Amateur Extra受験体験記

3年目の挑戦 − 2004年4月3日

はじめに

 2001年の夏から年末にかけて,米国のピッツバーク近郊に滞在しました。渡米に先立ち,日本での準備期間があまりなかったことから,渡米してからアメリカのアマチュア無線の資格を取得しようと考えていたのでした。日本では100Wまで免許がおりており,そのまま渡米しても私の免許状に記載されている範囲で,かつAmateur Extraの操作範囲内であれば運用でき,まずは十分と考えたからです。

 ところが,実際渡米してから思ったのですが,米国の場合例えば2mのレピータは146MHz以上の周波数帯にあることが多く,米国の資格を持っていないと結果的に使用できない状況で,やはり米国の資格を所持している方が望ましかったのです。実際,私の住んでたところからアクセスできる2mのレピータは全て146MHz以上でした。

 そこで,早速米国の資格を取得しようと考えました。一度米国の資格を取得してしまうと,相互運用協定に基づく運用はできなくなってしまうこともあり,目指すはAmateur Extraと言うことにしました。米国のアマチュア無線の資格試験はボランティアの方々か各地で行っており,開催地はARRLのWebから検索することができます。Webで確認した結果,試験はかなり頻繁に行われており,会場によっては,予約無しで受験できることもわかりました。

 まずはじめに,テキストを入手し受験勉強を始めることにしました。テキストはARRLのWebから「The ARRL Extra Class License Manual」を購入し,購入当時本体が$24,送料が$5でした。注文から1週間しないうちに郵便で送られてきました。8月末のことです。さらに試験問題はQuestion Poolと呼ばれる問題集の中から出題され,その問題集はやはりARRL のWebでダウンロードすることができます。順調とはいかないまでも,まずは少しずつ受験勉強を始めました。ところが,9月11日に悪夢が米国を襲ったのです。同時多発テロ・・・それから多くのことが変わりました。そしてボランティアの方が開催する試験の多くも無期延期され,なんとなく,私の受験勉強も終わりとなってしまいました。

 それから約2年半,2004年の夏からしばらくの間,再び米国に滞在することになりました。まだ渡米までに時間もあり,今度こそは,渡米前にAmateur Extraを取得することを目指して,再び受験勉強に取り組むことにしました。

 → 米国のライセンスの基礎情報

 → 受験準備

 → 試験当日

 → 開局

便利リンク

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