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2000年5月15日 東京世田谷にて
* ウォーキングのきっかけ
まずは、歩き始めます。
* ウォーキング・プログラムの作成
自分のウォーキング・プログラムを、立てましょう。
* fujiyanのウォーキング歴とプログラム
一つのケース・スタディとして、fujiyanのウォーキング暦と、いいかげんな?プログラムです。 ご参考になれば幸いです。
* 「運動としての楽しみ」と「付随する楽しみ」
出来あがったプランですが、とらわれなくことなく歩きましょう。また「運動」としてのウォーキングの他にコース作成や花木鑑賞などの、付随する他の楽しみが、生まれます。

2001年1月13日 ニューヨークにて
* 2001年1月NYにて補足
上記、「ウォーキング・ガイド」は世田谷在住当時、書いたものです。それから8ヶ月経ち、NY在住となったfujiyanの補足です。
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ウォーキングのきっかけ

fujiyanが、ウォーキングを始めたきっかけは、「健康のために通勤帰りに、一駅分歩いてみようか」でした。

膝を痛めて2年程経ち、そろそろ良くなってきたかな、というところでした。その間、運動不足であり、また体重も大幅に増加してしまいました。何か運動を、ということですが、そうは言っても、膝への負担が小さいものから始めようと、思いました。水泳や水中ウォークも、膝への負担が小さいのだろうと考えましたが、継続的に行う自信がありません。通勤帰りに一駅分、歩く程度だったら、続けることが出来るのでははないか。これがきっかけです。

そのうちに、「もっと速く歩かないと、効果がない」と、勝手に?自分で考えて、その一駅歩くにしても出来るだけ速く、という ことでスピードを上げました。雑誌、サイトでウォーキング・フォームを学び、歩いて行きました。そして、数ヵ月後10KM超の距離を、ある程度の速さを維持しながら歩くことが、出来るようになりました。

漠然としていましたが、「健康のため」が、この時の目標で、「出来るだけ毎日歩こう」と思っていました。きっかけは、なんでも良いのだと思います。皆さんも、一駅歩きませんか?いつもだったら、バス・車に乗る距離を、いっぺん歩いてみませんか?「へえ、こんなところに、良さそうな店がある」とか、結構新鮮ですよ。
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ウォーキング・プログラムの作成

fujiyanは、ウォーキングに関して、闇雲に速く、長く歩けば良いのではないか、と思っていました。「歩けば、健康」 であり、「より速く、より長距離」だと、さらに良い。これだけです。こんなことを考えていたある日、Reebok社の

"Guidebook-The Walker's Guidebook to Fitness"(以下、"GB"

なる小冊子(日本語訳です)を手に入れ読んでみたところ、自己流のウォーキング歴と重ね合わせることにより、ウォーキングへの取組等、非常に参考になりました。"GB"はウォーキングの目標を設定し、その実行の ためのスケジュール作りを推奨しています。以下、"GB"の内容を、fujiyan流に要約、並び替えてご紹介したいと思います。

"GB"からの引用・要約部分は表で囲み、明示するようにしています。しかし、下述の内容、 表現そして構成等は、fujiyan流にアレンジしていますので、原文と大きく乖離している可能性があります ことを、ご了承下さい。
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自分のウォーキング・プログラム作りを、

という順番で、考えてみましょう。

"GB"は、●目標の設定、●自分のレベル把握、 ●目標別のスケジュール作成、という構成になっており、●目標に応じたウォーキング法、 という項目は無く、目標別のスケジュール作成部分で、そのウォーキング法のコンセプトを 紹介する形になっています。
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●目標の設定

ウォーキングを行う目標を考えます。

目標1.
健康上の効果
慢性病への対策、血圧・コレステロール値のコントロール、ストレスの軽減・精神安定
目標2.
ウエート・コントロール
目標1.に加え、余剰エネルギー燃焼、脂肪を燃焼させる筋肉組織の強化
目標3.
体力・持久力の強化
目標1.および2.に加え、心臓機能や筋力の強化をより活発なウォーキングで達成

fujiyanのウォーキングへのきっかけは、上述しましたように、膝を痛めて2年ほど過ぎ、 ようやく治ってきたかな、というところでした。軽い運動から、と思い、通勤の帰りに自宅最寄駅の 一駅前で降りて、一駅分=1.5KM弱歩くようにしたたのが始まりです。目標らしい目標は持っていませんでしたが、 「1.健康上の効果」が当初の目標と言えると思います。今は、膝を痛めていた間、体重も増えてしまい、 「目標2.ウエート・コントロール」を中心とし、「目標3.体力・持久力の強化」も心掛けているつもりです。

