ネフェシエルはフリーソフトの RPG で、Studio Til さんのサイトからダウンロードできます。RPGツクール2000 を使って作られています。Windows95/98/Me/2000/XP で動作します。
音楽は Roland のMIDI音源、SC-8850 推奨のようです。これを持っていなくて原音を聴きたい方は音楽制作のARAさんのサイトから、サントラを購入されるといいかもしれません。
このゲームの特徴を表すには、まさに「ロールプレイング」という言葉が適切でしょう。「閉ざされた島」に突然投げ出され、右も左も分からない状態の主人公リト。何をすれば良いのか、誰も明確には教えてくれません。自らの手で広いダンジョンを探索し、書物や壁に書かれたメッセージから、自らの目的、そして世界の謎に迫ります。
敵は強いです。うまく装備を考えないとボス達は Lv50 でも苦戦するかもしれません。
一本道なRPGよりも自由度があった方が良い、戦闘には骨があって欲しい、アイテム探索が好きだ、仲間は可愛い方が良い(^^; そういう人には強くお勧めします。初めはよく分からなくても、プレイを続けるほど面白くなってきます。
逆に、その自由度とストーリー解説の不親切さから、場合によってはクリアしても何だったのかがさっぱりわからないかもしれません、親切なRPGが好きな人にはあまりお勧めしません(^^;
一番最初の街です。
左側に「ゲート」が立っています。この真ん中にある丸い宝石が、「ゲートクリスタル」。ゲートはもともと稼働していません、この宝石をはめ込むことで使用できるようになります。
稼働しているゲートでは「セーブ」と「ワープ」の2つが行えます。ネフェシエルではゲートのある所以外では極一部の例外を除いてセーブできません。ダンジョンの中にはいくつかゲートがありますが、せっかく見つかっても動いていなければセーブできません。ゲートクリスタルはいつもいくつか持ち歩いていると良いでしょう。
ゲートクリスタルはダンジョンの中に落ちていたり(ちょっと見つかりにくい)、お店で買えたり(ちょっと高い)します。
ゲートは世界に20個以上あり、それぞれにゲートクリスタルをはめ込むと、そのゲートと「ゲート空間」とを行き来するワープゾーンが作られます。これにより、一度進んだダンジョンにはすぐ進めるようになります。右の図は、一番はじめの街に進むゲートです。
鍵を手に入れて、使い道が分からないときは意外に初めの方のダンジョンにそのドアがあったりもします。この場所にはかなりお世話になる事でしょう。
世界はとにかく広いです、どこになにがあったか見失ったり、迷子にならないように注意です(^^;
画面左上にある3色の壷、ここに「ファル(水龍)・ティララ(光の女神)・ディーヴァ(闘神)」の3柱が入っています。序盤はこれら3つの壷を手に入れることが第一目的になるでしょう。手に入れ、中の魔神と契約をすると一緒に行動できるようになります。
主人公は移動・戦闘中に魔神を召還(召喚?)・開放を行います。中盤まではこれら3体の魔神は互いに干渉し、一度に複数の魔神を使役する事はできません。ボス戦では水を得意とするボスにファルをぶつける等、最も相性の良い魔神を選択するのが良いでしょう。(ファルは水に強く殆どダメージを受けない。)
壷の中には各魔神の精神世界が広がっています。この中にそれぞれ制御できない自分を持っています。これを倒し力の制御を可能とすると、戦闘中に各魔神の力を100%引き出す「ブースト」が行えるようになります。
終盤になり「調停のオーブ」を手に入れると、3柱の魔神を同時に召還できるようになります。
ツクール2000作品をプレイされた事がある方には、この画像で十分かも(^^;
主な属性として、武器「刺斬打」・魔法「地水火風光闇」といった属性があります、また種族属性もあります。防具を装備すると属性値が上がるものがあり、魔法のダメージを半減〜無効化する事すらあります。種族属性によっては最大5倍ダメージなど、目に見える攻撃力・防御力などよりもこれら属性を重視すると、敵との戦いを有利に進めることが出来ます。
属性以外に状態耐性も大事です、特に転倒が耐性を持つ装備品が少なく、危ないかもしれません。
一見難易度の高いネフェシエルの戦闘、これら装備品をしっかり整え、「シェレト」等でもう一段階魔法耐性をあげる、そして殆どの敵に能力半減が効く(^^; ためにディーヴァで力・精神・防御を削ってしまえば、そんなにレベルをあげずにクリアする事も可能でしょう。
コボルドの巣です。3色のモンスターがいて、ぶつかると戦闘になります。ただ適当に動くもの・止まった後一気に獲物を狙いに来るもの・壁を通り抜けるもの... などなど、種族によって動き方が異なります。パターンを読み切り敵から避け続けると、初期レベルでもかなり先まで進めたりもします。
各モンスターの強さは「(弱)緑 < 青 < 赤(強)」の順になっています、特に赤は強すぎてできるだけ戦わない方がいいかもしれません、けれど倒すと経験値や良いアイテムが手に入る、まさにハイリスクハイリターン。また、強い敵ほど動きが素速いです。
下側にある宝箱の他、左上に入り口があります。ここはもともと普通の壁のように見え、壁を調べてみて初めて入り口があることに気づきます。ネフェシエルにはたくさんの隠し扉・階段があり、だいたいは「壁や床の色が違う」「規則性から一カ所だけ外れている(この図だと唯一の細い柱)」など、言われてみればそうかなと思えるような所にあります。といってもこれがなかなか気づかないのですが(^^;
そんな所で手に入るレアアイテム、使うと有利に進められます。
ダンジョンの中には数多くの罠が仕掛けられています。針山が動いたり、弓矢が迫ってきたり、炎が吹き出したり、他にも色々と。どのような罠があってどのように対処すれば良いか、そして宝を古の時から守っている「守護」と呼ばれるモンスターをどうかわすか、思案のしどころとなります。
隠し要素がたくさんあります。アイテム、特に手に入りにくいものは「死の剣」「時の剣」「ロンギヌス」「グングニル」「グロリアスホワイト」「さくらんぼの髪止め」でしょうか? ほか、ある条件を達成してクリアするとお祝いメッセージが出るとか、スタッフルームがあるとか... クリアの先が色々あるゲームです。