらかで力強さに溢れています。樽の使い方が絶妙で、決して前に出すぎておらず、見事にワインに溶け込んでいます。
また、酸化防止剤完全無添加のワインに挑むなど、チャレンジ精神が旺盛で、これからのボルドーを担っていく生産者のひとりとなるでしょう。
<概要>
■ 所在地 : ボルドー コート・ド・カスティヨン
■ 土壌 : 粘土石灰質、底土に石灰質をもつ
■ 平均樹齢 : 30年(3〜7,80年の樹齢を持つ)
■ 栽培面積 : メルロー 16.5ha
          カベルネ・フラン 1.25ha
          カベルネ・ソーヴィニヨン  0.4ha
Poupille
プピーユ 2010
■ブドウ品種 : メルロー100%
■平均樹齢 : 35〜70年
■栽培面積 : 9ha 収量:40hl/ha
■熟成 : 36ヶ月熟成(225L、新樽比率70%、1年使用樽30%)


専門家達のブラインド・コンテストにて最後までペトリュスと張り合い、世間を騒がせたワイン。海外での豊富な経験も持つカリーユ氏が一族のシャトーを大きく向上させています。 

Chateau Poupille
シャトー プピーユ 2011
■ ブドウ品種 : メルロー80%、カベルネ・フラン20%
■ 平均樹齢 : 30年
■ 熟成 : 70%をオーク樽にて36ヶ月(225L、1年、2年使用樽)、30%ステンレスタンクにて 
プピーユの≪セカンド≫


Les Hauts de Poupille Rose
レ・ゾー・ド・プピーユ ロゼ NV(2004)
ロゼにしては、色合いが濃いですね。ジューシーな果実味溢れる香り、口に含むと適度な酸と、若干感じる苦味がアクセントになっていて、軽やかなロゼの印象。色合いといい、ブルゴーニュのパストゥーグランを飲んでるみたい。
甘さのあるフルーティなロゼと違い、しっかりした骨格を伴なっている。時間と共に、まろやかさが備わってくる♪ので、じっくり飲んでみてください。がぶ飲みロゼではありませんね^_^;
■ ブドウ品種 : カベルネ・フラン100%
■ 平均樹齢 : 20年
■ 作付面積 : 3.5ha
■ 生産本数 : 17,000本
■ 単位収穫量 : 45〜50hl/ha
■ 土壌 : 粘土石灰質
■ 醗酵:セメントタンクにて12時間スキンコンタクトした後
  取り出し、低温でゆっくり発酵。
ラベルを見ると、“Vin de Table de France Rose”と表示されています。「ヴァン・ド・ターブル?」これは理由があってのこと。
このロゼ、「プピーユ」、「シャトー・プピーユ」のブドウを用いてセニエ法で造られるのですが、カリーユ氏は果実味豊かで、飲み口の優しいロゼが造りたかった為に、最初の本当に軽くプレスしたジュースしか使用していません。
ところが、その“軽やかで、優しすぎる”味わいでは、ボルドーのA.O.C.では「 ロゼの認証」が取れないんだそうです。認証なんてかまっちゃいないカリーユ氏は味わいを優先し、ヴァン・ド・ターブルのまま出している…ということです。


≪シャトー フォージェール≫

Chateau Cap de Faugeres
シャトー・カップ・ド・フォージェール’2012
《ACコート・ド・カスティヨン》
格付けワインにもまけないしっかりしたボディとなめらかなコクがたまらない一本です。余談ですが、ボルドー市内の有名ジビエ料理レストラン(ラ・テュピナ)のワインリストにも載っていました。「たしか結構な値段でした」超お勧めのワイン!ただし、在庫限り!
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Chateau Cap de Faugeres
シャトー・カップ・ド・フォージェール’2004
KAMASUYA
WEB店舗
BORDEAUX
(ボルドー)

シャトー グリュオー・ラローズ

シャトー オー・ブリオン

プピ−ユ

シャトー フォージェール
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