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●目標に応じたウォーキング法

設定した目標に対して、適したウォーキングの種類を考えます。

目標1.
健康上の効果
「快適なペース」を保ちながら、ただぶらぶら歩くのではなく目標をもって歩く
目標2.
ウエート・コントロール
「快適さを失わないペース」で呼吸は少し大きくなるが、会話ができる程度で、長く歩く
目標3.
体力・持久力の強化
「スピーディーなウォーキング」で、はっきりと息がきこえるくらいのペース

"WG"は、ウォーキングの種類を、「呼吸の荒さ」を基準として、3種類に表現しています。
  • 「快適なペース」
  • 「快適さを失わない」
    :呼吸は少し大きくなるが、会話ができる程度
  • 「スピーディーなウォーキング」
    :はっきりと息がきこえるくらいのペース
これに、「通常の歩き」を加えれば、4種類あるということでしょう。
さて、ウォーキング関連の読み物等は、ウォ−キング法を速度で表現しているところは、 まずありません。おそらく、個人差を考えているのだと思います。それを踏まえながら も、fujiyanの個人的経験から、強引に、速度で表示しますと...

ウォーキング法 呼吸 時速
「通常の歩き」: (意識なし) 4KM程度
「快適なペース」 (意識なし) 5KM程度
「快適さを
失わないペース」
呼吸は少し大きくなるが
会話ができる程度
6KM程度
「スピーディーな
ウォーキング」
はっきりと息がきこえる 7KM〜

そして、各目標のためのウォーキングの種類を、以下のように区分していると(勝手に)解釈してみました。

目標1.
健康上の効果:
・「快適なペース」 時速5KM
程度
目標2.
ウエート・
コントロール:
・「快適さを失わないペース」
呼吸は少し大きくなるが
会話ができる
時速6KM
程度
目標3.
体力・持久力
の強化:
・「スピーディーなウォーキング」
はっきりと息がきこえる
時速7KM〜

これで、自分がすべきウォーキング方法を、呼吸の荒さをベースとして、そして、経験に基づく 速度を目安として、fujiyanは理解した次第です。

念のため、再度申し上げますが、「速度」をベースとして、ウォーキング法を考える ようにしている文献、サイトを見たことがありません。「心拍数」あるいは「呼吸の荒さ」などでアプローチしています。 ただし、fujiyanの個人的経験として、速度と呼吸の程度がほぼ一致しているため、個人的に採用しています。 あくまでも目安です。

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●自分のレベル把握

自分の、現在の運動能力レベルを、認識します。

初級レベル: デスクワーク中心で、日常の運動量が少ない。レク活動、運動を特に行っていない。
中級レベル: 立った活動が毎日3〜4時間、歩くこと・階段昇降を意識的に実行、週末に運動を行っている等。
上級レベル: 仕事上、体を活発に動かしている、毎日20分以上歩く等フィットネス活動をしている。


fujiyanが、ウォーキングを始めたのは、膝を痛めて、ようやく治ってきた頃ですから、明らかに「初級レベル」でした。 皆さんは如何でしょうか?

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●スケジュール作成

以下、”WG”よりスケジュール例を、そのまま引用します。

目標
クラス
目標1:
健康上の
効果
初級 10分 15分 10分 15分 10分
中級 20分 15分 20分 20分 15分
上級 30分 30分 30分 30分 30分 30分
目標2:
ウエート・
コントロール
初級 15分 20分 10分 15分 30分
中級 50分 30分 20分 30分 40分 20分
上級 2時間 45分 50分 45分 60分 45分
目標3:
体力・持久力
の強化
初級 10分 20分 10分 10分 15分
中級 15分 30分 25分 40分 30分
上級 30分 50分 30分 40分 60分 20分
目標3.中のアンダーラインは、「スピーディーなウォーキング」を示し、 その他は「軽いウォーキング」を示す。

目的別にスケジュール例がまったく違います。

(注: "GB"はその中で、目的別の週単位スケジュールについて,簡単にコメントしていますが、 以下の文章は、"GB"を参照しながらの、fujiyanのコメントです。)

目標1:「健康上の効果」のためには、ほぼ毎日、当初は15分程度から、 最終的には30分ほど歩くことを推奨しています。

目標2:「ウエート・コントロール」としては、当初は週2日の休みを取りながら、平日10分〜20分程度、週末に30分、最終的には、週一日2時間の長距離と、その他の日は1時間弱というところでしょうか。

上述した、「目的の応じたウォーキング法」と合わせますと、
「ウエート・コントロール」のためには、
「快適さを失わないペース」で、「呼吸は少し大きくなるが会話ができる」ウォーキング を、
週一回2時間程度、平日は1時間弱、行うことが、最終的な目標ということになります。


