NYタイムズ日曜版−12分冊!!海外に居住しますと、地元のニュースをどのように得ていくかは、けっこう大きな生活のテーマだと思います。しかも「全米版」と「地元」のニュース両方を、ある程度仕入れる必要がありますよね。

ちなみに、当地の「地元」あるいは「NY周辺」というと、マンハッタン島に通勤可能なエリアのことを広範囲に指すようでして、その呼称ですが、「NYメトロ(ポリタン)」エリア、あるいは「トリステート」エリアと呼ばれています。

「トリステート」エリアとは、お手元にアメリカ地図があればお判りいただけるのですが、
・マンハッタンを中心とした「ニューヨーク州」の南東部、
・バス、電車そしてフェリーでハドソン川対岸のマンハッタンへアクセスする「ニュージャージー州」の南東部、そして
・電車でマンハッタンへと通勤可能な「コネチカット州」南部、
の三つのエリアを指しており、これらの総称として「三つの州」=「トリプル・ステート」=「トリステート Tristate」と呼ばれているようです。


さてまずは、テレビから。

全米のニュースと言えばご存知「CNN」ですよね。
メインである「CNN」と、30分に構成されたニュース番組を24時間流し続ける「CNNヘッドライン」の2種類があります。fujiyanは、「CNNヘッドラインニュース」冒頭で大事件の報道の有無をチェックしている次第です。

NY地元のニュースは、全米ネットを持つテレビ局でしたら、朝、夕そして晩とニュースがあります。朝は日本で例えると「ズームイン朝!」のような番組が、ニュース、天気そして交通情報も含めてかなりの長時間、放送しています。で、個人個人に、ご贔屓「局」があるようです。

地元密着専門でしたら、「NY1」局を。
この局が扱うのは「ニューヨーク」それも「市」のみのようです。
ちなみにマンハッタンではケーブル局は「タイムワーナー」と「RCN」の2社が行っているのですが、「NY1」は「タイムワーナー」のオリジナルでして、「RCN」のケーブルでは見ることができず、fujiyanの所は「RCN」なので、実は内容を良く知らないことを告白しておきますね(笑)。

お天気が知りたければ、「ウェザー・チャンネル」
全米、そしてNY地域の天気を、24時間知ることができます。旅行者の方にも観光プラン設定にオススメです。天気が今後崩れそうなら、街歩きはスケジュールを前倒しして行い、美術館・博物館巡りを天気が悪くなりそうな日にまわすとか、利用できるでしょうね。

NY周辺の天気に付いてちょっと横道。
上述した「NYメトロ」「トリステート」地域は天気が場所によって相当違います。この冬でも、マンハッタンでは曇り時々小雨程度だったのが、ハドソン川西側のニュージャージー州ではけっこうな雪だったりしましたし、またマンハッタンでは曇りだった日に、コネチカット州では雪というかアラレだったりしました。天気予報の広域な雨雲レーダーを見ると、NY周辺の天気が崩れるパターンは、南西から雨雲(あるいは雪雲)が北東の方向に流れてくるのが大半ですが、マンハッタン周辺では、雲はなぜかハドソン川沿いにとりあえず北東に進んで行くようです。ハドソン川を越えて雲が広がるとマンハッタンは雨、または雪というわけですが、実際に雲が川を越えて来るかどうかは、いつもけっこう際どいんですよね(笑)。で、「雪注意報」なんて場合に身構えていますが、結局ただの小雨というケースも多いです。
ちなみにマンハッタンより以北のニュージャージー州あるいはコネチカット州はかなりの高地になっているためか、あるいは北になるとやはり気温が下がるのか、冬になると、マンハッタンあたりでは雨でも、これらの場所では雪になりやすいようです。


続いて、新聞

ちなみに「全国紙」というとアメリカにはどうも「USAトゥデー」しかないようです。

で、まあ、「NYタイムズ」ですかね。とにかく分厚くてビックリします。「総合」、「地域」(地域も「メトロ」と「シティ」エリアの二つ)、「経済」、「スポーツ」等などに、綴じ込み別冊に別れています。このページ冒頭の写真でご案内した日曜版は、平日版から更に増量、「エンターテイメント」、「トラベル」、「不動産」などの別冊に、一週間の「TVガイド」まで。

で、全部読むわけには行きませんよね(苦笑)。
そこで当地の人間にも聞いた、NYタイムズを読む秘訣、兼、えせニューヨーカーになる「見得講座」(ああー、古いなぁ!!(笑))をご紹介!!

(ステップ1)
NYタイムズを買って、まずは二つ折りになったまま、綴じ込み別冊のヘッドラインをパラパラとめくり、興味がありそうな記事を見つけておく。
(ステップ2)
そして、「総合」版の2ページ目に「ニュース・サマリー」という、「本日の記事要約」がありますから、そこを読んで興味がありそうな部分を見つける、という次第。
(ステップ3)
で、(環境保護派の方々にはホント叱られそうですが(苦笑))、興味がありそうな記事が無かった綴じ込み別冊は、とっとと捨ててしまう(笑)。

「NYタイムズ」の他にも「大衆紙」と呼ばれる新聞があります。スポーツなどは、地元愛着のほんと微笑ましい記事ですが、アフガン攻撃の記事のトーンとかは、扇情的でチョット恐ろしいものがありましたね。


最後にインターネットについてです。

無料で手軽、ということもあり、fujiyanは、実は一番頼っています(笑)。

上述した地元ローカルTV局の「NY1」のサイトは使えます。
地元ローカルニュースに特化したテレビ局のサイトですので、NY市近郊でのニュースが盛りだくさんです。

そして毎度お馴染み「CNN」のサイト
全米規模のニュースはこちらから。緊急ニュースの速報性も高く、第一報、そしてアップデートしていくなど想像以上にリアルタイムです。

「天気予報」ですが、fujiyanは拙サイトのトップでNYの時刻と気温をご案内している画像のリンク先にアクセスして地元の天気情報を得ています(笑)。「!」マークで「Advisories」、つまり「注意報」「警報」が出ていないかどうかは、要チェックです。パソコンの設定次第でしょうが、日本語で出て来てしまうので、いちいち英語に変更するのがめんどくさい(苦笑)。

ちなみに「NYタイムズ」のサイトに関してですが、新聞と同じ記事が無料(一部記事は登録要)ですので「お得」と思っていましたが、膨大な中から読みたい記事を探すのに苦労するので、最近アクセスしていません(苦笑)。ただ、例えば最新の「エンターテイメント」情報を得たい、など、特定の分野に特化してニュースを追っかけていくのはそうとう役に立つのではないでしょうか?例えばミュージカル・ファンは、ミュージカルに特化した記事を定期的にチェックなさっているようです。



最後に、このページの主旨とは逆の、日本のニュースをNYから得る件ですが、結局はインターネット頼りですねぇ。サイトには個人個人でご贔屓があると思いますし、まあ、NYからの当方のご紹介は無意味ということで割愛です。

NYから日本のニュースに疎くなる分野は、「芸能ゴシップ」関係かなぁ?(笑)。SMAPの稲垣「メンバー」の事件とか、田代まさし氏の件とか、知るまでそうとうな日時が掛かった次第デス(苦笑)。「KONISHIKI」さんが離婚したのは、ほんと最近まで知りませんでしたねぇ。

え、そんなこと別に知らなくても良いって?確かに。。。。。(笑)


ところで、「NHK紅白歌合戦」って、結局どっちが勝ったんでしょう?(笑)。





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