受験準備受験に必要となるもの米国のアマチュア無線の資格を得るためには,米国内の住所(郵便が届く住所)および,事前にFRN(FCC Registration Number)を取得する必要があります。試験に合格した場合,ライセンスは受験の際登録した住所に郵送されてきますので,確実に郵便が届く住所が必要となります。日本国内の住所では受験できませんのでご注意下さい。 FRNの取得方法は試験を行っている各チームのWEB等に紹介されておりますので,そちらをご参照下さい。 試験の予約現在日本国内では,東京(ARRL/VEC TOKYO VE TEAM)・名古屋(ARRL/VEC NAGOYA VE TEAM)・岡山(ARRL/VEC OKAYAMA VE TEAM)・福岡(ARRL/VEC FUKUOKA VE TEAM)のボランティアチームが試験を開催しておりますので,各チームの試験予定にあわせて,試験を予約する必要があります。チームによっては予約なしでは受験できないようです。詳しくは各チームにご確認ください。なお試験の日程はARRLのWEBでも調べることができます。 受験料2004年4月現在,受験料は$12で,日本円支払う場合1,500円とのことです。試験当日持参します。 Element 1(CW)普段からCWのQSOを行っているので,CWの試験対策は特に行いませんでしたが,試験には「,」「.」も出題されますので,注意が必要です。また日本の試験では「BT」は書き取りませんが,Element 1の場合には,確実に書き取る必要があるそうです(採点対象)。 本当のところ,通常のQSOと比較してあまりにもスピードが遅いので,最初の2〜3文字目まで,かなりとまどいました。内容が通常のQSOなので当たり前かもしれませんが,本文がいきなりコールサインから始まり,3文字目が数字でしたので,ちょっとびっくりしました。その後はペースがつかめて,無事クリアーできましたが。事前に5WPM(一分間に平均5単語)のスピードに耳を慣らしておいた方が,試験当日戸惑わなくて済むかもしれません。 試験勉強Element 2〜4(四択式)まずはQuestion Poolの入手から さっそくARRLのWebよりElement 2〜4のQuestion Poolをダウンロードしました。かなりのボリュームです。 まずはElement 2から勉強をはじめました。アマチュア無線の試験を最後に受験したのは,高校3年生の時に1アマを受験した時以来ですので,15年近く前になるでしょうか。もっともElement 2の内容には普段アマチュア無線をやっていると必要となる日常的な知識も含まれていますので,その様な項目は比較的理解できるものでした。Element 3,4へ進むに従って内容も難しくなってくるので,一回で解ける問題数が減ってきます。間違えた問題にはチェックマークを付けて何度も解きなおしました。 テキストの入手
テキストは以前米国で購入した「The ARRL Extra Class License Manual」を使いました。これはElement 4に出題される内容を中心に記載されているので,Element 2, 3向けには若干情報不足(基礎的な内容が不足していた)でしたが,勉強時間も限られているので,この1冊に絞りました。もっともはじめから最後まで読んだ訳ではなく,Question Poolの問題を解きながら,内容のわからない事項を調べる為の参考書と言う位置づけにしました。この「The ARRL Extra Class License Manual」はAmazon.comでも購入できます。送料無料は無料だと思いますので,一度チェックしてみては如何でしょうか。
この3冊にはそれぞれのClassを受験するのに必要なQuestion Poolの問題が掲載されていますので,膨大な問題をインターネットからダウンロードし印刷する手間が省けます。 これ以外にもARRLのWebでQA集が紹介されています。 なお,計算問題もありますが,特殊な機能の無い電卓であれば試験で使うことができます(四則演算)。試験当時はLogの計算をするにに苦労しましたが・・・ |