目標3:「体力・持久力の強化」を狙うには、当初は10分程度の強いウォーキングと軽めのウォーキングを ミックスしながら鍛えていきます。
最終的には、週初に強いウォーキングの時間を延ばして、週末にかけて、強いウォーキングの時間を短くし、 軽めのウォーキングの時間を、たっぷりと取る。週単位で、アップandダウンをしているイメージです。
ちなみに、日曜を休日としているのは、おそらくこのクラスの人は日曜に他のスポーツを、やっている、と いうことでしょうかね(笑)。

上述の「目的に応じたウォーキング法」を、再度参照しますと、
「体力・持久力の強化」のためには、
「はっきりと息がきこえる」「スピーディーなウォーキング」と、
「快適さを失わないペース」で、「呼吸は少し大きくなるが会話ができる」ウォーキングを
ミックスさせていきます。


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fujiyanのウォーキング歴と現在のプログラム

"WG"を参照して、自分のウォーキング経験を振り返り、目標とスケジュールを事後的に (無理矢理?)あてはめてみました。今から、始められる方にご参考になれば幸いです。

* fujiyanの「事後的」ウォーキング・プログラム

〇開始当初〜「通勤帰りに1駅前で降りる」
・目的 :「1.健康の維持」
・レベル :初級レベル
・スケジュール 出来る限り毎日、通勤の帰りに
一駅分(駒沢大学〜桜新町)
=1.5KM、 20分程度歩く。
・ウォーク方法 :「快適なペース」

〇開始から1ヶ月〜

「フォームとスピード」
・目的 :「1.健康の維持」に加え、
「2.ウエート・コントロール」
・レベル :「ウエート・コントロール」として
初級レベル
・スケジュール :月曜を除く平日、通勤の帰りに一駅分
(駒沢大学〜桜新町)=1.5KM程度
フォームを意識し、速度を加速。
1週間に一回程度、休日に3KM、30分程度
「20分以上歩かないと、体脂肪が燃焼しない」と言われていることを意識。
:月曜日、休み。
・ウォーク方法 「快適さを失わない」ペース

〇開始から2ヶ月〜

「通勤帰りに2駅前で降りる」
「休日のコースを見つけ、週一回1時間程度」
・目的 :「2.ウエート・コントロール」であり
中級レベルへ移行。
・レベル :中級レベルへ。
・スケジュール :月曜を除く平日、通勤の帰りに二駅分=
3KM程度を30分程度。
:1週間に一回=休日に6〜7KM、60分程度。
(桜新町から三軒茶屋の世田谷郵便局までの蛇崩川を埋めた緑道を見つけ、往復約7KM)
・ウォーキング法 「快適さを失わない」ペース

〇開始から4ヶ月〜

「休日のコースを見つけ、週一回2時間程度の長距離を」
・目的 「2.ウエート・コントロール」であり
上級?レベルへ移行。
一方で、 「3.体力、持久力の強化」
へ取り組む。
・スケジュール 平日、通勤の帰りに二駅分=
3KM程度を25分程度。
休日の2時間程度歩く。
世田谷区界隈の緑道を繋ぎながら、自分のコースを作る楽しみを得る。
・ウォーキング法 平日の短距離ウォークー
「スピーディーなウォーキング」

(にむかうように心掛けるも、
相当遅いスピード?)
:休日の長距離ウォーク−
「快適さを失わない」ペース

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* 現在のfujiyanのウォーキング・プログラム

スケジュールもキッチリ立てる必要はないと思います。完全なものを作り上げ、完璧に実行することは、 仕事などで無理だと開き直っています(笑)。週末、週央平日の1日、その他平日、の3種類でザックリと 考えています。

週末 「ウエート・コントロール」目的の長距離
2時間程度/快適さを失わないペース=時速6KM程度
月曜日 休み
水、または
木曜日
「体力、持久力の強化」目的の短距離
20分程度/「スピーディーなウォーキング」
その他の平日 通勤帰りに、ニ駅分、 3KM、30分程度。
快適さを失わないペース=時速6KM程度
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「運動としての楽しみ」と「付随する楽しみ」

「目標」と「目標に合わせたウォーキング方法」を考え、「自分のレベル」を把握し、「スケジュール」を立てる。 いかにもアングロ・サクソン的な(笑)方法ですが、fujiyanとしては納得できた次第です。 宜しければ、皆さんも、プラン−目標とスケジュールを、作ってみてください。

出来上がったプランに、必ずしもとらわれる必要はないと思います。しかしながら、
  • この距離・歩き方は、何に対して有効なのか?
ということを認識しておいた方が、良いのではないでしょうか。

fujiyanは当初、闇雲に、長く、速く、歩いていれば良いのだと思っていました。しかし、 「速足で、2時間程度」は、「出来うる限り速く、30分程度」とその効果という部分で質が違う ものであり、前者は「ウエート・コントロール」に、そして後者はそれに加えて「体力・持久力の強化」、に有効なんだ、という区別を認識しながら歩くようになりました。 このウォーキングが 「何のためか」、ということが明確となると、「運動としてウォーキング」が楽しくなりました。

ウォーキングの楽しみとは、運動することのみに留まりません。例えば、「コースを作成する」ということも、 大きな楽しみです。長い距離を歩けるようになると、それに応じた距離のコースを作成することができる ようになるわけです。地図を眺めて、「ここは歩けるのかな」など考えるのも楽しくなります。数キロのコース、 10キロを越えるコースなどで別々に見つける楽しみが生まれます。
また、季節の花木も楽しみです。冬の間、歩いていた歩いていたコースに、梅、桜が咲き、青葉が茂り、 つつじが咲く、などの変化を楽しむようなことも出来ます。

歩くことだけではなく、それに伴う楽しみが生まれてくるはずです。"WG"もその中で、 ウォーキングの内容を毎日すこしづつ変える、あるいは設定したプログラムを毎週変えることを推奨し、 またコース作成の楽しさに触れています。

ウォーキングの楽しみとは、その目的別の歩き方を踏まえた「運動」としての楽しみと同時に、 ウォーキング・コースを考える楽しみ、季節に応じたコースの草花の移り 変わりを鑑賞するなどの、付随する楽しみが生まれます。

fujiyanは、運動音痴なので(笑)運動系の趣味が、これと言ってありませんでした。また、昨今、「定年後の趣味は、 その20年前に見つけておけ」と言われています。「歩く」ことは、どこで引退しても出来るはずです。

このHPを作り始めた理由は、自分が継続してウォーキングを続けるための、サポートにならないかな、と思ったからです。 「歩く」「HPで皆さんに、ご紹介する」を繰り返して、ウォーキングを長く楽しんで行きたいと思っています。

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2001年1月NYにて補足

このfujiyanのウォーキング・ガイドを掲載したのは、2000年5月です。その後、fujiyanは転勤のため、7月下旬からニューヨークに居住となり、掲載したときから8ヶ月が経過しました。今、このウォーキング・ガイドを読み直してみても、そんなに自分に考え方に変化はないな、と思っています。(ちょっと、HTML構文とか、変ですけどね(笑))

NYに来て、生活のスタートアップ、環境の変化、異国の地での仕事などに戸惑っていてようやく落ち着いたところです。しかし、ウォーキングについては、まだスケジュールが出来上がっていないな、と反省しています。

渡米直後は、週末はセントラルパークでウォーキングを行ない、平日は一駅前でおりてウォーキングと考えておりましたが、スケジュールとして確立することができませんでした。また、セントラルパークは、Park Driveという車道を一周して、約10KMという距離ですので、「Walk in Central Park」でご紹介しているコースも、世田谷での週末2時間ウォーキングしていた時よりも、距離が短くなっています。また、週末は、予想以上に出張が多く、ウォーキングの時間も取れなくなってきました。

「このままでは、いけない」と年頭にあたり、ウォーキング・スケジュールを考えてみました。

現在行なおうと考えているウォーキング・スケジュールは、こんな感じです。

平日:
:週に一回〜三回
通勤帰りに、1時間から1時間半程度。マンハッタンを南北に走るAvenue沿いをエクササイズ・ウォーキング。
(目的:2.ウェート・コントロール)

:週末
-マンハッタンを散歩。
(目的:1. 健康の維持)
-セントラルパークを、エクササイズ・ウォーキング。
(2.ウェート・コントロールと3.体力・持久力の強化)

平日に結構長い距離を歩くようになっているのは、実はfujiyanのNY駐在事務所はスーツでなくとも良く、カジュアルOKだから出来るのではないかな、と見込んでいます。
(夏になったら、トイレ辺りで、運動着に着替えるかも?)

このHPを作り始めた理由は、自分が継続してウォーキングを続けるための、サポートにならないかな、と思ったからです。「歩く」「HPで皆さんに、ご紹介する」を繰り返して、ウォーキングを長く楽しんで行きたいと思っています

と、2000年5月に、この「fujiyanのウォーキング・ガイド」を結んでいますが、それは今年も変わりません。

新コーナーとして、「マンハッタンを歩く」を、たちあげたいと思っています。通勤帰りに歩いたマンハッタンの道、そして週末の散歩を皆さんにご紹介して、ウォーキングを長く楽しんで行きたいと思っています。

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